以前しばらく使い込みつつも、機嫌を取るのが難しくて出番の少なくなっていたVCHアンテナを再び引っ張りだしてみました。
きっかけは、近頃開局した局長さんが、釣り竿に電線を絡めたワイヤーアンテナを活用していているのですが、「チューナーで騙しても同調していないアンテナは少々聞こえても所詮飛ばないから、きちんと同調させることが大切、その上でチューナーを使う」、という話題になったから。
たまたまその話題の時、車にVCHアンテナがあったことを思い出し、引っ張りだして、ペットボトルに巻いたコイルを披露したのです。
見せるだけではなくて、ちゃんと受信して見せて、ロングワイヤーと比較してみせました。
4m程の18MHzにドンピシャのワイヤーアンテナで7MHzを受信しても、沢山聞こえますがメーターの振りはイマイチ。
全長は大差ないのですが、上の方にペットボトルコイルを入れたVCHアンテナで受信するとさすが同調しているアンテナ、全然強く受信出来ました。
ちなみに、12~3mのロングワイヤーでもチューナーを通して受信してみましたが、だいたいVCHアンテナと同じ感じの強さで受信出来ました。 この長さは多くのバンドでチューナーでSWRが落とせる長さとして結構多用されている長さで7メガは調子いいですね。
せっかく出したのだからと、コイルの巻数を細かく調整(ショートさせる)して、希望の周波数に合わせる場所をマークしてみました。
ペットボトルには30回巻いてあります。
7MHzは28.5回巻いた位置、10MHzは9回くらいのところだったかな。14MHzは・・・コイルをショートしてキャンセルしても13MHz台にしかあがってきません。そこでコールドエレメントを約半分になるようにたたんでみると・・・14MHzの少し上辺り、ちょうどいいところに同調点が動いてきました。得意のオフセンター給電状態になりました。
ちなみにこれ以上高い周波数には同調させるのは結構厳しそうなので、ここまでで諦めましたが、まだいけるかな・・・。
18MHz、21MHzはいい感じのアンテナが完成済み。主な短波帯はカバーしました。
いずれにしてもアンテナアナライザー様々です。ぐっと作業が楽になります。
この手のアンテナは再現性がイマイチ。設置する度に機嫌が変わるんです。アンバランスアンテナの弱いところです。
しばらく同じ場所、同じ設置方法で使ってみて、 再現性を高めてみようかと思います。
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