テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

♪2021新春特別企画《オレンジのタネ100個》その1!

2020-12-31 21:26:02 | 2021も!新春特別企画♪
 えへん、おほん♪
 はい、今年もやってまいりました、
 恒例の新春特別企画でございますよ。
 ゴォ~ン、ゴオォ~ンという
 旧い年の終わりと
 新年の訪れを告げる鐘の音が……

 あら? おかしいわね、
 聴こえないわ?

「し~っ! 静かにぃ!」

  

 低く、鋭く、囁いたのは、
 ユキノジョン・H・ワトソン博士。
 かの名探偵テディちゃムズの
 盟友として知られるシロクマです。

「がるるる、ぐるる!」(←訳:そうそう、静かに!)
 
  

 そしてまた
 友人の虎くんも、
 思わせぶりに頷きます。

 静かに、ですって?

 ……おや、そういえば、変ですね。

 クマたちの都であるここロンドンは、
 大晦日ともなれば、
 お祭り気分のクマ市民たちが
 広場や道路に面したパブで
 飲めや歌えやの大騒ぎ♪
 新年の鐘が鳴り始めたら、
 飲み物の杯を掲げて
 皆で一緒にカウントダウン!
 女王陛下の健康を祈って
 くいっと飲み干す!
 っていうのが、いつものこと、なんですけど?

 市街は、
 怖ろしいほどの静寂。

 通りに人影はなく、
 お店は扉と窓を固く閉ざしています。

 チドリ歩きのクマッ子ひとりすらいない街路は、
 まるでゴーストタウンのよう……?
 
  

「うむゥ!
 それにはァ、わけがァあるのさッ!」

 おや、登場しましたね、
 名探偵テディちゃムズ!

 ロンドンの街から
 クマたちが消えた理由って、いったい――
 おややっ?
 あれは?

 2、3区画向こうの交差点近くから、でしょうか。
 恐怖に震える者たちの
 悲痛な叫び声が……!

「で、でたぞぉ~っ!」
「かかかか怪物だぁ!!」

 え? は?
 かかかか怪物ですってえ~!?!

「でたかッ、かいぶつゥ!」

 黒い目玉をキラリと輝かせて、
 名探偵テディちゃムズは走り出します。
 悲鳴が響いた方向へ。
 異様な気配が漂い来る方向へ。

 怪物とは何のことなのか、
 はたし――
 あ? ああっ?
 うわああああ~っ!
 

 
       
      ~その2!に(たぶん)つづく!~
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2020年の《BEST BOOK》を探そう!【総合編】

2020-12-30 23:29:34 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 わほほゥ! はッぴィ~うえでィんぐゥ~♪」
「がるる!ぐるるるるがる~!」(←訳:虎です!おめでとうです~!)

 こんにちは、ネーさです。
 おお! 草彅剛さんが結婚ですって!
 びっくりしたけど、嬉しいわ♫
 明るくおめでたいニュースに、
 ワクワク度を高めたままの勢いで、
 さあ、本日は、
 2020年《BEST BOOK》探しの総合編へ、
 行ってみましょう~!

  


        ―― パリピ孔明 ――


 はぁい、先ずはコミックのジャンルから
 《今年はこれだ!》な作品を考えてみました。
 原作は四葉夕ト(よつば・ゆうと)さん、
 マンガは小川亮(おがわ・りょう)さん、
 三国志の時代から
 現代日本の渋谷へ
 なぜか転生しちゃった
 天才軍師・諸葛亮孔明さんの暴走、いえ、活躍は、
 いったいどこに向かうのか?

「おもしろさァ、むてきィ!」
「ぐるるがるぐる!」(←訳:頑張れ孔明さん!)

 現在は第3巻まで刊行されている『パリピ孔明』、
 第4巻は2021年1月に発売予定です。

 では、次は小説のジャンルから!

  


      ―― きたきた捕物帖 ――


 ええ、宮部みゆきさんです!
 明朗快活!涙もあるけど笑いもあるさ!
 愉快で温かい宮部みゆきさんが帰ってきました♪
 近年はダークな風合いの作品が多かったんですけれど、
 この御本ではぴょ~んとハジケてます♫

 お江戸は深川、
 ふたりの『きたさん』が
 謎解きに、捕物騒ぎに、
 大奮闘いたしますよ。

「ううゥ! つづきィはァ?」
「がるぐるるるるる!」(←訳:続巻熱望してます!)

 この作品の前日譚といえる
 ↓『初ものがたり』もおすすめです。
 
  

「……むゥ! そろそろォ、くるぞッ!」
「ぐるる!」(←訳:来たぞ!)

 はい、やって来ました、
 2020年の《BEST BOOK》オオトリ!
 それはノンフィクション作品の――

  


   ―― 謎のアフリカ納豆を追え! ――


 冒険家・高野秀行さんが
 新たなライフワークに設定したのは、
 怪獣ならぬ納豆でした……!

「しかもォ、あふりかッ!」
「がるるぐるる??」(←訳:本当の本当に??)

 アフリカに、納豆が存在する。

 その真偽を追求すべく、
 著者・高野さんは危険地帯へ……!

「なッとうゥやァ~いッ!」
「ぐるが~る!」(←訳:出て来~い!)

 日本で、アジアで、アフリカで、
 高野さんの“知の探検“は続きます。
 納豆に関する研究がどう進行するのか、
 2021年以降も、見ものですね♪

 
 と、2020年の《BEST BOOK》は
 以上のような結果となりました。
 けれども、思い返せばこの1年は
 非常事態が宣言され、
 本屋さんに行くことも
 ままならぬ異常な年でした……
 今もまだ、
 世界中がコロナ禍の只中にありますが、
 どうか2021年は佳き年になりますようにと
 願わずにはいられません。

 あらためまして、
 この一年、
 拙ブログに来訪してくださった方々に
 御礼申し上げます。

「らいねんもォ、がんばッちゃうゥのでス!」
「がっるぐるがるる~!」(←訳:もっと本を読むぞ~!)

 大晦日から年始にかけては、
 毎新春恒例の
 特別企画をお送りできればいいなあ~…と
 思っております、が……はたして??

「それではァ、みなさまッ!」
「ぐるがるる~!」(←訳:良いお年を~!)
 
  

  
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2020年の《BEST BOOK》を探そう!【その5】

2020-12-29 22:46:27 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 わおォッ! ないすしゅゥとッ!」
「がるる!ぐるるる~!」(←訳:虎です!上手いぞ~!)

 こんにちは、ネーさです。
 今日はバスケットボールの高校選手権男子決勝が、
 TVでライブ中継されましたね。
 優勝した仙台大明成(宮城)と準優勝の東山(京都)、
 両校の選手さんたちに拍手を送りながら、
 さあ、《BEST BOOK》探し続行です♪
 本日は、国内の作家さんの作品に
 フォーカスいたしますよ。
 まずは、こちらの御本から、どうぞ~!
 
  


       ―― 霊能者たち ――


 嶺里俊介(みねさと・しゅんすけ)さんによる
 短編6作品から構成される連作ホラーミステリは、
 怖くないようでいてやっぱり怖い?
 怖いようでいて怖くない?という、
 実に不思議なテイストの、
 印象的な作品でした。

「えすえふゥッぽいィ~?」
「ぐぅるるるーる!」(←訳:ファンタジー的!)

 ちょっとヒネったミステリが好きな御方に
 おすすめですよ。

 ひねったといえば、
 ↓こちらも!

  


       ―― 二重拘束のアリア ――


 著者は川瀬七緒さん、
 2020年8月に発行されたこの作品は、
 ↓2019年11月刊行のシリーズ前作である――
 
  


   ―― 賞金稼ぎスリーサム ――


 と併せて読めば、
 面白さも2倍3倍増し!

「にほんでもォ、しょうきんかせぎィ?」
「がるぐる??」(←訳:可能なの??)

 現代の日本に於いて、
 賞金稼ぎで食べてゆく……?

 そんなミッションインポッシブルに挑むのは、
 “驚異の3人組“。
 もと警察官の薮下浩平(やぶした・こうへい)さんと、
 大企業の御曹司・桐生淳太郎(きりゅう・じゅんたろう)さん、
 若き女性ハンター・上園一花(うえぞの・いちか)さん。

「ぜんいんッ、へんてこォ!」
「ぐるるがるるる!」(←訳:個性的すぎます!)

 アクション、推理、
 なんでもござれ♪の許容力。
 シリーズ第三作が待たれる
 《賞金稼ぎスリーサム》、
 未読の御方はぜひ!

 そして、今回のトリは……

  


   ―― 紙鑑定士の事件ファイル ――


 2020年1月に発行された
 歌田年(うただ・とし)さんの長編ミステリは、
 紙の専門家であり鑑定士でもある
 “紙の探偵“さんが主人公です。

 “紙の探偵“を、
 何でも解決してくれる
 “神のような探偵“と誤解されたことから、
 語り手の《私》こと渡部さんは、
 奇々怪々な事件の渦中に?

「むむゥ~んッ! このォたんていィさんはァ~」
「がるるるるるぐる!」(←訳:巻き込まれ型だね!)

 書物大好きな活字マニアさんの心を
 ざわざわと波立たせる
 “紙探偵”さんの大活躍、
 一作で終わってしまうのは惜しいわ!
 こちらも続巻が待たれます!

「らいねんッあたりィ~」
「ぐるがる!」(←訳:再会希望!)

 さて、2020年の《BEST BOOK》探しも
 そろそろゴールが見えてきました。
 次回の【その6】は、
 総合編をお送りいたしますよ。
 お付き合いくださいね~♪

 
 
 

 
 
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2020年の《BEST BOOK》を探そう!【その4】

2020-12-28 23:23:54 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 おおそうじィはァ~あきらめェましたァ~♪」
「がるる!ぐるがるるる!」(←訳:虎です!もうクタクタ!)

 こんにちは、ネーさです。
 お掃除もお片付けも、
 無理しない程度に留めておいて、
 はい!今日も《BEST BOOK》探しに取り掛かりましょう。
 本日は、海外の作家さんの作品から、
 先ずはこちらの御本を、どうぞ~!
 
  


    ―― 失われた福島のバラ園 ――


 著者はマヤ・ムーアさん、
 原著『The Rose Garden of Fukushima』は2014年に刊行、
 待望の日本語版は2020年2月に発行されました。
 ページを繙けば、
 そこには日本きっての美しい花園として知られた
 《双葉バラ園》の花たちが……

「うるわしのォ、ばらッ!」
「ぐるがるぐるるるるる!」(←訳:香りさえ感じられるよ!)

 今はもう失われてしまった《双葉バラ園》と、
 園主・岡田勝秀さんの物語を、
 未読の方々は、ぜひ!

「つぎはァ、こちらァでスゥ!」
「がるぐるがるるる~!」(←訳:北欧から来ました~!)

  


  ―― 特捜部Q ― アサドの祈り― ――


 ユッシ・エーズラ・オールスンさんによる
 世界中で人気の《特捜部Q》シリーズ8作目は、
 主役のひとりであるアサドさんの過去と現在を
 100%、いえ、
 120%の筆力で描写する力作です!

「すすすッすごかッたでスゥ!」
「ぐるるがるぐるる~!」(←訳:アサドさん頑張れ~!)

 一方、
 クラシカルでエレガントな
 ミステリ作品をお好みの方々には――
 
  


     ―― ヴァルモンの功績 ――


 著者のロバート・バーさんは、
 アーサー・コナン・ドイルさんと同時代人で友人!
 という御方でした。
 もとはパリ警視庁の優秀な刑事だった
 ウジェ―ヌ・ヴァルモンさんを探偵役とするこの御本も、
 19世紀末~20世紀初頭の英国やフランスが
 舞台になっています。

「ゆうがなァ、きぶんでェ~」
「がるるぐるるるる!」(←訳:推理に参戦しよう!)

 推理もの、といえば、
 忘れてはならないのは……↓こちら!

  


    ―― ネヴァー・ゲーム ――


 安定の“ジェフリー・ディーヴァーさん“印!
 今年、ディーヴァーさんが
 新たに送り込んできたのは
 《“懸賞金ハンター“コルター・ショウ》シリーズ!
 アクションあり、
 サバイバル知略あり、
 頭脳戦あり、と
 エンタの王道を突っ走ってます。

「ふゆやすみィのォ、どくしょにィ~!」
「ぐっるるる!」(←訳:うってつけ!)

 という、
 海外作家さんの4作品、いかがでしたでしょうか?
 次回はいよいよ!
 日本の作家さんの《BEST BOOK》を探しましょう。
 おヒマな時間に
 お付き合いくださいね~♪
 
 
 
 
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2020年の《BEST BOOK》を探そう!【その3】

2020-12-27 23:33:23 | ブックス
「こんにちわッ、 テディちゃでス!
 ふううゥ! きはくのォ、すけーてィんぐゥ!」
「がるる!ぐるるがるる!」(←訳:虎です!彼こそ超一流!)

 こんにちは、ネーさです。
 2020-21フィギュアスケート全日本選手権・男子FS、
 羽生結弦選手の演技に息を呑みました……!
 日本が誇るアスリートさんに全力で拍手を送ったあとは、
 さあ、今日も探しましょう、
 2020年の《BEST BOOK》!
 本日は予定をちょっと変更しまして、
 ノンフィクションのジャンルに挑みますよ。
 
 先ずは、こちらの御本から、どうぞ~♪
 
  


        ―― 神木探偵 ――


 著者は本田不二雄(ほんだ・ふじお)さん、
 数百年、ときには千年を超える
 長い時間を生きてきた神木を訪ね、
 日本各地を訪ね歩く旅は、
 歴史好きな活字マニアさん必読!
 
「しゃしんもォ、はくりょくゥ!」
「ぐるるる!」(←訳:幽玄の森!)

 さて、次の御本は
 がらりと趣きを変えて――

  


        ―― 着せる女 ――


 内澤旬子さんによるエッセイ作品は、
 服飾、
 それも男性のフォーマルスーツを中心としていて、
 エッセイジャンルではレアな主題ですが、

「むふふゥ! おッもしろォ~いィ!」
「がるるぅ!」(←訳:笑えるぅ!)

 衣服とは。
 メンズウェアとは。
 ところどころに笑いをちりばめつつ、
 良い服を瞬時に見立てるプロの凄みに
 感服させられる快作ですよ。

 では、さらにもう一度、
 雰囲気をがらりと変えて、
 お次はこちらを!

  


     ―― 夜のいきもの図鑑 ――


 監修の今泉忠明さんは
 《ざんねんないきもの事典》シリーズや
 『わけあって絶滅しました』他の作品で
 チビッ子諸氏に大人気!
 この御本では、
 ”夜行性のいきものを世に生み出したモノとは何か“
 を考え、生き物たちの興亡の歴史を辿ります。

「ぽいんとォはァ、やぱりィ!」
「ぐるがる!」(←訳:恐竜たち!)

 ええ、古生物学好きな活字マニアさんにも
 おすすめしたい一冊ですね。

「そしてェ~…」
「がぅるぅるぅ~る!」(←訳:じゃじゃじゃ~ん!)

 はい!
 ↓こちらの御本も、とっても話題になりました。

  


       ―― 村上T ――


 『僕の愛したTシャツたち』という副題の通り、
 作家・村上春樹さんによる
 Tシャツエッセイ本には、
 愛用Tシャツにまつわるエピソード18篇と、
 Tシャツの画像108枚が収録されています。

「どのォしゃつゥもォ、いいィかんじィ~♪」
「ぐるるるる~!」(←訳:欲しくなる~!)

 最も身近な衣服にして、
 その可能性は無限大。
 村上さんのユニークなTシャツ宇宙図説を、
 皆さまも、ぜひ。

 と、今回はエッセイ作品の
 《BEST BOOK》を御紹介しましたが、
 次回は必ずや
 海外の作家さんの《BEST BOOK》を
 捜索いたしますよ。
 お付き合いくださいね~♪



  
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2020年の《BEST BOOK》を探そう!【その2】

2020-12-26 23:20:07 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 さむゥいィ~としのせェなのでスゥ!」
「がるる!ぐるるがるる~!」(←訳:虎です!暖冬が恋しい~!)

 こんにちは、ネーさです。
 寒さにプルプル震えながらの
 2020年版《BEST BOOK》探しの第2回目は、
 ジャンルをコミックに絞って、
 さあ、先ずはこちらを、どうぞ~♪
 
  

 
      ―― 女の園の星 1 ――


 著者は和山やま さん、
 2020年の7月に発行されたこの作品は、
 《このマンガがすごい!2021(オンナ編)》の
 第1位を獲得!
 飄々かつクールでシュールな
 2年4組担任の星(ほし)先生の日常生活に、
 読み手の私たちは……

「ぷふふふッ♫」
「ぐるるっ!」(←訳:くすすっ!)

 女性だけでなく、
 男性のマンガ好きさんも、
 臆せず手に取ってみてくださいね。
 では、次の作品は――

  


     ―― 新九郎、奔る! ――


 著者は ゆうきまさみ さん、
 現在は第6巻まで刊行されている歴史大河ロマン!です。
 《応仁の乱》と
 混迷に向かう《室町幕府》を背景に、
 北条早雲さんの若き日々が描かれていて、
 どの巻を読んでも
 なるほど、そうだったのか!と
 感心させられることばかり。

「そこがァ、たのしィ~のでス!」
「がるるるるぐるるる!」(←訳:これからもワクワク!)

  

 『スピリッツ』誌上では↑こんな風に
 ゆうきさんの画業40周年記念に合わせ、
 特集が組まれました。
 ちょうどいま、
 東京ドームシティ・ギャラリーアーモにて
 『ゆうきまさみ展』が開催中ですよ(1/11まで)。

「おちかくにィ、おすまいのぉおかたはァ~」
「ぐるるるがるる!」(←訳:お出掛けしてね!)

 そして、↓こちらも!
 
  

 
      ―― 極主夫道 ――


 おおのこうすけ さんによる
 ファンタスティックなコメディ作品は、
 TVドラマ化されましたね。
 キャストさんが豪華で、
 映画を観ているような気分だったわ♪

「どらまのォぞくへんッ、あるとォいいなァ~!」
「がるるぐるがるるる!」(←訳:アニメにもなります!)

 絶賛連載進行中の『極主夫道』は、
 書籍でもWebでも愉しめます。
 お好きな方法で読んでみてくださいな。

 さて、最後に。

 2020年のマンガ界を、
 いえ、日本の社会全体に
 活気をもたらした作品といえば、
 『鬼滅の刃』!

 町の本屋さんから、
 印刷会社さんや製本会社さん、
 さらには映画業界と
 関連グッズを制作する会社さんまで、
 あらゆる業種の方々と、
 国内外のファンの方々に
 元気を与えてくれた傑作は、
 もうね、
 殿堂入り!
 ってことで。

「でスねッ!」
「ぐるる!」(←訳:だよね!)

 マンガのジャンルに関しては、
 ご紹介できていない作品が多いので、
 来春以降も続報を、と考えております。

 次回の【その3】では
 海外の作家さんの《BEST BOOK》を探しますよ。
 お付き合いくださいね♪

  

  
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2020年の《BEST BOOK》を探そう!【その1】

2020-12-25 22:53:49 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 さんたさんッ、ことしもォおつかれェさまァ~!」
「がるる!ぐるるるるるがるる~!」(←訳:虎です!ルドルフくんたちも~!)

 こんにちは、ネーさです。
 大仕事を終えたサンタさんとトナカイくんたちが
 北極へと帰ってゆくのを見送ったら、
 2020年も残り少なくなったところで、
 毎年恒例《BEST BOOK》企画の幕開けですよ。
 第1日目の今日は、
 アートジャンルのBEST!な御本を、
 さあ、どうぞ~♪♫

  


 ―― 華麗なる『バレエ・リュス』と舞台芸術の世界――


 監修は海野弘さん、2020年8月に発行されました。
 20世紀のバレエ界を牽引した
 『バレエ・リュス』の舞台美術、
 衣装デザイン、音楽などなど、
 現存する資料を集大成したアートブックは、
 バレエ好きな方々におすすめですよ。

「みごたえェ、ありィ!」
「ぐるるるるがる!」(←訳:読み応えもあり!)

 続いては、
 ↓こちらの絵本を!
 
  


      ―― ゆめぎんこう ――


 著者はコンドウアキさん、
 2020年10月に発行されたこの御本は、
 月刊誌『MOE』の付録として
 世に出た作品でしたが、
 大好評を得て
 単行本になりました♫

  

 ↑こちらの画像の、
 付録の小冊子版よりも、
 単行本の方がひと回り大きめ、と
 サイズは変わりましたが……

「だいじょゥぶゥ!」
「がるるぐるるるるる!」(←訳:感動は変わらないよ!)

 次は、アート評論作品も!

  


      ―― 画家とモデル ――


 著者は中野京子さん、
 2020年3月に発行されました。
 『――運命の出会い』という副題の通り、
 画家さんとモデルさんの宿命的な出会いの数々が
 丁寧に描かれています。

「ときにはァ、ひげきてきィ!」
「ぐるるがるる!」(←訳:時には幸福に!)

 著者・中野さんの《怖い絵》シリーズファンの方々は、
 ぜひ手に取ってみてくださいね。
 
 さて、いよいよアートブックジャンルでの
 BEST BOOKご紹介も大詰めとなりました。 
 今回のトリは、
 ↓この御本に飾っていただきましょう。

  


     ―― フジモトマサルの仕事 ――


 フジモトマサルさん(1968~2014)の
 お仕事をコンパクトにまとめた一冊は、
 発売直後から大ヒット!
 入手困難になるほどの人気ぶりでした。
 
 11月には『フジモトマサル傑作集』も
 発売されていて――

「やぱりィ、だいィこうひょうゥ!」
「ぐるるるぅ~!」(←訳:嬉しいなぁ~!)

 漫画やエッセイ、
 さらには、回文も!謎々も!と、
 フジモトさんの多才ぶりに
 溜め息するしかない傑作選です。
 アート好きな方々も、
 言葉遊び好きな方々も、
 ニヤリ♪うふふ♫と頬がゆるみますよ。

 と、今年も独断と趣味嗜好と気まぐれで選出する
 拙ブログの《BEST BOOK》2020年アート編を
 お送りいたしました。
 
 次回の【その2】は
 コミックの《BEST BOOK》について
 お喋りする予定でおります。
 どうかお付き合いくださいね~♪
 


  
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~ 懸賞金ハンター、登場! ~

2020-12-24 22:39:41 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 はッぴィ~ほりでィ~♪♫」
「がるる!ぐるーがるるるる!」(←訳:虎です!メリークリスマス!)

 こんにちは、ネーさです。
 ハッピーメリークリスマス!
 お家でのんびり過ごす2020年の聖夜は、
 さあ、ちょっとだけ読書タイムです。
 今回は、華やかなお祝いの日に相応しい
 こちらの御本を、どうぞ~♪

  



       ―― ネヴァー・ゲーム ――



 著者はジェフリー・ディーヴァーさん、
 原著は2019年に、
 日本語版は2020年9月に発行されました。
 英語原題は『THE NEVER GAME』、
 《”懸賞金ハンター”コルター・ショウ》シリーズの
 第一作です。

「おおおッ! しんしりィーずゥ!」
「ぐるる~!」(←訳:大歓迎~!)

 著者・ディーヴァーさんの代表作といえば、
 NYを舞台とする《リンカーン・ライム》シリーズ、
 西海岸が中心の《キャサリン・ダンス》シリーズが
 よく知られていますね。

 新シリーズの主人公として
 この御本で颯爽と登場するのは、
 コルター・ショウさん。
 
 ”懸賞金ハンター“って、
 聞き慣れない言葉ですけれど――

「しょうきんかせぎィ??」
「がぅるるるる?」(←訳:じゃないんだ?)

 賞金稼ぎ(バウンティハンター)は、
 保釈金の専門業者から保釈金を借りたものの、
 返済を拒否して
 逃げ出した被疑者を捜索し、
 連れ戻すお仕事、ですね。

 懸賞金ハンターの方は、
 捜索の対象者が
 もっと広範囲なんです。

 事件性の有無とは関係なく、
 迷子になってしまった子どもや老人、
 ある日ふっと姿を消した大人などの
 《失踪者》
 《行方不明者》を探し出す。

 その報酬として受け取るのは、
 行方不明者の親族や恋人が出す
 懸賞金……という次第です。

「きほんはァ、ひとさがしィ~!」
「ぐるるるがるぐる!」(←訳:なかなか大変そう!)

 ショウさんは現在、
 シリコンヴァレーに住む男性からの依頼で
 ひと探しに取り組み始めたところ、です。

 行方不明になった娘さんは、
 19歳で、学生。

 警察には
 既に通報してあるんですけれども……

「むゥ? さがしてェくれないィのでスかァ?」
「がるー!」(←訳:なぜー!)

 行方不明者が十代の後半で、
 拉致の証拠が見当たらないとき、
 米国の捜査機関は
 即座に捜査を開始することはない、んですって。

 当面は家出人として扱い、
 静観する……ということは。

 もしも、
 事故に遭って
 身動き取れない状態なのだとしたら?

 犯罪に巻き込まれていたとしたら?

「ぴんちィ、なのでス!」
「ぐるるるるるー!」(←訳:助けてあげてー!)

 警察は動かない、
 娘のソフィーを探してくれない。

 そう悟った父親は、
 懸賞金を準備し、
 情報を募りましたが、
 有力な手掛かりを得るには
 到っていません。

 これといった手掛かりがない中、
 ショウさんは消えたソフィーさんを
 探し出すことが出来るのか……?

「きッとォ、めをォこらせばァ~…」
「がるるるぐるるる!」(←訳:どこかにヒントが!)

 NYのアパートメントに
 どっしり腰を据えるリンカーン・ライムさんと違い、
 コルター・ショウさんは動く動く!

 リンカーン・ライムさんの
 “不動“ぶりに慣れている方々が
 呆気に取られるくらいアクティブな
 “懸賞金ハンター”コルター・ショウさんの物語を、
 ディーヴァーさんのファンの皆さん、
 読み逃さないでくださいね♪

「ねんまつゥねんしのォ、どくしょたいむゥにィ~!」
「ぐるるるがるる~!」(←訳:おすすめですよ~!)


 
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~ 時代の主役は…? ~

2020-12-23 23:16:58 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 もふふッ♪ おもしろかッたでスゥ~!」
「がるる!ぐるがる~!」(←訳:虎です!続編希望~!)

 こんにちは、ネーさです。
 昨日(12月22日)放送のNHK『LIFE!』、
 パロディ作品《割引の刃》に爆笑いたしました♫
 細部まで凝った衣装やメイク、
 台詞はもちろん、照明まで素晴らしかったわ!
 演者さん&スタッフさんたちに拍手を送りつつ、
 さあ、読書タイムですよ。
 本日は、こちらの御本を、どうぞ~!

  


 
      ―― はじめての三国志 ――



 著者は渡邊儀浩(わたなべ・よしひろ)さん、
 2019年11月に発行されました。
 『時代の変革者・曹操から読みとく』
 と副題が付されています。

 映画『鬼滅の刃 無限列車編』が、
 あまりにも記録破りな大ヒット作となっているため、
 ちょっぴり影が薄くなっているんですけれども、
 忘れてはいけません、
 現在、興収ランキング2位!の好成績を
 獲得しているのは……

「ふァいッ! しんかいしゃくゥ~!」
「ぐるる!」(←訳:三國志!)

 はい、そうですね、
 福田雄一さん監督作品
 『新解釈・三國志』が、
 “大泉洋さんを100億の男に!”との掛け声のもと、
 じわり、じわりと
 数字を積み上げているところです。

 その『新解釈・三國志』は、
 本家たる
 『三国志演義』の
 パロディ作品であるわけで。

「むむむゥ! ながいィ~!」
「がるるる~!」(←訳:難しそう~!)

 長~くて、難しそうな古典作品
 『三国志演義』。

 御本冒頭の『はじめに』で、
 著者・渡邊さんは、まず
 “『三国志』の基礎知識”を解説します。

   日本で流行した小説や漫画が基本とするものは、
   『三国志演義』という小説。

   元末明初(14世紀頃)の
   羅漢中(らかんちゅう)さんがまとめた
   『三国志演義』は、
   三国時代に関する伝説や物語、
   劇や語り物など
   多くの虚構を
   史実に加えた作品であること。

   また、
   『三国志』の背景には、
   地球規模の寒冷化があった――

「てんこうがァ、みだれるとォ~」
「ぐるるがるるる!」(←訳:人心も乱れます!)

 天候が揺らげば、
 国の根幹たる農業が揺らぎ、
 政治も揺らぎます。

 倒れようとする漢、
 漢を受け継ごうとした劉備さんと諸葛亮さん、
 劉備の志に共鳴した
 関羽さん・張飛さん・趙雲さんたち豪傑と
 敵対するのは、
 魏を率いる革新者・曹操さん。

 著者・渡辺さんは、
 諸葛亮孔明さんの才に賛辞を送り、
 日本では特に愛されているその存在を
 リスペクトしながらも、
 自信をもって断言します。

 時代の主役は
 曹操である、と。

「じだいのォ、しゅやくゥはァ~」
「がるるぐる!」(←訳:物語の主役!)

 曹操さんの前に立ちはだかる、
 難敵、難戦。

 もしも、
 曹操さんが
 赤壁の戦いで破られなかったなら。

 そのとき、
 歴史は変わっていたのか。

 大陸に、
 ひとつの巨大な国家が
 誕生していたのか。

「ううゥ~むむゥ? それはァ~…」
「ぐるるるるるる~…?」(←訳:どうなんだろう~…?)

 人気者・孔明さんの視点ではなく、
 実力者・曹操さんの視点から見る
 乱世とは、国家とは。

 今冬は『三国志』読破に挑戦します!
 ゲームの『三国志』をやる予定です!
 人形劇『三国志』を観るんだ!
 『新解釈・三國志』で初笑いします!
 という方々におすすめの
 《三国志》解説本です。
 冬の夜の読書タイムに、
 ぜひ、手に取ってみてくださいね~♪

 
 
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~ 歴史に《鬼》を探して ~

2020-12-22 22:42:19 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 こんやッ、ほうそうゥ~なのでスゥ!」
「がるる!ぐるるるるるるぅ?」(←訳:虎です!どうなるのかなぁ?)

 こんにちは、ネーさです。
 今日12月22日のNHK『LIFE!』では、
 社会現象になりつつある
 あの大ヒット作のパロディが放送されちゃうとか?
 いや~どんな出来になってるのかしら♫
 とニヤニヤしながら、
 さあ、読書タイムですよ。
 本日は……ふふふ、こちらの御本を、どうぞ~!

  


 
       ―― 鬼滅の日本史 ――



 監修は小和田哲男(おわだ・てつお)さん、
 2020年10月に発行されました。
 『JAPANESE HISTORY OF DEMON SLAYERS』
 と英語題名が付されています。

「こんしゅうもォ、とッぷゥでしたでス!」
「ぐるがるる!」(←訳:10週連続だ!)

 映画『鬼滅の刃 無限列車編』は
 公開以来10週連続で興収首位、
 動員数も首位、と
 前代未聞の記録を築きつつありますね。
 
 そして、
 おもちゃ屋さんには
 チビッ子ちゃんたち向けの鬼滅グッズが、
 書店さんのコミックコーナーには
 《『鬼滅の刃』売切れ》
 《入荷未定》
 の文字が……。

「ふゥッ! すごいィでス!」
「がるるぐるるる!」(←訳:熱気がひしひし!)

 本書『鬼滅の日本史』は、
 いわゆる関連本の一種と申せましょうが、
 監修者である小和田哲男さんは
 歴史学者さんであり、文学博士であり、
 NHK大河ドラマの時代考証を担当する
 歴史のプロフェッショナルです。

 現在放送中の『麒麟がくる』の時代考証も
 小和田さんが担っておられるそうですよ。

「てぬきィ、なしィ!」
「ぐるがる!」(←訳:本気です!)

 巻頭には、
 《鬼に喰われる人々》
 と題して、
 《鬼》絡みの絵画や彫刻作品の
 カラー図版が掲載され、
 続いて本文は、

 『はじめに』
 第1章『人類の捕食者 鬼の誕生』
 第2章『実録 人類vs.鬼』
 第3章『隠された《鬼滅の暗黒史》』
 第4章『新考察《鬼滅の刃》の謎』
 第5章『鬼とはなにか』
 『あとがき』

 という5つの章から構成され、
 《鬼滅の刃》の登場人物や時代の背景、
 歴史のエピソード、コラムなどが
 描かれています。

「ゆにィーくゥなのはァ」
「がるるぐる?」(←訳:第3章以降?)

 第1章&第2章は、
 歴史好きな活字マニアさんにはお馴染みの、
 日本史のダークサイドが中心となっています。

 対して、
 《鬼滅の刃》のストーリーに
 触発されたかのような
 独特の解析が織り込まれてゆくのは、
 第3章以降、でしょうか。

 キャラクターたちの過去と現在、
 大正時代を舞台にした理由、
 物語の重要な鍵となる
 『青い彼岸花』は
 どこから来たのか……。

「そこまでェでス!」
「ぐるるるがる!」(←訳:ネタバレ禁止!)

 はい、おしゃべりは
 ここまでにしたい、んですけど、
 これだけは言わせて!

 『あとがき』、必読です。
 《鬼は滅んだのか》と題された文章は、
 短い中にも考えさせられる事柄が多く、
 しんみりしたり、
 あらためて本文を
 読み直したくなったりしましたよ。

「おおぜいのォ、かたがたにィ~」
「がるるるぐるる!」(←訳:おすすめしたい!)

 《鬼滅の刃》を知らなくても、
 この御本をきっかけに、
 コミックを読みたい!
 アニメを見たい!
 となるかもしれない一冊です。
 
 《鬼滅の刃》ファンの方々はもちろん、
 歴史大好きな活字マニアさんも、
 ぜひ、手に取ってみてくださいね~♪



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