テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

闇との、《激闘》。

2011-09-30 23:33:35 | ブックス
 こんにちは、ネーさです。
 今日の午後のことでした……てくてくてく、と歩いておりましたら、
 あらっ! 真っ赤な曼珠沙華のお花が!
 あっちにも、こっちにも!

「こんにちわッ、テディちゃでス!
 むむむッ!めだまがァ、かゆいィ~ッ!」
「がるる!ぐるるるるがるぐるーる!」(←訳:虎です!秋の花粉シーズンが来たー!)

 秋の花咲くイマドキは、花粉のシーズン再び!?!
 花粉用目薬を手にして、それでもメゲずに読書タイム!
 本日は、こちらを、どうぞ~!

  


 
               ―― 困ってるひと ――


 
 著者は大野更紗(おおの・さらさ)さん、2011年6月に発行されました。
 現在、たいそうな評判を呼んでいるこの御本は、ノンフィクション……
 ノンフィクションとは、つまり現実。
 いったいどのような現実を著者・大野さんが
 ほぼリアルタイムで伝えてくれるのか、というと……

 病気!

「ううゥッ!」
「がるるっ!」

 そう、病気。
 病むということ。

 大野さんは、けれど、
 ものごころついた時から病気で……そんなケースには当てはまりません。
 
 或る日、なんだか体調がおもわしくないなぁと気付いて。
 でもまあ一過性のものでしょ、
 過労とか風邪でしょ、
 市販薬を飲んで、安静にしてればすぐ良くなるでしょ。
 
 誰しも、そんな風に思いますよね。
 すぐ良くなるさ、と。
 
「うむむゥ~、よくなるとォ、いいけどォ~…!」
「がるるる~ぐるるぐる~?」(←訳:でもお~もしかして~?)

 安静にして様子をみても、
 体調は好転する気配がありません。
 むしろ、悪化の一途を辿っているようです。
 大野さん、這うようにして病院へ行き、
 診察してもらったのですが……
 えんえんと続く初診の手続き、検査、別の科での診察をすすめられ、
 また検査して、その結果にお医者さんは首を傾げて……と、
 事態は、まるで泥沼……。

 ほんの少し前までは、
 健康に何の問題もなかったのに!
 大学院でビルマの人権問題に取り組み、
 タイの難民キャンプでお手伝いをし、
 忙しく、でもごく普通に毎日を過ごしていた自分が。

 まさか、医療難民になってしまうとは!

「なんみんッ???」
「がるるぐるがるがるぐるがるるー!」(←訳:なんか大変なことになってきたよー!)

 病名がわからない?
 病因が判断できない?
 どんな治療をすればいいのか、
 いえ、何科の先生に相談すればいいのかさえ、
 なんだかよく分からない……!

「ふあんッ、なのでスゥッ!」
「ぐるるがるがるがる?」(←訳:どうしたらいいの?)

 どうしたらいいのか分からぬまま、
 大野さんは、しかし、諦めません。
 一年に及ぶ“理解してくれるお医者さん探し”は、
 ようやく実を結ぶかに思われました。
 
 この先生なら!

 信頼できる先生と出会って、
 すぐに入院、診療、
 でも……またまたまた検査、検査、検査……
 そして検査の先に待っていたのは
 強い副作用がある薬との闘い……! 
 
「こッ、こんどはァ、たたかいィッ??」
「がるぐるるー!」(←訳:どうしようー!)

 難病というワケのわからないモノとの、
 原因不明という姿かたちさえ捉えられないモノとの、
 《病(やまい)》という、
 ヒトを容易に押し潰す巨大なモノとの、
 闘いが始まりました。
 そのプレッシャーと
 大野さんはどう対峙していったのか――

 ノンフクションゆえの重さと、
 その重さをはねかえそうと踏ん張る著者・大野さんの気概!
 彼女の姿勢に、
 読み手の私たちはエールをおくらずにおれません。
 
「すごいぞッ、おおのさんッ!」
「ぐるがるるるー!」(←訳:凄い頑張りだよ!)

 壮絶な闘いの行方は、
 どうか御本で!
 そして活字マニアの皆さま、大野さんにエールを!
 
 
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― 急つげる出雲の風雲? ―

2011-09-29 23:13:40 | ブックス
 こんにちは、ネーさです。
 もう衣替えしなくちゃね~秋冬ものを出そうかな~、とドタバタしていたら……

「おーしんつくつくッ、おーしんつくつくゥッ!
 こんにちわッ、テディちゃでス!」
「がるる!ぐーるるがるがるる!」(←訳:虎です!蝉が鳴いてるよー!)

 せ、蝉ですか……10月になろうという今、蝉……。
 え~と、とりあえず、今日のところは秋冬物は不要のようですね。
 ならば衣替えは中止して、いつものように、読書タ~イム!
 こちらを、どうぞ~!

  


 
              ―― カンナ 出雲の顕在 ――


 
 著者は高田崇史さん、2011年7月に発行されました。
 ブルーを基調とした表紙画も美しいこの御本は、
 《カンナシリーズ》第八作目!
 前作『カンナ 天満の葬列』でテーマとなっていたのは
 菅原道真公にまつわる謎でしたが、今度は……

「こんどはァ、どんなァ、なぞォ、でスかッ??」
「ぐるるがるぐる?」(←訳:大っきな謎かな?)

 御本の題名から、活字マニアさんはもう分かっておいででしょう。
 謎は、出雲にあり!
 
 伊賀の出賀茂(いずかも)神社は
 長い歴史を有し、
 地元ではよく知られた神社さんです。
 鴨志田(かもしだ)家の次男坊・甲斐(かい)くんは、
 この出賀茂神社の跡取りとして、
 境内をこまめに掃き清め、
 社務所でお仕事したりと、
 日夜“修行中”の身。

 けれど、もうひとつ、甲斐くんには任務(つとめ)がありました。
 
 出賀茂神社から盗まれた社伝を取り戻す――

「ふゥ~…!
 かいくんッ、がんばッてるんでスけどォ~」
「がるるるぐるるがるるる~」(←訳:上手く行かないんだよね~)

 そうね。でも――

 社伝の内容も見当がつかないし、
 誰が何のために盗んでいったのかも全然分からないや――
 
 な~んて悩んでいたのは、
 シリーズ初期での甲斐くん。
 近頃では、少しずつ分かってきました。
 社伝を盗んだ者の意図、
 盗み出した者とは別に、
 社伝をつけ狙う組織があること、
 古代日本の政治の秘密が、
 どうやら社伝に記されているらしいこと。

 友人が前触れもなく
 出雲へ旅立ったのも、
 どうやら盗まれた社伝と関係があるらしい……?
 そう察した甲斐くんも、
 後を追うのですが……。

「いずもとォいッてもォ、ひろいィのでスゥ!」
「ぐるぐるるるがるぐるある~?」(←訳:出雲のどこに行けばいいの~?)

 孤軍奮闘する甲斐くんが向かう先には……何が?
 
 私ネーさ、申し訳ないことにあまり知識がないのですが、
 『弁士さんが語る講談』の雰囲気って、
 この《カンナシリーズ》と似ているのではないかしら、と
 勝手に想像しています。
 重要な文書を狙う悪いヤツら!
 伊賀・甲賀・風魔の忍者さんたちによる華麗な忍術合戦!
 鍵を握る謎の人物!
 友情と裏切り!
 主人公の成長と受難――

 このところアート関係の御紹介が続いておりましたので、
 わあ~♪文字が並んでる~♪文章だあ~♪と、
 書物を読む喜びをたっぷりと味わいました♪
 伝奇もの、ミステリ、冒険小説が好きな活字マニアさんに
 おすすめの快作、ぜひ~! 

「こううんをォ、いのッてるでスよッ、かいくんッ!」
「ぐるがるるるがるるー!」(←訳:きっと解決は近いぞー!)


 
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《虹》のドラマ!

2011-09-28 23:31:38 | ショコラ
 こんにちは、ネーさです。
 朝夕のひんやり~が深まる今日この頃……あら?
 カレンダーによれば、
 週半ばのおやつタ~イム!も9月は今日がラストのようですわね。

「こんにちわゥ、テディちゃでスゥ! むほッ♪おやつゥ♪」
「がるる!ぐるがるがるる!」(←訳:虎です!食べようおやつ!)

 ではさっそく、突撃おやつ!
 本日はこちらを、パクっと!

  


 『不二家』さんの
 《Milky クリームプリンchocolate》!


 ペコちゃんのイラストがキュートな秋の新作ショコラは、デザート志向?
 プリン好きの私たちも、さあ実食! 
 いただきまーす! ぱくっ!

「いただきまァ~ス!ぱくくんッ!」
「ぐるぐるがるるるるー!がるっ!」(←訳:ボクもいただきまーす!ぱくっ!)

 お~♪『ふんわ~りクリーミー』とパッケージにありますように、
 プリンクリームとミルキークリーム入りの粒チョコレートは
 甘~くてミルクたっぷりのココアの風合いを
 1粒の中にぎゅぎゅっと詰めこんじゃったお味、と申しましょうか。

「もふふッ♪あまいィ~♪」
「がるるる~♪」(←訳:とろける~♪)

 チョコレートは甘くてミルク含有量が高いものじゃないと!という御方は
 うっとり&にっこりなお味、ですね。
 クセの少ないハーブティーや、
 ミルクなしのストレートな紅茶、コーヒーが合いそうです。
 でも、このプリンクリーム……
 白パンに盛ってみたい!
 きっと美味しさ三倍増よ!

「わほォ~♪おいしそォ~♪」
「ぐるるがるるる~!」(←訳:プリン好きです~!)

 楽しい妄想も広がるペコちゃんのミルキーなチョコレート、
 ご馳走さまでした♪
 おやつの余韻に浸りながら、
 さあ、次は――

 

 ↑こ~んな真夏の光景に別れを告げるべく行われた
 《ロードレース世界選手権2011》の結果報告をお送りいたしましょう!
 
 デンマークのコペンハーゲンにて
 男女ごとジュニア・U23・エリートの各部門別に開催された
 自転車競技の世界チャンピオンを決定する世界選手権大会……!
 2011年度のシーズン終幕を飾るビッグイベントであり、
 世界最速は誰だ!
 を決する頂上大会でもあったわけですが……

 注目のエリート男子タイムトライアルを制したのは――

 トニ・マルティンさん(ドイツ)!
 おめでとうございます!

「おめでとうございまス! ぱくくッ」
「がるぐるぐるるるがるるー!」(←訳:おめでとうなのですーぱくっ!)

 そして、エリート男子ロードレースの王者となったのは――

 マーク・カヴェンディッシュさん(英国マン島出身)!
 おめでとうございます!

「おめでとうございまスゥ! もぐぐッ」
「ぐるるぐるがるるがる!」(←訳:おめでとうモグモグ!)

 大会前の予想通り、
 英国のおにいさんが勝っちゃいましたわ……
 まあね、これには色々と理由がございます。
 英国チーム、他国とは比べものにならぬ、
 おそらくは億単位の予算を注ぎ込んでデンマークに乗り込みました。
 最新のヘルメット、最新のスーツ(ウェア)、
 多数のスタッフ、計算された最高のトレーニング、
 他チームであったらエース級の実力を持つ選手がアシストに徹し、
 カヴェンデッシュさんを勝たせるために全力を尽くしたのです。
 なぜって……
 すべては2012ロンドンオリンピックのため~!

「あはッ! らいねんッ、でスねッ!」
「ぐるがるるるぐる!」(←訳:英国民の名にかけて!)

 そうよ!
 世界チャンピオンだけが着用を許される《マイヨ・アルカンシエル(虹のジャージ)》、
 遠くからでもひと目で判るこのジャージを身にまとったカヴェンディッシュさんに
 ロンドンの表彰台でいちばん高い場所に上がってもらう……!
 すべては、その下準備、リハーサルだったといっても過言ではないわ!
 ……でも、でもですね、
 私ネーさ、悔しいんです!

「ふァ? くやしィ??」
「がるる~?」(←訳:なんで~?)

 カヴェンディッシュさんって…………

 ジャイアンなのよーっ!!

「……」
「……」

 性格、ガキ大将。
 言動、ガキ大将。
 日頃のレース内容もガキ大将(ケンカでポイントを剥奪されることもしばしば)。
 とどめが、顔です!
 あの顔は、まぎれもなくジャイアン系なのよー!!

「……ネーさはァ、めんくいィ、でスかァ~」
「……がるぐるるるがるがるがる~」(←訳:でもボクもジャイアンはヤダな~)

 あ~あ、ジャイアンが世界チャンプだなんて~…と
 少々げんなりいたしましたが、
 ふふふふふ、
 そうは問屋がおろしませんよ~!

「ふあァ??」
「がるぐる?」(←訳:何のこと?) 

 実は、《マイヨ・アルカンシエル》には
 もれなくジンクスがついてくる!といわれています。
 王者のジャージをまとう者は、
 ジャージを着ている一年の間あまり良い成績を残せない、のだと……。
 
 さあ、どうするジャイアン!
 君はジンクスを背負ってオリンピックで勝てるのか?
 金メダルを獲得できるのか?
 英国オリンピック協会は、どう出る?

 という次第ですので、
 自転車競技には詳しくない御方も、
 アルカンシエルとジンクスの行方から目を離さないでくださいね!
 必ずやドラマが、そこに!

「あるかなッ??」
「がるる!」(←訳:あるよ!)


 
 
 
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赤と金の嘘。

2011-09-27 23:13:35 | ブックス
 こんにちは、ネーさです。
 あちこちのお店に、2012年の手帳やダイアリーが並んでいますね~♪
 どれも可愛いわあ~♪♪

「こんにちわゥ、テディちゃでス!
 いろいろあッてェ、えらぶのォ、たいへんでスよゥ!」
「がるる!がるるるぐるがるるる♪」(←訳:虎です!カラフルなのがいいな♪)
 
 このところアイルーちゃんが気になります……
 私ネーさ、モンハンはやりませんけれど、アイルーちゃんたち、
 それにプーギーちゃんもいいわね!
 本日は、キャラクターものとはちょっと違うのですが、
 わあ!可愛い!
 と叫んでしまうアート本を御紹介いたしましょう。
 こちらを、どうぞ~!

  


 
               ―― 金魚養画場 ―― 


 
 著者は深堀隆介(ふかほり・りゅうすけ)さん、2011年8月に発行されました。
 『a goldfishing studio』と英題名が付されています。

「わほほッ♪ きんととッ!」
「がるるるぐるるー!」(←訳:ホントだ金魚だー!)

 桶に満たされた水の中をすいすいと泳ぐのは、
 朱赤色もまぶしい金魚ちゃんたち……
 と見えるのは、真っ赤な嘘!
 これは、金魚ちゃんであって金魚ちゃんではない、
 なんとも衝撃的なアート作品なんです。

「えェッ? うそォなのッ??」
「ぐるがるぐる?」(←訳:金魚アートぉ?)

 現在発売中の週刊文春(9/21発売の9/29日号)巻頭のカラーページで
 深堀さんが特集されているのを
 御覧になった活字マニアさんもおられることでしょうね。
 そのページではとても上手に
 深堀さんの作品の制作方法の説明が為されていました。

 型に流しこんだ樹脂の上に、金魚の画を、一部分描く。
 その上に、また樹脂を流し入れ、また金魚の画を、前とは違う一部分を描いて。
 またまた樹脂を流し入れたら、またまた金魚の画を……と、繰り返して。

 横から見るとCTスキャンのような金魚の輪切り画像、
 でもそれを、
 上から見ると、
 樹脂の水中を立体となって泳ぐ
 一匹の金魚が……!

「おおおォッ! やぱりィ、きんととッ!」
「がるるるぐるーるる!」(←訳:生きてるようだよー!)

 画を描くことは、嘘をつくこと。
 ないものを、あるかのように。
 2次元の中に、3次元を。
 3次元の中に2次元を。
 永遠の中に一瞬を。
 一瞬の中に、永遠を。
 
 花も実もあるウソをつくこと。

 樹脂で空間を創り、
 絵具の金魚に生命を与える――

 これほど美しい嘘は、滅多にありません。
 
「ううゥむッ!
 なんどォ、みてもォ、しんじられないィ!」
「ぐるがるがるる?」(←訳:ホントに嘘なの?)
「ほんものにしかァ、みえないィのでス!」

 画集のページの、
 桶の中、
 枡の中、
 柄杓の中を泳ぐ金魚ちゃんたちは、
 赤であったり、
 黒出目ちゃんであったり、
 銀や斑、
 ほっそり、ぷっくり、と
 色も形も百魚百様です。

 御本の後半には、
 平面作品、テキスタイル作品等も取り上げられていて、
 深堀さんの《金魚》たちの
 多面性がうかがわれます――
 キレイで可愛くて、
 ちょっと微笑ましくて、
 そぞろ怖いような、
 ウロコと尾ヒレを持つアンドロイドたち。

 深堀さんの作品をまだ見たことないわ!という御方は、
 ぜひ注目を。
 既に作品の実物を知っている方々もこの御本で再見を。
 そして、機会があればぜひ個展会場で
 金魚ちゃんたちと対面を!

「ふァいッ!
 あッてェみたいなッ♪きんととちゃんッ♪」
「がるぐるぐるがる?」(←訳:餌あげてもいい?)
 
 いいえ、餌やり厳禁です!
 ただし拍手は大歓迎~!
 
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かつてない常設展?/版画美術館レポおまけ編!

2011-09-26 23:41:11 | ミュゼ
 こんにちは、ネーさです。
 今日の関東地方、とっても寒い連休明けとなりましたね~!

「こんにちわッ、テディちゃでス!
 さむむッ! ぶるるッ!」
「がるる!がるぐるるるるぐるるる!」(←訳:虎です!昨日の電車は冷房ONだったのに!)

 ではアツアツの飲物で突然の寒さに対抗しながら、
 前回記事に続いて本日も
 町田市立国際版画美術館ミニレポを、どうぞ~!

  

 2011年9月25日までの会期で、
 町田市立国際版画美術館・常設展示室で開催されていたのは


  《素朴な美 ― フランスの民衆版画》

  《長谷川 潔》


 という常設展を超えた常設展でした!
 すごい!すごいです!
 こんな常設展があっていいのかしら?
 企画展じゃないんですかコレは?と言いたくなっちゃう常設展です!

「ふァ~? そうなねスかッ??」
「ぐるがるるるがるるる?」(←訳:どこがそんなにスゴイの?)

 まず、
 《素朴な美―フランスの民衆版画 The Simple Beauty of French Poplar Images》が
 さりげなくすごいです!
 挿絵本や稀覯本マニアの心をくすぐる作品がずら~り!
 19世紀フランスの版画技術って高水準ね!と
 感心しながら次の展示室へと進んでゆけば……
 いよいよです!
 
「うむゥ! しろとくろのォ、せかいッ!」
「ぐるぐるがるる!」(←訳:ドキドキするね!)

 《シリーズ現代作家 長谷川潔》

 1891年、横浜に生まれ、
 28歳のとき(1919年)渡欧して以降89歳で没するまでフランスに居住、  
 『黒の詩人』『マニエル・ノワールの巨匠』と敬愛された銅版画家さんが、
 長谷川潔(はせがわ・きよし)さんです。
 展示作品の約半数が町田市立国際版画美術館所蔵品、
 その他は個人所蔵の作品だそうですが、
 全67点の作品群は、
 このまま国立近代美術館の企画室に展示してもまったく遜色なし!ですよ。
 
 常設展示室、というのは、たとえそれが国立西洋美術館の常設展であろうと、
 どこかのんびりした、ゆるい空気が流れています。
 けれど、長谷川潔さんの作品が展示されたこの常設展示室は別でした。
 漫然と見流すことを許さない張りつめた空気、気配、緊張を、
 観る者は感じ取るはずです。

 フランスに暮らしながら、
 藤田嗣治とは異なる道を歩んだ長谷川さん。
 作品は、多くが小版のもので、
 遠目からの第一印象は、
 う~ん、地味だなあ、暗いなあ、
 そんなところかもしれませんが――

 作品の細部を肉眼で視認できる位置に立てば、
 啞然となることでしょう。

 この黒は、すごい!

「ふつうのォ、くろじゃァないのでス!」
「ぐるぐるがるる!」(←訳:粒子が違うんだ!)

 代表作とされる『時』、『本の上の小鳥』、『玻璃球のある生物』、
 そして仏訳版『竹取物語』の挿絵の数々……
 
 よく”絵の前で時間を忘れる”などといいますが、
 私ネーさ、久々にその忘我状態を体験いたしました。
 フェルメールさんの『真珠の首飾りの少女』を拝見して以来の、
 背筋がぞくりとする衝撃です!

  

 ↑上の画像は、版画美術館のミュージアムショップにて購入しましたポストカードブックです。
 常設展なので、残念ながら、チラシもカタログも製作されておりません。
 カタログの代わりに……と購入したポストカードブックですが、
 印刷の精度は良く、
 アート好きさんにもおすすめできるものですよ♪
 (発行は玲風書房、お値段は税込み¥1.000)
 長谷川さんの作品22点が収録されています。

 常設展の常識を凌駕する《シリーズ現代作家 長谷川潔》は、
 哀しいかな、終了してしまいました。
 ですが、もし長谷川さんの作品を目にする機会を得られたら、
 どうか皆さま、お見逃しなきよう!
 この《黒》は、特別な《黒》です!

 
  

「むゥ? おややッ、これはァ!」
「ぐるがるる!」(←訳:ドングリだ!)

 美術館がある芹ヶ谷公園には、
 先日の台風が原因でしょうか、
 ドングリくんがたくさん落ちておりました。
 この先、ドングリを見るたびに
 長谷川潔さんの画を思い出すことになりそうです。
 
  
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《日本縦断!版画の旅》展ミニレポ!

2011-09-25 23:02:36 | ミュゼ
 こんにちは、ネーさです。
 9月の連休最終日となった今日は、ちょこっとホリディスペシャル第3弾ですよ~!

「こんにちわッ、テディちゃでス!
 きょうはァ、なにィのォ、すぺしゃるゥでスかッ?」
「がるる!ぐるぐるぐるるるがる~?」(←訳:虎です!もしやどこかへ遠征とか~?)

 ええ、そうなんです♪
 本日は、こちらのミュゼへ、お出掛け~!

  

  東京都町田市にあります『町田市立国際版画美術館』!

  現在は、こちらの掲示板でお分かりのように――

 

  《日本縦断!版画の旅》

 なる企画展を開催中!……と言えたらよろしかったのですが、
 実は~…。

「あッ! これはァ!」
「がるぐるる!」(←訳:今日までだ!)

 はい、実は~…《日本縦断!版画の旅》展は、本日9月25日が会期最終日。
 ですから、
 閉幕まであと○△日~!急いで行ってくださいね!とは申し上げられないのが
 つらいのですけれど、
 今後の参考のためにも、御紹介いたしましょう。

  

  《日本縦断!版画の旅 版画でめぐる風景と名物》展のテーマは、

  “版画を見て、旅に出よう!”

 『東海道五拾三次』から近代の創作版画までを含む約150点の『風景版画』『ご当地版画』で
 日本をぐる~っと旅しちゃおう!
 あなたはきっと旅にでたくなる~…!な夏季の特別企画展です。
 
「おおッ、ふじさんッ!」
「がるぐるる!」(←訳:お城もある!)

 名風景の描き手さんは、広重さん、前川千帆(まえかわ・せんぱん)さん、
 畦地梅太郎(あぜち・うめたろう)さん……
 あっ!
 あったわ!
 もしかしたら展示されているかも……
 と期待していた川瀬巴水(かわせ・はすい)さんの作品が2点!
 ひゃわ~♪
 本物の巴水さん作品を拝見するのは初めてですよ~!
 独特の《巴水ブルー》にやっとお会いできて……嬉しい~っ!!

「ネーさッ、れいせいィにッ!」

 おおおおっ!
 川上澄生(かわかみ・すみお)さんの作品も
 1点だけですけど、展示されてるわ!
 若き日の棟方志功さんを感激させたという伝説の版画家さんよ!
 眼福~!

「がるるるるー!」(←訳:落ち着いてー!)

 あらら、えへん、失礼いたしました。
 北斎さん作品、河鍋暁斎さん作品の展示がなかったのは
 少し残念でしたが、
 日本列島を一日で行ったり来たり、楽しい旅でございました♪
 次は世界一周版画の旅!も良さそうですね。

「いっしゅうはァ、いそがしそゥでス!」
「ぐるるがるがるぐるー!」(←訳:半周くらいでいいよー!)

 最後に、ちょいっとオマケ画像を。
 町田駅周辺では、お祭りが行われていて、
 国際版画美術館への公園入口では……こんな感じ~♪

  

 大通りでは、こんな感じ~♪

  

 駅前では、こんな感じ~♪

 

 他にも何カ所かで御神輿の渡御と遭遇いたしました。
 わっしょい、わっしょい、と賑やかですね。

「おまつりィ! いいなッ♪」
「がるるぐるがるる!」(←訳:立派な御神輿だねっ!)

 ええ、御神輿は豪華な造りですし、
 お揃いの半被や半纏も格好いいんですけど……
 なんだか、おとなしいですね。

「ふァ? おとなしィ?」
「がるぐるがるるがる?」(←訳:御囃子も流れてるよ?)

 そぉぉぉお?
 私たちの地元・八王子のお祭りでは、御神輿の渡御となったら、そりゃもう!
 担ぎ手の男衆さんたちは褌姿で半ケツ!ほぼケツ!が主流です。
 こんなに着衣率が高いお祭りなんて、
 ありえなーい!

「…………」
「…………」

 以上、騒々しいお祭りを懐かしく思い出し中のネーさでした。
 次回は《版画の旅 / 番外編!》をお送りいたします♪
 
  
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ショコラお菓子4連星♪

2011-09-24 23:08:27 | 美味
 こんにちは、ネーさです。
 我が家の近くを通る国道20号線(甲州街道)、
 連休で週末の今日はずいぶんと渋滞してますね~!
 
「こんにちわッ、テディちゃでス! どちらへェ、おでかけェ、なのかなッ?」
「ぐるる!ぐるがるる?がるぐるぐる」(←訳:虎です!相模湖かな?山梨方面かな?)

 では、連休ちょこっとスペシャル企画第2回の本日は、
 おやつタ~イムホリディ版!
 車中でパクリ、お散歩の途中でパクリ、お仕事中の御方もティータイムにパクリ!
 と行けちゃう秋のチョコレートお菓子を、
 さあ、どうぞ~!

  

 『ブルボン』さんの
 《アルフォート ミニチョコレートマイルドビター》!

「ろんぐせらーおかしィ、でスねッ♪」
「がるるーぐるる!」(←訳:ビターな色合い!)

 まだまだ! どんどん進行いたしましょう!

  

 同じく『ブルボン』さんの
 《ブランチュール ミニチョコレートマイルドカカオ》!

  

 こちらは
 『明治』さんの
 《ココアビスケットチョコレート》!

  

 同じく『明治』さんの
 《イチゴマシュマロチョコレート》!

「きゃぽゥ! ちょこれーとがァ、いぱーいッ♪」
「ぐるぐるぐるるがる!」(←訳:歓迎!大盤振舞い!)

 先日、《リラックマフェア》開催中のローソンさんにて買い揃えちゃいましたのよ。
 どのショコラさんがイチオシと言えるのかしら?
 いざ、実食&実検分!
 いっただきまーす!

「いただきまス!ぱくりッ!」
「ぐるがるる!がるっ!」(←訳:いただきます!かぷっ)

 ロングセラー、いえ、季節柄“長寿”チョコお菓子と評すべきでしょうか、
 《アルフォート ミニチョコレートマイルドビター》は
 甘さググ~っと控えめ系?
 《ブランチュール マイルドカカオ》は
 チョコレートよりもラングドシャクッキーが主役さんのようですわね。

「ちッこくてェ、ぱくぱくゥ!」
「ぐるがるるるぐるがる!」(←訳:クセがなくて食べやすい!)

 対照的に、『明治』さんの2品はミルクチョコレートです。
 はーい、ぱくりん!っと……お?
 これは、ミルクチョコ、というより、ミルキーなチョコ、ですかしら?
 口溶けなめらか♪
 ココアビスケットが新鮮な食感~♪

「もぐぱくッ!
 わほゥ! ネーさッ、これはァ!」
「がるるるー!」(←訳:美味しーい!)

 え? イチゴマシュマロチョコレートが大受けしてますね?
 それでは私も……むぐぱく……あらっ?
 あららららっ?
 イチゴ味?イチゴなら秋じゃなくて春でしょー?と思いがちですが、
 このイチゴテイストは美味しゅうございます!
 ふわっとしたイチゴマシュマロと、
 ミルキーでありながら甘過ぎないチョコレートの組み合わせ、良いです!
 優しいお味は、お子ちゃまにもショコラマニアのオトナ諸氏にも
 おすすめしたい~♪

「けッていィ!
 いちおしィちょこれーとォ!」
「ぐるるがるぐるぐるるーがるぐる!」(←訳:それはイチゴマシュマロチョコレート!)

 オレは絶対にビター派だ!な御方は『ブルボン』さん、
 ミルクチョコ好き~♪な御方は『明治』さん、と
 はい、バランスよく落ち着いたところで、
 ご馳走さまでした~♪
 
「ごちそうさまァ~♪」
「ぐるがるるぐる♪」(←訳:御馳走様でした♪)

 連休最終日を、皆さま、のんびり&美味し~くお過ごしくださいね♪


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かわゆい秋に。

2011-09-23 23:07:02 | ブックス
 こんにちは、ネーさです。
 今日9月23日は、秋分の日!
 ということで、本日はちょこっとホリディスペシャルですよ~♪

「こんにちわゥ、テディちゃでス!
 らららァ~♪ほりでィ~♪」
「ぐるる!がるる~ぐるがる~♪」(←訳:虎です!るるる~ホリディ~♪)

 休日には、ええ、小難しい新書やミステリやノンフィクションも悪くありませんけどぉ、
 ふわ~んとライトな雑誌などいかがでしょうか?
 さあ、こちらを、どうぞ~!

  


 
          ―― SPUR Pink [シュプール ピンク] ――


 
 ↑画像は『シュプール2011年10月号増刊 シュプールPink』、
 表紙に記載されておりますように
 この『SPUR Pink』は月刊の女性誌『SPUR』の妹誌、
 サイズは一般的なモード誌よりひとまわり小型、お値段も¥380と、廉価に設定されています。
 
「わおッ♪ かばーがーるさんはァ~!」
「ぐるるがるがる~!」(←訳:武井咲ちゃんだあ~!)

 は~い、いま人気の武井咲さんが特集されていますよ。
 ピンク色の雑貨や小物の特集ページ、
 吉川ひなのちゃんがモデルをつとめる特別付録ページ、
 水原希子さん(ノルウェイの森!)のページ、と
 美女美少女さんたちが続々登場!
 モードフォト大好き~♪な御方は、
 ぜひ本屋さんで探してみてくださいね。
 でも、サイズの関係なのか、
 扱っていない書店さんもあるようです。
 探しても見つからない場合は、ネット書店さんで検索を!

「あきのォ、おようふくがァ、い~ッぱいィでスゥ!」
「がるぐるがるるぐるるる!」(←訳:お買い物したくなるよね!)

 では、美しい秋のモードの次は、
 美しい秋の草花を、どうぞ~!
 
  

 紫色が可愛いノボタンのお花は、
 駅近くのお花屋さんにて、パチリ!
 
「ほほゥ! のぼたんッ♪」

  

 こちらはムラサキシキブ!
 もう少ししたら、艶やかな紫に染まることでしょう♪

「がるる~♪」(←訳:風流だ~♪)

  

 コウシュンカズラ(恒春葛)も、美人さんです♪

「きいろッ、すてきィ~!」

  

 これは雑草?
 いいえ、ナンバンギセルですよ~♪

「ぐるっ!」(←訳:渋っ!)

 

 こちらは、シュウメイギク(秋明菊)♪
 確か、昔むか~しの歌集にもその名が登場する、長い歴史を持つお花です。
 
「うむッ!
 あきはァ、きくのおはなのォ、きせつゥでス!」
「がるっぐるっる~!」(←訳:きゃぅわゆぅい~!)

 24日、25日と、各地で渋滞が来るど~!な予想がされていますね。
 では皆さま、安全第一!スピード遵守!でノ~ンビリな休日を♪
 
 
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~ 王冠の記憶 ~

2011-09-22 23:24:04 | ブックス
 こんにちは、ネーさです。
 今日22日、我が家から徒歩数分の大きな川(一級河川)にかかる橋の上にて……
 きゃーっ!!
 と仰天いたしましたよ!
 前回の台風時を上回る濁流です!
 見ているだけでゾ~っとしましたわ!

「こんにちわゥ、テディちゃでス!
 ひどいィたいふゥ、だッたのでス!」
「がるる!ぐるるるるがるるる!」(←訳:虎です!また上空に黒い雲が!)

 お天気、いまひとつ安定しないようですね……
 皆さま、どうぞ油断なきよう!
 では、時折りアメダス画像を確認しつつ、
 本日も読書タ~イム!
 こちらを、どうぞ~!

  


 
      
        ―― ツール・ド・フランス 七月の輪舞(ロンド) ――



 著者は砂田弓弦(すなだ・ゆづる)さん、2009年12月に発行されました。
 え~え、そうです♪
 題名を見れば、お分かりですよね♪
 あらためて申し上げる必要などありません、
 この御本は世界最大のロードレース大会《ツール・ド・フランス》を
 1989年から取材撮影している著者・砂田さんによる写真集!!
 自転車競技ファンの方々には、これでもう充分に御理解しただけましたわね。
 じゃ、そういうことで!
 私ネーさ、お昼寝に~…ぐぅ~♪

「だめでスゥ! 
 ネーさッ、おきるのでスゥ!」(←ペチペチペチと往復パンチ!)
「ぐるるがるがるがる~!」(←訳:ちゃんと説明して~っ!)

 あいたたた、え~、諒解しました、
 ガンバって説明してみましょう。
 とはいっても、
 ロードレースにあまり触れる機会がない日本に於いては、
 なかなかに馴染みにくいかもしれませんが……。

 100年以上の歴史を有する《ツール・ド・フランス》――
 1903年から開催され、今年2011年は第98回目の大会でした。

 98回目なら、
 ではチャンピオン(総合優勝者)は、のべ98人、となるのでしょうか?

 いいえ、ロードレースとは、それほど単純なものではありません。
 優勝するのは、たったひとり。
 毎年、最終ゴールの地・パリで表彰台のいちばん高いところに立つのは、
 たったひとり……
 ですが、ロードレースは、個人競技ではないのです。
 ロードレースは、チームプレイ。
 チームで闘う競技、なのです。

 記録に残るのは、ただひとり。
 しかし、
 記録には残らない大勢のアシストが、“ひとり”を支えて走ります。

 著者・砂田さんは、
 記録に残るチャンピオンたち、
 記録の上には載らなくても記憶には刻みつけられる選手たちを
 20年間に渡って撮影し続けてきました。

「みんなァ、きゃッこいィッ!」
「ぐるがるぐるるがるぐるるーる!」(←訳:チャンプさんもアシストさんもね!)
 
 自転車競技? ロードレースぅ? 何それ?
 という御方にはチンプンカンプンでしょうけれど、
 ツール好きな御方には、
 わあ懐かしい!
 そうそう、こんなシーンあった!
 思わずそんな歓声をあげてしまいそうな場面の数々が、
 この御本には収められています。

 ツールでの闘い方を変えたチャンピオン、
 いまや伝説となった大落車の現場、
 戦い半ばでリタイヤする者、
 怪我の痛みに泣きながら山岳コースを登る選手……

 もちろん、現在トップ争い真っ最中の現役選手さんたちも登場してます!
 日本人選手さんだって、本場で奮戦してるんですよ!

「ますますゥ、きゃッこいィ!」
「がるぐるるぅ!」(←訳:スゴ過ぎるぅ!)

 わかるひとにはわかるけど、
 わからないひとにはさっぱり??かもしれない、
 でも堪らなく魅力的な《ツール》の勇者たち、
 《ロード世界選手権2011》開催中のいま、
 ロードレースを知らない御方も、ぜひ~!

「あるぷすゥなんてェ、なんのそのッ!」
「ぐるるがるがるぐるる!」(←訳:みんなで目指そうゴール!)


 
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強風一過は。

2011-09-21 23:00:44 | 美味
 こんにちは、ネーさです。
 ふうううぅ~、台風の雨そして風で本州全域が振り回されましたね~。
 瞬間風速43メートルを記録したここ・東京八王子の我が家では……
 ガレージの屋根が一部吹っ飛びました! うえ~ん!
 
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 びくりィしましたでス!」
「がるる!ぐるるるぐるがるー!」(←訳:虎です!恐怖で尻尾が縮んだよー!)

 現在は、台風も過ぎ去って、
 あたりは平穏を取り戻しております。
 それにしても、一日中ずっと緊張して、
 河川の水が溢れるのじゃないかしらと心配しまくり……ひどく疲れましたわ。

「ふァいッ!
 そんなァときィはァ、おやつゥたァ~いむゥッ!」
「がるるぐるる!」(←訳:だよねだよね!)
「はらぺこのォ、みなさまもォ、こちらをォ、どうぞォ~ッ♪」

  
 
 ほおお?
 これは――

 《プリングルズ オニオングラタンスープ 期間限定》!

 紫色のパッケージはハロウィン仕様の限定味、なワケですか。
 先日は、ハロウィン限定味の《カール パンプキンスープ味》を御紹介いたしましたね。
 ポテトスナック界のメジャー《プリングルズ》さんの限定モノはどんなお味なんでしょ?
 疲労回復を期して、さあ、実食!
 いただきまーす! さくぱりりん!

「いただきまスゥ!ぱりりぱくくッ!」
「ぐるぐるがるがるーるぅ!」(←訳:ボクもいただきますーぱりっ!)

 ……う~むぅ、オニオングラタンスープ風……ではありまする。
 いえ、ほんのちょっとだけクリーミィなオニオンスープ風味、かしらね?
 私ネーさ、オニオンスープ好きなので、このお味は好きですわ~♪♪

「おいしィでス! ぱりぱりッ、してまスゥ!」
「ぐるるぐるがるぐるるる♪」(←訳:食感はライトで味はやや濃厚♪)

 楽しいハロウィンパーティのおともにおすすめのスナック菓子……って、
 ハロウイン当日までには、まだ一ヶ月以上もありますし、
 それに……!

「それにィ??」
「がるぐるる?」(←訳:どうしたの?)

 足りないわっ!

「ふァ??」
「ぐるぅ??」

 しょっぱいポテトお菓子も良いけれど、
 海より深ぁ~いこの疲労を癒すのに必要なのは、甘いもの!
 ただいまより、甘いお菓子を探しに、コンビニへ行ってまいります!
 ではっ! 

「ふわわわわァ??」
「……がるぐるるぐる~!」(←訳:……行っちゃったよ~!)
「ネーさァ、あのねッ!」
「ぐるがるがるるるるーる!」(←訳:ボクらの分も忘れないでねー!)


  

 ↑上の画像は、数日前で近所でパチリ!と撮影した一枚です。
 明日22日は、このように元気な夏雲が青空に浮かぶのでしょうか、
 それとも秋の雲が広がるのでしょうか?
 どうか、もうこれ以上の自然災害がありませんように、
 お空の風神さま雷神さま、
 お願いいたしますー!!
 
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