わが家の猫の額の額のような庭に咲いた黄菊です(写真練習)
昨日テレビで大相撲を見ていたら十両の取り組みで、石浦が立合いと同時に右に大きく舞い上がって跳んだ。義経の壇ノ浦の合戦の故事に寄せて”八漕跳び”と呼ばれている奇手だが、結果は相手の大翔丸に見破られて押し出され負けた。石浦は小兵の力士、今場所好調で、十両優勝へのトップを行く大翔丸には勝ち目がないとの判断からであろう。相撲は勝負の世界だから理解できないでもない。しかし、先日横綱白鵬が10日目の土俵で関脇栃煌山に見せた”猫騙し”は頂けない。35回も優勝している大横綱である。堂々と横綱相撲を取って貰いたかった。
戦前、大鉄傘の両国国技館、土俵に四本柱があった頃から相撲をみているオールドファンである。昔、大相撲が年二場所だった時代には本場所とは別に「花相撲」が何回も開催された。その「花相撲」の呼びものの一つに”初っ切り”があった。当時、四十八手と決められていた相撲の手以外の禁じ手を幕下以下の力士が面白おかしく披露する見世物で、力士が髷をつかんで投げたり、足で蹴とばして倒したりして観客を喜ばせた。
"猫だまし”も”八漕跳び”も相撲の決まり手ではない。見た目には面白いが、相撲を国技だとかたくなに思っている僕には許せない。堂々と四つに組んで勝負するのが大相撲なのである。僕だけでもなそうだ。昨日の取り組みで外国人同士の小結栃ノ心と前頭1枚目の大砂嵐が四つに組んで、互いに力をだしあった土俵上の攻防戦に観客は大拍手を送っていた。サーカス相撲は大相撲の衰退に通ずると、僕は固く信じている一人である。
戦前、大鉄傘の両国国技館、土俵に四本柱があった頃から相撲をみているオールドファンである。昔、大相撲が年二場所だった時代には本場所とは別に「花相撲」が何回も開催された。その「花相撲」の呼びものの一つに”初っ切り”があった。当時、四十八手と決められていた相撲の手以外の禁じ手を幕下以下の力士が面白おかしく披露する見世物で、力士が髷をつかんで投げたり、足で蹴とばして倒したりして観客を喜ばせた。
"猫だまし”も”八漕跳び”も相撲の決まり手ではない。見た目には面白いが、相撲を国技だとかたくなに思っている僕には許せない。堂々と四つに組んで勝負するのが大相撲なのである。僕だけでもなそうだ。昨日の取り組みで外国人同士の小結栃ノ心と前頭1枚目の大砂嵐が四つに組んで、互いに力をだしあった土俵上の攻防戦に観客は大拍手を送っていた。サーカス相撲は大相撲の衰退に通ずると、僕は固く信じている一人である。