「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

気象庁は「余震」の頻発について説明してほしい

2016-04-18 07:19:23 | 2012・1・1
18日朝のNHkの「おはよう日本」を見ながらブログを書いている。画面は”熊本など地震続く警戒”と書かれた変則画面で、このニュースを聞いている間でも新しい地震の発生を伝えるテロップが流れてくる。14日夜の最初の地震から発生した震度4以上の地震の回数は70回を数え、震度1以上になると500回を超えている。これは過去の新潟中越地震(2004年)や長野北信地震(2011年)などのどの内陸断層型地震よりも多い。

気象庁の見解によると、今回の一連の地震の本震は16日未明のM7.3のようだが、今まだ続いている地震がその余震なのかどうか、素人の僕には今一つはっきりしない。気象庁のHPの「余震について」を読むと、①余震の震度が本震より大きかった時②余震地域の範囲が広い時③余震の回数が過去に比べて多い時には気象庁から特別な「余震について」の発表があるようだが、今回はその発表はない。今回の最初の地震の発生は14日夜のM6.5だが、気象庁は本震ではないとしている。これは①に該当するのだが。

気象庁は今後も1週間ほどM6程度の余震が起きる可能性があるとしている一方、”全体的に地震活動は活発化している”状態にあり、激しい揺れに注意せよと呼びかけている。また、断層の動きは南西へと移動しているという。一連の地震の後、熊本県内で避難生活を送っている方は11万人を超えている。これらの避難者にとって最大な関心事は、余震がいつ収束するのか、さらには、もっと大きな地震がくるのではないかという不安である。

残念ながら、現在の科学では地震の予測には限界があるが、出来る範囲でよい。今起きている地震が本当に余震なのか、あるいはさらに別な断層帯を刺激して新たな地震が発生させる可能性があるのかも知りたい。それとも14日の本震の余震にすぎないのなら、被災者には心理的に安心なのだが。