「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

ノーベル賞受賞者は何故”洋鬼子”(西洋人)と日本人が多いのか

2015-10-07 06:26:02 | 2012・1・1
朗報である。2日連続で2015年度のノーベル賞の日本人が選ばれた。一昨日、医学.生理学賞に北里大学特別栄誉教授の大村智氏(80)が受章したのについで昨日は東京大学宇宙線研究所の梶田隆章教授(56)が物理学賞を受賞した。日本人のノーベル賞受賞者は梶田教授の受賞で24人目(出生国別)で、物理学受賞は昨年から連続2回の受賞である。

ノーベル賞受賞国の昨年度までの各国別ランキングがインターネットに載っていた。それを見ると、圧倒的多数で米国で334人で一位、ついで二位が英国で114人。以下三位ドイツ80人。四位フランス56人、五位スウェーデン35人、六位スイス27人、七位旧ソ蓮23人という順で、八位に日本が22人でランクされている。

昭和24年(1949年)に京都大学の湯川秀樹博士が日本人として初めてノーベル物理学賞を受賞したときは、戦後すぐ日本中が沈滞していた時代だけに国中がその感激で湧いた。あれから66年経ち、梶田教授の受賞で24人もの日本人が受賞した。最近では、そのお名前さえ、すぐに出ないこともある。それだけノーベル賞が日本人の間で身近になってきた。

大村教授と同じ今年の医学.生理学賞に中国の女性漢方医(84)が受章した。中国人が科学部門のノーベル賞を受賞するのはこれが初めてだという。中国のネットには”洋鬼子”ではない純粋の中国人が受章するの初めて、という喜びの記載があるとのことだ。世界人口70億人の5人に1人、13億人は中国人なのに、初めてだとうのは意外であり驚きだ。驚きではないが不思議なのは、受賞国ランキング10位のうち日本だけが”洋鬼子”でないことだ。何故なのだろうか。お隣の韓国も金大中(元大統領)の平和賞受賞外にノーベル科学部門の受賞者はいない。