「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

安倍総理 狂犬の飼い主にご注意を!

2017-02-01 06:01:21 | 2012・1・1
トランプ大統領が就任した直後だった頃、新聞で”狂犬”(Mad Dog)という活字を見た。内容も読まずに失礼だが、僕はトランプ氏の容貌からくるあだ名かと早とちりしたが、そうではなく、彼が任命したマティス国防長官の事だった。その”狂犬”が、今週日本にやってくる。事前の日本のメディアの観測は、日米の国防体制の確認だと楽観的なものが多い。多分そうだと信じたいが、直前、”狂犬”の”飼い主“トランプ大統領が投じた中東アフリカ7か国に対する入国制限命令とその後の措置は、常軌を逸している。

トランプ大統領の入国制限に対して米国内のワシントン州などが憲法違反だとして訴訟を起こしており、国内各地で反対デモが起きている。国内だけでなく、世界各地でも同じような集会やデモが多発、、フォードやアップル社、スターバックまで反旗を翻している。しかし、大統領は強気で、逆にイエ―ツ司法長官代理を即時クビにしている。

このトランプの強硬措置のしり馬に乗った形で、カナダのケベック市で中心部のモスクで銃の乱発事件が発生、礼拝中のイスラム教徒6人が殺されている。トル―ド首相によると、事件はイスラム教徒をねらったテロである。カナダでは、国内の一部であろうが、イスラム教徒の女性が頭につけるベールをめぐって反対があり、このモスクにもイスラム教徒が嫌う豚肉などが置かれてあったという。

怖いのは、このようなイスラム教徒に対する偏見と誤解がが拡散することだ。テレビで米国の著名人(肩書き名前失念)がトランプの入国制限は”聖戦”を旗印とするイスラム教徒に爆弾を提供するようなものだ、といっていたが、僕もそれを心配する。岸田文雄外相は、一連の出来事について”他国の内政に関することだ”しているが、僕が一番懸念しているのは、トランプ大統領の他人の意見を聞こうとしない、かたくなな性格でちらほら見えることだ。、安倍総理、”狂犬”の飼い主にはご注意を!