テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ 500、走ります! ~

2025-01-29 22:03:41 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 あうゥ、めがァ、めがァ~…!」

「がるる!ぐる!」(←訳:虎です!痒い!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 本格的に花粉の飛散が始まってしまったのでしょうか、

 どうにもこうにも目がショボショボ……

 洗眼液でスッキリさせて、ホッと一息ついたら、

 さあ、本日の読書タイムは、こちらの御本を、どうぞ~♪

  

 

 

            ―― 道楽もの交遊記 ――

 

 

 著者は大塚康生(おおつか・やすお)さん、

 2024年10月に発行されました。

 『Notes of Debauchery & Friendship

       Drawing and words left behind by Yasuo Ohtsuka』

 と英語題名が付されています。

 

「ふじこォさァ~んッ!」

「ぐるるが~る!」(←訳:ルパンさ~ん!)

 

 ええ、大塚康夫さんといえば、

 TV版『ルパン三世』のファーストシーズン、

 映画『ルパン三世 カリオストロの城』、

 『未来少年コナン』他、

 クレジットにその名を刻む傑作は数知れず!

 という、日本を代表するアニメーターさんです。

 

 大塚さんの著書『道楽もの雑記帖』に続く

 《道楽もの》シリーズ第2作となるこの御本では、

 大塚さんの雑誌への寄稿、

 インタビュー、

 対談など、

 未だ書籍化されていない大塚さんの《雑記》が

 収録されていますよ。

 

「かッ、かんとうにィ、かんげきィでスゥ!」

「がるるるぐっるる!」(←訳:ルパンがいっぱい!)

 

 『Yasuo Otsuka Illustrations Gallery』と題して、

 巻頭に掲載されているのは、

 『ルパン三世』の登場人物たち、

 『カリオストロの城』の修正原画

 (伯爵が大時計の針に挟まれるシーンも!)、

 モーターバイクや車を描いたイラストたち。

 

 特に、軍用大型トラック、ジープ、戦車は、

 異様な重量感で迫ってきますね。

 まさに、大塚さんの独壇場です!

 

「それにィ、ふィあッとォ!」

「ぐるるるるるがる……!」(←訳:ルパンさんの愛車……!)

 

 今日1月29日、

 愛知県のジブリパークに宮崎駿さんの愛車

 シトロエン2CVが展示されたと

 ニュースになりましたが、

 『カリオストロの城』でクラリス姫が運転したのは2CV、

 同じく『カリ城』でルパンが駆った小型車が

 大塚康夫さん愛用のフィアット500でした。

 

 ころっと丸くて、

 タイヤはムニっと柔らかく地面を摑み、

 ルパンさんと次元さんと五右衛門さん、

 たまに札束も載せて疾走するFIAT500……。

 

「あこがれェ、でスねェ~…」

「がるる~…」(←訳:欲しい~…)

 

 かつて、母国イタリアでは”国民車”として親しまれた、

 FIAT500。

 旧型の500は、半世紀以上も昔に

 製造終了してしまいましたが、

 大塚さんのスケッチブックの中で、

 小さな500は今も快調に走り続けています。

 

 大塚さん入魂のFIAT500画に加え、

 恩師を偲ぶ回想記、

 高畑勲さん、宮崎駿さんとのお仕事&交遊のお話など、

 観ても読んでも楽しい一冊は、

 《ルパン三世》シリーズファンの方々、

 車好きな方々におすすめですよ。

 本屋さんで見かけたら、

 ぜひ、手に取ってみてくださいね~♪

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~ 美味しいものを、堂々と! ~

2025-01-28 22:03:14 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 わォ! はるのォいろあいィ~♫」

「がるる!ぐるるる~!」(←訳:虎です!香りも春~!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 花屋さんの店頭は、スイートピー、フリージア、菜の花、

 温室栽培のサクラにモモの花……と満艦飾ですね。

 春の花々の可愛らしさにうっとりしながら、

 さあ、本日の読書タイムは、こちらの御本を、どうぞ~♪

  

 

 

          ―― ついでにジェントルメン ――

 

 

 著者は柚木麻子(ゆずき・あさこ)さん、

 単行本は2022年4月に発行されました(現在は文庫版も刊行されています)。

 『Tired of taking a backseat to gentlemen』と英語題名が付されています。

 

 さまざまなテーマをかかえた

 短編7作品が収録されているこの御本で、

 

「ぷふふふッ!」

「ぐるるるっ!」(←訳:くすくすっ!)

 

 と、笑いが止まらないのは、本文113ページの

 

 『エルゴと不倫鮨』。

 

「ぶたいはァ~おすしやさんッなのでスゥ!」

「がるぅるるぐるるるるる!」(←訳:オシャレなイタリアン鮨!)

 

 東急沿線の某駅から、徒歩で20分。

 マンションの地下1階にある

 会員制イタリアン創作鮨のお店『SHOUYA mariage』は、

 今夜も繁盛しています。

 

 いかにもリッチそうな、

 外資系投資運用会社の営業部長さんも、

 部下の美しい女性と、

 食事をいただこうとして――

 

 おやっ?

 

 新たなお客さんが、ドアの前で仁王立ちに?

 

「うきゃッ! あかちゃんッ!」

「ぐるーるぅるがる!」(←訳:ベビーちゃんだね!)

 

 お店を訪れたのは、

 ミルクの香りも神々しい赤ちゃん……を抱っこする

 ひとりの女性でした。

 

 ヨレヨレのカットソー、

 ボトムは灰色のスウェット、

 重そうなマザーズバッグを提げ持って、

 そのぅ、お高級な創作鮨店の雰囲気には

 全く合致しない服装に、

 シェフは眉をひそめたのですが。

 

 お店のオーナーの、お母さんの友だち。

 

 という、

 天下御免の切り札を出されては、

 無理やり追い返す訳にも行きません。

 

「くひひひッ♫ ではァ~」

「がるぐるる~る!」(←訳:注文いきま~す!)

 

 営業部長さん他、

 着飾ったお客さんたちの視線など

 微塵も気に留めず、

 赤ちゃん連れの女性は、

 いざ、オーダー開始!

 

 妊娠中から授乳中の長~い期間、

 お酒やら生ものやら刺激物やら、

 たくさんの食べ物を我慢してきた……

 それも、今夜で終わり。

 赤ちゃんが卒乳してくれたから、

 お酒、解禁! お鮨も、解禁!

 美味しいものを

 好きなだけ食べてやる~!!

 

「わははッ、おめでとうゥ~なのでス!」

「ぐるるぅるがるるぅる~!」(←訳:食べちゃえ食べちゃえ~!)

 

 女性の健啖ぶりに圧倒されつつ、

 営業部長さんの顔色は曇ります。

 こんなこと、まったく予定になかった……

 どうしてくれるんだ!

 

 はたして、部長さんは何を目論んでいたのか。

 その目論見の、結果は――

 

「しィっ! ばらしちゃァだめでス!」

「がるるるぐる~!」(←訳:ネタバレ禁止~!)

 

 著者・柚木さんの本領が光り輝く、

 爆笑必至な『エルゴと不倫鮨』。

 学生さんたちのコロナ禍を描く『あしみじおじさん』。

 文豪・菊池寛さん大活躍?な『Come Come Kan !!』など

 7つの物語は豪快かつ痛快です。

 ぜひ、一読してみてくださいね~♪

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~ 時間が、帰る、還る、返ってくる ~

2025-01-27 22:03:12 | 2012も!新春特別企画♪

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 たたたッ、たかはしィさァ~んッ!」

「がるる!ぐっるるがるる~!」(←訳:虎です!やっぱり大笑い~!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 1月26日放送の『ホットスポット』第3話、

 またまたしてもハラハラしたり笑い転げたり♫でしたね。

 毎週ハードワークする宇宙人・高橋さんに大拍手を送りながら、

 さあ、本日の読書タイムは、こちらの文庫作品を、どうぞ~♪

  

 

 

             ―― 時帰りの神様 ――

 

 

 著者は成田名璃子(なりた・なりこ)さん、

 2024年11月に発行されました。

 初詣……というには、1月ももう下旬ですけれど、

 いかがでしょうか、由緒ある神社にお出掛けするのは?

 

「わッほゥ! かまくらァ、でスねッ!」

「ぐるるるがるるぐる~!」(←訳:八幡宮は賑やかだよ~!)

 

 参拝客さんと観光客さん、地元の方々、と

 人でごった返す鎌倉駅周辺。

 そこから、ちょっとバスに乗って、

 ちょっと歩いて……いえ、けっこうな距離を歩くと、

 竹林の奥に見えてくるのは、

 《一条(いちじょう)神社》さん。

 

 はっきり言って、御社はボロボロで、

 今にも崩れてしまいそうですし、

 八幡さまと違って、境内には人影もありません。

 

「でもォ~…!」

「がるるるぐるるるる!」(←訳:ヒミツがあるのです!)

 

 《一条神社》さんの神様は、

 聖神(ひじりのかみ)さま。

 

 聖(ひじり)とは、日知り(ひしり)。

 

 つまり、暦の神さまであり、

 時を司る神様なんですね。

 

「あッ、きたきたッ!」

「ぐるるがるるるる!」(←訳:今日のお客さんだ!)

 

 流行っている、とはお世辞にも言えない《一条神社》さんへ、

 やや俯き加減に、疲れた顔色でやってくる

 参詣客さんがいます。

 

 そんな参詣客さんをつかまえて、

 巫女(みこ)の汀子(ていこ)さんが問うのは。

 

 《何か、後悔してることがあるんじゃないですか》

 《もしも過去の、

  ある時点に戻れるとしたら、戻りたいですか》

 

 そう、過去へ。

 時を司る聖神さまにお願いして、

 過去へ戻る。

 

「おのぞみィならァ~」

「がるるるぅるぐるがる!」(←訳:叶えましょうその願い!)

 

 第一話『この胸キュンは誰のもの』で

 《あの日に戻る》ことを選択するのは、

 板谷沙織(いたや・さおり)さん。

 

 高校時代の或る日に戻り、やり直したい――と望む沙織さん、

 みごと狙い通り、高校生の自分に戻ったんですけれど……

 後悔のもととなった出来事を

 改変することは、出来る、んでしょうか……。

 

「どうかなァ~…?」

「ぐるがるぐるるるる?」(←訳:危険かもしれないよ?)

 

 第1話のライトノベル風なノリが、

 じわりじわりとシリアスな要素を高めて、

 やがて一気に急転急変するのは、

 第5話『だいすき』。

 

 《一条神社》を訪れた若い夫婦の願いは……

 

 あの日に戻りたい。

 戻って、娘が交通事故に遭うのを防ぎたい。

 

「うううッ?」

「がる~??」

 

 夫婦の願いに、

 はたして時神さまは、

 どんな形で、どんな答えを返すのか。

 

 連作5編から成る

 時神さまの物語は、

 SF好き&ファンタジー好きな方々に、

 いえ、全活字マニアさんに

 激推ししたい快作です。

 くれぐれも、

 通勤通学の電車を避けて、

 ひっそり、ゆっくり、お読みくださいね~♪

 

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~ みどりのめぐみ ~

2025-01-26 22:03:05 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 ぐびぐびぐびびッ、ぱふゥ~…!」

「がるる!ぐるるるるる~!」(←訳:虎です!ごくごくごく~!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 空気が乾燥しているせいか、飲み物が美味しく感じられますね。

 喉を守るためにも、あったかい紅茶、緑茶、コーヒー……

 カフェインを摂り過ぎないようにしながら、

 さあ、本日の読書タイムは、こちらの御本を、どうぞ~♪

  

 

 

      ―― 天然生活 ハーブのある健やかな暮らし ――

 

 

 月刊誌『天然生活』の別冊版は2024年9月に発行されました。

 この御本は、『天然生活』2016年8月号~2023年12月号に掲載された

 ハーブ関連の記事に加筆・修正、再編集したものです。

 

「ふァいッ! やくそうのォちからッ、ひつようゥなのでス!」

「ぐるるがるるぐるるる~!」(←訳:先人の知恵も借りたい~!)

 

 体調が悪くなると、

 慌ててお医者さんに診てもらって、

 処方されたお薬を薬局で調剤してもらって……

 ええ、↑これはもちろん必要なことで、

 具合が悪いのを我慢する必要はありません。

 

 でも、体調が良いときには、

 処方薬ではなく、

 より自然な方法で、

 ”健やかである”ことを心掛けるのもアリ、ですよね。

 

「かぜのォ、よぼうゥ!」

「がるるるぐるる!」(←訳:うがいと手洗い!)

 

 第1章『ハーブのある暮らし』

 第2章『ハーブの効能と利用法』

 第3章『ハーブを味わう』

 第4章『草の力を生かして』

 

 と、この御本の本文は4つの章で構成されていて、

 私たちが手軽に活用できそうなのは

 第2章の『効能と利用法』でしょうか。

 

 ローズマリーのハーブティーで、良質な睡眠を。

 

 ニオイスミレのシロップは、喉のために。

 

 タイムとリコリスルートのシロップは、咳を鎮めるため。

 

 血行促進効果があるシナモン(ニッキ)は、冷え性に。

 

「おッ? これもォ、やくそうッ??」

「ぐるるがる~!」(←訳:馴染み深い~!)

 

 第4章『草の力を信じて』には、

 おお、見憶えありまくり!な草たちが載っていますよ。

 

 セリは、疲労回復。

 ナズナが働きかけるのは、肝臓と胃腸、目も?

 ゴギョウ(ハハコグサ)は、咳を鎮める効果あり。

 ハコベラは、血をきれいにする働き、整腸作用も。

 ホトケノザは胃を丈夫にしてくれて。

 スズナ(カブ)の葉には抗酸化作用が。

 スズシロ(大根)の葉には、葉酸がたっぷり。

 

「それはァ~…はるのォななくさッ!」

「がるるるぐるるがーる?」(←訳:七草粥は食べるハーブ?)

 

 意外にも、既に私たちは、

 あまり意識せずに

 ”ハーブと仲良しな暮らし”を送ってきている、ようです。

 

 他に、お灸(ヨモギ)や、

 虫よけなどでも(ヒノキ、クスノキ、除虫菊等)、

 ハーブたちは大活躍してくれていますね。

 

「むかしィからのォ、おなじみィさんッ!」

「ぐるがるる!」(←訳:感謝だよう!)

 

 日々の暮らしを支えるハーブの知恵――

 あらためて学び直すためにも、

 おすすめの一冊ですよ。

 

 ただし、

 ハーブによっては効果が強いものもありますので、

 妊婦さん、通院中の御方、基礎疾患をお持ちの方々は、

 使用する前にお医者さんに相談してみてください。

 また、

 エッセンシャルオイル類を拭いた布は

 全自動洗濯機で洗濯すると火災の危険がある、と

 メーカーさんからアナウンスされていますので、

 その点も充分に御注意くださいね。

 

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~ 光と、少女と ~

2025-01-25 22:03:01 | ミュゼ

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 うおおゥ! かんろくのォ~かんぜんしょうりィ!」

「がるる!ぐるるるる~!」(←訳:虎です!祝王座防衛~!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 昨夜は、突然の日程延期、対戦選手の変更等のアクシデントを乗り越え、

 井上尚弥さんがスーパーバンタム級王座防衛戦で勝利!

 大仕事を成し遂げた井上さんに拍手を送りながら、

 さあ、本日は、読書をサボって、こちらの展覧会情報を、どうぞ~♪

  

 

 

             ―― 少女たち ――

 

 

 東京・三鷹市の三鷹市美術ギャラリーにて、

 会期は2024年12月14日~2025年3月2日

 (月曜休館、ただし1/13と2/24は開館し、年末年始と1/14、2/25は休館)、

 『Women Between Hopes and Fears』と英語題名が、

 『――夢と希望・そのはざまで――星野画廊コレクションより』

 と日本語副題が付されています。

 

「ふむむッ? なんだかァ、かわッてまスよゥ?」

「ぐるーるがるるるぐぅるるる?」(←訳:フツーの美少女画じゃないね?)

  

 キレイ、かわいい、愛らしい――

 そんな通り一遍の言葉では表し切れない

 《少女たち》の絵画を所有しているのは、

 京都・岡崎の老舗画廊『星野画廊(HOSHINO GALLERY)』さん。

 

 星野圭三さん・万美子さんご夫妻が営むこの画廊では、

 描いた画家さんの名前にとらわれず、

 不遇に埋もれていた名品を

 数多く発掘してきました。

 

 星野さんご夫妻によって紹介された作品は、

 新たに、或いは、あらためて脚光を浴び、

 美術館や個人収集家さんのもとに収蔵されることになった、

 というケースも多いそうです。

  

 この展覧会では、

 明治の少女たち、四季のうつろい、大正の個性派画家たち、

 歴史画に見る少女たち、夢見る少女たち、

 慈しむ母として、モダンガール、日仏画家の競艶、

 といったテーマのコレクションの中から、

 女性を描いた作品が展示されています。

 

 近年、非常に評価が高まっている

 下村良之介(しもむら・りょうのすけ)さん、

 甲斐荘楠音(かいのしょう・ただおと)さん、

 笠木治郎吉(かさぎ・じろきち)さんの作品も

 出展されていますよ。

 

「れきしィすきなァかたがたにィ~」

「がるるるぐるる!」(←訳:おすすめですよ!)

 

 三鷹市美術ギャラリーは、

 JR三鷹駅の南口改札を出て、

 正面のビル『CORAL』の5階にあります。

 アート好きな皆さま、

 ぜひ、お出掛けしてみてくださいね~♪

 

 

   では、ここで美味しいオマケ画像も!

   

   『ローソン』さんの新作スイーツ

   《とろける濃厚レアショコラ》は、

   ご覧の通り……

   

   「しょこらッ!」

   「ぐるーる!」(←訳:クリーム!)

   あったか~い紅茶やコーヒーがよく似合う、

   バレンタインシーズンならではのお菓子です♫♪

   「ごちそうさまァなのでス!」

   「おいしかった~!」

 

   あちらにもこちらにも

   たくさんのチョコレートやチョコ菓子が並ぶ

   楽しい季節がやって来ました。

   存分に堪能しつつ、

   皆さま、どうか穏やかな休日を♪

  

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~ 夜空とキャンバス ~

2025-01-24 22:03:01 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 にしのォそらにィ~どせいィ、きんせいィ!」

「がるる!ぐるがるぐるるがる!」(←訳:虎です!東の空に木星と火星!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 1月の夜空に見えるのは、西に土星と金星、

 東の空には木星と火星……

 では、あの画家さんの時代の夜空には、何が?

 さあ、本日の読書タイムは、こちらの御本を、どうぞ~♪

  

 

 

         ―― ゴッホは星空に何を見たか ――

 

 

 著者は谷口義明(たにぐち・よしあき)さん、

 2024年11月に発行されました。

 

 つい先日――2025年1月19日まで、

 英国ロンドンのナショナルギャラリーで開催されていたのは、

 『Van Gogh : Poets and Lovers(詩人と恋人たち)』展という、

 ヴィンセント・ヴァン・ゴッホさんの回顧展……!

 これが大々好評で、チケットは早々に完売してしまい、

 最終日前日は、急遽、24時間開館を実施したほどだったそうです。

 

「むむむゥ! すごいィにんきィ~なのでスゥ!」

「ぐるるがっるるる!」(←訳:さすがゴッホさん!)

 

 世界中から集められたゴッホさんの名作60点のうち、

 展覧会の”目玉”となったのが、

 『星月夜』(1888年、オルセー美術館所蔵)でした。

 

 ゴッホさんが描いた、

 南仏の夜空に輝く月と星々――

 

 天文学者である著者・谷口さんは、

 その光に、注目し、考察します。

 

 ゴッホさんは、星空に何を見たのか?

 彼は、どんな星空が好きだったのだろう?

 

「むかしむかしのォ~ほしぞらッ!」

「がるるぐっるる!」(←訳:今よりくっきり!)

 

 人工の照明が殆ど無かった19世紀、

 大都市でさえも、夜はとても暗かったでしょうに、

 田舎ではいったいどんな星空が

 頭上に広がったことか。

 

 それは、21世紀の現代とは比較にならぬくらい、

 くっきりと明瞭な、

 ”星図”の世界だったのではないか。

 

 ゴッホさんはそれを、歪めることなく、忠実に、

 キャンバスに描き置いていったのではないか。

 

 星も、月も、そのまま。

 夜空に見えた位置そのままに。

 

 ↑このテーマを追求した作品として

 昨年御紹介したのが、

 フランスの天文学者ジャン=ピエール・ルミネさん著

 『ゴッホが見た星月夜』(原著は仏にて2023年刊行)です。

 

「つまりィ~?」

「ぐるがーる?」(←訳:同じテーマ?)

 

 いえ、ルミネさんと谷口さん、

 扱っているテーマは似ているように見えますが、

 日本(←ここ大事です!)の天文学者である谷口さんは、

 より深く、広く、

 ゴッホさんの天体観測について、

 推理を巡らせてゆきます。

 

 ゴッホさんが描いたもの、

 だけではなく、

 描かなかったもの。

 

 例えば、

 夜空に長い尾を引く彗星は?

 煌々と夜道を照らす満月は?

 

「ああァ、そういえばッ?」

「がるるるるぐる??」(←訳:描いてないかも??)

 

 描かなかったとしたら、なぜ?

 そして、

 ゴッホさんが愛した日本美術、

 北斎さんの浮世絵と『星月夜』の関係は?

 

 日本の学者さんだからこそ視えてくる、

 星空にゴッホさんが抱いた想い、

 情熱と、憧れ。

 

 アート好きな活字マニアさんに、

 近代史好きな方々にも

 おすすめの新書作品です。

 ぜひ、本屋さんで探してみてくださいね~♪

 

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~ 関西からの《おやつ》時間 ~

2025-01-23 22:03:50 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 おッ! きたきたァ~♫」

「がるる!ぐっるるる~!」(←訳:虎です!待ってたよ~!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 カレンダーが2025年になって、1月も後半……となれば、

 百貨店さんで始まるのは、バレンタイン向けのイベントですね。

 本日の読書タイムは、スイーツ好きな活字マニアさん必携の、

 こちらの月刊誌を、どうぞ~♪

  

 

 

           ―― SAVVY 2025年3月号 ――

 

 

 関西圏の最新情報を伝えてくれる

 月刊誌『SAVVY(サヴィ)』最新号の特集は、

 《おやつな時間》!

 

 いま、大阪・京都・神戸では、

 どんなお菓子が注目されているのか?

 これから流行りそうなお菓子は?

 を取材した毎春大人気の企画です。

 

「あれれれッ? ないィ~!!」

「ぐぅるるがる~!」(←訳:チョコがない~!)

 

 ええ、そうなんです、

 私ネーさも、えええっ?と仰天しましたことに、

 バレンタインシーズンど真ん中であるにもかかわらず、

 『SAVVY』3月号には無いんです、

 チョコレートをずらりと集めたページが。

 

 チョコレートの専門店さんが数軒、

 紹介されてはいるんですけど、

 特別扱いはされていない、んですよねえ。

 

「そのォかわりにィ~…」

「がるるるぐるる!」(←訳:熱いのはこれだ!)

 

 シュークリーム、クレープ、カヌレ、

 タルトにケーキ等々、

 百花繚乱な《おやつ》が並ぶ中、

 大きくページを割いて取り上げられているのは、

 『焼き菓子』……!

 

 本文52~63ページには

 『焼き菓子手帖』と題して、

 フランス系、イタリア系、ポルトガル系、ドイツ系、

 英国系、日本系、と国際色豊かな焼き菓子たちが。

 

「おいしいィものにィ~こっきょうゥなしィ!」

「ぐるるがるぐるる!」(←訳:これが関西最前線!)

 

 そして、

 ”チョコレートよりも焼き菓子”以上の衝撃は、

 日本屈指のパティシエ・中谷哲哉(なかたに・てつや)さんへの

 インタビューを中心とした記事(78~83ページ)です。

 

 2024年3月、閉店してしまった

 大坂の名店『なかたに亭』さん。

 

 閉店した理由や、現在の活動についてのQ&Aに、

 なんとも表現しようがない思いが湧きます。

 私ネーさ、大阪に旅行した折、

 『なかたに亭』さんのケーキを

 いただいたことがあるのですが、

 掛け値なしに、世界最高の、

 黄金にも等しい真の御馳走でした。

 

 『なかたに亭』さんがなくなって、

 もうあのケーキには再会できないのかと

 落ち込んでいましたけれど、

 なんと、中谷さんの息子さん(奨太さん!)のお店

 『YARD』に、中谷さんのケーキが?

 

「わァおォ!!」

「がる~!!」

 

 大阪・京都・神戸の、

 《いま》を象徴する美味しいもの、

 新しいお菓子たち。

 

 軽い気持ちで手に取ったら、

 考えさせられる記事が多くて、

 なかなかに手強い《おやつな時間》を

 甘いもの大好きな活字マニアさんは、

 ぜひ、覗いてみてくださいね~♪

 

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~ ART散歩・東京版 ~

2025-01-22 22:03:55 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 むむむゥ! かふんッ、かんじまスゥ!」

「がるる!ぐるるるがるぐるる!」(←訳:虎です!見えないけどいるよ!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 目と耳と喉とお肌が、ムズムズ、ヒリヒリ……

 今年の花粉は手強そうです。

 花粉防御スプレーを顔周りにシュッと吹きつけて、

 さあ、読書タイムで気持ちを一新させましょう~♪

  

 

 

         ―― 東京のときめく美術館めぐり ――

 

 

 ぴあMOOKより、2024年11月に発行されました。

 『お気に入りの場所を見つけよう』と副題が付されています。

 

 このところ、どっしり分厚い小説作品

 (『了巷説百物語』は大作でした……)が続いたりしたもので、

 ええ、今回は気楽&気軽に、

 美術館ガイド本を御紹介いたしますよ。

 

「とうきょうゥのォ~みゅうじあむゥ!」

「ぐるがる~!」(←訳:最新情報~!)

 

 東京エリアを対象とする旅行ガイド本に、

 必ず載っているのは、

 『東京国立博物館』『国立科学博物館』

 『国立西洋美術館』『国立近代美術館』『東京都美術館』

 といった公立系の大型ミュージアムです。

 

 対して、このMOOK本で取り上げられているのは、

 『国立博物館』ほど巨大ではないけれど、

 特定のテーマや、

 作家さん/画家さんに特化した

 個性豊かなミュージアム。

 

「げんだいィびじゅつゥ!」

「がるぐるる!」(←訳:大正ロマン!)

「てつどうのォ、れきしィ!」

「ぐぅっるぅる!」(←訳:ファッション!)

 

 表紙を捲ってすぐ、

 わっ! これは?

 と驚かされるのが、2023年11月にオープンした

 『魔法の文学館』(江戸川区)。

 

 『魔女の宅急便』で知られる

 童話作家・角野栄子さんの

 世界観を表現したという児童文学館は、

 文学館としては実に思い切った内装、というか、

 大胆きわまる配色に、呆然……。

 

 どこがどう大胆なのかは、

 ネタバレ回避のため申し上げられませんけれども、

 ここで本を読むのは楽しそうですねえ。

 

「かふぇもォ、ありまス~!」

「がるるぐるる!」(←訳:眺めも良いよ!)

 

 建築マニアさんに有名なのは、

 東京の郊外、

 三鷹市大沢にある

 『三鷹天命反転住宅(みたかてんめいはんてんじゅうたく)

  イン メモリー オブ ヘレン ケラー』。

 

 ガウディさんの作品を想わせる

 POPな色遣いの集合住宅は

 《生命を生む環境》

 《死なないための家》

 を理念に、

 荒川修作さん、マドリン・ギンズさん夫妻によって設計され、

 2005年に完成したものです。

 

「まるでェ、ふしぎのくにィ、みたいでスよゥ!」

「ぐるがるるーるるる!」(←訳:色彩ワンダーランド!)

 

 日本のみならず、

 世界各国の建築愛好家さんが研究する

 『天命反転住宅』、

 ここ見学してみたいわ!という御方は、

 公式HPから見学会(不定期開催)に

 申し込んでくださいね。

 

 他にも、

 クラシカルな洋館、

 民藝、日本画や浮世絵、

 楽器、稀少な古美術などのミュージアムが、

 多数掲載されています。

 

 今春、東京旅行を予定されている方々は、

 ぜひ、書店さんの旅行ガイドコーナーで

 探してみてくださいね~♪

 

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~ ゆっくりと、香りは招く ~

2025-01-21 22:03:38 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 ぐわッ? あちゅいィ~??」

「がるる!ぐるがるぅっる??」(←訳:虎です!春が来ちゃった??)

 

 こんにちは、ネーさです。

 2025年の大寒は昨日1月20日ですから、

 今が一年で最も寒い時期のはずなのに、この気温は……?

 寒暖差で風邪など引かぬよう注意しながら、

 さあ、本日の読書タイムは、こちらの御本を、どうぞ~♪

  

 

 

         ―― ホテルクラシカル 猫番館 ――

 

 

 著者は小湊悠貴(こみなと・ゆうき)さん、

 2019年5月に発行されました。

 『横浜山手のパン職人』と副題が付されています。

 

「おォ~♫ ぱんッ!」

「ぐるるがるる~!」(←訳:パンの香りだ~!)

 

 先日は、本屋大賞受賞作品『謎の香りはパン屋から』を

 ご紹介いたしましたが、

 はい、こちらの御本も、パン屋さん絡みの作品です。

 

 高瀬紗良(たかせ・さら)さんは、

 23歳のパン職人さん。

 

 東京の、『和久井ベーカリー』という個人経営店で

 オーナーである老パン職人さんのもと、

 毎日午前5時前にはお店出勤して、

 パン職人――ブーランジェールの道を究めようと

 精進しておりました。

 

 けれども、或る日、

 思いもよらぬトラブルが!

 

「おししょうさまァッ!」

「がるぐるるる!」(←訳:早く救急車を!)

 

 冬の寒い朝、だったせいでしょうか。

 紗良さんが“お師匠さま”と呼んでリスペクトする

 老パン職人さんは、倒れてしまったのです。

 

 しかも、不運は続いて、

 老パン職人さんは店を閉めると言い出し、

 紗良さんは失職……

 もうすぐ借りているアパートの更新期限が……

 実家のお祖父さまからは

 お見合いしなさい!と命じられ……。

 

「なきッつらにィ~はッちィ?」

「ぐるるるがるる~!」(←訳:弱り目に祟り目~!)

 

 いえいえいえ、冗談じゃありません、

 ずっと夢見ていたパン職人の道へ、

 わたしはようやく踏み入ったばかり。

 新しい職場と住まいをすぐにも見つけて、

 お見合い話はお断わりしなくては!

 

 と奮起した紗良さんのもとに、

 ちょっぴりの幸運がやって来ます。

 

 横浜のクラシックホテル《猫番館》が、

 パン職人を募集中!

 

「おッ! いいィでスねッ!」

「がるるぅ~♫」(←訳:横浜かぁ~♫)

 

 《猫番館》は、大きなホテルではありませんが、

 館内のレストランもパティスリーも

 とても美味しいと高く評価されています。

 そんな“特別な場所”に

 わたしは受け入れてもらえるのだろうか。

 

 どうしようもない不安と、

 ”お師匠さま”に鍛えられた

 ブーランジェールとしての矜恃を胸に、

 《猫番館》厨房での試験に臨む

 紗良さんの未来は――

 

「きッとォ、だいじょうぶゥ?」

「ぐるる!」(←訳:だよね!)

 

 《猫番館》と名付けるくらいだから、

 そのクラシックホテルには

 看板猫ちゃんがいるのかな?

 どこに登場するんだろう?

 どんな猫ちゃんだろう?

 

 などと想像するのも楽しい物語は、

 え~、ところどころで

 お腹が空いてきたりします。

 ぜひ、夜中の空腹時を避けて、お読みくださいね~♪ 

 

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~ 果蔬とりどり図 ~

2025-01-20 22:03:35 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでスゥ!

 ほふゥ! たかはしィさァ~んッ!」

「がるる1ぐるがるる~!!」(←訳:虎です!最高すぎる~!!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 ドラマ『ホットスポット』第2話、

 満月を背負った異星人・高橋さんのお姿に惚れ惚れ&爆笑~!

 バカリズムさんの脚本と角田さんの熱演に拍手を送りながら、

 さあ、本日の読書タイムは、こちらのアート本を、どうぞ~♪

  

 

 

               ―― 若冲 ――

 

 

 監修は狩野博幸(かのう・ひろゆき)さん、

 2024年10月に発行されました。

 『斬新なアイディアと細密な表現、異能の画家の超絶技巧を味わう!』

 と副題が付されています。

 

「おおォ! おえどのォ、まえすとろォ!」

「ぐるがるるー!」(←訳:鶏のセンセ―!)

 

 伊藤若冲(いとう・じゃくちゅう)さん(1716~1800)。

 

 《奇想の絵師》の一人として脚光を浴び、

 じわじわと注目度が高まっていたところへ

 京都で大規模な展覧会が催行され、人気爆発!

 今では、江戸中期を、

 いえ、江戸期を代表する画家に数えられて、

 フランス・パリでの特別展には

 大行列ができる程の

 ”世界的”なアーティストさんになりました。

 

 かくも大人気の若冲さんですから、

 小さな作品もすべて掘り起こされ、公開されて、

 もはや新発見作品などない、

 と思っていましたが……。

 

「あッたのでスゥ!」

「がるるぐる!」(←訳:大発見だよ!)

 

 2023年2月、

 ”新発見”されたのは、

 『果蔬図巻(かそずかん)』。

 

 全長3メートル余、

 寛政2年(1790年)以前に描かれたとおぼしき、

 絹本着色の巻物は、

 小品とは呼べません。

 丁寧に彩色された、美しい力作です。

 

「やさいィたくさんッ、でスねッ?」

「ぐるるがるるぐる……」(←訳:葡萄に蓮根に和梨……)

 

 野菜を主題にした作品で、よく知られているのは、

 京都国立博物館所蔵の

 『果蔬涅槃図(かそねはんず)』

 でしょうか。

 

 いわゆる涅槃図のパロディーとも、

 供養の意味を持つ真摯な作品なのだとも評される

 『果蔬涅槃図』は、しかし、墨一色のモノクロ作品。

 対して、

 『果蔬図巻』は、多色使いの、カラー作品ですから、

 華やかで、愛らしさがありますね。

 

「ちょッとォ、まんがッぽいィ~でス♫」

「がるるぐるるがるる!」(←訳:ころんころん野菜図!)

 

 『果蔬図鑑』は、

 2025年1月19日、つまり昨日まで

 京都の福田美術館で公開されていました。

 展覧会が終了した今後は、研究と、修復を経て、

 再び公開される予定ですが、

 2~3年は待たなくてはならないようです。

 

 2023年に”新発見”される以前、

 『果蔬図巻』はヨーロッパに在ったらしく、

 あまり保存状態が良くなかったみたいで、

 入念な修復作業が必要なんですって。

 

「うむむふゥ! まッてまスよゥ!」

「ぐるるがっるぐっるるるる!」(←訳:綺麗になって戻ってきてね!)

 

 この御本では、

 『果蔬図巻』”新発見”の経緯や、

 若冲さんの『菜蟲譜』との比較、

 《動植綵絵》シリーズ他代表作の紹介、

 略伝などが収録されています。

 

 若冲さんが西方へと旅立ったのは、85歳のとき――

 晩年まで、絵描きに徹した人生でした。

 日本のどこかに、世界のどこかに、

 まだ見ぬ若冲さんの作品が在ることを想いつつ、

 皆さま、ぜひ、一読を♪

 

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