毎年7月の中旬、下旬から山梨にフルーツの買い出しツアーに行ってます。
スタートは桃から。だんだんとブドウが始まって、週ごとに品種が変化していき、秋深まるまで続きます。
直売所や共選所巡りがとても楽しいんです。
やはり午前中、早い時間が勝負です。平日に行くときはサッと朝出かけて、昼過ぎには家に戻っていたりします。
よく行くコースは勝沼インターを降りたら釈迦堂方面を通って中央高速の近くの直売所を何件か巡りながら甲府南インターのところまで、その後折り返して笛吹川を渡って石和方面に向かい、春日居の直売所へ。さらに雁坂道を通って塩山の方に行って、勝沼インターから帰る甲府盆地時計回りコース。
数多くの直売所、地元スーパーが、美味しいフルーツを用意して待ってくれています。
あちこちのお世話になった知り合いにもここから送っています。
ブドウはこの時期、藤稔(ふじみのり)というのを贈るとインパクトがあります。こってり甘い品種ではないので甘いのを先に食べるとスッパく感じますが、単独で食べるとすごく美味しい。ぶどうジュースやぶどうゼリーのいわゆるブドウの味。インパクトはその粒の大きさ。恐らく最大級。ピンポン球くらいのはザラにあります。
毎年初めて食べる品種に出会い、積極的に買うようにしていますが、数年前に出会って気に入ったのは「サニールージュ」。これは赤ぶどうで、味、食感はデラウェアに似ていて、巨大なデラウェアと言った感じ。デラウェアとは全然品種が違うそうですがとても親しみやすく食べやすい美味しいぶどうです。「ゴルビー」というのも驚きました。超甘くて濃厚なんです。粒がとてもデカくて丸い。ゴルバチョフの頭に似ているということで名前はゴルビー。一粒食べれば桃一個食べたくらいの満足感が。他にもいろいろいろいろあるのですが、今週水曜日に買ってきた「黄玉」「ハニービーナス」もゴルビー並にとっても甘くて美味しかったです。
さて、今年のフルーツ買い出しツアー第一弾の最初の目的地は韮崎の新府(しんぷ)共選場。
共選場の前に、春の新府がどんな風景か、まずはこちらを御覧ください。
桃源郷なんです。
こちらの桃は木の間隔が広くて、穏やかな丘陵の上にちょっと不規則に並んでいて、他の産地とは趣きが違い、とっても素敵です。
七里岩という中央高速須玉インター辺りから川の向こうに見える崖の上の地形がずっと韮崎まで続いていて、新府は七里岩の上に位置しています。七里岩の形がニラの葉に似ているので先端に当たる場所が韮崎、という地名になったとか。
初めてこの景色に出会ったのは数年前。乗り鉄ツアーで松本から高尾まで各駅停車に乗っていた時。新府駅がこの桃畑の中にあって停車中の眺めがなんとも良かったんです。いつかここで桃を買うぞ、そう思いました。
聞けば親戚も「新府の桃」を贈答で使っているとのこと。そんなにいいのか、と興味津々。
朝早く行くといい桃がゲット出来ますよ、との地元情報もあり、下調べもせずに朝行ってみました。
到着が9時半。なにやらすごく賑わっていて、その賑わいが収まっていくところでした。どうやら平日でも8時くらいまでには並んでいないといけない美味しいものがゲットできる様子。着いた時に賑わいはそれをゲットした人達が自分で箱に桃を詰め替えて帰るところだったのでした。
それは「完熟桃」の特売。
詳しくは、このあたりのリンクをご覧いただければ、沢山の人がレポートしています。「新府 共選場 ブログ」で検索。
パレット売りで30個強、これが1500円。選ぶことは出来なさそうですが、この朝入荷した完熟桃を分けてもらうものです。
入れる箱は200円で売っていて自分で詰め替える制度。実に面白いですね。みんな地面に箱を置いて桃を詰め替えていたんです。
容器持参なら箱は買わなくてもいいようです。何度も使っている人も居るようです。
着いた時、みんな何やっているんだろう?。自分も出来るのかな?。あれ?完熟桃の販売、終了しました、と書いてある。もしかして今日はもう桃は買えないのかな?、なんて思っていましたが~
出荷用として売っている桃は余裕で買えました。見本が置いてあって、それを指定すると山積みの箱の中から一つ渡されるシステムで、スーパーや直売所みたいに箱の中を見てから買うスタイルではありませんが、糖度計を通した確かな品質、安心です。3.5kgで9個入り。巨大な桃です。他に同じ箱に10個入りと11個入りがありました。(ちなみに出荷用の糖度計を通した秀特クラスの桃は、現地に行かなくても通販で同じ値段で買えます。)
もう一つ、糖度計を通していない甘さにバラツキがあるかもセットも数種類売っていました。こちらは一回り大きな箱。単価は安いものの桃の数が多いので箱単位だと5000円以上するものばかり。これはこれでご近所、知り合いの間で配ったりして楽しめるかも知れません。
新府の共選場イベントっぽくて大変楽しかったです。この桃は勤め先にも送りまして、金曜日にみんなで美味しくいただきました。
その後地元の直売所、「よってけし韮崎」その近くの「道の駅にらさき」に立ち寄り、さらに黄桃とか野菜類をゲットしました。
次は「藤稔」を知り合いに贈るべく、一路笛吹市へ。いつも必ず寄っている八代グリーンファームへ立ち寄りました。ありましたありました。巨大な藤稔が。
これなら喜ぶだろうと買って贈りました。他にも数種類桃とブドウを買いました。午後2時前には家に帰ってきました。
桃の共選所について、さらにいろんな方のブログを見ていたら、
甲州市「完熟桃の試食・食べ歩きキャンペーン」
というのを数多く見つけました。これ面白そうです。今年は終わってしまいましたけど、来年は行ってみます。∠(`・ω・´)ビシッ
さて、このブログは無線のブログでした。
行きの道中、甲府盆地を高速道路で疾走していたら、144MHzのメインでYL局がCQを出していました。南アルプス市モービルのようです。こちらはまだ甲府市、昭和町、甲斐市と通過する位置でしたので尻切れにはならないだろうと早速コール。サブに移って交信と相成りました。
今日は桃の買い出しなんですよ、と話したら、山梨の方は硬めの甘い桃が好みで、それに気付くとホントにそれが一番だ、とか、ブドウは種ごと、皮ごと食べるのがいいとか、地元の人は果物を買ったことがない(いだだくものらしい)とか、大変楽しい地元ならではのお話を聞くことが出来ました。
農家さんと知り合いになりたい。(笑)
HFのタワーの建っている農家さんとなら仲良くしてもらえるかな~。同類の仲間ですし。
東京の隣の山梨がフルーツ王国で良かった~なんて思っています。