「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

東京の区長選に候補者を立てない自民党

2016-04-14 06:31:42 | 2012・1・1
参院選の前哨戦として北海道5区と京都3区の補欠選挙が注目されているが、僕の住む東京の目黒区長選挙は一向に盛り上がっていない。17日が投票日なのだが、街頭で候補者の姿を見たことがない。選挙公報が配られてきて、選挙があり、候補者が現職(3期)と新人の無所属同士の一騎打ちであるのを知った。

新人候補の公報によると、目黒区は、保育園待機児童数が東京23区のワーストワン、特養老人ホームが、この16年間建設されないなど、区の福祉政索が遅れているのは僕も実感している。しかし、新人候補は無所属でありながら、推薦人などから明らかに共産党の支持を受けている。一方の現職は過去、区議、都議は民主党議員であり、身内にも現職の議員がいる。しかも前回の選挙では民主、民社、公明の推薦を受けていながら、今回は公報にはその記述がない。

自民党は京都3区の選挙には自党の候補者を立てない。前職が”不倫”で辞任した経緯があり理解できないでもない。しかし、目黒区の場合は自民党が区議会の最大勢力で、13人も区議があいる。何故、候補者を擁立しないのか。無所属といいながら、”隠れ民進”、”隠れ共産”同志の争いでは、自民党支持者はどうしたらよいのか。前回の区長選の投票率は26.2%と低調だった。僕は今回は早々と投票しないことを決めた。現職の再選には反対だし、そうかといって共産党に一票投じるわけにもいかない。

国政では、圧倒的な勢力を持つ自民党だが、地方選挙は候補者さえたてられない。有権者泣かせである。