「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

47都道府県「住んだ町」「旅した町」(北海道)三笠市 昔石炭、今恐竜

2021-05-26 05:50:22 | 2012・1・1
道央の中核都市岩見沢に隣接する、これまたかって炭鉱と鉄道で栄えた町である。明治元年(1868年)には早くも良質の石炭が発見されて11年には炭鉱が開基、14年にはこれを岩見沢経由小樽などの港へ運ぶ道内初の幌内線が開通している。古い歴史を誇るが町名の三笠は三方囲む山の一つが奈良の三笠山に似ていることからきているという。

石炭が”黒いダイヤ”ともてはやされた時代、三笠には幾春別などの炭坑があり全盛期には5万人もの人口があったが、今は8千人しかない。その全盛期は知らないが、昭和50年代札幌在勤中、幾幾春別という旅情を誘わせる地名にひかれて三笠に旅し、全盛期の幾春別を偲びながら、宿は郊外の人造湖の桂沢湖の湖畔にとった。

三笠は今 恐竜を観光の目玉にしている。市立博物館には白亜紀に生存していた恐竜の化石が展示されており、野外ジオ展示場には恐竜の模型もある。市内には鉄道博物館もある。