「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

マレーシアでの出稼ぎ女の犯罪

2017-02-18 05:56:42 | 2012・1・1
北朝鮮の金正男氏毒殺事件は肝心の北朝鮮政府からの発表がなく、今一つ”やぶの中”だが、殺害現地のクアラルンプールからの報道などから事件の一端が明らかになってきた。その一つは直接殺害に手をかけたのは、外国籍の女性二人で、金正男氏とは面識がなく、政治的な背景がないような点だ。

女性二人のうち、一人はベトナム国籍、他の一人はインドネシア人だというが、いかにも”出稼ぎ国家”マレーシアらしい犯罪だ。ジェトロの2012年の資料によると、マレーシアの総雇用人口1,272万人のうち外国人は13.5パーセントで117万人もいる。このほか非合法就労者を入れれば、外国からの”出稼ぎ”200万人を超え、4人に一人は外国人だという。僕も過去数回、マレーシアを訪れているが、たしかに外国人が多い。

断片的な現地からの報道によると、二人ともベトナム、インドンrシアのパスポートは所持しているが、現地で何をしていたのか不明だ。ベトナム人女性の行動もおかしい。大きなベアの縫いぐるみ人形を持ってホテルに宿泊、ハサミで髪を切ったりしている。ホテルの宿泊料は2泊で210リンギット(約5500円)で、けっして高級ホテルではないが、若い女性が一人で泊るホテルには見えない。

二人の女性がどこで知り合ったのか、また二人の背後にいる4人の男性との接点も不明だ。、だが、インドネシア人女性の証言によれば、100ドルで”殺人”を請け負っている。ベトナム人女性は現地で”ミズ.ポイズン”(毒婦)と呼ばれていたという。こんなことから、二人の女性の職業は容易に推察される。4人の男性も多分、そんな場所に出入りして女性と知り合ったのではないか。