登別は北海道有数の大温泉郷である。仕事も兼ねて10回以上訪れているが筆者は雪が深々と降る冬の季節が好きだ。登別はアイヌ語で”ヌプル.ベツ”といい、色のついた川を意味しているが、湯質も石灰質で白く濁っている。沸出量は一日に1万トンを誇ってる。
登別には源泉ともいえる「地獄谷」(日和山活火山)火口を囲むようにして大小多くの宿泊施設があるが、筆者は創設160年という老舗の旅館に泊まることが多い。館内には35もの浴室があり、露天風呂も楽しめる。
温泉街からロープウェーで7分の場所に「クマ牧場」がある。北海道の野生のヒグマ70頭が飼育され、人間が逆に檻の中からクマの生態が観察できたりする。
登別温泉郷から北西7キロ、バスで20分ほどの所にカルロス温泉がある。チェコのボヘミヤ地方の温泉「カルルバート」と温泉質が似ているところから命名されたといわれているが、登別の隠れ家ともいわれている。