「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

両陛下のフィリピン訪問 皇太子夫妻の代役では

2015-10-15 06:20:36 | 2012・1・1
天皇皇后両陛下が来年1月末か2月初めにフィリピンを親善訪問される。来年が日比両国の国交再開60年に当たり,アキノ大統領の招待によるものだが、両陛下はその機会に先の戦争で同地で亡くなった方々の慰霊も望まれており、今両国間でスケジュールなどの調整に入っている。

天皇皇后両陛下は今年4月、大東亜戦争の激戦地パラオ.ベリリュー島を訪問、同地で亡くなった方々の慰霊をされているが、天皇陛下は誕生日が来れば82歳、皇后陛下も81歳の高齢である。毎日お元気で公務をされているが、やはり、超高齢化時代とはいえ、80歳をすぎれば高齢である。戦争体験者の両陛下が、先の戦争について想いがあり、犠牲者へのお気持ちがあるのは、同世代の僕らにはよく解かる。しかし、ご健康が第一である。皇太子殿下夫妻もすでに50歳代である。関係筋が、皇太子ご夫妻が代行するよう勧めるべきではなかろうか。、

大東亜戦争ではフィリピンで51万8千人もの日本軍兵士、軍属が亡くなっているが、一方では現地人が戦争にま着こまれ倍以上の111万人が犠牲になってるいる。戦争末期のマニラ市街戦で、街の大半が破壊され、瓦礫に化したという。昭和37年2月、両陛下ご夫妻は皇太子時代にフィルピンを公式訪問の予定であったが、殿下が風邪を召され中止となっている。それだけに天皇陛下の訪問の思いは強いと思われる。

天皇皇后両陛下の訪問が実現されるのならば、僕は両陛下にホセ.ラウエル元大統領のお墓を詣でて頂きたい。日本の軍政下の傀儡だとの評価もあるが、ラウエル氏はフィリピンの愛国者であり、氏は戦後も終始親日家であった。氏の子息はアキノ政権の副大統領であった。