米軍普天間飛行場の辺野古移転は、公有水面埋立法に基づく承認に瑕疵(かし)があるとして、翁長雄志沖縄県知事が承認を取り消す手続きを取った。瑕疵とは一般には欠点と傷という意味だが、県知事がいう瑕疵は民法101条1項の法律用語らしい。素人の僕には、よく解からないが参考までに紹介いよう。「意見表示効力が意思の不存在、詐欺、脅迫またはある事情を知っていたこと、もしくは知らなかったことにつき過失があったことによってよって影響を受けるべき場合」である。法律用語は難解で、何のことだか解からないが、要するに翁長知事は公有水面埋立法には、詐欺、脅迫まがいのことがあり、不法だというのかと、僕は勝手に解釈している。
普天間飛行場が人口稠密な街中に会って世界一危険な飛行場であるのは衆目の一致するところだ。だから1990年代から、これを移転しようと日米両国政府が地元をまじえて協議した結果、やっと辺野古移転に漕ぎつけ、埋め立てが始まろうとしていた。それが昨年11月、翁長氏が辺野古移転反対を公約にして知人に当選してから事情が一転した。
在日米軍基地の7割が沖縄に集中しているという。異常なことで国民の誰ももが何とかしなければならないと思っている。しかし普天間飛行場の辺野古移転に限っていえば、10年来話し合った結果の約束事であり、総理まで頭を下げてお願いしてきた。それが、県民の意向を受けて知事に選ばれたからといってかたくなに移転反対を唱えるのは、国防という観点を無視したもので大人気ない。
翁長知事は今年になってスイスの国連人権委員会や国連の場で、普天間の辺野古移転は沖縄県民の人権無視だと訴えている。普天間飛行場の現状をみれば、一日も早く移転しなければならない。翁長知事もそれを充分承知しているはずである、それが、かたくなに反対を続けるのは、知事として瑕疵があるといわざるをえない。
普天間飛行場が人口稠密な街中に会って世界一危険な飛行場であるのは衆目の一致するところだ。だから1990年代から、これを移転しようと日米両国政府が地元をまじえて協議した結果、やっと辺野古移転に漕ぎつけ、埋め立てが始まろうとしていた。それが昨年11月、翁長氏が辺野古移転反対を公約にして知人に当選してから事情が一転した。
在日米軍基地の7割が沖縄に集中しているという。異常なことで国民の誰ももが何とかしなければならないと思っている。しかし普天間飛行場の辺野古移転に限っていえば、10年来話し合った結果の約束事であり、総理まで頭を下げてお願いしてきた。それが、県民の意向を受けて知事に選ばれたからといってかたくなに移転反対を唱えるのは、国防という観点を無視したもので大人気ない。
翁長知事は今年になってスイスの国連人権委員会や国連の場で、普天間の辺野古移転は沖縄県民の人権無視だと訴えている。普天間飛行場の現状をみれば、一日も早く移転しなければならない。翁長知事もそれを充分承知しているはずである、それが、かたくなに反対を続けるのは、知事として瑕疵があるといわざるをえない。