テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

誰も止めない?止められない?

2011-06-30 23:26:19 | ブックス
 こんにちは、ネーさです。
 『トマト』を漢字で書くと……『小金瓜』なんですって!
 いやー、初めて知りました!

「こんにちわッ、テディちゃでス!……とまとォ、にがてェでスゥ~」
「ぐるる!がるるるがるぐる?」(←訳:虎です!じゃあプチトマトは?)

 きっと『小小金瓜』!……かどうかは不明ですが、
 本日ご紹介いたします一冊も、
 初めて聞いたわ!
 そうなの?!?
 が詰まった作品なんですよ。
 さあ、こちらを、どうぞ~!

  


 
                ―― ロード&ゴー ――


 
 著者は日明恩(たちもり・めぐみ)さん、2009年10月に発行されました。
 『LOAD & GO』と英題名が付されています。

「おッ! きゅうきゅうしゃさんッ」
「ぐるがるがるるるぐる?」(←訳:主役は救急車さんなの?)

 ええ、主役は救急車さんと、
 救急車に乗っている人たち――救急救命隊員さんたち、救急隊員さんたち。
 この物語を担い、動かしているのは、
 救急活動に従事し、
 傷病者の救命に尽くして下さっている救急車の乗員さんたち&仲間たち、なんです。

 救急車――
 私たちがよく目にする緊急車両について、
 しかし、考えてみれば、どれほどの事柄を知っているでしょう?
 
「ううむゥ、いわれてみるとォ~」
「ぐるぐるるがるるる?」(←訳:あんまり知らないね?)

 物語は、まさにその隙をつくように、
 前触れもなく始まります。
 だって、誰が想像するかしら?
 所属する消防署へ、
 病院から帰ろうとしていた救急車の乗員さんが
 偶然に傷病者を発見し、
 車両に乗せたら……
 カ-ジャックされちゃった、なんて?

「えェ~ッ? うそッ??」
「がるるぐる!がるるがるがる!」(←訳:嘘じゃないかも!この緊迫感!)

 救急車の運転席で、
 機関員――運転するひとのことね――の
 生田(いくた)さんは、息を呑みます。

 同僚の、救急救命士さんが人質に取られた!
 それだけじゃありません、
 カージャック犯は爆弾を車内に持ち込んだ??

「ぎゃーッ!!」
「がるーっ!!」

 いったい何故こんなことが?
 人を救うのが務めである救急車に、
 なぜ爆弾が持ち込まれる?

 カージャック犯に命令され、
 救急車を走らせながら、
 生田さんは思いを巡らせます。
 
  どうして、救急車が狙われなきゃなんねえんだよっ! 

「こッ、こわいィッ!」
「ぐるがるるる!」(←訳:顔が怖いよお!)

 お顔はちょいっと怖いけど、
 元ゾクさんだったりするけれど、
 人柄は誰よりも温かい生田さんは、
 じりじりと“犯意”の深部へ迫ってゆきます。
 生き延びるために、
 仲間たちを守り、生かすために。

 映像になりやすい、
 つまりは映画的な、
 エンタ性の高い作品ではありますが、
 また、ミステリとして、
 一流のサスペンス作品としても
 読むことが出来ます。
 一気読みの勢いで、夏の宵に、ぜひ~!

「ふむふむッ、これがァ、きゅうきゅうしゃのォ、おしごとッ!」
「がるぐるぐる!」(←訳:未知の世界だ!)

 暑い7月になりそうです。
 救急車さんのお世話にならぬよう、
 皆さま、体調に気を付けて~!
 
 
 
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冷やして、ぱくり♪

2011-06-29 23:07:12 | ショコラ
 こんにちは、ネーさです。
 ♪金魚ぇ~金魚~♪なんていう声が聞こえてくるのじゃないかと、
 錯覚しちゃいそうな陽気でございますわね。
 夏のお祭りは、まだ先の話なのですが。

「こんにちわッ、テディちゃでス!
 きんぎょはァ、くろいィでめきんちゃんがァ、すきでス!」
「がるるー!ぐるぐるぐるるるがる♪」(←訳:虎ですー!ボクは赤いのがいいな♪)

 金魚すくい、ヨーヨー釣り、風船、お面、綿菓子……
 楽しいお祭りの屋台を思い浮かべながら、
 週半ばのおやつタ~イム!
 このところしょっぱい系お菓子を御紹介してまいりましたが、
 本日は、こちらを、どうぞ~!

  

 『森永製菓』さんの
 《ダース ミント》!
 そして、

  

 もひとつ行っちゃえ!ということで、
 『チロルチョコ』さんの
 《スマートアップル》!

 気温が高いと溶けちゃうんだもん、と
 夏場はテンションが落ちてしまうショコラたちも、
 しっかり冷やせば、とても美味しゅうございますよ♪
 さあ、冷え冷えのショコラ、いただきましょう!
 ぱくっ!

「いただきまスゥ! ぱくくッ!
 おォ! みんとォ~♪」
「がるるぐるぐるがるる!……がるるるっ!」(←訳:ボクもいただきます!……林檎をぱくっ!)

 《ダース ミント》の方は、
 そうですね、
 凍る寸前くらいまで冷やしたサイダーが似合いそうな、
 ちょこっとオトナのお味です。
 細かく刻んで、バニラアイスクリームの上に散らすのも良さそうね。

 《スマートアップル》は、
 アップルパイ味、青リンゴ味、みつりんご味、アップルヌガー味の、
 4種の小粒チョコが詰まった“リンゴ尽くし”!
 チロルさんらしい遊び心が感じられます。
 
「もぐぐッ! つめたいィちょこもォ、おいしィでス!」
「がるるぐるる!ぐるぐるがるる!」(←訳:ミントの香り!リンゴの香り!)

 香りもお味もステキな夏ショコラ、ご馳走さまでした~♪
 お食事の後など、
 ちょっとだけ甘いものが欲しいな、と
 思ったときにおすすめのお菓子です。
 ……む?
 誰ですか、ちょっとどころか全部をたいらげようとしているのは?

「ふァいッ!
 テディちゃ、もッとォ、たべられまスゥ!」
「ぐるぐるるるがる!」(←訳:夏は栄養を摂らないと!)
「もぐぐぐッ!」

 きゃーっ!
 それはチョコじゃなくてカレールウよ!
 似てるからって齧っちゃだめですーっ!

「もぐゥ?」
 
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~ 遠い異国の名探偵 ~

2011-06-28 23:32:36 | ブックス
 こんにちは、ネーさです。
 ……あら? どこからか良い香りが……?

「こんにちわッ、テディちゃでス!
 くんくんッ! うむッ、これはァ、むぎちゃッ!」
「がるる!がるるがるぐるるるがるるー!」(←訳:虎です!どこかのお家で麦茶を作ってるんだ!)

 昔ながらの、煮出す方法で麦茶を作っている香り、なのね。
 風情があって、美味しそうで、ステキだわ~♪
 手間はかかるけれど、読書タイムの合間に、やってみようかしら?

「ふァいッ! かんげいッ、けんげいッ!」
「がるぐる~♪」(←訳:大歓迎~♪)

 では、麦茶製作の前に、ますはこちら!
 本日の一冊を、どうぞ~!

  


 
              ―― 死をもちて赦されん ――


 
 著者はピーター・トレメインさん、原著は1994年に、日本語文庫版は2011年1月に発行されました。
 拙ブログで幾度か御紹介しております《修道女フィデルマ》シリーズの、
 そもそもの第一作に当たる作品です。
 『赦されん』は『ゆるされん』とお読み下さいね。

「ふァ~、わだいのォおねえさんッ、とうじょうッ!でスねッ」
「がるるぐるがるる!」(←訳:7世紀の修道女さん!)

 舞台は7世紀のアイルランド、
 主人公は『キルデアのフィデルマ』と呼ばれる修道女さん。
 修道女フィデルマさんは、
 ドーリィーという、弁護士の資格を有する才女さんでもあります。
 その才を駆使し、
 教会絡みの不思議な出来事、事件、訴訟などを
 解明&解決する物語が《修道女フィデルマ》シリーズ。
 
 本家の英語圏では高い人気を誇り、
 既に第18作が刊行されていると聞きますが、
 シリーズの第一作、
 修道女フィデルマさんが、お初に登場!の作品は
 日本では6番目に訳出&今年の1月に刊行されたこの御本なんですね。
 これこそ、長編第一作!

「ややこしィッ!」
「がるるるっ!」(←訳:フクザツぅ!)

 ややこしいんですけど、
 おかげで、フィデルマさんが生きる時代がどのようなものなのか、
 読み手は理解しやすくなりました。
 現代とは大きく違う、
 昔むか~しの、異国の風習、宗教、文化、法律……。

 でも、ちょっと驚いてしまうことに、
 この作品の舞台は、フィデルマさんの国・アイルランドではありません。

 フィデルマさん、
 招請されて、現代でいうブリテン島(イングランド)にやって来たのです。
 ノーサンブリア王が采配する教会会議が、
 いままさに始まろうとしていました。
 歴史的な会議の主題は、
 アイルランド系アイオナ派か、
 ローマ派か、
 同じキリスト教でも暦や祭事の設定が異なるふたつの派の、
 どちらを王は選択するのか――?

「それもォ、ややこしィ!」
「がるぐるがるがる!」(←訳:ややこし過ぎるよ!)

 当事者たちにとっても混乱と口論の尽きぬ会議の、
 アイルランド・カトリック教会側の法的な助言者として、
 フィデルマさんは参加することになったのです。

 が、法的な助言を述べるよりも前に。

 事件が起こりました。
 先ずこの事件を解決せぬことには会議も行えん!と考えた王さまは、
 フィデルマさんに調査を命じます。
 
「ふむふむッ!
 おうさまのォ、かんがえはァ、ごもッともォ!」
「がるぐるがるるるる!」(←訳:そこはややこしくないね!)

 母国アイルランドとは、何かにつけ勝手が違うこの国で、
 制約を課されつつも、
 調査と推理にとりかかるフィデルマさん。
 犯人は……判明するのでしょうか?

 ややこし~い時代ミステリじゃん?と敬遠せず、
 ミステリ好きさん、
 時代もの好きさんはぜひ挑戦を!
 当時のアイルランドは文化先進国だったんだわ!
 それに比べて昔のイングランドの野蛮さはなんなの?
 などなど、ビックリさせられる事柄がいっぱいです!
 読んでハマっちゃう御方、多いそうですよ~♪

「いつのォ、じだいもォ!」
「がるぐるがるるーがるる!」(←訳:求められるは名探偵!)

 活字マニアの皆さま、ハマりましょう!
 
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真夜中のハードボイルド?

2011-06-27 23:14:05 | ブックス
 こんにちは、ネーさです。
 昨日&今日の東京・多摩地域は、霧に覆われたお天気でしたが……

「こんにちわッ、テディちゃでス!
 とおくのォ、おやまがァ、ぜんぜんッみえませんよゥ!」
「ぐるる!がるるるるーぐるぐる……」(←訳:虎です!しぶとーいこの霧は……)

 ほほほ♪
 あつらえたかのような、とはよく申したものですわ。
 街路を、街灯を、一寸先をもぼんやりとさせる濃い霧に合わせて、
 本日の読書タイムは、こちらを、どうぞ~!

  


 
              ―― カーデュラ探偵社 ――


 
 著者はジャック・リッチーさん、表題作の『カーデュラ探偵社』は1977年に発表されました。
 この御本は日本で独自に編まれたJ・リッチーさんの作品集なのですが、
 ……あら? どうしたの?
 テディちゃ、虎くんも、なんだか顔色がよろしくありませんことよ?

「もッ、もしやッ、これはッ…!」
「ぐるがるるる…!」(←訳:この表紙の空気は…!)
「どッ、どどどどッ」
「がるぐるるるるがるっ!」(←訳:ドラで始まるアレだぁ!)

 はい、そこまでー!
 いいですこと、テディちゃ、虎くん、
 表紙画でお分かりのように、確かにこの御方――
 主人公のカーデュラさんときたら、すごく怪しいわ!
 ものすご~く怪し過ぎるくらい怪しい!
 でもね、巻末の解説で羽柴壮一さんが指摘しておられる通り、
 本文中には、
 一言も出てこないのよ。
 カーデュラさんが『吸☆△』だとか、
 『ドラ▽◆◎伯爵』だとか、
 そういう単語は一切使われていないの。

 けれど、すべての状況証拠は厳然たる事実を示唆しているのです。
 
 長身に、
 全身黒づくめの服装、
 肌は異様に青白く、
 鏡には映らず、
 十字架を嫌い、
 怪力の持ち主であり、
 昼間は絶対に活動しない……!

 そして極め付けは、
 カーデュラ(Cardula)という名を
 ちょちょいっと入れ替えてみると、
 現われ出るのはDrac――

「うきゃァ~~ッ!」
「がる~~っ!」

 ああ、しかし、しかしです。
 闇の眷属の王たる彼が、故郷の城でのほほ~んと、
 してはいられない時代がやって来ていたのでした。
 お城は政府に没収されて、
 俗っぽく観光化されちゃうし、
 世界情勢の変化で投資しておいた財産は紙クズと化し、
 もはやこの国に居場所はない……!

「そッ、そォなのでスかァ??」
「が…るるぐるがるー」(←訳:ド…も大変なんだねー)

 そんなこんなで、カーデュラさん、新大陸――合衆国へ移住しました。
 したのはいいけれど、
 先立つモノがないことに、
 ほとほと困っているカーデュラさん。
 或る看板を掲げます。

 『カーデュラ探偵社』!
 営業は夜間のみ!

「やかんッ、てェ~…」
「がるるぐる~…」(←訳:探偵社って~…)

 夜の住人がハードボイルド探偵を目指すと、
 いったいそこにはどんなミステリが生まれるのでしょう?

 日本ではあまり知られていない
 作者のジャック・リッチーさんは
 短編の名手として本家『ヒッチコックマガジン』『EQMM』などに
 数多くの作品を発表したミステリ作家さんでした。
 
 ミステリ好きさん、
 ユーモアもの大好き!という御方、
 ド……ファンの方々に、おすすめの怪作です。
 ふっふっふっ♪
 ぜひ御一読を~♪

「にッ、にげてもォ、いいよねッ??」
「がるるるぐるぐるがるる~!」(←訳:逃げる準備をしながら、読もう~!)
 

 
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旅するこころ(夏編)。

2011-06-26 23:23:53 | ブックス
 こんにちは、ネーさです。
 ガガ様に続いて、フランス映画祭に出席の仏映画界の方々も来日中!
 ありがたくも頼もしい百人力の芸術家集団さんですわね!

「こんにちわッ、テディちゃでスゥ!
 たのもしィのはァ、べッそんさんのォ、おなかッ♪」
「ぐるる!がるるるーぐるる!」(←訳:虎です!立派なお腹だよねー!)
 
 ……しっ!(←ネーさ、周囲を見回しヒソヒソ声で)
 ベッソン監督さんのウエスト実寸は禁句よ!
 えへん、さあ、週明けの読書タイムがやってきましたよ♪
 夏もほぼ本番のこの季節に、こんな一冊、
 いえ、一誌はいかがでしょう~?

  


 
            ―― SAVVY 2011年8月号 ――


 
 発行は京阪神エルマガジン社さん、
 京都特集のこちらの号は通常よりボリュームもアップ?
 『京都 河原町 烏丸 てくてく地図本』と題された内容は、
 京都市内中心部の見どころ&寄り道どころがギュギュッと濃縮掲載!

「こんこんちきッ♪」
「がるぐるるる♪」(←訳:こんちきこん♪)

 そうね、夏の京都の名物といえば祇園祭!
 お祭りの様々な行事が、
 もう始まっている頃かしら?

「ゆきたいィでスねッ、おまつりへッ♪」
「がるるるぐるがるる!」(←訳:日本三大祭りの一つだよ!)

 祇園祭に行かれる予定がある御方は、
 お祭りの合間に、
 さて、どこでお食事したり、
 お土産を買ったりしたらいいんでしょう?
 市内の交通は規制されていて、
 道路は混雑しているようだから、
 遠出はムリみたいね~…
 というときに、
 この御本、とっても参考になりそうです。

 特集の題名にあるように、
 『てくてくさんぽ』のエリアは、
 河原町・烏丸を中心とする《京都まんなか》の地域です。
 
「わほッ♪
 すてきなァ、おみせェ、ずら~りィッ!」
「がるがるがるるるぐる!」(←訳:お買い物しまくろうね!)

 私たちお菓子好きに嬉しいのは、
 『まちなかひんやり あまいものMAP』、
 『まちなか持ち帰り スイーツMAP』。
 京料理好きさんのためには
 『ランチMAP』や『晩ごはんMAP』も載ってます♪
 お祭りマニアさんは
 『今年こそ祇園祭りにいこう!』のページを必読&熟読!

「どこでェ、けんぶつゥしようッ?」
「ぐるぐるがるるる!」(←訳:各山鉾を見て回ろう!)

 京都市中心部の最新ニュースを知りたい御方、
 京都大々好き~♪な旅マニアさんに、
 おすすめのSAVVY最新号は
 本屋さん、
 もしくはネット書店さんで!
 
 ……では、ここで、ネーさの心の叫びを。


  京都、行きたいーっ!!!


「ふァーすとくらすゥでッ?」
「ぐるるるがるぐる?」(←訳:ビジネスクラスで?)

 フツーに新幹線の指定席で!


  

 ここで、ムットーニさんに関する追補情報です。
 本日6月26日をもって《ムットーニワールドからくりシアターⅡ》は
 惜しまれつつ終演となりました……。
 前々回記事にて御紹介しました『アローンランデヴー』という作品は
 世田谷文学館の所蔵作品ですので、
 《からくりシアターⅡ》に来場できなかった御方は、
 機会がありましたら、ぜひ、世田谷文学館の展示室で
 ムットーニさんの世界にひたってくださいね! 
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食いしん坊の夏?

2011-06-25 23:20:23 | 美味
「もぐッとォ! ぐびッとォ!」
「がるるる~!」(←訳:週末はぁ~!) 
「おやつゥたいむゥ~でスよッ♪」

 こんにちは、ネーさです。
 6月ラストの週末は、はい、おやつタ~イム!
 前回のおやつタイムに続いて、
 今回もしょっぱい系スナック菓子の御紹介と参りましょ♪
 さあ、こちらを、どうぞ~!

  

 『ジャパンフリトレー』さんの
 《ハイボールに合うスナック エビフライ味&タルタルソース味》!

  

 そしてこちらは、
 『東ハト』さんの
 《ポテハット 塩バター味》!

「きゃほほゥ!
 おなかがァ、すいてきましたよゥ! いただきま~ス!」
「ぐるるるがるぐるーがるる!」(←訳:ボクも勇んでいただきまーす!)

 私ネーさも、ガッツで!
 いただきます! がぶりん!
 うむうむ、
 《ポテハット》は、ジャガイモを素材に、
 薄く焼き上げた洋風おせんべい、かしら?
 パキッとした食感がポテチとは違ってますね。
 《ハイボールに合うスナック》の方は……
 ハイボール?
 お酒を嗜まない私ネーさには、うぅ~む、
 そうね~アルコールに合いそうなお味ね~としか、
 申し上げられませんが……
 ソムリエの田崎さんがプロデュースしたお菓子ですもの、
 心配は無用でしょう♪
 エビフライ味、ですって!
 斬新というか、着眼点がユニークというか……

「もぐもぐッ! 
 りょうほうともォ、おいしィでス!
 ほーむぱーてィにィ、いかがッ?」
「がるるるがるぐる!」(←訳:浜辺や河原でのピクニックに!)

 浜辺や河原でのピクニック……?
 そ、それは危険よ!
 テディちゃ、虎くん、逃げる用意をして!

「にげるッ?」
「がるるっ?」(←訳:なんでっ?)
「あッ??」
「ぐるる!」(←訳:あれは!)

 トンビー!!

「ぎゃわァー!」
「がるー!」

 海開きしたばかりの湘南地域では
 トンビに食べ物をさらわれてしまう被害が多いと度々報道されていますが、
 ここ、東京・多摩地域の多摩川沿いには、
 トンビ、野鴨、カラス、白鷺、などの野鳥がいっぱい!
 先日なんて、鵜がいたんです!
 野生の鵜!
 初めて拝見いたしました……!
 
「あわわわッ!
 おやつをォ、まもらなくちゃッ!」
「がるるるぐるる!」(←訳:逃げろや逃げろ!)

 アウトドアレジャー愛好家の方々、
 Lサイズの野鳥さんたちと遭遇した時には
 『攻撃よりも防御』の姿勢で!

「おいしィおやつゥ、ごちそうさまでしたでス!」
「がるるっ♪」

 では皆さま、野鳥と出くわさない穏やかな週末を!

 
 
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再訪!《ムットーニワールド からくりシアターⅡ》

2011-06-24 23:13:32 | ミュゼ
「こんにちわッ、テディちゃでス! ……あれッ?」
「がるるー!ぐるるるがるぐる?」(←訳:虎ですー!ネーさはどこだろ?) 

 こんにちは、ネーさです。
 本日は、熱波の中をあっぷあっぷと泳ぎ、
 またまた行ってまいりましたよ~♪

 《ムットーニワールド からくりシアターⅡ》、
  会場は、八王子市夢美術館!

  

「あッ! むッとーにさんだァ!」
「がるぐるがるるがるる?」(←訳:こないだ行ったでしょ?)

 はい、会期初日にさっそく伺ったのですが、
 今日6月24日は……

  

 と、御覧のように、上演会が行われるんですね!
 《ムットーニワールド からくりシアターⅡ》の会期は、
 残すところ、今日を含めてあと三日……!
 週末の上演会はものすご~く混雑しますから、
 行くなら金曜日の今日がチャンス!

「おッけェー! れッつゥごォ~♪」
「ぐるがるっ!」(←訳:行こ行こっ!)

 結論を申し上げますと、
 行ってみて正解でした!
 会期初日の上演会では、
 ムットーニさん、試運転状態だったようです。
 比べるに、今日は弁舌なめらか、アドリブも冴え、進行もテンポよく、
 一段と楽しい上演会となりました♪

 自動人形師《ムットーニ》さんこと、武藤政彦さん――
 光りと音と人形たちを自在に操り、
 禁酒法時代のシカゴへ、
 はるかな未来へ、
 異形たちが闊歩する別世界へ、
 観る者を連れていってくれるアーティストさんです。

 上演会とは、
 ムットーニさん御自身が、
 自作の『からくり箱』に寄り添い、
 口上を述べ、
 自動人形たちのものがたりを語り、
 ときには楽器を手に人形と合奏したりもする
 演劇的な催し、なのです。

「たのしくてェ、うきうきッ♪」
「ぐるぐるるるがる♪」(←訳:面白くてワクワク♪)

 大掛かりな代表作、
 バンドを従えた歌姫の大舞台、
 海上に浮かぶ少女のまぼろし……

 バラエティに富むムットーニさんの“演目”数ある中で、
 私ネーさのおすすめは、
 『アローン・ランデヴー』。

  

 レイ・ブラドベリさんの短編小説『万華鏡』を原作とするこの作品は、
 ただもうひたすらに美しく、
 宇宙に魅せられた者――魅入られた者の、
 悲しみと喜びの一瞬を描きます。
 はかなく、
 また比類なく壮絶に、
 夜空を横切る《願い》のものがたり……。

 『アローン・ランデヴー』を見るたび、思います。
 SF作家にして日本SFの父、野田昌宏さんに
 この光の小宇宙を見ていただきたかったなあ、と。
 そしてまた、原作者のブラッドベリさんにも見ていただきたいなあ、と。

 SF好きさんの心をグッとつかむムットーニさんのマジック、
 すべての活字マニアさんにも、
 ぜひぜひ、観ていただきたいわ~!!

「ネーさッ、こッちもォ!」
「ぐるるがる!」(←訳:新作だよう!)

  

 こちらは、2011年の新作『ウィング エレメント』のポストカードです。
 カードの右下部分に、
 ムットーニさんのサインをいただいちゃいましたよ~♪♪
 上演会後にはサインをして下さるサーヴィスぶり!
 嬉しいですね!

「ありがとうございまスゥ、むッとーにさんッ!」
「ぐるがるるー!」(←訳:大感謝ですー!)

 ムットーニさんのファンの方々は、
 今週末、八王子市夢美術館へ!

 活字マニアさんは、こちらも!

  

 画像左下にあります御本が、
 レイ・ブラッドベリさん著『刺青の男』です。
 『万華鏡』が収録されているのは、この御本!
 SF史上に名高い傑作を、未読の御方はぜひ!
  
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《猟犬》の鼻に訊け!

2011-06-23 22:58:42 | ブックス
「ががさまッ、ありがとうッ!」
「ぐるがるるるがる!がるるっ!」(←訳:日本へウェルカム!ガガ様っ!)

 こんにちは、ネーさです。
 多くのセレブさんたちが来日をキャンセルする中、
 レディー・ガガさまの勇気と行動力に感謝!ですね。

「あらためましてッ! こんにちわッ、テディちゃでスゥ!」
「がるるー!ぐるがるぐる!」(←訳:虎ですー!今日も暑かった!)

 そうね~、ガガさまにはぜひとも、もっと過ごしやすい季節の日本へ
 再訪をお願いしたいものです。
 一方、どんな季節も待ったなし!なのが読書タ~イム!
 本日は、こちらを、どうぞ~!

  


 
                 ―― ハウンド ――



 著者は草下シンヤさん、2011年5月に発行されました。
 『闇の追跡者』と副題が付されています。

「はうんどォ?
 それはァ、りょうけんのォことでスねッ!」
「がるる~がるるる~ぐるぐる?」(←訳:猟犬で~追跡ってことは~ええと?)
「どうぶつものッ?」

 いいえ、この御本は、涙を誘う動物モノではありません。

 実は、著者の草下さん、
 ノンフィクションライターさんでもある御方です。
 今までに東京のアンダーグラウンドを主題にした作品を上梓されていて、
 その取材の過程で気付いたことがあったのだといいます。

  ――忽然と人が消えてしまう――

 そういった事態によく遭遇する、と。

「ひとがァきえちゃうッ??」
「がるぐるがるるー!」(←訳:なんだか怖いよー!)

  《消えた人たち》は、どこに行ってしまったのか?

 その疑問をもとに、
 ノンフィクションではなくフィクションとして、
 この物語は誕生しました。

 東京・新宿の歌舞伎町にある探偵社『ハウンド』。
 古い雑居ビルの4階にあるその探偵社は、
 一般的な《探偵業務》の依頼は受け付けない、という
 少々変わった探偵事務所さんです。

 『ハウンド』の専門は、人探し。

 或る日、突然に行方が分からなくなってしまったひと、
 現住所が不明のひと、
 数日前に家を出たきり連絡がつかないひと……

 そういった人たちを探し出す専門家が、
 『ハウンド』所長の天野ケンさん、なのでした。

「ふゥ~むゥ? ひとさがしやさんッ?」
「ぐるがるるるーぐる?」(←訳:それで、お仕事ぶりはー?)

 『ハウンド』で働いているのは、
 所長の天野さんと、
 アシスタントの亜紀ちゃん、のふたりきり。
 小さな探偵事務所は、意外に繁盛しているようで、
 夫を探してほしいという御婦人からの依頼があったり、
 アブナイ筋からの、
 すぐこの男を探せ!
 という要請があったり……

 特に、アブナイ筋の案件は、
 大事件になりそうな、
 怪しい雲行き……?

「きえちゃッたひとォ、みつけだせるのかなァ??」
「がるるぐるるるがるるがる~…」(←訳:見つけ出さないとマズイかも~…)

 《失踪》という重たいテーマに、
 時事性も程よく加味された物語は
 鋭利なエンタ作品になっています。
 サスペンス好きな御方、
 ミステリ好きな御方も、ぜひ!

「だれかをォ、おさがしならばァ~」
「ぐるがるるる~!」(←訳:歌舞伎町の~!)
「りょうけんさんをォ、たずねようッ!」
「がるるるるぐるるがるー!」(←訳:ワンコじゃないってばー!)
 
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真昼は、しょっぱ!で。

2011-06-22 22:52:19 | 美味
「ぐびぐびィ! ぷはーッ♪」
「がるがる!ぐるるー!」(←訳:ごくごく!がぶぶー!)

 こんにちは、ネーさです。
 暑い一日を終えようとするときに、
 ビヤガーデンで、或いはお家のテラスやお庭で、
 冷たい飲みものを味わうこの喜び!
 あ、別に熱いコーヒーでも、緑茶でも、ミネラルウォーターでもいいんですよ。
 私ネーさ、アルコールは苦手なんですけど、
 ジャスミンティーでもレモンティーでもカルピスでも、どんと来~い♪

「こんにちわッ、テディちゃでス!
 あいすここあッ、ぷりーずゥ!」
「がるる!ぐるぐるぐるるるーるる!」(←訳:虎です!マックシェイクのバニラで!)

 は~い、お好みの飲料を用意したら、
 こちらも、どうぞ~!

  

 新作!
 『カルビー』さんの《かっぱえびせん 期間限定 柚子ぽん酢味》と、

  

 こちらも新製品!
 『グリコ』さんの《Cheeza チーザ スモークチーズ味》。

「わほッ♪ しんさくゥ!」
「がるぐるがるるーる!」(←訳:しょっぱいお菓子だー!)

 ええ、そうなんですよ、
 夏至の本日、おやつタイムで御紹介いたしますのは、
 塩っ気のあるスナック菓子!
 暑い夏は、そこそこ塩分を補給しなければなりません。
 塩分と水分を同時に摂取する、というのは大事よね。
 では、飲みものを手に、新作お菓子、いただきまーす!

「いただきまスゥ! ぱくッ、さくさくッ!」
「ぐるぐるがるるる!ぐるる!」(←訳:ボクもいただきます!ぱくり!)

 おお、美味しゅうございます♪
 双方とも、世のお父さんたちが
 ビールに合う!
 と喜びそうなお味ですね!
 ワインや日本酒の銘柄にはちょっとうるさいマダムたちも
 オッケー♪と言ってくださるでしょう。
 《えびせん 柚子ぽん酢味》は和風なおつまみ、
 《チーザ スモークチーズ》は和にも洋にもよく似合うおつまみ、ってところね。
 チーズマニアさんには《チーザ》がおすすめ~♪

「しょくよくがァ、ないときにィもォ」
「ぐるぐるがる!」(←訳:いいかもねっ!) 

 わいわいとお喋りしながら、
 皆で分け合うのにちょうどいいスナック系お菓子、
 御馳走さまでした♪

 では、おやつのついでに……じゃじゃん!

  

 ネジリバナ!
 我が家の庭で今年初の、ネジリバナちゃんが咲きましたよ~♪
 え~、そのぅ、ゴチャゴチャした見難い画像で申し訳ありませんが、
 中央の、ピンクのお花がネジリバナちゃんです。
 河原などに自生していることも多いそうですので、
 お花マニアさんは野山で御探索あれ♪

「きゃわゆいィ~おはなでスッ!」
「がるぐるるがる!」(←訳:見つけてみてね!)
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《うらやま》の秘密?

2011-06-21 23:08:50 | ブックス
「あつゥうィ~…!
 こんにちわゥ、テディちゃでスゥ~…」
「がるるぅ~…ぐるる~!」(←訳:暑いよぅ~…虎です~!)

 こんにちは、ネーさです。
 今日の東京・多摩地域は、とぉ~っても暑うござんした。
 皆さま、本気で熱中症に御用心を!

「ごくごくゥ、ぷはッ!
 びーるがァ、んまいィッ!」
「がるぐるがる!」(←訳:それ麦茶だよ!)

 未成年のお子ちゃまたちは、アルコール類は控えてね。
 しかし、アルコールは我慢できても、
 我慢できないのが活字欠乏症。
 未成年であろうと大人だろうと、
 活字がなくちゃココロの平穏が保てないわ~!
 という御方は、さあ、こちらを、どうぞ~!

  


 
              ―― かがみのもり ――


 
 著者は大崎梢さん、2011年3月に発行されました。
 この御本は、大人の読者さんも歓迎ですが、
 少年少女を読者層とするジュブナイルブックであるためでしょう、
 本文中の難しい漢字にはふりがなが付されており、
 字体なども工夫されています。

「うむッ、よみやすいねッ!」
「がるるるぐるがるるるがる!」(←訳:小学校高学年からイケるぞ!)

 ストーリーは、しかし、
 お子ちゃま向けの手抜き、なんてことは決してありません。
 一応はミステリですけれど、
 サスペンスも盛りこまれた冒険もの、であるとも言えるのです。

 主人公は、中学校教師の、片野厚介(かたの・こうすけ)さん。
 片野先生、着任一年目の若い教師さんですので、
 生徒さんも話しかけやすいのか、
 今日も授業の後に、

  先生~!

 と、追いかけてくる人影がふたつ。

「わほッ!
 じけんッでスねッ!」
「がるぐるる~がるるぐる…」(←訳:いや~まだ事件と決まった訳じゃ…)

 笹井誠(ささい・まこと)くんと、
 勝俣裕吾(かつまた・ゆうご)くんは、
 不良ではないし不真面目でもない、
 ごくフツーの、元気のいい生徒さんです。
 そのふたりが、勿体ぶって先生に見せたのは……

 ちょこっと不思議な御姿の狛犬さんと、
 金色に輝くきれいな御宮の写真でした。

「おみやッ?」
「がるるーぐるぐる?」(←訳:神社のお宮のことー?)

 金箔で覆われた社(やしろ)、
 社の内部に描かれた花鳥画の装飾、
 そのあまりの美々しさに、
 片野先生は呆然となってしまいます。

  この町に、
  これほど見事な御宮なんて、あったかな?
  聞いたことも見たこともないけど?

 実は片野先生、
 生家が神社さんなのです。
 神事を身近に見て育った経験から、
 ただならぬものを感じました。

 仕事が終わったその足で、
 片野先生が向かったのは
 香我美山(かがみやま)。

 問題の、金ぴかの御社は、
 この山のどこかにあると思われますが……
 
「おやまッ、ひろーいッでスゥ!」
「ぐるがるるるーがる!」(←訳:道は険しいしー!)
「あしがァ、いたいィ~ッ」

 お山が抱える秘密に、
 先生と生徒さんたちは体当たり!
 特に、終盤の展開は手に汗握っちゃいますよ♪

 歴史小説、大河ドラマなどを読み&観ていると
 自然とお寺社さんに関する知識と接することになりますが、
 この御本では
 かつては馴染み深かった
 《うらやまの神社さん》
 が新しい角度から描かれています。
 大崎さんの『配達あかすきん』シリーズファンの方々、
 日頃ジュブナイルものを敬遠しちゃってる活字マニアさんにも
 おすすめの一冊ですよ~♪

「のぼれッ、うらやまァ!
 えいさッ、こらさッ!」
「がるっぐるるーっ!」(←訳:あっ蛇がーっ!)
「うきゃああァァァッ!!!」(←猛逃走!)
 
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