「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

遅くなってきている東京の黄葉

2015-11-23 06:02:51 | 2012・1・1
11月23日の勤労感謝の日は昭和22年まで新嘗祭(にいなめさい)という国民の祝日であった。戦時中小学生だった僕らの世代は、10月15日の神嘗祭(かんなめさい)とともに懐かしい。紀元節などの四大節は学校で祝賀式があったが、他の祝日は休日であった。だいぶ遠くなってきた記憶だが、一年の最後の祝日の新嘗祭の頃になると、東京では秋が深まり、紅葉、黄葉が始まった気がするのだが、ここ数年、12月にならないと木々の変色、落葉は見られなくなった。

昨日、家の近くの旧都立大学(首都大学)跡地のパーシモン公園に散歩に出かけると、正門前の銀杏並木の黄葉は始まっていた。多分陽射しがよく、風通しがよいためだろう。しかし、公園に近い日蓮宗の古刹、常円寺境内の樹齢数百年の大銀杏は、まだ黄葉も始まらないのに落陽し始めていた。古木による寿命なのか、それとも気候の変化によるものだろうか。