テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

欺瞞、許すまじ。

2017-03-31 22:06:03 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ……あァ~おはなみィ~…」
「がるる!ぐるぅ~…」(←訳:虎です!雨がぁ~…)

 こんにちは、ネーさです。
 悪天候のためお花見を延期するしかない週末ですね。
 ちょっと溜め息しつつも、
 さあ、年度最終日も楽しい読書タイムを!
 本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪
 
  



         ―― がん消滅の罠 ――



 著者は岩木一麻(いわき・かずま)さん、2017年1月に発行されました。
 『COMPLETE REMISSION』と英語題名が、
 『完全寛解(かんかい)の謎』と日本語副題が付されたこの御本は、
 第15回『このミステリがすごい!』大賞を受賞した作品です。

「わほゥ! じゅしょうゥ、おめでとうゥございまスゥ!」
「ぐるぐるぐる~!」(←訳:パチパチパチ~!)

 前回記事では理系ノンフィクション作品を御紹介したので、
 『がん消滅』という題名だけ見ると、
 今度は医療系ノンフィクション?
 かと思ってしまうかもしれませんが、
 いえいえ、こちらは“医療ミステリ”と呼ぶべきジャンルの
 小説――フィクション作品です。

 そして、物語の核を成す《謎》は、
 題名にもありますように……癌(がん)という病。

「むむむゥ~…こわいィ、びょうきィでス!」
「がるぐるぅ!」(←い訳:難敵だよぅ!)

 テディちゃと虎くんは、
 こんなウワサ話を聞いたことあるかしら?

  世の中には、
  このお薬の開発に成功したらもれなくノーベル賞!
  とされる病気がある。
  その病気とは――

  ①風邪
  ②虫歯
  ③癌

 ①の風邪は、風邪という病気の定義自体が複雑なので、
 これがあればカゼなんてソッコー撃退!な薬剤を作るのは
 難しいわよね。

 ②の虫歯のお薬は……

「いッこくもォはやくゥ!」
「ぐっるー!」(←訳:作ってー!)

 ええ、全世界の人が熱望してるでしょうけど、
 いっこうにお薬完成の報は聴こえてきません(涙)。

 ただ、③の癌については。

「もしかしたらッ?」
「がるぐるる?」(↓訳:明日にでも?)

 風邪よりも虫歯よりも、
 特効薬生成に近付いているのは癌なのかも?
 
 そう感じさせるニュースを耳に挟むことがあるせいか、
 つい期待してしまいますね。
 現代医療は、癌を撲滅させ得るレベルに
 達しているのではなかろうかと。

「そうだとォいいけどォ!」
「ぐるるがるぐるる!」(←訳:沢山の人が助かる!)

 この物語の主人公さんたちも、
 真剣に、癌と闘っています。

 日本がんセンター研究所の、
 呼吸器内科に勤務する医師の夏目典明(なつめ・のりあき)さん。

 夏目さんの友人で、
 臨床医ではないけれど、
 疫学研究を専門とする羽鳥悠馬(はとり・ゆうま)さん。

 ふたりは、或る奇妙な症例と対峙することになりました。

 余命半年と宣告されたがん患者さんの、
 病巣がきれいに消えた――

「ええッ?ほんとにィ??」
「がるるっ!」(←訳:すごいっ!)

 すごいなぁ!ああ良かった!

 で終わらせられたら、めでたしめでたし、なのですけど。

 似たような出来事が、
 ふたつ、みっつ、よっつ、と続いたら、
 医師さんたちは、
 稀にそういうことも有り得る、
 偶然だ、では済まされません。

「ありえないィことがァ~…?」
「ぐるるがるるぅ?」(←訳:簡単に起こるぅ?)

 本当に病巣は消えたのか。
 それとも、何かのトリックか。
 
「とりッくだッたらァ~!」
「がるるるる!」(←訳:許せないぞ!)

 生死と向かい合う、医療の現場。
 そこに欺瞞や謀略があっていいはずはない。

 夏目さんと羽鳥さんは
 《完全寛解の謎》を解き明かせるのでしょうか――

「なおせるゥものならァ、なおしたいィ!」
「ぐるがるぐるるる!」(←訳:でも嘘はダメです!)

 スピーディな展開のミステリであり、
 サスペンスの要素もたっぷりのエンタ作品は、
 ビジネス小説やクライムノベル好きな活字マニアさんにも
 おすすめの一冊です。
 ぜひ、手に取ってみてくださいね~♪
 

 
 
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我々は、どこへ?

2017-03-30 22:00:37 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 はァ~るゥ~がァ~すゥ~みィッ!」
「がるる!ぐるるる!」(←訳:虎です!ぽよよん!)

 こんにちは、ネーさです。
 春霞に高尾山のシルエットがふんわりボヤけて、
 あぁ冬去りぬ……と実感した一日でしたね。

「じゃァ、このままァ~」
「ぐるる!」(←訳:お昼寝!)

 とは行きませんよ。
 本日の読書タイムは、読みやすいけどズシッと重い、
 こちらのノンフィクション作品を、さあ、どうぞ~♪
 
  



   ―― 私たちはどこから来て、どこへ行くのか ――



 著者は森達也(もり・たつや)さん、2015年10月に発行されました。
 『科学に《いのち》の根源を問う』と副題が付されています。

「うむゥ? それェ、どこかでェ~…?」
「がるるぐるる?」(←訳:聞いたような?)

 そうね、アート好きな御方は心当たりがおありでしょう、
 『私たちはどこから来て……』って、
 それ、ポール・ゴーギャンさんの作品の題名じゃなぁい?

 ゴーギャンさんの代表作と評判高い作品の題名こそ、
 まさに『私たちはどこから来て、どこへ行くのか』でしょ?

「ふァいッ! いだいなァ、てーまでスゥ!」
「ぐるるるるがる!」(←訳:人類永遠の命題!)

 著者・森さんは御本冒頭の『はじめに』で御自身を、

  《僕は圧倒的に文系だ》

 と表現します。

 そして、文系さんだからこそ、
 正面から攻略しようと試みるのです。

  《自分はなぜ今、この世界にいるのだろう》

「わきゃりませんでス!」
「がるるぐるるるる!」(←訳:ボクも分かんない!)

 この答えを、知っている人はいるだろうか?
 例えば、一流の科学者さん、学者さんに訊けば、
 ヒントは得られるだろうか。

 一人ではなく、
 大勢の学者さんに訊いてみれば、
 より答えに近付けるだろうか――

 そうして、著者・森さんは始めます。

 福岡伸一さん(生物学者)、
 諏訪元さん(人類学者)、
 長谷川寿一さん(進化生態学者)、
 団まりなさん(生物学者)、
 田沼靖一さん(生物学者)、
 長沼毅さん(生物学者)、
 村山斉さん(物理学者)、
 藤井直敬さん(脳科学者)、
 池谷裕二さん(脳科学者)、
 竹内薫さん(サイエンス作家)を順に訪ね、
 『なぜ?』を繰り返す行脚の旅を。

 『なぜ人は死ぬのだろうか』
 『人はどこから来たか』
 『進化とはどういうものか』
 『生きているとはどういうことか』……

「むむむッ! ちょッきゅうゥ、でスねッ!」
「ぐるるがるるるぐるる!」(←訳:直球で具体的で抽象的!)

 私ネーさが個人的にワクワクさせられたのは、
 脳科学者・池谷さんと森さんが語り合う
 第9章『なぜ脳はこんな問いをするのか』中の、
 《なぜ人工知能は実現できていないか》という問いでした。

 ここで池谷さんが言う人工知能とは、
 将棋やチェスで人間に勝利するAIではなく、
 現行のコンピュータに比べてはるかに熱効率が良くできた、
 私たちの脳にいっそう近い“人工の知能(=脳細胞)”。

 人間の脳の神経細胞と同じものを作ることは
 まだ出来ない――
 
「まだァ、むりィ?」
「がるるぐるるる?」(←訳:いつか出来るの?)

 この御本が敢行されたのは2015年、
 森さんと学者さんたちの対談が行われたのは
 2014年以前のことですから、
 2017年現在の事情は変化しているかもしれませんね。

「かがくはァ、どこへゆくのかッ?」
「ぐるるがるるる!」(←訳:それも知りたい!)

 ポール・ゴーギャンさんの作品の題名は、
 正式には、

 『我々はどこから来たのか 我々は何者なのか 我々はどこへ行くのか』。

「どこへッ?」
「がるぐるる……」(←訳:どこだろう……)

 ヒトと世界の、過去と未来――

 フランス語で題名が画面の隅に書き込まれた油彩画(1897~1898)は
 米国のボストン美術館に所蔵されています。

 美術書で、ネットで、
 ゴーギャンさんの作品を観賞しながら、
 ぜひ、この御本も一読してみてくださいね♪

 

 
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イタリアブックフェア2017!

2017-03-29 22:09:28 | ミュゼ
「こんにちわッ、テディちゃでッス!
 やたッ! ぐるーぷゥ、しゅいィでス!」
「がるる!ぐるがるる!」(←訳:虎です!暫定だけど!)

 こんにちは、ネーさです。
 サッカー日本代表チーム、アジア・グループBの首位に!
 これからもこの調子で!と願いつつ、
 ホッと安心した本日は、読書をサボり、
 展覧会の御紹介もサボって、
 ↓こちらのブックフェア情報を、どうぞ~♪

  



       ―― イタリアブックフェア 2017 ――



 東京都千代田区九段南のイタリア文化会館にて、
 会期は2017年3月27日~4月9日、
 『L'Italia nei libri giapponesi』と伊語題名が、
 『日本語で読むイタリア』と日本語副題が付されています。

「いたりあァのォしょせきィ、というとォ~…」
「ぐるるるっ?」(←訳:これかなっ?)
「えほんッ!」

  

 そうね、デザイン大国イタリアは、
 ヴィジュアル本の制作が盛んです。
 
 会場となっているイタリア文化会館1階のエキジビションホールには、
 紀伊國屋書店さん、
 いたばしボローニャ子ども絵本館の協力を得て、
 イタリアで発売された最新の児童書、
 日本語訳されて好評を博している絵本など約100冊が
 特設コーナーに勢ぞろい!

「えほんッいがいィにはァ~」
「がるがる!」(←訳:これこれ!)
 
  

 イタリアブックフェア2017では、
 『特別デザイン展 OFFICINA CORRAINI』も併催されます。

 1973年にマントヴァで創立された
 コッライーニ社は、
 デザイナー/画家であるブルーノ・ムナーリさんの
 作品を多数刊行している出版社さんであり、
 また、アートギャラリーでもあります。
 
 ここでは、写真やイラスト等を通して
 コッライーニ社の歩みを辿りますよ。

「ほほゥ? ぎゃらりィーでスかァ♪」
「ぐっるがる!」(←訳:カッコいい!)

 さらに、企画展がもうひとつ!

  

 写真展『ローマのお花見』ですって♪

「ろーまァ??」
「がるる?」(←訳:お花見?)

   

 ローマのエウル(EUR)地区にある
 人工湖エウル湖の遊歩道には、
 毎春、東京都が寄贈したソメイヨシノが花を咲かせます。
 その様子を撮影したお写真も
 ブックフェアにお出掛けする方々は
 見逃さないで~♪

「ちかくにィ、めいしょッありまス!」
「ぐるるるる!」(←訳:桜ゆらゆら!)

 イタリア文化会館は、
 メトロの九段下駅から徒歩10分。
 周囲にはサクラの名所もありますので、
 お花見がてら、の~んびりと……

「たッ、たいへんでスッ、ネーさッ!」
「がるるぐるる!」(←訳:週末は雪かも!)

 はあぁっ???
  
 

    ……ホントだわ……天気予報では、週末は……
   「あめェとかッ!」
   「ぐるる?」(←訳:雪とか?)
    ↓今日のオマケ画像はこちらの、
   
    ここ八王子でもやっと咲き始めた
    早咲き品種のサクラちゃん♪
    なのですが……
    4月1日に雪って……エイプリル・フール?
   「だといいけどォ!」
   「がるぐる!」(←訳:心配です!)
    
    
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その姿、ユメに見たらば。

2017-03-28 21:49:21 | ブックス
「こんにちわァ、テディちゃでッス!
 だいひょうゥちィむゥ、ふんせんちゅうゥ!」
「がるる!ぐるるるー!」(←訳:虎です!負けるなー!)

 こんにちは、ネーさです。
 予選突破へ!勝ちぬけよう日本代表!
 W杯の切符をつかむのだ!と
 今夜も精一杯の声援を送りながら、
 さあ、読書タイムもベストを尽くしましょう♪
 本日は、こちらの小説作品を、どうぞ~!
 
  



        ―― 花魁さんと書道ガール ――



 著者は瀬那和章(せな・かずあき)さん、2016年1月に発行されました。
 文庫オリジナルのこの御本は、
 ふっふっふ、前回記事に続いて、
 《怪》がうようようよ~っと?

「むぎゃあァ! かいだんッ??」
「ぐるがるぐるるっ?」(←訳:怖いお話ですかっ?)

 そうねえ、まあ何というか、
 “怖い”系の現象が起きないこともない、
 って感じでしょうかしら。

 御本裏表紙のあらすじ部分に
 しっかり書かれているので、
 ここでお喋りしてもネタバレにはならない、と
 思うんですけど……

 幽霊さんが出てきます。

「やなぎのォしたにィッ?」
「がぅ~るるるる!」(←訳:ひゅ~どろろん!)

 柳だとか、夏の宵闇だとか、
 そういうものは関係なくとも、
 出るときは出ちゃうらしいのが、
 幽霊さん。

 この御本の主人公にして語り手の“私”――
 花沢多摩子(はなざわ・たまこ)さんの場合、
 それは、簪(かんざし)でした。

「かんざしィ、ッてェ~…」
「ぐるるる?」(←訳:装身具の?)

 ええ、昔の日本女性が愛用していた、
 あの簪です。

 現在ではもう、バレッタやシュシュ、カチューシャ、
 といったヘアアクセサリーの方が主流になっていますけど、
 まだ完全に廃(すた)れてしまったわけでもないものですから。

 多摩子さん、警戒することもなく手に取り、
 すっ、と挿してみたのが、
 運のツキ。

「うゥ~んッ? これはァ~…」
「がるるぅ?」(←訳:夢かなぁ?)

 簪を手にしたその後。

 一緒に暮らしているお祖母ちゃんが入院してしまい、
 不安で堪らなかったものの
 心配するような病状ではないと聞かされ、
 ひと安心した多摩子さん、
 その夜はぐっすり、いえ、くたくたっと
 朝まで目覚めないほど深く眠る……眠る……
 眠りたかったのに?

「なにごとッ?!?」
「ぐるっ?」(←訳:何者っ?)

 これは、夢でしょうか。
 テレビの時代劇に出てくるような、
 着飾った女性がこちらを、
 多摩子さんを見下ろしている?

「おッ、おきれいィでスけどッ!」
「がるるぐるっ!」(←訳:華やかすぎっ!)

 書道科のある大学に進学し、
 書道部に所属し、
 書の道を邁進(まいしん)せん!と志している多摩子さん、
 自分でいうのもナンですが、
 女子力に自信がありません。

 それなのに、
 かくも華々しいルックスの美女幽霊にとり憑かれるとは……!

「こまッちゃいィまスねェ~」
「ぐるるるる??」(←訳:どうしよう??)

 花魁(おいらん)の春風、と堂々名乗る幽霊さん。

 多摩子ちゃんにとり憑いた目的は?
 幽霊を背負うはめになった多摩子ちゃんは、
 はたしてどうする?

「えェ~とォ、そのゥ~?」
「がるぐるるるるがる~?」(←訳:退散してくれるかな~?)

 花魁・春風さんと
 書道に打ち込む多摩子ちゃんの
 不思議でトンチンカンなふたり旅。

 ほんのり怖くて、
 いきいきと愉しい《怪》なる物語、
 ミステリ好きさん&時代小説好きさん、
 ライトノベル好きな御方にもおすすめです。
 続巻も刊行されていますので、
 ぜひ、併せて一読を♪

 
 
 
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こころを、うごかせ。

2017-03-27 22:05:54 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 みィ~んなァ、はるやすみィ~♪」
「がるる!ぐるるるるがるる!」(←訳:虎です!小中高全部お休み!)

 こんにちは、ネーさです。
 卒業式のためでしょうか、袴姿の女学生さんがチラホラ……
 でも小学生ちゃんたちは走り回っちゃってますわね、
 ときには半袖で!(風邪ひかないように!)
 今回の読書タイムは、
 そんな小学生さんたち向けに編まれた御本を、さあ、どうぞ~♪

  



      ―― 文豪ノ怪談 ジュニア・セレクション 恋 ――



 編者は東雅夫(ひがし・まさお)さん、絵は谷川千佳(たにがわ・ちか)さん、
 2017年2月に発行されました。
 著者と作品は収録順に(せーの!)

 泉鏡花さん著『幼いころの記憶』
 佐藤春夫さん著『緑衣の少女』
 小田仁二郎さん著『鯉の巴』
 川端康成さん著『片腕』
 香山滋さん著『月ぞ悪魔』
 江戸川乱歩さん著『押絵と旅する男』
 中井英夫さん著『影の狩人』
 そして、上田秋成さん著『菊花の約』。

「かァ~いィだァんッ??」
「ぐるがるぅるるるぅ!」(←訳:まだ夏じゃないよぅ!)

 ええ、夏じゃなくても怪談です。
 ていうか、
 怪談に詳しい活字マニアさんは
 ↑上記の著作リストを見た時点で、
 あれぇ?と首を傾げるのじゃないかしら。

 鏡花さんの短編、
 乱歩さんの代表作、
 川端さんのあの作品も、
 確かに怖い、怖い、けど……

 怖さだけを重視するなら、
 もっと他の作品を選ぶことも出来たんじゃ?

「ふァ? そッ、そうゥでスかァ?」
「がるぐるるるる~…」(←訳:そう言われると~…)

 何より、《恐怖》をセールスポイントにした映画やドラマが
 うようよしているのが現代です。
 映画館でもTVでも配信モノでも、
 精巧な特殊メイクのゾンビたちと簡単に会えてしまう。

 《恐怖》を視覚的なインパクトで比較するとしたら、
 編者・東さんの選んだ《怪談》は、
 到底ゾンビたちの敵ではないかもしれません。

 でも。

 そもそも、
 《怪談》って何なのでしょう。

「えッ? えッとォ~??」
「ぐるがるぐるぅ?」(←訳:怖い御話でしょ?)

 《怪談》の要となるものは、
 怖さ、よりも。
 
 心に残ること。

 脳裏から去ることなく、
 やがては読み手の心を支配するお話――

 寝ても覚めても。
 読み手の心から去らぬもの――

 ではなかろうかと想いめぐらしつつ、
 鏡花さんの、乱歩さんの、中井さんの作品をひもとけば、
 明らかになってくるはずです、
 文豪さんたちが考えた《怪談》の、
 ひとつの理想のかたちが。

「いまもォ、むかしもォかわらないィ~」
「がるぐるるるがる!」(←訳:人のこころの動き!)

 このアンソロジー・シリーズのさらなる素晴らしさは、
 すべての漢字にルビがふられ、
 文中の難解な言葉や言い回しに
 詳細な注釈が付されている点です。

 平成生まれの小学生さん中学生さんも
 江戸時代の上田秋成さんの作品を
 この巻のテーマ《恋》と《怪》の贅沢な共演を、
 存分に楽しめます♪

「おとなにもォ、もッちろんッ!」
「ぐるるるがる!」(←訳:おすすめです!)

 書店のジュニア本コーナーで、
 図書館の児童書コーナーで、
 皆さま、ぜひ、探してみてくださいね。
 
 
 
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《エキゾチック》なイノチたち。

2017-03-26 21:53:58 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでスゥ!
 むぎゅぎゅゥ! せッかくゥのォ~かしつきィ!」
「がるる!ぐるるがるるる?」(←訳:虎です!今日は開店休業?)

 こんにちは、ネーさです。
 新しい加湿器が来た!と思ったら、大雨……
 これはもっと日頃の行いを改めろってコトかしら~と凹みつつも、
 さあ、読書タイムです!
 本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪

  



           ―― 珍獣の医学 ――



 著者は田向健一(たむかい・けんいち)さん、
 単行本は2010年に、↑画像の文庫版は2016年2月に発行されました。
 『珍獣の……』というユーモラスな題名、
 ヨシタケシンスケさんの可愛らしい表紙画からは、
 奇妙奇怪なレア動物たちの
 ちょっと笑えるエピソードを期待♪してしまうのですけれども、
 いえいえ、それがそうでもなくって。

「しんけんッなのでス!」
「ぐるがるるる!」(←訳:硬派なのです!)

 著者・田向さんは、
 田園調布動物病院の院長さんです。
 つまり、国家資格を有する獣医さん、なのです、が。

 およそ、日本の獣医業界に於いて、
 “ペット”は二種類に大別されていて、それは――

 《犬猫》と《それ以外》。

「そッ、それェいがいィ??」
「がるるぐるるぅ!」(←訳:大雑把すぎるぅ!)

 《それ以外》に相当するのは、
 エキゾチックペットと呼ばれる動物たちなんですって。

 例を挙げるなら、
 ウサギ、ハムスター、フェレットなど、
 現在は一般家庭でも数多く飼育されている動物たち、
 アリクイ、サル、モモンガ、ハリネズミ、
 へビ、カエル、カメ、トカゲ、クモ……。

「ありくいィ??」
「ぐるっるがるぅ??」(←訳:クモって蜘蛛ぉ??)

 田園調布動物病院を訪れるのは、
 ワンコたちニャンコたちだけではなく。

 いろんな動物が大好きで獣医さんになった田向さんも、
 ええっ? 
 この子を診るの?
 と焦ってしまうような、レアな種類の動物たち。

 大学の獣医学部で習うのは、主に、
 人間にとって有益な家畜である馬・牛・豚についての知識。
 最近は猫や犬について学ぶこともありますが、
 学校の教科書には載っていそうもない
 《なんとなく元気がないアリクイくん》
 《様子がおかしいカエルちゃん》
 《ぐったりしているオオトカゲちゃん》の症状に
 さて、どう対応すべきか。

「どうしようッ?!?」
「がるるるぐる!」(←訳:研究例がない!)

 珍獣とされる動物たちの治療――
 何の病気であるかを突き止め、
 治療法を考え、
 投薬したり手術をしたりすることは
 困難を極めます。

 どうしたら、患者さんは快復するのか。
 患者さんと飼い主さんが喜んでくれるのか。

 さらには、ペットとして育成されている動物たちと、
 野生の動物たちの間に引かれるべき“一線”も
 町の動物病院の院長先生は
 考えなくてはなりません。

「じゅういィさんッてッ!」
「ぐるるがるるぐるるー!」(←訳:すごいお仕事なんだー!)

 逡巡もあれば、
 後悔もあり、
 報われることもあり、
 発見もある。

 カエルに発生するカビの治療法の確立。
 ヘビの大腸ガンを摘出。
 
 飼い主さんの、
 田向さんの、
 救いたい!という思いと、
 生きようとする動物たちの意欲/本能と。

「たすかるとォ、いいなァ~…」
「がるぐるるがっるー!」(←訳:みな元気になってー!)

 動物とヒトとが、
 ともに《在る》世界。
 
 この子が寿命をまっとうするまで、
 私はこの子――犬の・猫の・トカゲ・ハムスター&その他の
 主治医でいたい。

「あきらめェないィ!」
「ぐるるるる!」(←訳:のりきろう!)

 サクラが咲き、
 オタマジャクシが池で泳ぎ、
 ツバメが南からやって来る春。
 いのち芽吹く季節に、
 皆さま、ぜひ、一読を。
 

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絵本の分岐路へ!

2017-03-25 22:02:10 | ミュゼ
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 わほッ、とどきィましたよゥ!」
「がるる!ぐるがぅるるっ!」(←訳:虎です!蒸気しゅわわっ!)

 こんにちは、ネーさです。
 待望のNew加湿器が届いて、さっそく試運転してみました。
 なかなか好調なのをお肌で実感、いえ、確認しつつ、
 さあ、3月最後の週末は、
 読書をサボって展覧会情報を、どうぞ~♪

  



        ―― ウォルター・クレインの本の仕事 ――



 千葉県千葉市の千葉市美術館にて、
 会期は2017年4月5日~5月28日(5月1日は休館)、
 『絵本はここから始まった』と副題が付されています。

「あはァ!えほんでスゥ~!」
「ぐるがるる!」(←訳:印刷キレイ!)

  

 ウォルター・クレインさん
 (Walter Crane 1845~1915)が
 はたして副題にありますうように、
 “絵本の創始者”であったか否かには、
 異論をお持ちの方々もおられましょうが、
 19世紀後半に活躍した絵本作家として
 クレインさんは絵本/児童文学史に
 その名を刻む巨匠さんのひとりです。

 全ページカラーのトイブック(現代でいう絵本)という
 絵の素晴らしさはもちろん、
 書籍としての構成、
 ページと絵のバランスなど、
 あらゆる意味で画期的なスタイルを生み出し、
 ヴィクトリア朝の子どもたちは
 クレインさんの絵本に夢中になりました♪

「ねむりィひめッ!」
「がるるぐる!」(←訳:美女と野獣!)
「しんでれらッ!」

 そう、お父さんお母さんが子どもに
 お伽噺を読み聞かせる歴史に関しても、
 クレインさんの絵本は
 少なからず寄与していると申せましょうか。
 
  

 この展覧会では、
 クレインさんのほぼすべての絵本と主要な挿絵本など約140点、
 クレインさんとともに絵本の黄金時代を築いた
 画家ケイト・グリーナウェイさんの作品と
 ランドルフ・コールデットさんの作品約40点も
 併せて展示されます。

「おおォ~!だいきぼォでス!」
「ぐるがるるる!」(←訳:壮観だろうね!)

 また、会期中には、
 講演会、ワークショップ、市民美術講座なども予定されていますよ。
 絵本マニアさん、
 児童文学好きな御方は、
 ぜひ、春の千葉市へ、お出掛けを~♪
 

 

    では、ここでオマケ画像も、はいどうぞ!
   
   『明治』さんの
   《チョコレート効果 プルーン CACAO 70%》!
   「のうこうゥ~!」
   「がるぐっるるる!」(←訳:果肉入ってます!)
   ビターなショコラとプルーン、
   想定外の相性の良さ、でした♪

   週末は……寒の戻り、ですって?
   皆さま、お花見の前に体調を崩さぬよう用心して、
   どうか、穏やかな休日を!
   
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~ 知恵の旅 ~

2017-03-24 21:54:18 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 とりあえずゥ~ほッ♪」
「がるる!ぐるるるっ!」(←訳:虎です!ボクもホッ!)

 こんにちは、ネーさです。
 私ネーさも昨夜のサッカー日本代表の勝利に
 ホッといたしましたよ。
 このまま全ての予選を突破できますようにと願いつつ、
 さあ、本日の読書タイムは、
 こちらの御本を、どうぞ~♪

  



          ―― ダーリンは70歳 ――



 著者は西原理恵子(さいばら・りえこ)さん、2016年1月に発行されました。
 え? この題名ですか?
 あ、はい、そうですね、
 パクリっぽいと言えなくもありませんが、
 ご安心ください、
 中身は完全なオリジナル!
 これはもう、本当にもう、
 漫画家・西原理恵子さんだけが描き得る
 《生きる知恵》を凝縮させたコミックです。

「……えェ~? そうゥかなァ~?」
「……ぐるるるがるるぅ?」(←訳:……違う気がするよぉ?)

 まあ確かに、西原さんの方法論は 
 木は森に隠せ!
 を超えて、
 木はアマゾンに隠せ!
 みたいなところがありますね。

 『70歳』の『ダーリン』こと、
 西原さんのパートナー、
 高須美容外科クリニックの高須克也さんは、
 なんたって日本一有名な美容整形外科医さん。

「ふァいッ! きょうもォみましたでスゥ!」
「がるるぐる!」(←訳:TVでCM!)

 お金持ちなドクター高須は
 やることがいちいち派手な御方。

 ドクターと同行する機会が多い西原さんも、
 エジプトだのチベットだのモンゴルだの、
 いろいろな国を旅したり、
 フルーメーソンの集会に出席することになったり、と
 ケレン味たっぷりの目くらましが
 各ページにてんこ盛りになっていますが。

 そういった目くらましに
 惑わされずに読んでみれば。

 西原さんが著わしているのは、
 《生きる知恵》、《生きてゆくための知恵》です。

 それが、もっとも分かり易く描かれているのは
 御本の真ん中あたり、
 『LOVE.013』の章。

「ちょうどォ、いまごろォ?」
「ぐるるるがるる!」(←訳:サクラの咲く頃!)

 西原さんの前パートナー、“鴨ちゃん”。

 “鴨ちゃん”との別れの時を迎えた西原さんの心にあったのは、
 ドクター高須の言葉の数々でした。
 
   あなたのひざで送ってあげなさい

   そうすれば、魂の救われ方がちがう――

「むむゥ! そうなんだァ~…」
「がるるるるる~…」(←訳:そうなんだね~…)

 偽悪趣味な、つまり、
 自分をイイ子ちゃんに描かない、
 むしろ照れ隠しのため悪い子に描いている西原さんと
 何万何千の敵に囲まれてもビクともしないドクター高須の、
 微笑ましくもテンヤワンヤな
 生きる術(すべ)、
 生きのびる術。

 読み終えたら、
 なぜか清々しく、
 温かな気持ちになるこの御本を、
 皆さまも、ぜひ♪
 

 
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ゆらゆら、夢案内。

2017-03-23 22:03:53 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ぽんぽこォ?」
「がるる!ぐるるがる?」(←訳:虎です!タヌキかな?)

 こんにちは、ネーさです。
 はい、本日の読書タイムは、
 古都の裏通りにひっそり暮らす天狗さんに狸の兄弟さんたち、
 底なしの呑兵衛さんたちがわらわらと湧いて出る
 あの作家さんの御本に登場いただきましょう。
 さあ、こちらを、どうぞ~♪

  



             ―― 夜行 ――



 著者は森見登美彦(もりみ・とみひこ)さん、2016年10月に発行されました。
 『夜は短し歩けよ乙女』『太陽の塔』、
 そしてアニメ化までされちゃった《有頂天家族》シリーズが大人気の
 著者・森見さん。
 ……ただ、この御本には。

「むむゥ? もしやッ?」
「ぐるるるるっ?」(←訳:もしかしてっ?)
「たぬきィ、でないィのッ??」

 もしかしなくても、出てきません。
 天狗さんも、元気な狸兄弟さんと一族郎党も、
 ぽんぽこ仮面さんたちも、
 お休みをいただいているんでしょう。

 とはいえ、森見さんのファン&愛読者さんにとって
 ホッと安心させられることに。

 物語の舞台は、京都です。

「ふァいッ! そうこなくッちゃッ!」
「がるぐるるる!」(←訳:京都だよねえ!)

 京に、関西に、日本全国に知られる
 鞍馬の火祭り。

 “私”が鞍馬の火祭に出かけたのは、
 そして大切な友人を失ったのは、
 10年前のことでした。

 仲間たち皆から好かれていた
 長谷川さん。

 火祭りの夜、彼女が
 《まるで虚空に吸いこまれたかのよう》に
 姿を消したのは何故なのか。

 10年の月日を経て、
 ようやっとその謎が明らかになろうとしている、と
 “私”と仲間たちは感じたのでしょうか、
 待ち合わせをして、
 ひとり、ふたりと顔を揃えてゆくうち。

「ぐうぜんがァ、かなさりまスゥ!」
「ぐるがるぅ?」(←訳:偶然かなぁ?)

   姿を消したはずの長谷川さんを、
   ついさっき、見かけた気がして――

 “私”が打ち明ければ、
 仲間たちはそれぞれに反応を見せます。

 どうやら皆、思うところがあるらしい?

「こころはァ、ゆらゆらァ~」
「がるぐるる……」(←訳:ゆれうごく……)

 “私”たちは語り合います。

 10年の月日を経ても、
 待っているもの、待ち続けているもの、
 消え失せたはずなのに
 戻ってくる……かもしれないもの。
 忘れられないものごと。

 それは、彼女の後姿、
 まっすぐな背筋、
 秋の陽射しを浴びた黒髪、
 懐かしい横顔。

 “私”は、“私”たちは、
 彼女と再会できるのだろうか……?

「ぽんぽこはァ、でてこないィけどッ!」
「ぐるるがるるるるー!」(←訳:叡電は出てくるよー!)

 悠々たる《夢案内》のものがたり――

 ネタバレになってしまいそうで
 これ以上は詳しくお喋りできませんが、
 活字マニアの皆さま、
 叡電に揺られるつもりになって、
 ぜひ、一読を♪
 
 
 
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絵画でプチ感傷旅。

2017-03-22 22:02:41 | ミュゼ
「こんにちわァ、テディちゃでス!
 たいへんでスゥ! こわれェちゃッたァ!」
「がるる!ぐるがるる!」(←訳:虎です!酷使しすぎ!)

 こんにちは、ネーさです。
 この冬、あんまり使いまくったせいでしょうか、
 加湿器が壊れてしまったみたいです。
 が!家電量販店実店舗では既に加湿器売り場が消えていてショック!
 困ったわ、どうしよう~…とオロオロしながら、
 週の半ばの今日水曜日は読書をサボり、
 ↓こちらの展覧会情報を、どうぞ~♪

  



           ―― 江戸ノスタルジア ――



 東京・町田市の町田市立国際版画美術館にて、
 会期は2017年3月11日~4月9日(休館日は3/13、3/21、3/27、4/3)、
 『Edo Nostalgia』と英語題名が、
 『吉例浮世絵大公開! 明治時代に描かれたなつかしの《江戸》』と
 日本語副題が付されています。

「むぽッ? めいじィ??」
「ぐるるるるがる?」(明治なのに郷愁?)

  

 そうよねえ、明治よねえ。
 明治と江戸は隣り合わせの時代なんですもの、
 そんなに懐かしがるほどでも…点とも思いますけれど、
 文明開化への反動だったのでしょう、
 明治22年(1889年)頃の浮世絵には
 《江戸》をテーマにした作品が
 急増したのだそうです。

「つかれェちゃッたのかなァ~?」
「がるるるぐる?」(←訳:近代化の波に?)

 身の回りから、怖ろしいようなスピードで
 どんどん失われてゆく《江戸》の名残り。

   悪いことばかりじゃなかったよね、江戸の頃も。

 画師さんたちはそんな風に思いながら、
 大奥や千代田城(江戸城)、
 江戸期の装いをした美人さんを
 描いたのかもしれませんね。

「だからァ、のすたるじあッ!」
「ぐるるるるがる……」(←訳:なつかしの日々……)

  

 この展覧会では月岡芳年(つきおか・よしとし)さんの
 《風俗三十二相》シリーズなど、
 明治期に活動した浮世絵作品が紹介されます。

 先日お報せしました府中市立美術館の歌川国芳さんの展覧会、
 また、渋谷のBunkamuraで河鍋暁斎さんの展覧会も
 開催されていて――

「ことしもォ、だいにんきィなのでス!」
「がるぐーる!」(←訳:江戸アート)

 JR町田駅から徒歩15分、
 桜の季節にはプチお花見もできる芹ヶ谷公園内の
 町田市立国際版画美術館へ、
 アート好きな皆さま、
 ぜひ、お出掛けを♪
 


    では、ここでオマケ画像でティータイムも~!
   
    『おやつカンパニー』さんの
    《シトリエ ロイヤルミルクティー》?
    いただきものなので、
    予備知識まったく無しに食べてみましたら……
    「ふしぎなァ、はごたえッ?」
    「ぐるるがるるる?」(←訳:ラスクみたいな?)
    ラスク系のお菓子に合わせたいのは、
    ハーブティー、いえ、季節的には緑茶かな?
    「さくらのォ、おちゃもッ!」
    「がるるるぐる!」(←訳:おすすめです!)
    

    
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