移動運用ではマストの自立が課題です。
車ならばタイヤベースが一般的。最初は??でしたが、今ではアマチュア無線界では当たり前の装備となっています。タープテントなどの支柱もこの方法で立てられると思いますが、キャンプ界ではあまり聞かないですね・・・もったいない。ペグが打てない地面のところでも、ホイールにステーを縛るとか、タイヤでベグ代わりの板を踏むとか、いろいろ考えられます。車の自重はいろいろ活用できそうです。
山に登ったときのマストの自立。なかなか大変です。縛り付ける対象が公共物だったり自然の樹木だったり、これはなるべく避けたいところです。ステーも樹木に縛るのはよくありません。やはり自立を考えなければなりません。マストはアルミの5m物くらいを使いたいところですが、しっかり立てるには大変です。写真用の三脚を当初から持って登る方はそれが活用できます。3つの足の間に布を張り、重い荷物を載せるとかなり安定します。でも移動運用のために三脚を、となるとかなりの荷物です。軽くて、そこそこのマストを立てる方法・・・・。
このところ当局は軽量の渓流竿をマストに使っています。やわらかいので先のほうは使いません。太いほう計3mくらいを使います。重いものも付けられません。せいぜいポケットダイポールまでです。これを立てるのは簡単です。ザックをベンチに立てかけて、ザックに縛れば自立できます。ザックはある程度やわらかいので強風に耐えられませんが、タイヤベースがあるのなら、ザックベースもあるだろう、とL型に組んだ塩ビパイプを縛って広げれば、ブイ型の土台部分と垂直のマスト受けが出来上がります。この土台にザックを載せれば釣竿程度ならばへっちゃらです。早速パイプとL型ジョイントを買ってこようかと思います。
釣竿を固定するグッズは、釣具屋さんにいくと結構あったりします。垂直に立てるためのものはさすがに無いのですが、ヒントはたくさんありそうです。
富士登山では、金剛杖がマストに使えます。仲間と2本、それをパイプでつなげば十分な長さになります。しかも絶縁体ですので好都合。これを立てるには・・・仲間に支えてもらうのが一番簡単ですね。富士登山では荷物は最低限に抑えたいのでアンテナも小さく、マストも手持ちのものを活用したいところです。