「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

チア.シード えごま ”種”健康食品ブーム

2016-04-13 05:54:33 | 2012・1・1

NHKテレビの朝の番組「アサイチ」で”大人気 チア.シ―ド便秘解消”を同病の夫婦で見ながら会話を交わした。僕はチア.シードの名前を聞いたことがなかったので、老妻に尋ねたら”これと同じようなものです”と、台所から先日知人から頂いたえごま(荏胡朝)を運んできて見せた(写真)。

チア.シード(chia seed)は南米原産のシソ科の植物の種で、古代マヤ.アステカ時代から住民に好まれていた健康食品だそうだ。一方、えごまも同じシソ科に属し、縄文時代から食さていたらしく、別名”じゅうねん”。これを食べると、十年は長生きできるといわれ、福島県ではえごまをいれた”じゅねん味噌”もある。

"種”食品が健康によいといことでブームだとう。「アサイチ」番組でも日本、中華、西洋料理の職人がチア.シア―ドを使って料理を作っていたが、どれもおいしそうだ。しかも出演者によると、便秘に効用がある他、認知症にも効き目があるという。僕らは早速、冷蔵庫からヨーグルドを持ってきてえごまを入れて食べたところ便秘には効果があったが、認知症は判らない。

二人は食糧難時代に育った世代だが、えごまを食べた記憶がない、同じ”種”でもカボチャの種を陰干しにして食べた。カボチャの種は多少空腹に役立つたが、えごまではならない。いずれにせよ、グルメにはほど遠い、哀れな世代の会話である。