テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

おすすめ杏仁アメ!

2008-11-30 22:56:09 | 美味
 何気なくSALEコーナーで発見し、
 何気なくパクっ、モグっ、としちゃいました、
 『明治製菓』さんの《チェルシー アジアンデザートミックス》
 なのですが……
 これが!なんとも!

「おいしィッ!
 ネーさッ、おいしィでスよッ!」

 本当ね、テディちゃ!
 『杏仁豆腐味』のキャンディが、とりわけ美味です!
 
「んまんまッ♪ わんだほッ♪」

 季節外れの御品らしいので、
 もうあまり売っていないかもしれませんが、
 見かけたらぜひお試しを!買いだめを!

「ああッ!
 ネーさッ、もゥなくなッちゃッたでスよゥ~ッ!」

 明治製菓さ~ん!
 杏仁豆腐キャンディをレギュラー販売して下さ~いっ! 
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お江戸のアクション!ミステリ!サスペンス!

2008-11-30 13:44:25 | ブックス
 こんにちは、テディちゃと同じく影響を受けやすいネーさです。

「こんにちわァ~、テディちゃでス!
 ネーさ、えいきょうゥ、ッてェ? なにでスかッ?」

 わかる御方にはわかっちゃう、こちらの御本、でございます。
 はいっ、まずは御紹介いたしましょう。こちらを、どうぞ~!


      
              ―― 神隠し ――


 
 著者は藤井邦夫さん、’04年9月に発行されました。
 『秋山久蔵御用控』とありますように、
 南町奉行所与力・秋山久蔵を主人公とするシリーズの一冊です。

「とりものちょうッ、なのでスねッ♪」

 捕物帖、と狭義に考えるのではなく、
 お江戸を舞台に、
 『剃刀』と仇名される久蔵さんをはじめ、
 『柳橋の親分』こと弥平治さん、
 弥平治さんの下で働く幸吉さん、伝八さん、寅吉さんたちが
 縦横に活躍するものがたり……と捉えた方がよいでしょう。

 ネコ好きの御方ならば、きっとご存知に違いない
 大人気のブログ――
 《くるねこ大和》さんが、激賞!絶賛!しておられるのが、
 藤井邦夫さんの諸作品。
 《くるねこ》ファンのネーさ、
 ばっちり影響されました。
 よぉ~し、読んでみましょう!
 
「それでッ? それでッ?」

 第一話の表題作『神隠し』は、春のお江戸が背景です。
 テンポよく語られるのは、
 事件にならなかった事件の顛末(てんまつ)。

「えッ?
 じけんッ、じゃないィのォ?」

 神隠しは、『神の領域』に属する出来事ですから、
 奉行所が乗り出す事件ではない、とされていたんです。
 しかし、久蔵さんや弥平治さんは、
 納得しませんでした。
 この『神隠し』の裏面には、普通じゃねえ何かがある……。

「わかッたでス!
 わるいィやつがァ、いるのでスゥ!」

 悪人たちの企みを看破し、成敗する。
 久蔵さんと弥平治さん、
 悪い奴らに負けじと智謀を巡らせます。
 はたして『神隠し』を騙った者の末路や、いかに!

「おお~ォッ!」(←手に汗握っています!)

 エンタメな江戸のミステリー&サスペンス!
 久蔵さんの異色な『剃刀』ぶりが印象的です。
 お江戸ものファンの御方に、
 ミステリ好きさんにも、お奨め!
 《くるねこ》ファンの御方も、もちろん、ぜひ~!

「くるさんッ!
 おしえてくださッてェありがとゥございましたッ♪」

 はまっちゃいそうな予感がします!
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謎の『シャーピン』?!?

2008-11-29 23:25:55 | おまつり
  《シャーピンって、なに~!?!》

 という疑問を抱きましたのは、先日の二の酉のお祭りでのこと。
 遠くに見ゆる屋台の垂れ幕に染め抜かれた、あの文字は?
 『シャーピン』?
 何の意味でしょう?
 聞いたこと無いけど、テディちゃ、知ってる?

「わきゃんないィでスよゥ、ネーさ?」

 二の酉の時は、天候も悪く、急いでいたので、
 屋台を覗けませんでした。
 そして、今日は、三の酉!
 お天気もよろしいことですし、
 『シャーピン』の謎を解きに、お祭りへ出発です!

「あッ、みつけたァ!」

 あったわ、『シャーピン』のお店が!
 《餡餅》と書いて、シャーピンと読むのね!
 鉄板の上で焼かれているのは……ナン? チャパティ?
 チヂミかしら?

「くんくんッ!
 こむぎこのォ、かおりィ、するでス!」

 そうね。観察するに、これは……
 ふうむ、大陸風パンケーキというか、 
 お好み焼きの親戚さんあたり、かなぁ?

「ぎょうれつゥでスよッ、ネーさ!」

 人気があるんですね、『シャーピン』!
 では、テディちゃ、疑問が解けてすっきりしたところで、
 私たちは和菓子屋さんへゆきましょう。

「ふァ?」

 『シャーピン』も捨てがたいけれど、
 御酉さまのお祭り時のみ売り出されるお菓子、
 『切山椒』を手に入れなくちゃ!
 はいっ、駆け足~っ!

「ふゥッ! おまつりィはァ、おおいそがしィでスッ!」 
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幕末オールスターズ転変記!

2008-11-29 13:43:17 | ブックス
 甲州街道沿いの銀杏がすっかり黄色くなりました。
 こんにちは、ネーさです。

「こんにちはッ、テディちゃでスゥでござるゥ~♪」

 テディちゃって、影響されやすいタイプなんですね?
 よろしい、ではたっぷり影響を受けまくっていただきましょう。
 本日ご紹介いたしますのは、はいっ、こちらの一冊で~す!



              ―― 幕末裏返史 ――



 著者は清水義範さん、’08年9月に発行されました。
 『裏返史』と書いて『うらがえし』と読みます。

「えッとォ、ばくまつゥうらがえしィ、でござるでスなッ?」

 そうです。
 著者・清水さんが入念なリサーチのもとに描いた
 幕末期の知られざる内幕やスキャンダル……
 では、全くありません。

「むむッ! どゆことでござるゥでスかッ?」

 時代は、たしかに幕末です。
 徳川幕府の屋台骨は軋み、
 人々が漠然と不安をおぼえている時代。
 海の向こうの清国では、西洋人が好き勝手に振舞っていると、
 不穏な噂も聞こえてきます……。

 一方、清国とは反対側の海の彼方の新興国、アメリカでは。
 ゴールドラッシュに沸く荒野に佇む一人の青年が、
 まだ見ぬ日本国に思いを馳せておりました。

   憧れの国、ニホン。
   激動する世界情勢の中で、ニホンの未来はどうなるのだろう?
   内乱?
   列強諸国による植民地化?
   いやいや!
   そんな事態にはさせない、
   そんなニホンを見たくはない!

「うむッ! 
 あッぱれなァ、こころざしィでスでござるよッ!」

 青年の名は、アナトール・シオン。
 シオンくん、行動に移ります。
   ニホンへ行こう!
   まだ鎖国令が出ているというが、
   とりあえずはアジアのどこかで、
   ニホンの言葉を身につけよう。
   情報を集め、ニホンへ渡る手段を探すのだ……!

 たった一人、
 歴史の荒海へ漕ぎ出すシオンくんの小船は、
 いったい何処へ向かうのでしょうか。
 波間に砕け散るのか、
 報われぬ漂流の旅になるのか、
 それとも一個人の《こころざし》が大きく何かを変え得るのか。

「ふんばるゥのじゃッ、しおんくんッ!」

 才あり能あり天命ありの男たちが織り成す
 豪華かつトリッキーな歴史ロマンです。
 清水さんファンの御方にはもとより、
 宝塚ファンの御方にもお奨めしたい作品ですね!

「……ふァ?
 たからづかァ、でござるのでスかァ??」

 シオンくんを主役に、
 その他の登場人物もすべて男役さんで!
 龍馬さんも勝さんも西郷どんも松陰さんも土方さんも、
 ヅカの舞台にぴったりのキャラさんになってます。
 ぜひ舞台化を~!

「むッ、むちゃァでござるのでスでスよゥ~~ッ!」
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赤BOXのドーナツ。

2008-11-28 23:10:55 | 美味
「みぎょ~~~ッ!!
 みえないィ! とどかないィ! 
 うぎゃぴにょォ!」 (←悲鳴?いえ、絶叫中です)

 テディちゃ、落ち着いて。おやつは逃げませんから。
 『Mr.ドーナツ』の《パリパリチョコショコラ》と
 《フロッキーシュー ブルーベリー》ですよ。
 さあ、お茶を淹れて、いただきましょうか。

「いただくゥでスゥ~♪
 むほッ♪ あんまいィ~♪」

 《パリパリチョコショコラ》はカカオの苦味が強調された
 オトナの?お味ですね。
 比べて、《フロッキーシュー ブルーベリー》は
 ショートケーキを想わせる甘さ……ホイップクリームが美味し~い♪
 ドーナツは甘くなくちゃ!という御方には、
 こちらがお奨めですね。

「ネーさ、テディちゃはァ、りょうほゥいけるゥのでスッ!
 もぐもぐゥ、もふふッ」

 クリスマス仕様の赤いパッケージも楽しいおやつタイム、
 ごちそうさまでした♪

「おッかわりィ~♪」 (←はい、やっぱり、ですね) 
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《小さな書物》の国へ。

2008-11-28 13:51:34 | ブックス
 ミニチュアブック、或いは豆本――
 意外にも非常にファンが多いという、小型本の世界を
 御存知でしょうか?

「ふァ~?
 えぇ~とォ、テディちゃ、よくゥしらないィでスゥ~」

 では、こちらをどうぞ!
 本日ご紹介いたしますのは、
 思わず小型本を造りたくなっちゃう!一冊です。



            ―― 自分で作る小さな本 ――



 著者は田中淑恵さん、’02年4月に発行されました。
 題名の通り、自分の手で小さな本を作る、つまり、
 『造本』のDIYブック、と申しましょうか。

「ずがこうさくゥ、でスかッ、ネーさ?」

 そうですね。
 鋏やカッターナイフ、定規や糊を作業机に並べ、
 機械ではなく、人間の手で仕立て上げる『手作りの書物』。
 
 以前に御紹介しました絵本『ルリユールおじさん』では、
 プロの造本専門家さんが登場しました。
 ルリユールおじさんは、

「ふァいッ!
 おぼえてるでスゥ! おじさんはァ、ぱりじゃんッ!」

 はい、パリっ子さんでしたね。

 手造りの美麗な書物、小型本、豆本の類は、
 特にヨーロッパを中心に、アートの一域として認識されています。
 ミニチュア本ばかりを対象としたオークションが行われ、
 コレクターさんもいるほどです。

 ただ、日本では……
 まだまだ知られていない、のかもしれません。

「むむゥッ、ざんねんッ~」

 悲しいことに、身近に造本屋さんは、ない……としても。

 それなら!
 自分で作っちゃおう!
 珍しい紙やきれいな紙を、
 表紙はくたびれちゃったけど愛着ある文庫本を捨てちゃうなんて、
 もったいなーい!
 
 そう、プロの技術には及ばないけど、
 あつ~いハートでカバーしちゃおう!

「しちゃおうッ!」

 この御本は、手作り本のファーストステップを
 丁寧にガイドしてくれます。
 図画工作が得意だった御方には、うってつけ!
 作るのはどうも……という御方も、ぜひ一読を!
 書物の美しさに、じーんとなります!

「ちびほんッ……かわァいィ~♪」

 プロの豆本に興味がある御方は、
 絵本・童画作家の武井武雄さん(1894~1983)の作品に
 ぜひ御注目下さい。
 あっ!と驚く極小の技と美!
 展覧会などで展示されていたら、チャンスです!
 
「ふむふむゥ?
 のりィ、はさみィ、ぴんせッとォ……
 ふァいッ! じゅんびィ、かんりょうッ!」 (←作る気満々です!) 
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ハボちゃん!

2008-11-27 23:27:55 | 花雑記
 こちら、花屋さんのニューフェイス、葉牡丹の『ハボ』ちゃんで~す。
 テディちゃ、ご挨拶を!

「ふァ?
 ……はぼちゃ??」

 ハボタンですから、ハボちゃんでーす。

「む、むむゥ~?
 そ、そうでスかァ……はぼた、はぼちゃ……あ、あのゥ、
 よくみるとォ……きゃわゆいィでスよッ、ネーさ!」

 ですよねっ♪

「……でもォ、じみィ、だけどォ……」

 む? 何か、テディちゃ?

「いいえッ、なんでもないィでスゥッ!」
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ほか&ふか、ティータイムBOOK。

2008-11-27 13:33:45 | ブックス
 山口県では雪が降り、雹も降ったそうです。
 こちらも寒ぅ~い東京・多摩地方から、こんにちは、ネーさです。

「こんにちわゥ、テディちゃでスゥ」

 前回は、寒中でもアウトドアを貫く!駅伝の物語を御紹介しましたが、
 さて本日は……インドアで暖か気分♪の御本で参りましょう。
 はいっ、こちらを、どうぞ~!



              ―― FIKA ――


 
 『別冊美しい部屋』の一冊として、’08年10月に発行されました。
 副題に『お手本は北欧のカフェスタイル』とあります。

「ふァ??
 ふぃーか、ッてェ、なにィのことでスかッ?」

 FIKA(フィーカ)というのは
 冒頭の解説によりますと、スウェーデンでは――

  『Kafee(カフィ)をひっくり返してFika(フィーカ)』
 そして、ことあるごとに、
  『Ska vi fika(スカ ヴィ フィーカ)?』
 と誘い合う、というのです。
 この文章の意味は、『お茶しない?』

「ふむふむッ!
 さかさことばァ、なのでスねッ!」

 この御本で紹介されているのは
 『お茶しない?』のお誘いに応える様々な《お膳立て》です。
 インテリア、雑貨、
 お茶には欠かせないお菓子のレシピ、
 テーブルの話題を提供するファブリックや、
 茶器のデザインや種類あれこれ。

「ほへェ~?
 これがァ、ほくおうのォ、おかしィ~?」

 スウェーデンではポピュラーだというスイーツを、
 砂糖なし&乳製品なし♪という、
 身体に優しい視点でアレンジしたレシピが掲載されています。
 お料理も幾種か、紹介されていますよ。

「しゅりんぷゥ!
 さーもんッ!
 ふむゥ、ほくおうらしいィ、おりょうりィでスッ」

 同じヨーロッパでも、英国や、フランスとは違う、
 なごやかなティータイムの風景が見えてくる御本です。
 チクチク針仕事が好きな御方、
 ティータイムのお菓子が大好きな御方、
 北欧のテーブルウェアが好き!という御方に、お奨めですよ。
 
 個人的には、
 フェルトってこうやって手作りできるんだ!と
 感激しちゃいました。
 手芸、いえ、工作みたいなノリで、
 作り上げられるのは可愛いコースター……面白そうです!

「みんなでェ、ちゃれェ~んじィッ♪」
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ホワイトテディ。

2008-11-26 22:57:25 | くま
 『アフタヌーンティー』さん店頭で、お会いしました。
 新作《2008ジュエリーベア》ちゃん!
 とっても別嬪さんだと思いませんか、テディちゃ。

「まッしろォ、でスねッ、ネーさッ!」

 首元のペンダントは取り外しが出来、
 チャームとして使えるのだそうです。
 可愛いギフトボックスも付いていま~す♪
 プレゼントによさそうですね。

「むぽッ♪
 しんせきィとしてはァ、
 はながァ、たかいィでスゥ~♪」

 ……鼻が高い? 鼻? 誰の? テディちゃの?
 ええ~? うっそぉ~!
 ほんとぉ? (←怪しむネーさ、分度器を手に取りました。計測です!)

「むきゃぴィ~~~ッ!!」 (←あ、怒っちゃいました……)
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もうひとつの、EKIDENストーリー。

2008-11-26 13:41:35 | ブックス
 肩凝りには鍋料理が効きます。こんにちは、ネーさです。
 
「はちみつでェ、ほかほかッ♪ テディちゃでスゥ~」

 段々と寒さが本格的になるこの時期に、
 低温にもめげず、スポーツにいそしんでいる方々がいますね。
 例えば、サーフィン、スケート……そしてランナーさんたち。
 はい、本日ご紹介いたしますのは、冬のスポーツ、駅伝の物語です!
 こちらを、どうぞ~!



             ―― チーム ――



 著者は堂場瞬一さん、’08年10月に発行されました。
 『Pick-up Team』という英題が付されています。

「えきでんちーむゥのォ、おはなしィ、でスかッ」

 そうなんですけれど、このチーム、やや毛色が変わっています。
 ある特定の大学の陸上部のチームではなく、
 寄せ集めのチーム、なんです。
 所属する学校はバラバラ、
 着ているユニフォームの色やデザインもバラバラ、
 さらにまた、心のありようもバラバラの、
 臨時に編成されたチーム、なのでした。

「えェッ? それでェ、だいじょぶゥなのッ??」

 テームのキャプテン、浦(うら)くんも不安に思っています。
 大丈夫なんだろうか、このチームは……。
 こんな状態で、箱根駅伝を戦えるんだろうか……?

 『学連選抜』――
 それが、浦くん率いるチームの名称です。
 箱根駅伝予選会で所属大学の総合成績が10位以内に入れず、
 残念なことに出場はかなわなかったけれど、
 優秀な記録を出した選手を集め、作られるチーム。
 監督やコーチも、
 同じように『予選落ち組』から選ばれます。

「つよいィのでスかッ?」

 その辺りが微妙、なんですね。
 一人ずつの記録を見てみれば、
 好タイムを叩き出すランナーさん揃いではありますが、
 襷(たすき)をつなぐのは簡単ではありません。
 顔を合わせたこともなかったのに、
 予選会で敗れたショックも失せぬうちに呼び集められ、
 走れ!がんばれ!と言われても……

 天才と評判の高い山城くん。
 箱根の怖さを分かっていない一年生の朝倉くん。
 やる気あるのかないのか?の門脇くん。
 彼らを叱咤して、浦くんはチーム造りに励みます。
 
    これが、箱根を走るラストチャンスだ……!
 
 そう、浦くんは大学4年生。
 最後の箱根駅伝にかける、彼の挑戦は――

「むむゥ、げきとうのォ、よかんッ、するでスゥ!」

 理想のチーム、
 理想の走りとは?

 箱根駅伝を描いた三浦しをんさんの名作
 『風が強く吹いている』とはまた別の、
 《箱根》風雲録。
 
 EKIDENファンさんに、ぜひのお奨めです!

「らんなーのみなさァんッ、
 さむいィからッ、かぜにィきをつけてねッ!」 
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