「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

47都道府県「住んだ町」「旅した町」(北海道)帯広 北の大地

2021-05-16 07:28:21 | 2012・1・1

北海道の北東部、十勝地方を道東と呼ばれるが帯広はその中核都市。緑の大地がひろがる十勝平野の中心部にある。アイヌ語で川尻を意味する”オペレ”に「広」をつけたのが、市の名前の語源だという。北海道には旧幕臣の屯田兵などによって開拓された地が多いが、帯広は 静岡県松崎出身の依田勉三率いる晩成社という民間の開拓団によって1883年入植がはじまっている。

筆者は札幌在勤中(1972年₋81年)仕事を兼ねて10数回十勝を訪れた。当時十勝はリュックを背負って安宿に泊まる゛カニ族”で賑わっており、とくにSLがまだ走っていた広尾線の”幸福から愛国まで”が人気があった。

十勝地方の最大の魅力は広々とした北の大地だ。一戸当たりの平均耕地面積は24Hで全国平均の20倍の広さを持つ。主な農産物はトウモロコシ、ビート、小豆などだが、中でも小豆は有名でこれを材料にした帯広の菓子はカーリングで一躍有名になった。

帯広カントリークラブは隣町の芽室にあるが十勝の雄大なコース。大相撲の芝田山親方(元横砂大乃国)は芽室の生まれ。