テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

限定のデザインはあのサンダル。

2008-04-30 23:02:10 | その他
「みてみてッ、ネーさ! げんていィ、でスよゥッ!」

 どうしたの、テディちゃ?
 限定、って……ああ、これね。
 クロックスの『ディズニークラシック』、
 通気穴がミッキーの形をしているのが特徴だというサンダルでしょ。
 『ミッキービーチ』という夏用モデル、ですか。
 ふううぅ~ん。

「ふゥ~ん、ッて……ほしくないィのでスかッ??」

 同じ『限定』なら、
 ネーさは食べ物の方がいいなあ~♪
 季節限定のケーキとか、地方限定のお菓子とか♪

「…………それもそォでスね……」
 
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マエストロ・キートンさんの冒険アクション!《前編》

2008-04-30 14:01:22 | ブックス
 渋滞ド真ん中、いえ失礼、GWド真ん中、ですね。
 こんにちは、お出かけ予定のないネーさです。

「おでかけェしたいィ~、テディちゃでスゥッ!」

 さあ、お出かけ予定がないのなら、お家で読書三昧いたしましょう!
 でも、どうせなら、とびきり楽しい御本を!
 読んで良かった~!と心から思える御本を!
 はい、でしたら、こちらを、どうぞ!



            ―― MASTER KEATON ――
                〈MASTER キートン〉


 
 勝鹿北星さん作、浦沢直樹さん画、
 画像の単行本コミックス第一巻は1989年1月に発行されました。

 浦沢直樹さんといえば『MONSTER』や『PLUTO』『21世紀少年』で
 本好きさんなら知らぬ者とてない存在です。
 この『MASTERキートン』は、『MONSTER』より以前に、
 浦沢さんが描いた物語……なのですが、
 原作者の勝鹿さんがいて、浦沢さんが作画を担当して、
 という形式を取っている点が、他の浦沢さんの作品とは大いに異なっています。

「ふむふむゥ~。
 それでェ、ネーさ、このォ、おじさんがァ、しゅじんこォ、でスかァ?」

 おじさ……失礼ですね、テディちゃ!
 謝りなさい!
 キートンさんはただのおじさ、いえ、ただのヒトじゃないんです!
 
「わぽッ? ごめんなさァいィッ」

 キートンさん――平賀=キートンさんの、
 お母さんは英国人、お父さんは日本人。
 オックスフォード大学ベイリアル校で考古学を専攻した考古学者さん、です。
 でも……日本での大学講師の給料は雀の涙。
 考古学一本では、到底食べてゆけません。
 そこで副業としてやっているのが、

  オプ。

 ロイズ保険組合から委託を受けて働く、フリーのオプ(調査員)なのです。

「ちょうさいんン~?
 じゃァ、ますたー、ッて、なにのことォ、でスかッ」

 MASTER――マスターとは、『達人』と訳すべきでしょうか。
 日本語的感覚では、『お師匠さま』でもいいかもしれません。
 それとも『マエストロ』とすべき、かな?

 MASTERキートン。
 彼は何の達人なのでしょう?
  
 実は、彼にはもう一つの顔がありました。
 元SAS(英国特殊空挺部隊)の伍長。
 同部隊のMASTER(教官)でもあったのです。

 優秀な学者さんであり、優秀な軍人さんであること、
 そして優秀なオプ(調査員/探偵)であること。
 矛盾しているようで、全く矛盾のない、一流の人材。
 キートンさんはそんな人です。
 
「なるほどォ、ますたー、でスねッ♪」

 しかし、哀しいことに。
 キートンさんの優れた手腕は、
 必ずしもキートンさん本人の望みと同じ方向に
 彼を連れて行ってくれるとは限らないようで……?

「がくしゃさんのォ、じゅなん、なのでスねェ~」

 『劇画』と呼ぶのが似つかわしい風格、
 一話ずつの密度も非常に高い作品です。
 ちょいやそいでは語り尽くせない面白さ!
 なので……この続きは明日へ!
 続きます!

「きーとんおじさんン~、がんばッてェッ!」

 おじさんじゃないんですってばー!
 
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オマケ愛好家の叫び。

2008-04-29 22:57:00 | 美味
 どうして?! どうしてなんですかっ?!
 サントリー『DAKARA』についてるオマケがっ!
 
「あ、あのゥ~、ネーさ……」

 どうして! 全6種類のうちの! 
 最後の1種類だけが!どこにもないの~っ! 
 探しても!探してもっ!ないのぉ~っ?!?
 なんで!! 見つからないのぉ~っ!!
 どこに行けばあるの~~~っ!?!

「……あのゥ~、ネーさ、テディちゃのォ、ゆうごはんはァ……」

 悔しいいいいぃっ!
 でもっ!諦めませんからねっ、ネーさはっ!

「……ふァ~……」
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昭和☆笑激のボーイズライフコミックを♪

2008-04-29 13:53:48 | ブックス
 本日4月29日は《昭和の日》……
 ならば、御紹介いたしましょう、昭和が刻まれた一冊を!

「ふァ~いッ!
 これェ、なのでスねッ、ネーさッ」

 そうですよ、テディちゃ。
 昭和の日々を描いた、これはコミックスなんです。はい、どうぞ!



         ―― 河よりも長くゆるやかに ――


 
 著者は吉田秋生さん、
 『プチフラワー』誌上での連載開始は昭和58年1月号から、という作品です。
 
「ふむむゥ~。しょうわのォ、おわりごろォ、でスねッ」

 はい。もう何年かで平成の時代が始まるのを誰も知らない頃、でした。

 舞台は、東京の西部に位置する福生(ふっさ)。
 基地の町、と言えば分かる人には分かるでしょうか。
 そこに暮らす男子高校生くんたちが、物語の主人公です。

 吉田秋生さんの作品で有名なのは『BANANAFISH』や『YASHA』、
 それに鎌倉や湘南の辺りを背景にした作品群ですが、
 こちらは福生……。
 NYでも稲村ヶ崎でもなく、福生……。
 海は、ありません。
 かっこいいサーファーさんも、いません。
 学校の制服は、平成となった現在は絶滅危惧種に指定中の詰め襟で、
 校内を見渡しても可愛い女子高校生は一人も、いません。

「だんしこう、ならァ、とうぜん~でスよゥ~」

 何かにつけ、ぼやきます。
 彼女ほしいよぅ~、と。

「それもォ、だんしこう、ならァ、とうぜん~でゥよゥッ」

 笑っちゃうようなおバカもやらかしてくれる彼らは、
 しかし、光とともに影をも併せ持っています。
 基地の町に生まれたがための苦い思い、
 家庭や家族からもたらされる切なさ、悲嘆……。

「えェッ、それはァ……かわいそゥ、なのでスゥ……」

 いいえ!
 彼らは自分を『かわいそうな子なんだ、オレって!』なんて
 憐れんだりはしないのです。
 つらい思いは胸の奥の奥に秘め、今日もおバカにいそしみます。
 アブナいバーでバイトします。
 暇があればナンパします。
 さらには、フザケすぎて生活指導室に呼ばれちゃうのです。
 これこそ男子高校生のあるべき姿と申せましょう!

「……ふァ?」

 昭和の言葉遣い、
 昭和のファッション、
 昭和のヤンチャ――
 彼らにケータイを持たせれば……平成の男子高校生になる、のでしょうか?
 
 笑えて、泣けて、そして深く長くこころに宿る、
 お奨めのコミックです。
 平成生まれの御方にも、バリバリ昭和っ子の御方にも、

「たいしょう、めいじィうまれのォ、ひとにもッ♪」

 はい、年代性別問わず、ぜひ!
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レトロなエンゼル探し♪

2008-04-28 22:59:37 | えんぜる
 なんだかレトロが流行ってるらしいわ、テディちゃ。

「れとろォ、でスかッ、ネーさ?」

 明日4月29日が《昭和の日》であるため、でしょうか。
 スーパーのお菓子売り場には、
 先日ご紹介したレトロ版『ビスコ』(画像ではテディちゃの後方に)の他に、
 『チョコボール キャラメル』のレトロ版もありました。
 早速、ゲットです♪
 レトロチョコボからは、レトロなエンゼルさまが出てくるのかしら?

「わくわくッ♪ はらはらッ♪ どきどきッ♪」

 ……む。外れ、でした……。

「あァ~あ、ぐスん……」
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和のお菓子屋さん巡りへ♪

2008-04-28 13:48:50 | ブックス
「あァ~あ、ごォーるでんうィーくなのにィ、
 おでかけのォ、よていがないィ、のでスよゥ~」

 とお嘆きの貴方に!

「わきゃッ、ど、どしたのでスかァ、ネーさッ?!」

 そうです、テディちゃ、確かに遠出の計画はないけれど、
 でもそんな時には、はい、この御本を、どうぞ!

「えェッ? え~とォ……?」



              ―― 東京・和菓子手帖 ――
 

 
 著者は渡辺有子さん、’08年3月に発行されました。
 題に、偽りや誇張は一切なし。
 これは東京の美味しい和菓子を私たちに教えてくれる御本です。

「わがしィ、ッていうとォ、んン~とォ、
 おだんご、とかァ?」

 有名なところは、『言問団子』でしょうか。
 はい、載ってます!
 他に、『茂助だんご』『羽二重だんご』など、いかがでしょう?
 お餅系がよろしければ、『志満ん草餅』『くず餅』、
 『豆大福』も各種ございますよ。

「わぽッ♪ おいしィそォッ♪」

 歩いてみればけっこう広い東京の、いろんな町のいろんな和菓子。
 どれも、著者渡辺さんが選り抜いた逸品です。
 東京都民の私たちにとっても、
 へぇー、これは知らなかった!というような
 和の御菓子がたくさん紹介されています。
 
 ネーさが一目惚れしてしまったのは……
    目白 志村『九十九餅』
 求肥メインの柔らかな御餅に虎豆が入ったものを、
 たっぷりのきなこをまぶして箱に納めてある、という御品。
 
「ふむむゥ~。ろんぐせらーッて、かいてあるでスよッ」

 可愛い小型の鯛焼も、
 酒まんじゅうも、
 しょうゆ味のせんべいも。
 語りかけてくるのが聞こえます――美味しいですよ、と。

 お休みが取れなくとも、
 遠くの有名和菓子店へお出かけする暇がなくとも、
 ご近所の和菓子屋さんへふらっと立ち寄りたくなるような、
 なんとも愉しい、
 それでいて頼もしくもある御本です。
 ここに掲載されたお菓子ならば、きっと、味に間違いはないだろう――
 そう思わせる何かが、あります。

 この春から東京暮らしを始めた御方に、
 またGWに東京への旅行を計画している御方にも、
 そして根っからの東京人さんにも(意外に灯台下暗しですから)、
 甘いもの大好きな方々に、お奨めの一冊です!
 さあ、では和菓子屋さんへの小さな旅に、

「いざッ、しゅッぱァつゥ!! でスッ♪」
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続『贅沢チョコ』レポート。

2008-04-27 22:51:50 | ショコラ
「もぐもぐッ、もぐもぐぐッ!」

 あら? テディちゃ、何してるの?
 わわわっ、それはっ、ネーさのチョコレート!
 
「だッてェ、ネーさ、れぽォーとのつづきィ、なのでスよッ!
 はいッ、もぐもぐッと!」

 ……そ、そうね、えーと、
 先日に引き続きまして、『贅沢チョコ』レポート第二弾!のお時間です。
 ロッテさんの『リッチフルーツチョコレート 贅沢洋なし』。
 テディちゃの食い意地に負けぬよう、
 ネーさも、もぐっと行ってみましょう。
 いただきまーす。

 うん、梨……洋梨のお味がいたしますが……
 ちょっと大人しめ、な印象がありますね。
 味としては『贅沢ラズベリー』の方がパンチがあった、ような。
 
「ネーさ、わがままッ!
 これェ、おいしィでスよゥ~♪」

 はい、とても美味しいんです。
 洋梨のタルトが好きなの~♪という御方には、このチョコ、お奨めですね。
 とろんとした洋梨の甘みを、ホワイトチョコの中に確かに感じます。
 これは、紅茶が似合いそう……
 ミルクなし、砂糖もなしのストレートティーがよろしいのでは。

「ふゥっ、まんぷくッ。
 ごちそォさまでェござッたァ!」

 『贅沢チョコ』レポート、お粗末さまでございました。
 チョコレートマニアさんは、SALEで『贅沢チョコ』を見かけたら、
 とりあえず大人買いを!
 贅沢気分に浸れます♪
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懐かしき《挑戦状》つきミステリ!

2008-04-27 13:53:37 | ブックス
「きょうはァ、あくしょん、じゃないィのでスねッ、ネーさ?」

 そうですよ、テディちゃ。
 本日ご紹介いたしますのは、ミステリ。
 しかも、非常に意欲的、挑戦的なミステリなんです。
 さあ、こちらの御本を、どうぞ!



           ―― エコール・ド・パリ殺人事件 ――

 

 著者は深水黎一郎さん、’08年2月に発行されました。
 副題に『レザルティスト・モウディ』とあります。

「れざァるゥ~??」

 『呪われた芸術家たち』を意味するフランス語です。
 その芸術家たちとは誰を指しているのか、というと……
 エコール・ド・パリの画家さんたち。
 この御本は、エコール・ド・パリの芸術なくしては成立しない、
 ペダンチックなミステリ、でもあるんです。

 高級住宅地で事件発生の報を受け、
 警視庁の海埜(うんの)刑事さんたちは現場へ急行しました。
 お屋敷の自室でこと切れていたのは、
 有名な画廊のオーナー氏。
 
 が、刑事さんたちを驚かせたのは――
 
   密室。

 部屋は、密室になっていたのです。
 画廊のオーナー氏の胸にナイフを突き立てた犯人は、
 では、この閉ざされた部屋からどうやって逃亡したのか?
 
「えェッ? みッしつゥ? 
 ……うゥッ、かぎィ? かぎを、むりやりィ~?」

 鍵穴に細工した痕跡はないようです。
 隠し扉も、抜け穴もありません。
 屋敷の各所には高価なエコール・ド・パリの絵画が飾られたまま、でした。
 物盗りの仕業では、ない……?
 
「じゃあッ、え~とォ、え~とォ……わ、わかんなァいィ~……」

 刑事さんたちも困惑を隠せません。
 手段だけではなく、
 事業は順調だという被害者の周囲には動機も見当たらないんです。

 そこへ、颯爽と!
 探偵役を務める青年の登場です!

「おォッ! たんていさんッ! まッてたでスゥ!」

 海埜刑事さんの甥、瞬一郎くん。
 ヨーロッパから帰ってきたばかりの彼は博識です。
 エコール・ド・パリのアーティストに関する知識も豊富。
 彼の目には、早くも事件を解決する糸口が見えているようですが――
 
 繰り返しますが、とても意欲的な作品です。
 密室、謎めいた執事や使用人たち、誰のものとも判らぬ足跡、
 そして探偵。
 正統派オールドスタイルを貫き、
 さらにはエコール・ド・パリ芸術論を同時進行させながら、
 とどめに《読者への挑戦状》までも!
 
「ひゃあッ、すごォーいッ!」

 これは本格ミステリファンへの挑戦、でもあるのでしょうか?
 では、探偵さんが開示した《解決》を、
 はたしてミステリファンさんたちはどう評価するのでしょうか……?

 ミステリ大好きな御方にはもちろんお奨め、
 アート論に興味がる御方にもお奨めの、ミステリ作品です。
 車中での娯楽に?
 GWの頭脳鍛錬に?
 さあ、満喫してください!

「みッしつゥ……えェ~とォ、やねをォ、ぱかッとォ、はずしてェ……」

 それはルール違反ですよ、テディちゃ。
 
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散財……しちゃえ?!

2008-04-26 23:01:21 | その他
 ユニクロのお店で、パチリ、しました。

「ネーさ、きゃわゆいィ~ふくッ、あるでスかァ?」

 そうねぇ……これなんて、どぅお?
 キューピーちゃんをモチーフにした、可愛いコラボTシャツ~♪
 モスバーガーや、
 メイベリンとのコラボTもキュートでしょ?

「ふむふむッ♪」
 
 でも。
 テディちゃには、どれも大き過ぎるようね。

「ぶゥ~ッ!!」
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或るヒットマンの物語を。

2008-04-26 14:02:09 | ブックス
 2回に渡ってアクションもののコミックスを御紹介してまいりました。
 では、小説だって!やらねば!
 ……と考えた単細胞のネーさです。

「しょうせつゥ~?でスかァ~」

 そうですよ、テディちゃ。
 ではどれを、と本棚を見渡して……おお、あります、ありました!
 この名作を御紹介いたしましょう!



             ―― 死にゆく者への祈り ―― 


 
 著者はジャック・ヒギンズさん、原著は1973年に発行されました。

 その男の名は、マーチン・ファロン。
 いえ、本名ではないでしょう。
 なぜ本名を名乗らぬのかといえば……
 追われる身、であるがため。

 マーチン、元はIRAの中尉でした。
 現在は、警察に、そして古巣のIRAからも手配されています。

「えェッ、それはァ……おそろしィのでスゥ……!」

 他国へ逃亡したくとも、それには旅券が要る……
 偽造パスポートと引き換えに、彼は止む無く或る仕事を請け負いました。
 暗殺、の仕事を。

「うゥッ、こわいィ~!」

 暗殺自体は、成功しました。
 が、その後の展開が、マーチンの予測を裏切ります。
 目撃者が、いた――!

 策を弄し、彼は目撃者のダコスタ神父を味方につけます。
 これで警察を騙せるか――
 いえ、一度狂い始めた歯車は、
 マーチンをさらなる絶望の淵へと追いやるかのようです。
 マフィアたちとの確執は深まり、
 警察の手もすぐそこに迫ってきました。
 最悪の状況の中で、
   だが、これだけは譲れない、
   守らなくてはならない……
 マーチンの孤独な闘いが始まります。
 守らねばならないものを、彼は守り通せるのでしょうか?
 
 『鷲は舞い降りた』等で知られる作家ジャック・ヒギンズ氏の名作です。
 あとがきによれば、どの著作が好きかと訪ねられたヒギンズさんは
 出世作『鷲は……』よりも、
 この作品を挙げたのだとか。
 
「ふァ~、どしてェでスか?」

 おそらく、マーチン・ファロンという主人公を、
 ヒギンズさんはとても大切に思っているのではないでしょうか。

  天使のようにピアノを弾き、
  悪魔のような暗殺者でもある
  マーチン・ファロン。

 作者を、読む者を魅了する、忘れがたい存在です。

 なお、この御本のファンは世界中に多く、映画化もされましたが、
 映画を観るよりも先に、読みましょう!
 もう絶対に、読む方を先に!
 でないと、でないと……!

「でないとォ? どうなるのでスかッ、ネーさ?」

 ……言わぬが花、ってヤツ、ですね。
 
「ふァ~??」
  
 冒険アクションの金字塔的作品です。ぜひ!
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