テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

《笑い》は仮面で、ホントは…?

2011-05-31 23:03:35 | ブックス
 こんにちは、ネーさです。
 先日の台風でバラのお花は多くがダメージを受けてしまったようですが、
 朱赤色をしたザクロのお花は元気いっぱいですね!

「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ざくろォ♪……むぽぽッ♪ だァいすきィでスよッ♪♪」
「がるる!ぐるぐるがるるる!」(←訳:虎です!美味しいよね赤い実!)

 あのですね、実がなるのはまだ先なんですけれど……
 考えてみると、本日ご紹介いたしますのは、
 花は咲くのか?風雨をこえて実は結ぶのか?と案じられる
 或るヒヨッコさんのものがたり、でもあるのです。
 さあ、こちらを、どうぞ~!

  


 
            ―― 放課後はミステリーとともに ――


 
 著者は東川篤哉さん、2011年2月に発行されました。
 はい! ミステリ好きさんのみならず、
 活字マニアさんにはすっかりお馴染みとなった東川さん、
 『謎解きはディナーの後で』の大ヒットで、いま最も人気のミステリ作家さんですね!

「ふァいッ!
 へんてこォしつじさんとォ、おじょうさまッ!」
「がるるるぐるーぐるがるる!」(←訳:とってもユニークなミステリ!)

 ええ、こちらの御本も、
 ユニーク度合ではいい勝負ですよ。
 主人公は……探偵志望のヒヨッコさん!

「るーきーさんッ、でスねッ♪」
「がるるるーぐるるるー!」(←訳:新人さんウェルカムー!)

 主人公の“探偵”さんは、
 私立鯉ケ窪(こいがくぼ)学園探偵部の副部長である
 自称『名探偵 霧ケ峰涼(きりがみね・りょう)』――

「きりがみねッ??」
「がるっ??」(←訳:涼っ??)
「それはァ、まるでッ!」

 おっと!
 言っちゃいけませんよ!
 エアコンの製品名みたいだなんて、絶対に言っちゃダメ!
 御本人も気にしていて、
 小学校時代、エアコンから取った『コンちゃん』と仇名されていたのは
 嫌~な思い出なんです。

 でも!
 鯉ケ窪学園に通う高校生になった今、
 エアコンなんていう仇名とは無縁です。
 
 我こそは名探偵なり!
 探偵部のエースとして、大活躍!
 
 ……いえ、ホントはね、
 大活躍したくて、
 探偵部を正式な部活にランクアップさせようと、
 顧問になってくれる先生を探しているところ、
 なんですけどね。

「こうこうせいかつッてェ、たいへんでスねェ~…」
「がるぐるがるる~…」(←訳:イバラの道だぁ~…)

 あの先生なら顧問を引き受けてくれそうだ!と
 アタリをつけて出向いた先で
 待っていたのは……

 念願の、“事件”!

「おおォッ!」
「がるるるるぐるぐるるーるがる?」(←訳:ラッキーなのかアンラッキーなのか?)

 勇んで推理を働かせるヒヨッコ、あっと失礼、自称・名探偵さんの頭上に、
 はたして栄冠は輝く、のでしょうか……?

 この御本が刊行されたのは今年――2011年ですが、
 『名探偵 霧ケ峰涼』の短編数作品は、
 以前からアンソロジー本などに収録されており、
 ミステリファンさんにはよく知られています。
 今回、作品が一冊にまとめられ、
 より読みやすくなったのは喜ばしいかぎり!
 
 ユーモアミステリという装いの下に隠されているのは、
 エラリークイーンさんや
 J・D・カーさんへの挑戦状!なのかもしれません。
 未読の活字マニアさんに、おすすめ!ですよ~♪

「たんていよッ、みちなきィみちをゆけッ!」
「がるるるぐるがるるる!」(←訳:きっといつかは、栄光が!)
   
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~ 和の御菓子の、楽園へ ~

2011-05-30 23:16:24 | ブックス
 こんにちは、ネーさです。
 東京や神奈川の小学校などでは
 今が運動会シーズンなのだそうですね~!
 
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ゆけゆけッ、ぼうたおしッ!」
「がるるー!ぐるがるるるぐる!」(←訳:虎です!仕上げはダンスで!)

 全般に運動音痴の私ネーさ、
 運動会はめちゃくちゃ苦手でしたが、
 本日ご紹介いたします分野は、苦手じゃございませんわ!
 さあ、文系の活字マニアさん、
 体育会系の活字マニアさんも、
 こちらを、どうぞ~!

  


 
           ―― 江戸時代の 和菓子デザイン ――


 
 著者は中山圭子さん、2011年4月に発行されました。
 表紙イラストを御覧になれば、
 ほほぅ!なんてオシャレでモダンなデザインかしら!
 画家さんの御名前は?
 と訊きたくなっちゃう可愛らしさ、ですが……

「ふァいッ! きゃわゆいィでスねッ!」
「がるるがるるぐるるー!」(←訳:キュートでステキだー!)

 ええ、本当に、ついウットリ見入ってしまうこの表紙画、
 実は……
 現代の画家さんによる作品ではありません。

 お江戸の時代の、
 御菓子の見本図そのまま!

 昔むかしの、
 職人さんが描いたお菓子の記録図を
 色調に手を加えることもせず、
 用いたものがこの表紙イラストなんです!

「わほゥ! すばらしィ、わざッ!」
「がるるっ!」(←訳:凄過ぎっ!)

 著者の中山さんは、卒論に『和菓子の意匠』を選び、
 老舗和菓子屋『虎屋』さんの資料室で働いておられる
 和菓子界きっての才媛さんです。
 以前から和菓子の絵図帳に興味を持ち、
 調査をしてきたという中山さんが、
 美しさと格調の高さで際立っている!
 と、考えたのが
 『御蒸菓子御見本』
 『御干菓子御見本』
 なる絵図帳でした。

 この御本に収録されているのは、
 原寸大のもの、
 縮尺を少し変えたもの、の2種から成る、
 手を加えられていない江戸期の御菓子絵図が、実に450以上!
 同じデザインでも色が異なるものや、
 幾つかを組み合わせてセットにしたもの、
 参考図版、
 御菓子帳の説明図、
 巻末には御見本をもとに再現した御蒸菓子の写真も掲載されていますから、
 軽く見積もっても500以上の御菓子図が、
 御菓子好きさんをノックアウトしてくれます♪

「ふァうゥ~♪
 ぜんぶゥ、たべたいィねッ!」
「ぐるぐるるがるるる~♪」(←訳:食いしん坊お茶会だ~♪)

 御菓子に付けられた名前の由来、
 和菓子の歴史、
 御菓子にまつわるコラム、
 専門用語の解説まで、
 江戸時代の和菓子図を集大成した貴重にして雅な一冊です。
 
 和菓子入門者さん、
 プロの御方も必携のスペシャルなヴィジュアル和菓子大辞典、
 活字マニアを自認なさる皆さまも、
 中山さんの労作、ぜひ御覧下さいな~!

「まるでェ、あーとッ!」
「がるるるるぐるがるるる~ぐる!」(←訳:カラフル和菓子パラダイスへ、ようこそ~!)
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晴耕雨読は、本格モノで。

2011-05-29 23:05:09 | ブックス
 こんにちは、ネーさです。
 週刊天気予報図を見るにつけ……
 ううむ、
 レインブーツ、いえ、長靴!をホントに買っちゃおうかしら~?

「こんにちわッ、テディちゃでス!
 あたらしィ、かさもォ、ほしィなッ♪」
「がるる!…ぐるぐるぐるるがる~」(←訳:虎です!…猫族は雨キライです~!)

 雨雲をぐぐっと睨みつけながら、
 では本日も読書タ~イム!
 こちらを、どうぞ~!

  


 
               ―― 十三回忌 ――


 
 著者は小島正樹さん、2008年10月に発行されました。
 おどろおどろし~い題名が示すように、
 事件また事件さらに事件と、
 読み手をきりきり舞いさせるミステリです!

「ほらーじゃありませんよねッ、ほらーじゃっ?!?」
「がるるるぐるぐるるがるー!」(←訳:雨もイヤだけど怪談もヤダー!)

 怪談じゃありませーん、ミステリですってば。
 著者の小島さんは、
 『占星術殺人事件』他で知られる本格ミステリのマエストロ・島田荘司さんの
 お弟子さんともいうべき御方ですから、
 きっちりと織り上げましたよ、
 隙のない、
 穴のない、
 それでいてアクロバティックな、
 エンタストーリーを!

「ふむゥ~、ほんかくゥ~…ッてことはァ~」
「がるるるる!」(←訳:出てくるね!)
「めいたんていがッ!」

 はい、出てきちゃいますよ、名探偵さんが!
 ただし、登場するのは御本の中盤以降、
 『第四章 探偵』からです。
 
「しんうちィ、とうじょうゥッ!」
「がるぐるるがる!」(←訳:鳴物入りだねえ!)

 政治的・経済的に大きな力を有する或る一族に、
 ふりかかる不幸な事件。
 そこには奇怪な法則があるようです。
 法事が予定されている時に限って、
 何かが起きる……
 
 警察や、一族の人々もそれを分かっていて、
 様々な対策を立てるのですが、
 それをあざ笑うかのように、
 事件は起きてしまい、
 犯人も不明のまま、
 ただ月日だけが過ぎてゆきました。

 探偵・海老原浩一(えびはら・こういち)さんが
 やって来るまでは。

「おおッ! そうこなくちゃッ!」
「がるぐるがるぐるる?」(←訳:事件の再発を防がなくちゃ!)

 謎の数々を、
 探偵さんは解決できるのでしょうか?
 新たな事件が起ころうとしているのを、
 探偵さんは見抜き、
 防ぐことが出来るのでしょうか?

 そして、ミステリマニアさんは
 謎=トリックの完成度に満足できるのでしょうか?
 目利きさんをも唸らせる探偵物語なのか否か、
 その判定は……?

「ううゥ~むッ!」
「がる~る~…!」(←訳:え~と~…!)

 クラシカルな探偵ものが大好きな御方、
 ケータイやIT技術まみれのミステリにはウンザリするわ~!という御方に
 おすすめの一冊です♪
 ぜひ!
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初夏のキャラ祭り、続行中!

2011-05-28 23:23:11 | 美味
 こんにちは、ネーさです。
 五月最後の週末は、梅雨だけでなく台風も~!
 皆さま、御無事でしょうか?

「こんにちわッ、テディちゃでス! じめじめッ!」
「がるる!ぐるるるるぐる!」(←訳:虎です!傘が必需品だね!)

 こんなお天気の中、
 てくてく、とぼとぼ、外出いたしましたら……
 むむっ! 

「もふゥ? なにごとォ?」
「がるるるぐるるる?」(←訳:どしたのどしたの?)

 スーパーマーケットの売り場の一角には、
 つい先日『初夏のキャラ祭り』として御紹介いたしました
 オマケ付きのペプシNEXが、ずら~り!

「あッ! ほんとィだァ~!」
「ぐるぐるぐるがる!」(←訳:たくさん置いてあるよ!)

 私ネーさ、その光景に接して思いました。
 いえ、天啓が閃いたと申してもよろしいわね。

 これは……私への挑戦だわ! 

「……えェ~??」
「……ぐるぐるるるる~?」(←訳:考え過ぎでしょ~?)

 求めるB@ERBRICKを見事このペプシの山から
 探し出してみせよ!

 という、オマケの神さまからの挑戦であるに違いありません。

 よろしい!
 受けて立とうじゃありませんか!

 鳴り響くゴング!
 ペプシNEXの詰まった箱に突進するネーさ!
 《Gundam B@ERBRICK vol.2》
 レアアイテムを求めての、
 激闘の幕開けです!

「がるるるぐるがるるっ!」(←訳:た、他人のフリしようっ!)
「そッ、そうだねッ!」

 よーしっ、気合入れて……あらっ?

「ふにゃッ?」
「ぐるっ?」

 えーと、あっさり見つけちゃいましたわ。
 こちらは、クリア素材で造られたガンダムB@ERちゃん!

  

「ふァいッ!」

 こちらは、そうレアでもなさそうな、
 赤いスペーススーツ姿の、シャア・アズナブルB@ERさん!

  

「がるる!」

 おかしいわね……
 16種類の《Gundam B@ERBRICK》ちゃん、
 中でもガンダムは
 とびきりの入手困難品だと思っていたのですけれど……?
 
「これでェ、いいのだッ!
 みつかッたからァ、はッぴィー♪」
「ぐるぐるるるがるー♪」(←訳:ゲット出来てラッキー♪)

 ということで、
 ちょこっとだけハッピーでラッキーな週末となりました。
 台風の強い風雨に注意しつつ、
 皆さまもハッピー&ラッキーな休日を!

「みなさまッ、おきをォつけてッ!」
「ぐるるるがるがるるる!」(←訳:早く台風去りますように!) 
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7世紀だって、キャリアばりばり?

2011-05-27 23:09:46 | ブックス
「わッ、つゆゥ!」
「がるっぐる?」(←訳:えっ、梅雨?)

 こんにちは、ネーさです。
 ええ、ここ関東地方も梅雨入りしちゃったようですね。

「こんにちわッ、テディちゃでスゥ!
 ながぐつッ、かわなくちゃッ!」
「ぐるる!がるぐるぐるるるがる!」(←訳:虎です!レインブーツって言って!)

 しとしと、ザーザー、ぽつぽつ、と
 雨音に耳を傾けながら、
 本日の読書タイムは、はい、こちらを、どうぞ~!

  


 
          ―― 修道女フィデルマの洞察 ――


 
 著者はピーター・トレメインさん、2010年6月に発行されました。
 副題に『修道女フィデルマ短編集』とあります。
 以前に御紹介いたしました『修道女フィデルマの叡智』と同じく、
 紀元7世紀中ごろのアイルランドを舞台とした
 英国で人気のミステリシリーズ作品、なんですよ。

「ふァいッ! (←元気よく挙手!)
 テディちゃ、おぼえてるゥでス!
 しゅうどうじょさんッ、めいたんていィでェ、しかもッ!」
「ぐるるがるるるー!」(←訳:王女さまなんだよー!)
「そのとォーりィ!」

 そうね、
 近年では稀にみるレディー探偵さん、といえばこの御方でしょうか。
 
 当時のアイルランドは五つの王国で形成されており、
 その五王国の中でも最大勢力を有するモアン国の、
 国王コルグーの妹君が、
 “キャシェルのフィデルマ”こと修道女フィデルマさん。
 
 王さまの妹君というだけではなく、
 ドーリィーという法廷弁護士であり、
 上位弁護士アンルーの資格も有するフィデルマさんは
 場合によっては裁判官をも務め得るすごい御方です。
 
「ばりばりのォ、きゃりあうーまんさんッ!」
「がるるるーるぐるぐるぐるる!」(←訳:名刺が肩書きで埋まっちゃいそう!)

 七世紀のアイルランドに名刺……があったか否か、
 そこらへんは不明ですが、
 どうやら、たくさんの肩書きは、
 フィデルマさんの身辺に
 《事件》を吸い寄せる役目も持っているようです。
 
 御本の冒頭に収録されている
 『毒殺への誘い』は、
 奇妙な晩餐会のものがたり。

「ばんさんかいッ!
 ごちそうゥ、でましたかッ??」
「がるるるーぐるぐるる?」(←訳:美味しい飲みものも?)

 そこが、奇妙、と思われるゆえんです。
 葡萄酒は特別なものではないし、
 お料理は……もうサイテー。
 会話は弾まず、
 雰囲気は寒々しくって、
 何より、
 招待者と客たちのぎくしゃくした関係は
 どうしようもありません。
 
 《事件》は食事が終わりに近づいた時に起こりました。
 
 積もりに積もった怨恨が爆発したのでしょうか?
 激情による復讐? 
 それとも綿密な計算の結果?
 法廷弁護士たるフィデルマさんは、
 《事件》を解決すべく
 晩餐会の一部始終を思い起こしてみるのですが……
 犯人は?
 動機は?

「みんなァ、どうきィをォ、もッてまス!」
「ぐるがるるがるがるる!」(←訳:なんとフィデルマさんまでも!)

 短編ミステリの良さを活かした五つの物語は、
 むか~しのアイルランドやヨーロッパの歴史や文化を知らなくても
 じゅうぶんに楽しめます。
 もちろん、欧州史に興味あるわ!という御方には 
 より楽しく読めちゃう御本ですよ~♪

「みすてりあすゥなァ、みすてりィッ!」
「がるるるぐる!」(←訳:正統派、だよ!)

 ミステリ好きさんは、ぜひ!
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― 麗しの小旅行 ―

2011-05-26 23:36:09 | ブックス
 こんにちは、ネーさです。
 えー、先ずは追加&訂正情報を。
 前回記事で御報告いたしました《Gundam B@ERBRICK vol.2》ですが、
 シャア専用ザクB@ERBRICKの他に、
 ガンダムB@ERBRICKもクリア素材で作られているらしいと判明しました!

「こんにちわッ、テディちゃでス!
 きらぴかッがんだむゥ、みてみたいィでス!」
「がるる!ぐるぐうるぐるるるがる!」(←訳:虎です!人気高そうだよガンダム!)

 赤いザクを上回る人気のガンダムB@ERBRICKちゃん、
 捜索中のクレクターさんに幸運を!

「みつかるとォ、いいでスねッ!」
「がるっ♪」

 では、キャラ祭りの後は、読書タ~イム!
 梅雨の足音が聞こえてきそうな今日このごろは……
 はい、こちらを、どうぞ~!

  


 
           ―― るるぶ 鎌倉 ’11~’12 ――


 
 JTBさんが制作する旅行ガイドブック『るるぶ情報版』の
 鎌倉を取材した最新号ですね♪
 
「かまくらッ♪ だいすきィ~♪♪」
「がるるがるる!」(←訳:ボクもボクも!)

 関東の古都・鎌倉。
 ええ~?
 雨ザーザー降りの旅には不向きな梅雨シーズンに、
 なんでまた旅行ガイドを~?
 と、疑問に思う御方もおられることでしょうが、
 鎌倉!ピンと来たわ!
 という御方もおられるかもしれません。

 そう、鎌倉のお花!
 鶴岡八幡宮の神苑ぼたん庭園や
 源平池のハス、
 段葛のサクラ並木、
 そしてさらに、
 皆さまによ~く知られているのは……
 アジサイ!

「あじさいィ!」
「ぐるるがるる♪」(←訳:いいね紫陽花!)

 アジサイでいちばん有名なスポットといえば、
 明月院さん(北鎌倉)でしょうか。
 2500株ものとりどりのアジサイが咲く6月の明月院さんでは、
 ハナショウブ、イワタバコのお花も
 とてもきれいなのだそうですよ。

 でもね、この御本にも掲載されていて、
 私ネーさも大好きなアジサイの美しいお寺さんは……
 成就院さんです!

 長谷・極楽寺エリアに在ります成就院さんは、
 明月院さんほどアジサイの株数は多くないものの、
 海に近い立地が独自の景観を生み出しているんですよ。
 お花の青と、海の青と……。
 
「ふゥッ、ふゥッ、!
 かいだんッ、おおいィでスゥ!」
「がるぐるがるぐるー!」(←訳:なんだ坂こんな坂ー!)
「つかれたァ!」
「がるるぐるるー!」(←訳:お腹も空いたー!)

 はいはい、御参りをして、
 礼儀正しくお花を見物させていただいた後には、
 江ノ電・極楽寺駅から
 同じ江ノ電の長谷寺駅周辺か、
 鎌倉駅方面へまいりましょ♪
 カフェ、洋食屋さん、和食屋さん、
 ビストロに高級イタリアン、
 甘味屋さんにケーキ屋さんと、
 百花繚乱より取り見取り~♪

「いッただきまスゥ!」
「がるるるぐるがる!」(←訳:お土産も忘れずに!)

 旅気分にどっぷり浸れちゃう写真&情報満載のガイドブック、
 今日は難解な御本に立ち向かうパワーが湧かないわ……
 という時には、
 つれづれなるまま、
 大好きな観光地へココロを飛ばして、
 しゃっきりスッキリ、気分転換を!

「おでかけェ、わんだふるゥ!」
「ぐるるるがるぐるる!」(←訳:遠くへも、近くへも!)

 2010年3月に、
 強風のため倒れてしまった八幡宮の大銀杏……
 『しかし、
  強い生命力で倒れた場所から若芽が吹き、
  再生が期待が期待されている』
 と、この御本には書かれています。
 銀杏くんの再生と成長、
 私たちも応援しましょう!
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ワンコも彗星もドンと来い!な初夏のキャラ祭り♪

2011-05-25 23:22:59 | 美味
 こんにちは、ネーさです。
 さあ、本日は~♪
 読書タイムをちょちょいっとお休みしまして、
 初夏を彩るキャラ祭りですよ~♪♪

「こんにちわッ、テディちゃでス! ……きゃらまつりィ??」
「がるる!ぐるぐるぐるる?」(←訳:虎です!キャラ祭りって?)

 えへん、昨日のことですわ。
 雨も上がったし、お買い物しなくちゃね!と
 JR八王子駅改札前を歩いておりましたら――

  

 わわっ??
 こ、これはいったい??

「あやしィやつッ!」
「がるぐるっ?」(←訳:何者っ?)

 はいはい、落ち着いて。
 不審人物、いえ、不審キャラじゃないのよ。
 この御方は、
 山梨県のゆるキャラ『武田菱丸』くんです!

「ひしまるゥくんッ?」
「やまなしけんッ?」

 最初は、私ネーさも
 えっ?山梨の?と、ビックリいたしましたが、
 よくよく拝見いたしますれば、
 菱丸くん、ぷっくりしたプロポーションが
 なんとも福々しくて、よろしいじゃございませんか。
 いいわね、ころーんとした頭部、
 まん丸いお腹のラインも、
 ゆるやか~♪です。
 実は私、夏に向けて2㎏ほど絞らなくちゃ……と思っていたのですが、
 菱丸くんを眺めていたら、
 1㎏や2㎏くらいどぉってことないわ♪って
 肩の力が抜けて、気分が楽になってきたわ!

「あうゥ~、ネーさァ、それはァ、やぱりィ~…」
「ぐるるるがるるる~…」(←訳:絞っておいた方が~…)

 あ、こんなグッズもいただいちゃったんですよ。

  

 菱丸くんバッジ、可愛いでしょ?

「ふァ~…」
「がる~…」

 武田菱丸くんについて調べてみましたら、
 誕生したのは2010年の冬。
 ふっくらボディと丸顔はコアラちゃんのようですが、
 モデルは甲斐犬なのだそうですよ。
 現在は『富士の国やまなし観光キャラバン隊長』として
 各地でイベント&キャンペーンを行っています。
 皆さま、応援してあげて下さいね~♪♪

「ふァ~いィ~」
「ぐるる~」

 では、キャラ祭り第2弾は、こちらですよ!

  

「おッ!」
「がるる!」

 今日の午後、発見いたしましたわ!
 『ペプシNEX』さんの新作オマケ、
 《Gundam BE@RBRICK vol.2》!

 画像は、少し分かりにくいかもしれませんが、
 『シャア専用ザク』、
 このBE@RBRICKちゃんだけ、クリア素材で出来ております。
 いちばんレアっぽいわ!と
 即ゲットいたしました♪

「かちょいィッ!」
「がるがるぐるる!」(←訳:キラキラしてる!)

 他に必見なのは、
 2種のシャアさん!
 『坊やだからさ』の名シーンの白いスーツ版と、
 赤いスペーススーツ姿のシャアB@ERが、笑えます。
 
「ぷふぷぷッ♪」
「がるがるっ♪」

 全部で16種類のガンダムB@ERBRICK、
 ファンの方々はコンビニやスーパーで探してみましょう!

 ついでに、
 ネーさ弟のコレクションから拝借してまいりました、
 《Gundam B@ERBRICK》vol.1の一部を御紹介~!

  

 シャア専用ザク、
 こちらが御覧のようにクリア素材ではないザク機ですね。そして、

  

 はい!
 改めて申すまでもありません、
 シャア・アズナブルさん!
 
「あかいィ、すいせいッ!」
「がるぐるがるるる!」(←訳:理想の敵役だよね!)

 楽しいオマケつきのペプシNEX、
 もちろん美味しゅうございました。

「ゆるきゃらさんッ、ありがとうッ!」
「ぐるぐるっぐるがるるるる!」(←訳:B@ERキャラさんも、ありがとう!)
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イカズチ飛ぶ!奔る!のニンジャウォーズ。

2011-05-24 23:23:34 | ブックス
 こんにちは、ネーさです。
 大雨が去って、ホッと一息、ですね。

「こんにちわッ、テディちゃでス! ネーさッ、にじィはッ?」
「がるる!ぐるがるるぐる~!」(←訳:虎です!ボクも虹を見たい~!)

 雨上がりの虹は……
 う~ん、気を付けてはいたのですけれど、
 今日は出なかったようですね。
 虹を観察できた町、あるのかしら?
 きっと綺麗な七色だったのだろうな~と思い馳せつつ、
 本日の読書タイムは、はいっ、こちら~!

  


 
             ―― カンナ 天満の葬列 ――



 著者は高田崇史さん、2011年3月に発行されました。
 つい最近、御著書『鬼神伝』が映画化された高田さんの、
 こちらも人気の『カンナ』シリーズ、最新刊です~♪

「あはッ! にんじゃうォーずゥ!」
「ぐるぐるがるぐる!」(←訳:現代版の忍者大戦!)

 忍者大戦、と評してよいのか、
 ムズかしいところですけれそも、
 シリーズ第一作『カンナ 飛鳥の光臨』の時点では
 思いもよらなかった“ニンジャウォーズ”的な趣きが
 濃くなってきたのは確かですね。

 伊賀にある『出賀茂(いずかも)神社』で
 神職の見習いをしている鴨志田甲斐(かもしだ・かい)さんは、
 神社を継ぐのなんてイヤだー!と
 お家を飛び出してしまった兄の代わりに
 今日もひたすら頑張っています。

 境内を掃き清めたり、
 社務所で事務仕事をしたり、
 宮司のお手伝いをしたり、
 そして、ニンジャになって闘ったり、と。

「ほんもののォ、にんじゃッ、だもんねッ!」
「がるるるるるぐるぐる!」(←訳:今もいるんだ忍者が!)

 宮司の職は先祖代々のもの、
 忍術もまた、先祖伝来のもの。
 普通の人からみれば
 まさかぁ!
 ってなことも、
 甲斐くんにとっては、日常です。

 古くから神社に伝えられた大事な社伝が奪われてしまい、
 それを取り戻そうと、
 得体の知れぬ者たちとの闘いに身を投じることも、
 最近ではすっかり、
 驚かぬようになってしまいました。

 出賀茂神社、
 つまり甲斐くんの膝元にまで
 魔手が迫ってきても、
 どこか、肝が据わったというか、
 良い意味で図太くなったというのでしょうか、
 甲斐くん、
 暗闇でも冷静に状況判断が出来るほどの、
 成長を遂げました。

「でもォ、ゆだんしちゃッだめだよッ!」
「ぐるるるがる!」(←訳:敵は強いぞ!)

 そうですね、
 天神さま――菅原道真公というテーマを得て、
 事態はますます、
 混沌と混迷の方向へ。
 甲斐くんや友人たちは戸惑います。
 誰が味方で、
 誰が敵なのか?
 信頼していいのは……自分だけ、なのか?

 巻を重ねるにつれ、
 ミステリや時代伝奇アクションの枠を越え、
 著者・高田さんが得意とする歴史ミステリの域にも
 納まりきれなくなりつつある
 サスペンスフルな21世紀のニンジャウォーズ、
 QEDシリーズ愛読者さんも
 映画『鬼神伝』で高田さんの作品を初めて知った方々にも
 おすすめのエンタストーリーですよ♪

「にんじゃまにあさんッ、よむべしィ!」
「がるるぐるる!」(←訳:ワンコも、忍者します!)

 忍犬ほうろくくんの活躍に、大拍手を!
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真昼の星の、ランデヴー。

2011-05-23 22:55:16 | ブックス
 こんにちは、ネーさです。
 きゃーっ、寒い!

「こんにちわッ、テディちゃでス! さむッ!」
「がるる!ぐるっ!」(←訳:虎です!寒っ!)

 ツバメさんたちも南に帰りたくなっちゃう寒~い週明けになりましたが、
 さあ、めげずに読書タイム!
 本日は、こちらを、どうぞ~!

  


 
             ―― おしまいのデート ――


 
 著者は瀬尾まいこ さん、2011年1月に発行されました。
 『図書館の神様』『天国はまだ遠く』『優しい音楽』、
 そして活字マニアさんにはよく知られる『幸福な食卓』の人気作家・瀬尾さんの、
 最新短篇集がこの御本、ですね。

「でーとォ??」
「ぐるがるぐるぐるがるぅ?」(←訳:じゃあこれは恋愛小説ぅ~?)
「でもォ、ひょうしィはァ……」
「がる?」(←訳:天丼?)

 天丼はちょっと脇に置いておきましょう、天丼は。

 えへん、表題作品『おしまいのデート』は
 表紙をめくってすぐ、
 冒頭に収録されています。

 主人公にして、語り手さんでもあるのは、
 彗子(すいこ)ちゃん。
 中学生で、そろそろ本格的に受験勉強に取り組まなければならない年頃、
 なのですが……
 今日も、彗子ちゃん、
 待ち合わせ場所の公園へ急ぎます。
 
「わおッ♪ でーとォ、でスかッ♪」
「ぐるがるぐるるがるる?」(←訳:受験勉強しなくていいの?)

 彗子ちゃんの《デート》は、
 親御さんも公認の《デート》なのです。
 約束の時間にいつも遅れ気味にやって来る、
 彗子ちゃんの待ち合わせ相手さん、とは……

「だれだれッ?」
「がるぐる?」(←訳:何者なの?)

 ミステリ作品ではないのですが、
 種明かしは控えることにいたしましょう。
 彗子ちゃんのデート――
 そう、題名にはデートとあり、
 文中でもデートと記されているのですが、
 読んでいて、ふっと想ったのは、
 デートではなく、
 ランデヴーという言葉でした。

 待ち合わせ、会合、出会う、逢引き、デート、
 などの意味を持つフランス語ですが、
 宇宙船の軌道が接近する・交錯する、といった意味合いもあります。

 彗星の彗を名にいただく、
 少女・彗子ちゃんのデート=ランデヴー……
 それは宇宙にたったひとつの、
 交差する光の軌跡、なのかもしれません。

「すてきなァ、でーとにィ、なるといいねッ♪」
「ぐるがるがるがる!」(←訳:彗子ちゃん幸運を!)

 天丼が登場するのは
 『ランクアップ丼』。
 『おしまいのデート』と対を成すかのような
 『デートまでの長い道のり』。

 はるか上空を横切りながら地上を見守る人工衛星が、
 ほんの一瞬、
 地上の営みをとらえた五つの記録……
 いえ、
 優しく、ほろ甘い5編のものがたり。

 すべての活字マニアさんに、おすすめです!

「ながれぼしィ、かもんッ!」
「がるるるるがるぐる!」(←訳:願い事を唱えよう!)
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天才が乗り出せば?

2011-05-22 23:30:13 | ブックス
 こんにちは、ネーさです。
 ちょっと梅雨を想わせる今日の東京・多摩地方……
 どこかに蛍さんはいないかな~と探してみたくなるお天気でした。

「こんにちわッ、テディちゃでス!
 あッちのォ、みずはァ、からいィぞォッ♪」
「ぐるる!がるるがるるがる~♪」(←訳:虎です!こっちの水は甘いぞ~!)

 川辺に、水辺に、蛍ちゃんの姿を求めながら、
 その合間にはしっかり読書タ~イムも。
 さあ、本日は、こちらを、どうぞ~!

  


 
          ―― バミューダ海域の摩天楼 ――


 
 著者は柄刀一さん、2011年4月に発行されました。
 まあ、ステキ!
 出版社さんによれば『本格ミステリーの真髄、ここにあり!!』ですって。
 本格ミステリ、大いにウェルカムですわ!

「ほえッ? でもォ、ネーさッ、ばみゅーだかいいきィ、ッてェ……」
「ぐるがるぐるるがる?」(←訳:あの有名な異次元ゾーン?)
「おかるとォだッ!」
 
 そうね、不思議な遭難事件が多発する、ということで
 昔からよく話題にのぼる大西洋の或る海域を指して
 バミューダ・トライアングル――
 そんなところが舞台になるなんて、
 この御本、ホントに本格ミステリなのかしら?と
 心配になってしまいますが……

「とうすぽォ、でスかッ?」
「がるぐるがるるっ?」(←訳:トンデモ系ですかっ?)

 ええ、『東スポ』さんの見出しになってもおかしくない、
 トンデモない事件が起こりました。
 基地を飛び立った米国空軍の輸送機が
 消息不明に……!
 しかも、一機ではありません。
 編隊を組んでいた輸送チーム3機すべてが、
 レーダーから消え、
 応答も途絶えてしまったのでした。
 該当空域には雲ひとつなく、
 飛行には全く支障ない状況であるはずなのに、
 いったい、どうしたことなのか……?

「やぱりィ、とうすぽォでス!」
「がるがるぐる!」(←訳:超常現象なのかも!)

 謎を解くべく、
 基地を訪れたのは、
 とっても“意外”な探偵さん。

 米国の頭脳が結集し、
 理系の殿堂として世界に名高いウェルズリー工科大学で
 教壇に立つ教授である彼は、
 13歳の少年です。
 既に八つの博士号を所有する、
 通称、Dr.ショーイン。

 あ、ホントはね、松蔭クルト(まつかげ・くると)さんという、
 日本人なんですけど。

「じゅうさんさいィでェ、きょうじゅッ??」
「がるるるぐる!」(←訳:天才なんだね!)

 異次元に呑み込まれてしまったかのような、
 飛行機の《消失》。
 ラスベガスの人気マジシャンだってコレは無理でしょ?と言いたくなる
 ミステリの古典的大テーマ《消失》に挑む少年天才探偵の、
 基地の司令官さんたちをも震え上がらせた絵解きとは……?
  
 『バミューダ海域のドラゴン』
 『熱波の摩天楼』の中編2作品が収録されているこの御本は
 《Dr.ショーイン》シリーズ第一作であるようですね。
 スケールの大きな、
 エンタ度も高い新人探偵さんの登場を祝って、
 まずはミステリ好きさん、御一読あれ!

「つぎはァ、ゆきおとこォ、さがしましょうッ!」
「がるぐるぐるるるる!」(←訳:アトランティス捜索とか!)
「ねッしーもッ!」

 え~、たぶん、そちら方面の担当は『東スポ』さん、ですね。
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