その後の『ロンドン テムズ川便り』

ことの起こりはロンドン滞在記。帰国後の今は音楽、美術、本、旅行などについての個人的覚書。Since 2008

ザルツブルグ旅行記⑤ ヒトラーの山荘 鷲の巣ツアー

2009-09-05 06:49:59 | 旅行 海外
 音楽三昧の日は終わり、翌日はザルツブルグ郊外まで足を延ばしました。

 最近にわかヒトラーフリークの私は、半日観光ツアー「ヒトラーの山荘 鷲の巣ツアー」に参加。

 昨日は一日雨模様で寒いぐらいでしたが、この日は朝から快晴で、絶好の観光日和です。観光バスに30分も乗ると、ザルツブルグの街から見えていた山々がすぐ間近に迫ってきます。国境を越えて、ドイツ国内へ入ります。


途中、山の中腹で、山登り専用のバスに乗り換え、さらにヒトラーが作った洞穴から金張りのエレベータで一気に山の頂上近くまで上ってしまいます。


会議場として使われていた山荘内の部屋です。


ムッソリーニがヒトラーの50歳の誕生日プレゼントして贈った大理石の暖炉。


今日のガイドさんです。ベルリン訪問時のような、いろいろ生生しい第2次世界大戦時の話が聞けるかと思ったら、意外と簡単な解説で正直、拍子抜け。このツアーの醍醐味はむしろ、山からの眺望にあるようです。


山荘を出て、頂を目指します。頂には十字架が立っていましたが、当時からのものかは不明です。




1800メートルを超える頂からの眺めはまさに絶景でした。こんな高いところに上ったのは久しぶりです。


ドイツで2番目に高いと言われているらしいザルツマン(WATZZMANN)山脈の山々




WATZZMANN山脈の方向と反対側には遠く、ザルツブルグ市内が見渡せます。


ちょっと休憩。山の風に吹かれて、本当にいい気分です。


真ん中の山荘が、ヒトラーの山荘です。


当初の期待とは違う面白さでしたが、とても良いツアーでした。
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ザルツブルグ音楽祭 フィガロの結婚

2009-09-04 08:09:56 | オペラ、バレエ (in 欧州)
 夜の部は、オペラです。演目はモーツアルトの「フィガロの結婚」。
お昼のコンサートも華やいだ雰囲気でしたが、オペラはさらにグレードアップした雰囲気でした。


 オペラ劇場は大ホールの横に並立しています。中に入ると、内装も艶やかで、自然と気分が盛り上がります。


 ホールはいつも行くロイヤルオペラハウスと比較すると、小ぶりで、歌手の息遣いまで聴こえてきそうなホールです。


 チェンバロを調律しています。(これは幕間)


 オペラはこれは素晴らしいものでした。フィガロの結婚は初めて見るのですが、冒頭の序曲からその世界に完全に入り込んでしました。CDでは何度も聴いているはずの序曲ですが、ウイーンフィルの甘美な演奏と相まって、こんなにも聴いている人間を浮き浮きと高揚させ、舞台が始まるのを期待させる音楽だったとは、気がつきませんでした。あとは、もうそのまま勢いであっという間の計4時間です。

 声楽陣は、主役から脇役に至るまで、どの歌い手さんも、すごい個性を発揮していました。特に、私にはスザンナ、伯爵夫人ロジーナ、小姓役ケルビーノの女性陣が素晴らしく響きました。ケルビーノの「恋とはどんなものかしら」は透き通った氷を見るような清らかな声でした。スザンナは歌はもちろんですが、とても美しく、この役にぴったりです。伯爵夫人は、結婚すると夫の心離れを見事に歌いきっていて、6月に「セリビアの理髪師」(「フィガロの結婚」の前編にあたる)を見たばかりの私にはあの若く利発なロジーナも、心配するこうなっちゃうのねと、妙に納得してしまいました。もちろん、フィガロも男前だし、伯爵もいい感じです。(写真は音楽祭HPより)


 演出は2年前このザルツブルグ音楽祭で公開された天使が出てくるバージョンです。舞台はとっても美しいのですが、初学者の私には正直、天使の意味合いが良く分かりませんでした。ダニエル・ハーディングの指揮は特に奇をてらったものではありませんが、ウイーンフィルの演奏はモーツアルトにぴったりで、登場人物の喜怒哀楽を見事に表現していたと思います。(写真は音楽祭HPより)


 カーテンコールに応えて。


 小姓役ケルビーノ(Katija Dragojevic)です。清らかなメゾソプラノは、私的にかなりポイント高し。


 伯爵夫人ロジーナ(Dorothea Röschmann)。深みのある歌声が印象的です。


 スザンナ(Marlis Petersen)。歌もよかったですが、かなりのビジュアル系です。カメラの性能がショウボいのが残念。


 フィガロのLuca Pisaroni。


 ダニエル・ハーディングも交えて。


 子役の3名で。


 最後にフィガロとスザンナ。


 とっても楽しい時間をいただきました。

(観劇後・・・)
 この日は、偶然、隣の席に日本人らしき人が座っていました。話しかけると、関西から来られたクラシック大好きの大学生で、夏休みを利用して1ヶ月ヨーロッパ内をコンサート・オペラ旅行に出ているとのこと。全部で20近くの公演を見るらしく、目的意識が明確なうらやましい旅行です。(自分も大学生時代はバックパッカーの端くれでしたので・・・)

 その彼と終演後、偶然、ばったりと街で再会。折角なので、昼間に入ったビストロまで戻って、飲み会兼夕食会。大学3年ということですが、クラッシク音楽・オペラに関する知識・見識にビックリしました。時間も遅かったので、1時間余りの歓談でしたが、音楽談義で盛り上がり非常に楽しい時間でした。これからベローナ、ローマ、ベルリン、ウィーン等を廻るとのこと。安全で楽しい旅行を祈念して、別れました。旅行はこうした予期せぬ出会いが楽しいです。


Wolfgang A. Mozart • Le nozze di Figaro
Opera buffa in four acts K. 492

29 August, 18:00 Haus für Mozart

LEADING TEAM

Daniel Harding, Conductor
Claus Guth, Stage Director
Christian Schmidt, Set and Costume Design
Olaf Winter, Lighting
Ronny Dietrich, Dramaturgy
Ramses Sigl, Choreography
Thomas Lang, Chorus Master

CAST

Gerald Finley, Il Conte Almaviva
Dorothea Röschmann, La Contessa Almaviva
Marlis Petersen, Susanna
Luca Pisaroni, Figaro
Katija Dragojevic, Cherubino
Franz-Josef Selig, Bartolo
Marie McLaughlin, Marcellina
Patrick Henckens, Basilio
Oliver Ringelhahn, Don Curzio
Adam Plachetka, Antonio
Eva Liebau, Barbarina
Uli Kirsch, Cherubim
Vienna Philharmonic
Concert Association of the Vienna State Opera Chorus
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ザルツブルグ旅行記④ ポークカツレツ

2009-09-04 07:27:13 | 旅行 海外
 ウイーンフィルのコンサートの余韻に浸りながら(コンサートは11:00始まりの13:00過ぎ終了)、遅めの昼食を取りに入ったレストランです。ガイドブックで、典型的なオーストリア料理を手ごろなお値段で出すビストロということでした。


 場所がモーツアルトの銅像があるモーツアルト広場の入り口にあることもあり、中に入るといかにも観光客向けのレストランでしたが、落ち着いた感じでありながら気取ったところが無く、良い雰囲気のお店です。サービスもしっかりした接待をしてくれるお店でした。


 頼んだのは、ウイーン続きで、ウイーンの名物料理ポークのカツレツを頼みました。味は日本のカツレツと殆ど同じなのでびっくりです。トンカツ肉よりも気持ち薄めの豚肉を、しつこくないさっぱりした衣でうまく揚げてありました。ザルツブルグの地ビールと一緒にぴったりマッチした美味しいものでした。


 なかなかGoodです。
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ザルツブルグ音楽祭 ドゥダメル指揮 ウィーンフィルハーモニー管弦楽団

2009-09-03 07:58:56 | コンサート (in 欧州)
いよいよザルツブルグ音楽祭の本丸祝祭劇場の大ホールへ、ウイーンフィルを聴きに、突撃です。


 噂には聞いていましたが、皆さん着飾って、すごい華やかな雰囲気です。まさにお祭りですね。


 大ホールは聞きしに勝る立派で近代的なホールでした。


 楽団員も集まって、いよいよ開演です。



 1曲目はチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲。すばらしい演奏でした。ウイーンフィルの柔らかい音色、ソリストのスナイダーの優美な演奏が見事なコンビネーションでした。ヴァイオリン独創は繊細で、シルクの生地に触れるような柔らかな演奏でした。オーケストラはチャイコフスキーの叙情性と抑揚の効いた包み込むようなアンサンブルで表現しているように聴こえました。聴いていて、本当に胸が熱くなる演奏でした。

<演奏後、抱き合うドゥダメルとスナイダー>




 アンコールにも応えてくれました。


 2曲目はストラビンスキーの春の祭典。ウイーンフィルと「春の祭典」って、マッチするのかと多少気になっていたのですが、これまた素晴らしい演奏でした、特に管楽器の活躍が素晴らしかったです。木管、金管がこの曲の持つ緊張感を極限にまで高めてくれました。打楽器の切れも見逃せません。柔らかい弦と相まって、優しさと切れを両立させた不思議なアンサンブルを聴かせてくれました。

 終演後の拍手は出足が鈍かったのですが、皆、あっけに取られていたという表現が相応しいと思います。 


 今回の指揮者ドゥダメルは若干28歳で注目の若手カリスマ指揮者です。その熱烈な指揮ぶりはただただ圧倒されます。「春の祭典」などは完全に踊ってましたから。前回ロンドンで聴いたメータ指揮のウイーンフィルが比較的教科書的な演奏だった印象なのに対し、今日は明確な意思を感じた演奏でした。

 ただ、ちょっと気になったのは、終演後、聴衆への挨拶はそこそこで、やたら楽団員を褒め称えるところです。天下のウイーンフィルに気を遣っているのでしょうか。お客さんにもっと向いて欲しかった。



 終演後、サインに応えてくれたスナイダー君。もちろん私も頂きました。


 「当分、この2曲のコンサートには聴きにいけない」正直、そう思わせてもらった2時間でした。

Vienna Philharmonic 5, 27 August, 20:00,
Grosses Festspielhaus (Great Festival Hall)

PROGRAMME
PYOTR I. TCHAIKOVSKY • Concert for Violin and Orchestra in D, op. 35
IGOR STRAVINSKY • Le Sacre du printemps

PERFORMERS
Nikolaj Znaider, Violin
Vienna Philharmonic
Gustavo Dudamel, Conductor
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ザルツブルグ旅行記③ モーツァルト縁の地(その1)

2009-09-02 16:04:04 | 旅行 海外
ザルツブルグといえばモーッアルトの出身地として有名ですが、ザルツブルグの街を歩いていると、右を向いても左を向いてもモーッアルトグッズやイラストばかりで少々興ざめします。とは言っても、やはりここに来たからには行かないには行かないのが、モーツアルトの生家と住居です。2箇所とも今は、小さなモーツアルト記念館になっていて、記念品などが収集、展示されています。

まずは、生家から。

旧市街のほぼ入り口に近いところに生家があります。ここであのモーツアルトが生まれたのかと思うと、何か急に歴史上の音楽家が現実感を持って、感じられます。

<モーツァルトの生家>


ただ、展示品自体は、期待したほどのものではありませんでした。年少時に使っていたとされるバイオリンとか手紙とか、家族の肖像画とかが飾ってありました。モーツアルトの「髪の毛」とかもありましたが、ちょっとリアルすぎて、引きました。




展示自体があまり整理されておらず、正直、博物館としてはイマイチです。

 続いて、モーツアルト一家がその後、手狭になった生家からより大きなところにに移った住居を訪れました。

<モーツァルトの住居>


「地球の歩き方」には生家が三ツ星中の三ツ星、住居が二つ星だったのであまり期待していなかったのですが、展示の面白さは生家以上のものでした。

<稽古場だっととおろに当時使っていたピアノ類が展示>


<当時のオルガン>


 展示品そのものは大して生家と変わらないのかもしれませんが、入館者にはオーディオガイドが渡されて、ガイドと一緒に廻るようになっています。そのガイドが良くできていました。様々なモーツアルトの曲をバックに、「このハープシコードで演奏した曲がこう」、「この時期にこの曲を作曲・・・」などと解説してくれるので、展示品が非常に立体的に見えてきます。同じようなものを展示していても、展示の仕方で随分、見る人の興味の持ち方が変わってくるものと、感心しました。結局、1時間半近くも見学に費やしました。



 とてもお勧めです。
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9月1日 今日は何の日 in Europe

2009-09-02 08:20:19 | ロンドン日記 (日常)
 日本で9月1日と言えば関東大震災の日です。そこまで一般的かどうかはわかりませんが、欧州で9月1日と言えば、ヒトラーのドイツ軍がポーランドに攻め込んだ日、つまり第2次世界大戦が始まった日のようです。

 今年は特に開戦70周年ということもあるのでしょう。今日のタイムズ紙は別刷りの特集号まで組んでいました。まだ最初の記事を読んでいるだけですが、日本とは違う意味で、いかにこの戦争がこの地域に深い傷を残したのかということが、強く伝わってきます。

 今日はポーランドで各国の首脳が集まりセレモニーが行われるようです。その際の一つの話題はロシアのプーチン首相のスタンスです。ポーランドにとっては、9月1日にドイツに西から攻められた後、同じく9月17日には東からソ連に攻められているのです。そして、ドイツが負けて戦争が終わっても、彼らにとってはドイツの支配からソ連による支配に変わっただけだったようです。

 「ドイツは何度も"Sorry"と言っているが、ロシアは決してそうは言わない。ポーランドの万人が期待しているが、今回もそんなことは起こらないだろう・・・」と言ったような記事もありました。立場や状況は違いこそすれ、東洋も西洋も似たことはあるということを改めて認識しました。

2009年9月1日
 
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ザルツブルグ旅行記② オーストリア料理

2009-09-02 02:02:17 | 旅行 海外
 初日のお昼に偶然入ったカフェテリア。中にはいると、片側が魚料理を中心としたカフェテリア、反対側が魚屋さんになっていた。


 自分の目で見て注文できるのがうれしい。ドイツ語のメニュー見たって、わからないから。


 店の中でも食べれるが、店の外でも食べられる。川と山を見ながら、食事ができいるのはなんとも贅沢。


 食べたのは白身魚のムニエルと野菜煮。白ワインとばっちりあいます。

 
 これで全部で€8ちょっと。あたりでした。
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ザルツブルグ音楽祭 トーマス・ツェートマイアー ヴァイオリンソロコンサート

2009-09-01 05:06:50 | コンサート (in 欧州)
(冒頭写真はデイリーテレグラフ紙より)

 ザルツブルグ音楽祭の1つめのコンサートは、ヴァイオリンのリサイタルです。トーマス・ツェートマイアーのバイオリン演奏で、ウジェーヌ・イザイ Eugène-Auguste Ysaÿe (1858-1931)「無伴奏ヴァイオリンのための6つのソナタ」という曲です。恥ずかしながらウジェーヌ・イザイという音楽家は知りませんでしたが、ツェートマイアーは何故だか知っています。

 リサイタル会場は、モーツァルテウム。隣の建物がモーツァルテウム音楽院。生徒さんでしょうか?窓を開け放してレッスンを受けていたようで、トーランドットの「誰も寝てはならぬ」が大きな音で聞こえてきました。何と、ツェートマイアーもザルツブルグ出身でモーツァルテウム音楽院で学んでいたそうです。

<正面玄関前>


 ホールは実にきらびやかなものでした。


 この日は、イザイ6つのソナタを休憩を挟んで一気に演奏してしまうという試みです。ツェートマイアーはこの曲でCDも出していて、グラミー賞候補になったとのことです。


 演奏は、華麗なバイオリンテクニックに叙情性を加味した素晴らしいものでした。


 ただ、正直、無伴奏のソナタというのは、形式も曲自体も、私は聴くのは初めてでちょっと戸惑いました。なので曲については何ともコメントできませんが、一つのバイオリンから、良くもこんなに色々な音色が出せるものだと、ただただ感心しました。


 会場からは大きな拍手が鳴り止まず、3曲もアンコールをやってくれました。


Recital 6
28 August, 19:30 Mozarteum

PROGRAMME
EUGÈNE YSAYE • Sonatas for Solo Violin, op. 27

PERFORMERS
Thomas Zehetmair, Violin
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ザルツブルグ旅行記① 到着~ザルツブルグ音楽祭事務所へ

2009-09-01 01:32:14 | 旅行 海外
 8月最終週の連休を活用して、ザルツブルグへ行きました。世界的に有名なザルツブルグ音楽祭を一度見てみたいと思っていたからです。

 飛行機を降りて、2つびっくりしたこと。
1.山がすぐ近くに見える。ロンドンはその近郊にない景色で、日本人である私は山のある風景が好きです。
2.暑い!照りつける太陽のせいもあるのですが、ねっとりする暑さ。ロンドンにいたほうが良かったか?と一瞬怯みました。

 つまり、ザルツブルグは盆地でした。まさにこの暑さは夏の甲府、山形、京都の暑さでした。

 ホテルで荷物をおろし、早速、街の散策も兼ねて、インターネット予約した今晩と明日のコンサートのチケットを取りにザルツブルグ祝祭劇場へ。

 ザルツブルグは、ガイドブックで紹介してあるとおりの綺麗な街でした。街の作りは、一月前に訪れたエディンバラそっくりです。川(エディンバラは鉄道でしたが)を挟んで旧市街と新市街に分かれており、旧市街は中世の町並みを残し、至るところに小路が走っています。更に、街を見下ろす丘の上に城がたっており、街のシンボルとなっています。

<街の中心を流れるザルツァッハ川。この川より右側が旧市街、左側が新市街>


<旧市街のメインストリート>


<旧市街の広場からホーエンザルツブルグ要塞の望む>


 祝祭劇場は旧市街の一番奥にあります。フェスティバルの旗が並んでいて、雰囲気を感じさせます。観光用の馬車が頻繁に走っており、これまた雰囲気を演出していました。

<右側の建物が祝祭劇場>


 フェスティバルオフィスは劇場の更に奥にありました。中にはいると、他に観光客もおらず、フェスティバルも今週末で終わりなので、終了モードが漂っていました。

<フェスティバルオフィス>


<オフィスのすぐ近くにある観光名所 馬洗いの池>


 とりあえず、3枚のチケットを入手し、準備完了です。
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民主主義の勝利?

2009-09-01 01:12:48 | ロンドン日記 (日常)
 月曜日はイギリスはクリスマス前の最後の祝日なので、この休みを利用し、週末、夏最後の旅行でザルツブルグへ音楽祭を聴きに行って来ました。

 ただそうは言っても気になるのは、日本の総選挙の行方。本当に前評判どおり民主党が圧勝するのだろうか?と疑心暗鬼になりつつ、昨日ホテルでCNNを見ていたら、民主党の圧勝振りをかなり報道していました。

 そして、今日、ロンドンに帰ってびっくり。タイムス紙の第一社説が日本の選挙結果。何とタイトルが"Democracy Wins"。見出しに続くリード文は、「50年以上続いた日本の自由民主党の敗北は、日本の停滞した政治文化に激震を与えた。」とのことです。国際面では2ページにわたり、麻生さんの暗い写真と鳩山さんの笑顔の写真付での詳細な報道。

 「政策的にはたいした違いは無いが、日本は「変化」を選択した。」「いくつかのあい矛盾する政策のバランスをどう取っていくのか。」「早く結果を出すことが必要」・・・などなど、結構、しっかり見ているなあと思います。

 まさにお手並み拝見という感じですね。
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