先日城山湖に集まる各局の中で、ディップメーターを入手したので動作チェックにと持って来られた局長さんが居ました。
何を測ろうか・・・実働アンテナを図るのが手っ取り早かったのですが、共振回路そのものである、自作の電圧給電アンテナのエレメント無しの状態のものを測ってみることにしました。
最初は28MHz用の。
測ってみると、28.2MHz辺りでかなりはっきりディップしました。
ディップメーターとしての機能は完璧です。
電圧給電アンテナは、アンテナアナライザーを使ってSWRの最下点を探しただけの調整しかしていなかったのですが、理屈上もちゃんと出来ていたんですね。
次に50MHz用で完成しているものをやってみたところ・・・あら?48MHzあたりでディップ。
50MHzで運用してもちゃんとSWRは50.3辺りで落ちているので、これはこれでいいのかな・・・。
一度、ディップポイントを50.3辺りに持って来て、エレメントの長さでSWRを調整してみるとどうなのか、試してみようと思います。このほうが理にかなっているわけで。
次回、城山湖での課題が出来ました。
ディップメーターはSWR計しか持たない無線家にとっては憧れの測定器でしたが、アンテナアナライザー全盛の今、アンテナ調整に使われることはかなり無くなりました。けれど共振回路が狙った周波数に合っているかなどなどまだまだ重要な測定器ですね。
アンテナ調整は 1に同調、2にマッチング ですから、1はディップメーターが最も得意とするところです。