「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

47都道府県住んだ町」「旅した町」(北海道)岩見沢 石炭.鉄道.輓馬

2021-05-24 06:20:51 | 2012・1・1
道央空知地方の人口9万人ほどの中核都市だが、戦前から戦後すぐの時代、石炭が”黒いダイヤ”ともてはやされたころ、岩見沢は幌内、空知炭炭鉱から鉄道で室蘭、手宮の港へ運ぶ中継地点して栄えた。その象徴ともいえたJR北海道岩見沢駅舎が2000年、漏電で消失したのは残念である。しかし今でもJR北海道の基幹、函館本線、室蘭本線のすべての快速列車が停車し、鉄道を抜いてはこの町は語れない。

1970年-80年代、札幌在勤中、年に数回、日帰り出張で岩見沢へ出かけたが,93年11月,機会があってJICAの研修事業の仕事でパレスチナ難民機構の研修員3人と約1か月滞在した。晩秋から初冬にかけての季節だったが、自炊式ホテルに泊まりながら筆者は出来秋を楽しんだが、回教徒の研修員はハラル食材が入手できず困ったこと、同情した住民が親切に鮭でちゃんちゃん焼きをしてくれたのを思い出す。

札幌在勤中、同僚の家族と一緒に当時まだ開催中だっばんえい競馬に出かけた。1000㌔の巨大な農耕馬ガハンデを背おって坂道を登りおりする。岩見沢の町に似あった競馬であった。何レースか当てて帰途、ビールガーデンでジンギスカン鍋を食べたことを思い出す。旧友は早逝してはや20年になる。