テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ 小江戸で、EDOの美 ~

2024-11-30 22:03:37 | ミュゼ

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 あおぞらァ、ぐゥ~んとォひろがッてまスゥ!」

「がるる!ぐるーるがる~!」(←訳:虎です!パレード日和~!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 今日11月30日は、日本橋ではオリンピック選手さんたちが、

 横浜ではベイスターズの選手さんたちがパレードや握手会を催行!

 笑顔のアスリートさんたちに拍手を送りながら、

 さあ、本日は読書……をサボって、

 こちらの展覧会情報を、どうぞ~♪

  

 

 

          ―― 江戸のお洒落装身具 ――

 

 

 埼玉県川越市の川越市立美術館にて、

 会期は202年10月26日~12月8日(月曜休館)、

 『袋物、髪飾り、そして江戸風俗の世界』

 と副題が付されています。

 

「あはァ! かわごえッ!」

「ぐるるるるるがるぐるる!」(←訳:観光客さんに人気だよね!)

  

 『小江戸』と呼ばれて、近年人気が急上昇している観光地、

 川越市。

 

 往時の風情を残す川越市の美術館で、

 いま開催されているのは、

 江戸時代の装身具――

 現代で謂う《アクセサリー小物》の展覧会です。

 

 身の回りのものを収納する『袋物』、

 髪を飾る『櫛』『かんざし』、

 『懐紙挟み』『懐中鏡入れ』などの小物は、

 江戸っ子の洗練度の見せ場でもあったのでしょう、

 凝ってます。オシャレです。うっとりです。

 

「どれもォ~かわいいィ!」

「がるるぐる!」(←訳:貴重品だよ!)

  

 こういった装身具は、

 ある意味、実用的な消耗品でもありましたから、

 現存しているものは少なく、

 ましてや状態の良いものは非常に貴重です。

 

 江戸風俗研究家・平野英夫さんが所蔵する

 其角堂コレクションから

 250点が出展されているこの企画展は、

 12月8日まで。

 

 近代史好きな方々、

 江戸アート&和装文化好きな方々は、

 ぜひ、お出掛けしてみてくださいね~♪

 

 

 

   では、ここでオマケ画像も、じゃ~ん!

   

   「きたきたッ!」

   「ぐるるがるぅ!」(←訳:何かが来たぁ!)

   

   「おおォ!これッてェ!」

   「がるぐる!」(←訳:モネさん!)

   

   はい!『レーマン』さんから発売中の

   《ルーブリアン》2024年版は、

   クロード・モネさん作『ラ・ジャポネーズ』が

   プリントされていますよ。

   このデザインに一目惚れして、

   オーダーしてしまいました♫

   「なかみのォおかしはァ、もッちろんッ!」

   「ぐるるるが~る!」(←訳:美味しいで~す!)

   『レーマン』さんの店舗や

   ネットなどでも販売されているので、

   クッキー缶コレクターさんは、ぜひチェックを!

 

   明日から12月……明日はもう12月……

   皆さま、御自愛しつつ、

   穏やかな休日をお過ごし下さいな♪

   

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~ 続・イナカを夢見て ~

2024-11-29 22:03:08 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 いちりゅうゥ~まんばいィ!」

「がるる!ぐるるるがるるる~!」(←訳:虎です!三の酉で商売繁盛~!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 今日11月29日は、一粒万倍日で、三の酉ですね。

 どうか良いことがありますように……と祈りつつ、

 さあ、本日の読書タイムは、

 前回から引き続いて、こちらのコミック作品を、どうぞ~♪  

  

  

 

 

     ―― 僕は今すぐ前世の記憶を捨てたい 2 & 3 ――

 

 

 漫画は大島つむぎ(おおしま・つむぎ)さん、

 原作は星畑旭(ほしはた・あさひ)さん、

 キャラクター原案はスズキイオリさん、

 第2巻は2024年3月に、第3巻は2024年11月に発行されました。

 『~憧れの田舎は人外魔境でした~』と副題が付されています。

 

「やッほォ~、そらくゥ~んッ!」

「ぐるるがっるる~る?」(←訳:元気になったか~い?)

 

 杉山空(すぎやま・そら)くん、2歳。

 

 東京生まれの空くんは、身体が弱く、

 熱が出たり、咳が止まらなくなったり、の毎日で、

 保育園にも通えません。

 3歳になって、あらためて、大きな病院で精密検査を受け、

 お医者さんに診断してもらうと。

 

 このままでは5歳を迎えることができるかどうか……。

 

 そこで、東京を離れ、

 田舎で療養しよう!となって。

 

「あッ! おじいィちゃ…………んッ???」

「がるるぐるるっ!」(←訳:うわあ壁だあっ!)

 

 母方の祖父・米田幸生(ゆねだ・ゆきお)さんのビジュアルに、

 空くんは圧倒されます。

 

 まるで壁そのもののような、大男。

 村人さんたちも『里でいちばん強い』と認める、力持ち。

 

 祖母の雪乃(ゆきの)さんは、

 食と医療の知識に通じていて、

 この祖父母のもとでなら、

 ボクも健康になれるかもしれないと

 夢見てしまう空くんでした、が……?

 

「いッ、いなかがァ~…!」

「ぐるるるがるるる!」(←訳:トンデモないのだ!)

 

 田舎へ向かう列車の車両は、装甲車?

 生物のサイズが東京とは違う?

 『じぃじ』のお家の天井の梁に……何かいる?

 

「うぎゃああァッ!」

「がるる~!」(←訳:助けて~!)

 

 病弱で外出も殆ど出来なかった空くん、

 東京にいた時はよくわかりませんでしたが、

 田舎にやって来て以降、

 前世のぼんやりした記憶がチクチク疼きます。

 

 もといた世界と同じ、と思っていたけど、

 ここは……何かが違う。

 その原因は、

 

 魔素(まそ)というモノ?

 

「みそォ?」

「ぐるがるっ!」(←訳:魔素ですっ!)

 

 魔素の影響を受けた世界を、

 たくましく、頼もしく、ユーモアと食欲たっぷりに、

 耕し、育て、刈り入れてゆく村人さんたち。

 

 空くんの『じぃじ』と『ばぁば』、

 小さなお友達さんたちといったキャラクター諸衆が

 ハチャメチャに楽しくて、

 前世代の活字マニアさんにおすすめですよ。

 

 読み進みながら、私ネーさが思い浮かべたのは、

 平行宇宙をテーマに

 筒井康隆さんが著したSF作品でした。

 なので、SF好きな活字マニアさんも、

 ぜひ、チェックしてみてくださいね~♪

 

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~ イナカを夢見て ~

2024-11-28 22:03:05 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 きゃほほゥ! おめでとうゥございまスッ、つださんッ!」

「がるる!ぐるる~!」(←訳:虎です!祝受賞~!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 津田健次郎さんが《第53回ベストドレッサー賞・芸能部門》を受賞!

 バスケの富樫勇樹さんは《スポーツ部門》で受賞!

 いやぁ受賞者の方々のカッコ良さよ……と感嘆した後は、

 さあ、読書タイムですよ。

 本日は、こちらのコミック作品を、どうぞ~♪

  

 

 

       ―― 僕は今すぐ前世の記憶を捨てたい 1 ――

 

 

 漫画は大島つむぎ(おおしま・つむぎ)さん、

 原作は星畑旭(ほしはた・あさひ)さん、

 キャラクター原案はスズキイオリさん、

 2023年8月に発行されました。

 『~憧れの田舎は人外魔境でした~』と副題が付されています。

 

「むむッ? これはァ、もしかしてッ?」

「ぐるるるがるる~?」(←訳:転生モノですか~?)

 

 はい、イマが花盛りの《転生》ジャンルに

 またも快作が誕生いたしましたよ。

 

 とはいえ、

 この作品に於いては、転生とか、生まれ変わりとか、

 あまり考える必要はありません。

 

 なぜなら、

 主人公の空(そら)くんは、2歳。

 

 危機に瀕する王国を守って大冒険!

 火を吹くドラゴンと対決!

 魔剣を求めて幾千里!

 なんていう展開は望みようもなく。

 

 むしろ、危機に陥っているのは空くんの方です。

 

 生まれつき身体が弱くて、

 咳が止まらず、すぐ熱も出て、寝込んでばかり。

 丈夫で毎日元気いっぱいの

 双子の弟・陸(りく)くんは、

 身長も体格も空くんを上回って、

 保育園に通っているというのに……。

 

「うゥ、それはァしんぱいィでスよゥ~…」

「がるるぐるるがるるるる!」(←訳:病院で調べてもらおうよ!)

 

 3歳になった空くん、

 お母さんに連れられて、

 大きな病院での精密検査を受けることになりました。

 検査の結果をもとにしての、

 お医者さんの診断は――

 

 このままでは

 5歳を迎えることができるかどうか。

 

「そんなァ!」

「ぐるるる?」(←訳:嘘だよね?)

 

 泣き崩れるお母さんの姿に、

 空くんのこころも沈みます……が、

 お医者さんが言うには。

 

 改善の可能性がないわけじゃないんです。

 

 ここ東京ではなく、田舎で暮らす。

 そうすれば、

 空くんの症状はかなり改善するはず。

 

「ふむふむゥ、いなかのォ~くうきィ!」

「がるるるるぅ!」(←訳:転地療養かぁ!)

 

 田舎へ行けば、健康になれる……!

 希望に胸を膨らませる空くんですが、

 ここに到って、ようやく気付きました。

 

 お医者さんやママの言う”田舎”って、

 ぼくが知ってる”田舎“と、違う……?

 

 大人たちの話してる“田舎”からは、

 何か途方もない《危険》の気配が……。

 

「でッ、でもォ~?」

「ぐるるるるがるるぐるるる?」(←訳:行かないとマズいんだよね?)

 

 生命を長らえるため、

 敢えて、危地へ。

 

 ゆっくり、静かに幕を開けた空くんの物語は、

 第2話に入るや一挙にハジケてゆきます。

 豪快なキャラクターさんたちが

 わらわらわらと乱入してきて、

 これはもう転生譚ではなく、

 独創力がキラキラ輝くSF世界?

 

 はたして、空くんに未来はあるのか――

 次回記事では、第2&3巻を御紹介いたしますので、

 どうかお楽しみに~♪

 

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~ 大西洋を渡れば ~

2024-11-27 22:03:38 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 ぱふゥ! いまがァみごろォ、なのでェ~スゥ!」

「がるる!ぐるるがーる!」(←訳:虎です!紅葉のピーク!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 多摩地域の紅葉は、例年よりちょっと遅れて、

 今週末あたりがいちばんの見頃、になりそうです。

 色とりどりの~♪とJUDY&MARYの名曲を口遊みながら、

 さあ、本日の読書タイムは、こちらの御本を、どうぞ~!

  

 

 

            ―― アメリカ印象派 ――

 

 

 監修は坂上桂子(さかがみ・けいこ)さん、

 著者は大橋菜都子(おおはし・なつこ)さん、

 2024年1月に発行されました。

 『American Impressionism』と英語題名が、

 『摩天楼・大自然・新しい女性』と日本語副題が付されています。

 

「ふァいッ! いんしょうはァ~といえばッ!」

「ぐるが~る!」(←訳:モネさ~ん!)

 

 現在、国立西洋美術館で開催されている『モネ展』

 (2024年10月5日~2025年2月11日)は、

 午前中は入館待ちになるほど

 (午後の方が待ち時間なしで入館できるそうです)、

 ミュージアムショップでは

 コラボ商品は品切れや予約販売が続出……と

 たいへんな人気ぶりです。

 

 人気の理由として、

 昔から日本人は印象派の画家さんが大好きだから、

 などと言われていますが、

 印象派好きなのは日本人に限りません。

 

 米国人も、印象派が大好き。

 

「びじゅつかんにィ~どッさりィ!」

「ぐるるるるがるる!」(←訳:買いまくりました!)

 

 19世紀末から20世紀初頭は、

 米国が最も富み栄えた時代でした。

 当時の米国経済は、

 大英帝国に集まっていた富を陵駕する勢いで、

 巨大な財産を有する個人資産家を

 産み出してゆきました。

 

 そして、

 彼ら――カーネギー氏、メロン氏といった

 大資産家さんたちが、

 人生の後半に行き着いたのは、

 福祉事業と、

 芸術品の収集でした。

 

「こだいのォ、ちょうこくゥ!」

「がるるるるるぐる!」(←訳:ルネサンスの名画!)

 

 大資産家さんは、

 人類の宝、と呼ばれるような

 古典的名作が大好き♪

 ではありましたが、

 同時代の人気作家/作品の購入も

 せっせと行ったのです。

 

 かくして、

 大資産家さんたちの邸宅、

 資産家さんが出資後援する公共施設には

 欧州の人気画家さんの傑作が

 静かに増えてゆくことに。

 

 ドガさん、ルノアールさん、

 モネさん、スーラさん……

 そこに、

 欧州で活動する米国人画家さんの作品も加われば、

 米国のアート好きさんや市民さんにも

 《波》は確実に押し寄せます。

 

「あめりかにもォ、たんじょうゥ!」

「ぐるるがぅるるー!」(←訳:印象派フォロワー!)

 

 この御本で紹介されているのは、

 パリやロンドンで画家生活を送った

 ホイッスラーさん、サージェントさんの他、

 NYの摩天楼を描いたクーパーさん、

 広大な西部の光景を描いたパーシャルさんなど、

 米国にルーツを持つ画家さんたちの作品です。

 

 私ネーさのおすすめは、

 フィラデルフィア出身の画家セシリア・ポーさん!

 小粋でシックな肖像作品

 『アーネスタ』は

 89ページに掲載されていますよ。

 

「これはァすてきィでスゥ!」

「がるるるるるるぐるるがる!」(←訳:メトロポリタン美術館収蔵!)

 

 印象派の影響を受けつつ、

 やがて、その先へ。

 

 モネさんたちの生んだ《波》が描く潮流と文様を、

 アート好きな活字マニアさんは

 ぜひ、ご覧になってくださいね~♪

 

 

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~ 秘密の顔は、秘密のままに ~

2024-11-26 22:03:18 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 ぐおおォ~んッ! ていきあつゥ~ッ!」

「がるる!ぐるるがる~!」(←訳:虎です!身体が重い~!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 西から迫り来る低気圧のせいで、

 動くのも辛い……んですけど、

 そんな日でも、さあ、読書タイムですよ。

 本日は、ちょっと変わりダネな、こちらの御本を、どうぞ~♪

  

 

 

            ―― 警視庁公安捜査官 ――

 

 

 著者は勝丸円覚(かつまる・えんかく)さん、

 2024年5月に発行されました。

 『スパイハンターの知られざるリアル』と副題が付されています。

 

「こッ、こうあんッ??」

「ぐるるがるるー……!」(←訳:スパイハンター……!)

 

 イアン・フレミングさんの小説や

 トム・クルーズさんの映画、

 コミック作品『スパイファミリー』などでも耳にする

 《スパイ》。

 

 私たち一般市民にとって

 フィクションとしか思えない”彼ら“は、

 どうやら実在しているらしい……

 それも、現在の日本に、少なからぬ人数の《スパイ》が……!

 

 というのも、

 著者・勝丸さんは、

 警視庁の公安部外事課に勤務し、

 スパイやテロ対策に従事していたんです。

 

「こうあんッけいさつゥ?」

「がるぐるるる~!」(←訳:怖いところだ~!)

 

 公安部とは、何をする部署なのか。

 勝丸さんは、

 

 第1章『公安捜査官、鬼の修業ものがたり』

 第2章『スパイVS公安警察、水面下の死闘』

 第3章『スパイハンター マル秘テクニック』

 第4章『公安警察、噂の真相』

 第5章『実録・公安警察、秘匿ファイル』

 第6章『スパイ&テロから身を守るために』

 

 と、6つの章に分けて、

 公安捜査官さんたちの仕事ぶりを紹介してゆきます。

 

 捜査技術の習得、

 尾行のノウハウから、

 追跡していた対象者が忽然と姿を消したこと、

 情報の受け渡し方法を見抜くこと、

 海外で行動する場合は、などなど、

 任務に成功した例、

 また逆に、失敗してしまった例までも。

 

「うむむゥ? しッぱいィ、するのでスかッ?」

「ぐるるがるぐるるる~…」(←訳:彼らも人間だからね~…)

 

 公安捜査官さんのお仕事ぶりを読みながら、

 ふと連想したのは、

 映画『シンゴジラ』のワンシーンです。

 

 首相官邸で取材している記者さんたちの会話の、

 『国を守るってたいへんですね』

 という、一見平凡なようでいて、

 しんみりと、

 どこか寂しさを感じさせられる呟き。

 

 決して神々しいスポットライトを浴びることのない

 公安捜査官さんたちの、

 リアル(現実)なのだけれど、

 フィクションでもあるような、

 マル秘な活動の打ち明け話は、

 ノンフィクション好きな方々に、

 警察小説好きな方々におすすめです。

 ぜひ、手に取ってみてくださいね~♪

 

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~ コツ、獲得? ~

2024-11-25 22:03:52 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 はわわわァ~…せまッてくるゥでスよゥ!」

「がるる!ぐるるるがるる……!」(←訳:虎です!12月の足音が……!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 11月も最終週になってしまって、

 来週はもう12月……!

 こんな季節の読書タイムは、さあ、こちらの御本を、どうぞ~♪

  

 

 

           ―― 人生が変わるインテリア ――

 

 

 著者は大塚彬子(おおつか・あきこ)さん、

 2024年4月に発行されました。

 『Life-changing Interior Design』と英語題名が、

 『この3つで劇的にあか抜ける』と日本語副題が付されています。

 

「ふァいッ! おおそうじィはァ、ちゃんすゥなのでス!」

「ぐるるるがるるるぐるぅる~!」(←訳:ついでに模様替えしちゃえ~!)

 

 11月から12月にかけての時期は、

 なぜか、ここ日本では

 ”大掃除のシーズン!”

 ということになっていて、

 まあイマドキはね、エアコンとかキッチンのエアダクトとか、

 専門性の高いものは業者さんに発注するケースも

 増えているそうですが。

 

 それでも、アタマの中に、

 お片付けしたら

 リフレッシュできるかも~?

 なんて無茶なアイディアが浮かんできたりして。

 

「このさいィ、やッちゃいましょゥ!」

「がるるるるぐるる!」(←訳:気分一新のために!)

 

 インテリアを新しくして、

 或いは、家具の配置を変えて、

 気分よく過ごせる部屋を作る。

 

 この御本で著者・大塚さんが提案しているのは、

 実に明快な、

 ”誰でもセンスアップできる”3つのアイテムを

 取り入れることです。

 その3つとは、

 

 『グリーン』

 『ポスター』

 『照明』。

 

「ふむふむゥ? ぐりィ~んッ?」

「ぐるるるるぅ~…」(←訳:観葉植物かぁ~…)

 

 ええ、『グリーン』つまり『観葉植物』は、

 アレルギー体質や、

 香りが強くて苦手にしている御方もおられるでしょうから、

 申し訳ないんですけど、軽く読み流すことにして。

 

 大いに参考にしたいのは、

 『ポスター』!

 

 ただ漠然と、壁にポスターを飾るのではなく、

 部屋のどこに、

 どんなサイズのポスターを、

 壁のどの位置(高さ)に配するか。

 

 ↑これらの、どこに、どんな、には

 ちゃんと数学的な理由があって、

 飾るポスターが複数の場合は、

 枚数やサイズによって

 こんな風に配置を変えてゆく……と、

 図解もされています。

 

「しりませんでしたでスゥ!」

「がぅるるるる!」(←訳:なぁるほどね!)

 

 他にも、

 インテリア小物の配置のコツ、

 ソファにお金をかけすぎない、

 失敗しないラグの選び方、

 ダイニングテーブルの素材、

 おしゃれインテリアをキープするための収納術など、

 さまざまなアイディアが掲載されていますよ。

 

 この冬はあちこち模様替えするんだ!

 と計画中の方々、

 そして、

 部屋のどこかをちょっとだけ変えてみようかな?

 とイメージ中の方々も、

 ぜひ、手に取ってみてくださいね♪

 

 

 ……で、もしも、

 本棚の収納量を倍増させるコツ、が

 この世のどこかにあるのなら……

 

「それはァ、むりィでスゥ!」

「ぐるるるるる!」(←訳:有り得ません!)

 

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~ 舞台が、動く ~

2024-11-24 22:03:34 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 ほふほふッ、あちちィ~!」

「がるる!ぐるがるる~!」(←訳:虎です!熱々だよう~!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 お芋料理が美味しい季節になりましたね。

 じゃがバター、焼き芋、大学芋、と

 いろんな品種のお芋を食べ比べてみたり、

 おやつを堪能した後は、

 さあ、読書タイムでリラックスですよ~♪

  

 

 

             ―― 少女マクベス ――

 

 

 著者は降田天(ふるた・てん)さん、

 2024年8月に発行されました。

 『Macbeth for the Girls』と英語題名が付されています。

 

「じりりりりィ~んッ!」

「ぐるがるぐるる~!」(←訳:開幕ベルですよ~!)

 

 演劇専門の女子高、

 百花(ひゃっか)演劇学校では今日、

 入学式と、新入生歓迎公演が行われている真最中です。

 

 2年生と3年生による熱演は、

 静々と幕が下りるや――

 

「やんやッ、やんやッ!」

「がるる!」(←訳:大喝采!)

 

 拍手を耳にし、

 お芝居の演出を担当した

 結城(ゆうき)さやかさんは、ホッとしました。

 

 なんとか、無事に上演できた……

 しかし、さやかさんの安堵は、

 公演後の質疑によって

 ホロホロと崩れ去ります。

 

 新入生――一年生のひとりが、

 舞台の感想や、

 学校でどんなことをしたいか、を問われて、

 高らかに言い放ったのは。

 

    友人の、死の真相を調べに来た。

 

「ふァ?」

「ぐるっ?」(←訳:ええっ?)

 

 去年のこと、

 2年生の生徒さんが、舞台下の

 『奈落(ならく)』に落下する事故があったのです。

 

 新入生の藤代貴水(ふじしろ・たかみ)さんは、

 ただの事故なんかじゃない、と言い張り、

 さやかさんに付きまって、

 あれこれ訊き出そうとします。

 

 一方、さやかさんは、

 事故という警察の判断を疑っていなかったので、

 貴水さんの行動に呆れたり、

 妄想じゃないの?と憤慨したり。

 

「うッ、うむゥ、そうでスねェ~…」

「がるぅぐるるるがるる~…」(←訳:でもぉ言われてみると~…)

 

 馬鹿な。事故でないワケがどこにあるのよ?

 

 と、当初は相手にしていなかったさやかさん、

 しつこく付きまとわれるうちに、

 思いは揺らぎ始めました。

 

 亡くなったのは、

 天才だ、神だと、

 学校中の誰からも注目され、騒がれていた少女。

 

 彼女の生命を奪ったあの出来事は、

 本当に事故だったのか、

 それとも……?

 

「きおくゥ、たどりましょゥ!」

「ぐるるがる……?」(←訳:あの日何が……?)

 

 演劇学校という特殊な、

 閉ざされた世界をかき回し、

 引っくり返してゆく、貴水さん。

 

 貴水さんの行動を怪しみつつも、

 つい力を貸してしまう、さやかさん。

 

 ふたりのコンビネーションは、

 はたして《真相》を呼び醒ませるのか。

 

「がくえんッどらまァ?」

「がるぐる?」(←訳:青春もの?)

「ほんかくゥみすてりィ?」

「ぐるがるー!」(←訳:その全部ー!)

 

 高校の部活は演劇部だったわ……

 という方々にとっては、

 他人事には思えなくなりそうな

 青春演劇ミステリです。

 演劇部でなかった方々も、

 ぜひ、ご堪能下さいね~♪

 

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~ 大家族、ずらり! ~

2024-11-23 22:03:05 | ミュゼ

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 はにわァ~んッ!」

「がるる!ぐるるる!」(←訳:虎です!はにわん!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 祝日『勤労感謝の日』でもある本日は、

 読書タイムをスパっとサボり、

 展覧会情報をお送りいたしますよ。

 さあ、こちらを、どうぞ~♪

  

 

 

            ―― 特別展 はにわ ――

 

 

 東京・上野の東京国立博物館 平成館にて、

 会期は2024年10月16日~12月8日(月曜休館)、

 『挂甲の武人 国宝指定50周年記念』と日本語副題が、

 『Haniwa: Tomb Sculptures of Japan』と英語題名が付されています。

 

「だいしゅうごうゥ~なのでス!」

「ぐるるるがるぐる!」(←訳:はにわの王国出現!)

  

 この秋、東京国立博物館を支配するのは、

 古墳時代(6世紀)生まれの、

 はにわ(埴輪)さんたち。

 

 国宝となっている

 『挂甲(けいこう)の武人』さんと、

 彼(?)の兄弟とも推察される

 4体のはにわさんが勢揃いしていますよ。

 

「ちいさいィはにわもォ、いるんでスゥ!」

「がるぐるがる~!」(←訳:ボクこれ好き~!)

  

 武人はにわさんたちに寄り添うのは、

 東北や九州など、遠地からやって来た

 多様な形のはにわさんたちです。

 

 小鳥(仔鳥?)を背に乗せた水鳥、

 わんこファンさん感涙の犬型埴輪、

 猿型や、

 馬具を着けた馬型はにわもありますね。

 

「おうまさんッ、なかなかァ~りあるゥ!」

「ぐるるるるるがるる~…!」(←訳:可愛がられてたんだ~…!)

  

「おみやげもォ、わすれないでェ~!」

「がっるるぐるるるる!」(←訳:グッズが可愛いんだ!)

 

 と大評判の『はにわ展』、

 今週末は、

 チケット売場で20分待ち、入場に40分待ち、

 というような混雑ぶりになっているようです。

 

 東京国立博物館の表慶館では

 『Hello Kitty展』を開催している現在、

 チケット売場周辺は混んでいるそうなので、

 お出掛けを予定している方々は、ご注意くださいね。

 

 なお、展覧会はこの後、

 2025年1月21日~5月11日にかけて

 福岡の九州国立博物館に巡回する予定です。

 西日本にお住まいの方々は、

 ぜひ、九州国立博物館へ~♪

 

 

 

   では、ここでオマケ画像も、ポ~ン!

   

   『不二家』さんの

   《LOOK 4種の苺食べくらべ》、

   私ネーさのおすすめは

   奈良県産『パールホワイト』の粒でしょうか。

   「むむッ、どれもォはずせないィでス!」

   「ぐるがるる!」(←訳:冬の味わい!)

   冬の美味を楽しむためにも、

   皆さま、御自愛しつつ、

   穏やかな休日をお過ごしくださいな♪

   

   

   

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~ 銀座の《顔》です。 ~

2024-11-22 22:03:37 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 ほんとォかなァ~? ほんとォなのかなァ~?」

「がるる!ぐるがるる~?」(←訳:虎です!不安だよね~?)

 

 こんにちは、ネーさです。

 再結成した『オアシス』の来日公演情報が発表されました!

 日時は2025年の10月25日&26日、会場は東京ドーム……って、

 ノエルお兄ちゃんとリアム弟ちゃんは本当に来日するのか、

 今からもう胃がイタくなりそうですが、

 さあ、読書タイムで元気をチャージしましょう~♪

  

 

 

           ―― 銀座 伊東屋の仕事 ――

 

 

 著者は間部香代(まべ・かよ)さん、

 2024年8月に発行されました。

 『Itoya SINCE 1904』と英語題名が、

 『~文房具専門店クロニクル~』と日本語副題が付されています。

 

「あはァ! ぶんぼうぐゥ~ぱらだいすゥ!」

「ぐるるるがるる!」(←訳:銀座の顔だよね!)

 

 日本を代表する商業地・銀座の、

 そのまた代表的なお店といえば、

 銀座のシンボル・時計塔を持つ

 『和光』さん(旧服部時計店さん)、

 百貨店なら『三越』さんと『松屋』さん、

 あんぱんの『銀座木村屋』さん……と

 さまざまなお店が挙げられる中、

 文具はやっぱり、

 『伊東屋』さんですね。

 

 創業は、1904年――

 明治37年の6月16日に遡ります。

 

「ちょうぼォ、ありまスよゥ~!」

「がるるぐるるるがる~!」(←訳:新式の洋式帳簿だよ~!)

 

 大福帳を用いる和式帳簿から、

 簿記帳簿型の洋式帳簿へ。

 

 大河ドラマ『青天を衝け』をご覧になった方々は、

 吉沢亮さん演じる渋沢栄一さんが

 明治の日本財政界に

 洋式帳簿を推進していたシーンを

 記憶しておられるでしょうか。

 

「ふァいッ! べんりィ~なのでス!」

「ぐるるるるがる!」(←訳:出納管理に最適!)

 

 創業当時の『伊東屋』さんの看板商品こそ、

 洋式帳簿。

 用途別に30種もの帳簿を用意していた、

 というのですが……

 残念ながら、売れ行きは良くありませんでした。

 帳簿とは何なのか、

 文明開化の世といえど、

 まだ知られていなかったんですね。

 

 ↑こんな停滞状況を、

 かろやかに打破してくれたのは、

 

 絵はがき。

 

「ほほゥ、なァ~るほどォ!」

「がるるるぐるる!」(←訳:絵はがき大好き!)

 

 私製はがきの製造が認可されたタイミングと重なり、

 絵はがきは大人気を博して、

 なんと、

 絵はがきを求める人で

 開店前から『伊東屋』さんの前に行列が!

 

 絵はがき需要に助けられ、

 『伊東屋』さんは明治の銀座にしっかりと根を張り、

 大正時代を謳歌し、

 そして昭和へ。

 

 戦争が始まると

 お店に並ぶ商品が変わっていった、

 というエピソードには切なくなります。

 キラキラした文具は消え、

 懐中電灯や防毒マスク、黒い遮光紙が……

 街灯や都電のレールは軍事物資に供出されて、

 銀座通りにはサツマイモの苗が植えられ……。

 

「そんなのォ、ぎんざじゃないィでス!」

「ぐるるるる~!」(←訳:取り戻そう~!)

 

 いったんは廃業宣言をした『伊東屋』さん、

 終戦後の銀座で復活へと向かいます。

 が、その前に。

 

 悪質な不動産業者に乗っ取られた自社ビルを

 奪還せねば!

 

「まッ、まけるもんかッ!」

「がるぐる~!」(←訳:断固敢行~!)

 

 明治、大正、

 戦争と混乱の昭和、

 平成から、令和へ。

 

 おそらく世界的にも稀少な

 《文具専門店》さんが歩んできた道のりとは。

 

 文具マニアさん、

 『伊東屋』さんのファンの方々に、

 銀座でのお買い物が好きなのよ~♫な御方にも

 おすすめの一冊です。

 20世紀の歴史の一端を、

 ぜひ、覗いてみてくださいね~♪

 

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~ 十月十日の、花と嵐と ~

2024-11-21 22:03:37 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 あううゥ! おうえんしたくゥ~なッちゃうゥ!」

「がるる!ぐるがるる!」(←訳:虎です!胸熱だよね!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 門脇麦さん&富田望生さんが出演する『ボディメンテ』CMの、

 冬のコミケ風景と『サクラ大戦』楽曲の美しさよ……!

 ちょうど今ごろ奮闘中のコミケ作家さんたちを応援しながら、

 さあ、読書タイムですよ。

 本日は、こちらのコミックエッセイ作品を、どうぞ~♪

  

 

 

         ―― 十月十日も毎日たのしい ――

 

 

 著者は松本ひで吉(まつもと・ひできち)さん、

 2024年11月に発行されました。

 

 アニメ化もされたコミック

 『犬と猫どっちも飼ってると毎日たのしい』が大人気、

 わんこ派さんからもニャンコ派さんからも

 ラブコールを送られる著者・松本さんの身に、

 む! 或る日、異変が……!

 

「たたたたッ、たいへんだァ~ッ!」

「ぐるぅるるがるる!」(←訳:赤ちゃんが来たあ!)

 

 祝妊娠!

 松本さんとパートナーさんは手を取り合って、

 検査をしてくれた病院のスタッフさんたちも、

 よかったよかったと喜んでくれます。

 新しいイノチが、この世界にやって来る!

 

 けれども、実を言いますと。

 

 お父さまを亡くし、

 ほぼ同時に

 コミックの主人公である犬くんを亡くし、

 猫ちゃんも体調を崩し、

 という激動の日々の中での妊娠、だったのです。

 

「うううゥ、いぬくんッ!」

「がるるぐるがるる!」(←訳:大好きだよ犬くん!)

 

 未亡人となったお母さまを心配し、

 犬くんのために涙し、

 猫ちゃんのお世話を精一杯していても、

 赤ちゃんの成長は待ったなし。

 

 お腹がどんどん大きくなって、

 胎動に呻き、

 足のむくみに苦しみ、

 ひどい便秘に悩み、

 はては。

 

 『ふつうに逆子です』(お医者さん談)

 

「むぐぐぐぐゥ!」

「ぐるるるるがるる??」(←訳:どうしたらいいの??)

 

 外回転術というものを施せば、

 胎児ちゃんの姿勢は正常に戻ると聞いて、

 松本さん、さっそく挑戦します。

 

 が、一難去ってまた一難、

 分娩室に入るまで、

 いえ、分娩室に入った後も、

 予想もつかぬ出来事が押し寄せてくる……!

 

「ひやあせェ、とまりませんッ!」

「ぐるがるる~!」(←訳:誰か救けて~!)

 

 山あり谷ありの十月十日――

 その《完走日記》コミックは、

 男性にも女性にも、

 オトナな活字マニアさんにも、

 小さな読書家さんにも

 激おすすめの快作ですよ。

 

 犬くんは、

 そして寒い朝にふっと旅立ったという猫ちゃんは、

 松本さんの大手柄を

 にこにこと見守っていてくれるでしょうか。

 犬くんと猫ちゃんを偲びつつ、

 皆さま、ぜひ♪

 

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