テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ みちは、ひらける ~

2019-01-31 21:53:17 | ブックス
「こんにちわァ、テディちゃでッス!
 たいぼうゥのォ~あめェ~ッ♪」
「がるる!ぐっるがるる!」(←訳:虎です!ホッとするね!)

 こんにちは、ネーさです。
 お久しぶりの降雨!
 これで乾燥警報から解放されるわ~♫と、
 湿度を大歓迎しながら1月ラストの読書タイムは、
 こちらのアートブックを、
 さあ、どうぞ~!
 
  


 
          ―― Michi みち ――



 著者はjunaida(ジュナイダ)さん、2018年11月に発行されました。
 絵本……にジャンル分けされている御本ですが、
 手に取ってみれば、きっと――

「えほんッ、なのかなァ?」
「ぐるがぅるるる?」(←訳:画集じゃないの?)
「みすてりィかもッ!」

 と、楽しくも迷い、考えてしまうことでしょう。
 
 狂おしいほど美しく、
 細やかにあたたかく、
 飄々と描かれた絵画たちを、
 絵本と決めつけちゃっていいのか。

 もっと巨きな、ジャンル分け出来ない“何か”なのではないか。

「もじィ、まッたくゥありませんッ!」
「がるる!」(←訳:画だけ!)

 御本を右から開く場合、
 表紙は↑上の画像のように、
 女の子の後姿から始まります。

 対して、御本を左から開く場合は、
 表紙は↓下の画像のように――
 
  

 男の子の後姿から、始まるんです。

 女の子は、
 男の子は、
 それぞれの前に現れる《みち》を、
 上がったり下がったり、
 左右どころが縦横に折れ曲がる《みち》を、
 足取りたしかに進んでゆく。

 ふたりがどちらも、
 歩みを止めず、
 進んで進んで、
 進み続けたその先には……?

「それはァ、ひみつゥでス!」
「ぐるる~♪」(←訳:うふふ~♪)

 ページからページへ、
 《みち》は様々な季節や国を越えて続きます。

 ヒナギク咲く町の間を、
 サーカスの楽の音が流れる迷路を、
 書物の町を、
 灯ともるランプの国を。

「なんというゥ、さいみつゥぶりィ!」
「がるるぐるるる!」(←訳:最強の描き込み!)

 junaidaさんの細密な筆遣いには
 ただもう感服です。

 おっと、これ以上のお喋りは
 読み手さんから“知る喜び”を奪ってしまうことになりますから、
 どうか皆さま、
 先ずはこの御自身で《みち》を探し、
 ページを捲るごと、

「うわあッ♪」
「ぐる!」(←訳:おお!)

 と驚いてみてくださいね。
 絵本好きさんに、
 アート好きさん&細密画マニアさんに、
 激おすすめの一冊ですよ~♫


 なお、junaidaさんは
 イラストや書籍の装幀のお仕事もしておられます。
 下の画像は(小さくて申し訳ありませんが)
 北の国の森と、
 チビっこい男の子が主役の物語をテーマにした作品で――

「あッ! わきゃッたでスゥ!」
「がるるるぐるるるる~!」(←訳:ニルスの不思議な旅~!)
 
  

 ニルスくんのように画の翼に乗って、
 どうか皆さまもjunaidaさんの宇宙へ、ぜひ!


 
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大急ぎで、国宝拝見!

2019-01-30 22:12:38 | ミュゼ
「こんにちわァ、テディちゃでッス!
 きんきゅうゥ、なのでス~!」
「がるる!ぐるるるる!」(←訳:虎です!急がないと!)

 こんにちは、ネーさです。
 週の半ばの水曜日は、いつも展覧会情報をお送りしていて、
 今日も……と準備していましたら、
 あらら、大変です!
 会期は明日30日までだけれど
 スルーするには余りに惜しい企画展がある?!?
 取り急ぎ、こちらを、どうぞ~!

  


   
       ―― 国宝雪松図と動物アート ――



 東京・中央区日本橋の三井記念美術館にて、
 会期は2018年12月13日~2019年1月31日(毎月曜日と年末年始は休館)、
 『National Treasure Pine Trees in the Snow and Animals in Art』
 と英吾題名が付されています。

「こくほうゥ、こちらでェ~スゥ!」
「ぐるがーるるる!」(←訳:江戸アートです!)

 はい、↓こちらの画像の――

  

 上段部分にありますのは、

 円山応挙さん作『松雪図屏風』(江戸時代・18世紀)。

 国宝に指定されている、応挙さんの代表作のひとつですね。

 でも、『松雪図屏風』の下側にも
 ぐーんと注目してくださいな。

「……うしさんッ、でスかァ?」
「がるるぐるる?」(←訳:牛と象だよね?)

 ええ、こちらは、

 長沢芦雪さんの『白象黒牛図屏風』(江戸時代・18世紀)。

 応挙さんの弟子であった芦雪さんの作品です。

 実は、この展覧会のいちばんの“注目株”は、
 この『白象黒牛図屏風』なんですって。

 芦雪さんは同じ主題の作品を他にも描いていて、
 画集などに掲載されていて有名なのはそちらの、
 海外のコレクターさんが所蔵している方の『白象黒牛図屏風』。

 こちらの、
 特別出品作『白象黒牛図屏風』は、
 今回のこの展覧会が初公開~!!

「はつゥおめみえッ?」
「ぐるるる~♫」めでたや~♪
 
  

 題名の通り、
 芦雪さんの『白象黒牛図屏風』をはじめ、
 《動物》をテーマにした作品が集うこの企画展では、
 茶道具類も展示されます。

 ↑上の画像は、
 これも国宝の、志野茶碗 銘『卯花墻(うのはながき)』
 (桃山時代・16~17世紀)!

「ふァ~…こくほうゥ、ぞろぞろォ~…」
「がるぐる!」(←訳:豪勢です!)

 と、超一流の絵画や茶道具、
 絵巻、能装束、仮面、超絶技巧の工芸品等も出展される
 お正月らしさ全開の企画展は、
 かさねて申しますが、
 明日1月31日まで!

 江戸アート好きな御方は、
 ぜひぜひ、お出掛けしてくださいね♪
 

 

    では、ここで美味し~いオマケ画像も!
   
    『森永』さんの
    《DARS ラムレーズンサンド》は、
    ……効いてるわね?
    「きいてェまスッ!」
    「ぐるる!」(←訳:ラムが!)
    小粒ですが個性的な期間限定のショコラお菓子、
    おすすめですよ♫

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ことばの、はな。

2019-01-29 22:08:03 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでッス!
 てにすのォ、つぎィはァ~…」
「がるる!ぐっるーるぅ!」(←訳:虎です!サッカーだぁ!)

 こんにちは、ネーさです。
 全豪オープンが終わったと思ったら、
 サッカーのアジア杯でサムライブルーが決勝進出!
 まだまだハラハラドキドキは続くのね~…と
 嬉しい溜め息をつきながら、
 さあ、今日も読書タイムです。
 本日は、こちらのビジネス本?を、どうぞ~♪

  


 
         ―― 名作コピーの時間 ――



 編者は宣伝会議書籍編集部の皆さん、2018年12月に発行されました。
 クリエイティブの専門誌『ブレーン』2008年5月号から
 2018年11月号に連載された
 《名作コピーの時間》を書籍化したものがこの御本です。

 書店さんでは、ビジネスやマーケティング、広告、のコーナーに
 配架されているかもしれません……が、
 ちょっと違うぞ、と私ネーさは言いたいわ!

「ぶんがくゥ!」
「ぐる~!」(←訳:事典~!)

 もうすぐ終わってしまう平成、
 その前の昭和――
 ふたつの時代のどこかで、
 ぽん、と蓮の花が咲くようにメディアを彩った
 広告コピー。

 この御本には、
 広告界の大御所さんから気鋭の若手さんたち124人が選んだ
 《名作コピー》が収録されています。

「たかがァ、じゃないィでスよゥ!」
「がるる!ぐる!」(←訳:さすが!だよ!)

 そうなんです、たかが広告コピー、ではなくて、
 さすが名作コピー!
 軽い気持ちで読み始めた私ネーさ、
 アッという間もなく夢中になってしまいましたよ♫
 なぜって、


   安藤寛志さん作(1993年・大成建設)の

    『地図に残る仕事。』

  

   佐藤康彦さん作(1995年・サントリー)の

    『愛だろ、愛っ。』



   太田恵美さん作(1993年・東海旅客鉄道)
  
    『そうだ 京都、行こう。』



   木村透さん作(タワーレコード)の

    『NO MUSIC,NO LIFE.』


 
   長沢岳夫さん作(1982年・パルコ)の

    『ナイフで切ったように、夏が終わる。』



   小野田隆雄さん作(1988年・サントリーオールド)の、

    『近道なんか、なかったぜ。』



   中畑貴志さん作(1986年・パルコ)の

    『昨日は、何時間生きていましたか。』


   
   糸井重里さん作の

    『くうねるあそぶ。』(日産自動車)や、

    『青空は、史上最大の読書灯である。』(新潮社)、

    『おいしい生活。』(1982年・西武百貨店)、

    『想像力と数百円』(1985年・新潮文庫)


 
 こんな素晴らしい言葉たちを目にしては、
 とても途中で読むのを止めるなんてこと、出来ません!

「でスねッ!」
「ぐっるるるがるぐる!」(←訳:こっちのも名作です!)



   小野田隆雄さん作(1994年・サントリーオールド)の

    『恋は、遠い日の花火ではない。』 



「……これはァ、もうゥ!」
「がるるぐる!」(←訳:詩歌の世界!)

 そして、もうひとつ、
 読む者のこころを打つ《名作》があります。

 それは、全ページの新聞広告でした。
 夏の甲子園をテーマにしたキャノンのカメラの、1978年の広告作品です。
 ボディコピーと呼ばれる短い文と、
 メインのコピーを、
 ちょっと長くなりますけど、
 引用させていただくと――


     『陽が昇り、陽が沈むように、
      青春は訪れ、通り過ぎて行く。
      きょうという日は、ただ一日。
      いまという時は、ただ一瞬。
      

      ただ一度のものが、
      僕は好きだ。』



   作者は、秋山晶さんです。

「……すごいィ!」
「ぐるるる!」(←訳:すごいよ!)

 言葉で伝える。
 誰かの人生を変えてしまうほどの、言葉。
 愛され、涙される言葉。

 上記の作品の他にも
 尊い言葉が熱く積み重なるこの御本を、
 ビジネス本のコーナーに閉じ込めておくなんて、
 ああ、もったいなさ過ぎます。
 全活字マニアさんに激おすすめの一冊、
 どうかぜひ、手に取ってみてくださいね~!!
 

    
 
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アートは、夢の国から?

2019-01-28 22:05:59 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 じょこォおにいさんッ、おめでとうゥございまスゥ!」
「がるる!ぐるがるる!」(←訳:虎です!復活だよう!)

 こんにちは、ネーさです。
 大ニュースの陰でインパクトが薄れてしまったけれど、
 ノバク・ジョコビッチさんの全豪オープン優勝に拍手を~!
 錦織選手と同様にケガから立ち直っての王座でしたね。
 4大大会の次の舞台となる全仏が楽しみだわ♪
 そして、本日の読書タイムも、
 メインステージはフランスなんですよ。
 さあ、こちらを、どうぞ~!

  



          ―― ジャポニスム ――



 著者は宮崎克己(みやざき・かつみ)さん、2018年12月に発行されました。
 『流行としての《日本》』と副題が付されています。

 《ジャポニスム》――
 《日本趣味》と訳されることの多い言葉ですが、
 実際は《趣味》のレベルを超越した熱病に近かった、のかも?

「たぶんッ、びッくりィしたァのでスゥ~!」
「ぐるるがっるるる!」(←訳:予想外だったんだ!)

 著者・宮崎さんは御本の『はじめに』で説いています。

   ジャポニスムとは、近代の西洋が見た『日本』のことだった。

   『日本』は長いこと、
   美しい一端だけを覗かせた神秘の国、
   夢の国だった。

   そして開国。
   多くの夢は目を開けたとたん幻滅に変じるものだが、
   『日本』は例外だった――

「しんぴのォ、くにィ?」
「がるるぅ?」(←訳:夢の国ぃ?)

 夢の国・ジャポンから西欧諸国へ輸出されたのは、
 精緻な美術工芸品の数々と、
 それらのアートによる衝撃。

 著者・宮崎さんは本文を、

  第一章…ジャポニスムの《見え方》
  第二章…開国のインパクト
  第三章…ジャポニスムの媒介者たち
  第四章…モノの到来
  第五章…《日本》の濃淡
  第六章…色彩のジャポニスム
  第七章…空間のジャポニスム
  第八章…線のジャポニスム
  第九章…ジャポニスムの終息

 と、9つの章に分けて《ジャポニスム》の
 流れを追いかけます。

 私ネーさ、個人的にワクワクさせられたのは、
 空間のジャポニスム(第七章)と、
 線のジャポニスム(第八章)!

 浮世絵と印象派、などという
 せま~いくくりに抑え込むのではなく、
 日本美術が持つ特性と、
 中世~近代の西洋美術の特徴が論じられていて、
 もっと詳しく知りたい!と思いましたよ。

「よーろッぱのォ、はんがのォれきしィ~!」
「ぐるるる~!」(←訳:面白そう~!)
 
 評論家フィリップ・ビュルティさんが
 1872年に『ジャポニスム』と題した文章を雑誌で使用してから、
 もう150年近くの年月が流れようとしています。

 日本のアートは、
 日本だけが創り出せるアートは、まだあるのでしょうか。
 あるとしたら、どこに?

 ジャポニスムの来し方を展望するアート評論新書、
 アート好きな御方に、
 近代史好きな御方に、
 国立近代美術館へお出掛けする予定の方々にも
 おすすめですので、
 ぜひ、一読をしてみてくださいな♫
 
 

 
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怖いのに、こころ優しく。

2019-01-27 22:22:35 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 かつどんッ、たべさせてェあげてェ~!」
「がるる!ぐるるるがるる~!」(←訳:虎です!眠らせてあげて~!)

 こんにちは、ネーさです。
 全豪オープン女王となって大忙しの大坂なおみさんに、
 ああ、思いっ切りカツ丼を食べさせてあげたい♪
 そう思ったのは私たちだけではないはずです。
 近日中になおみさんが美味しいカツ丼と巡り会えますようにと祈りながら、
 私たちもお腹に美味しいおやつ……じゃなくて、
 頭脳に美味しい読書タイムを、
 さあ、どうぞ~!
 
  



          ―― おっかなの晩 ――



 著者は折口真喜子(おりぐち・まきこ)さん、
 単行本は2015年に、画像の文庫版は2018年11月に発行されました。
 『CURIOUS TALES FROM A RIVERSIDE INN 1』と英吾題名が、
 『日本橋船宿あやかし話』と副題が付されています。

「ほわわッ! みずべのォ、かいだんッ??」
「ぐる~るがるるぐる……!」(←訳:冷た~い妖しの風が……!)

 時代は、江戸の中期、なのだとか。

 現在の東京とは違って、
 当時の江戸は縦横に水路が走る《水の都》。

 あっちこっちで荷船が水面を滑り、
 渡し船が人を運び、
 インフラの一端を担っていたころ。

 浅草川に浮かぶ島、
 日本橋の箱崎に小さな船宿《若狭屋》がありました。

「むッ? くんくんッ! うみのォ、においィ?」
「がるぐるる!」(←訳:潮の香りだ!)

 箱崎のその辺りは、
 海水と川の水が入り交じるところで、
 《別れの淵》とも呼ばれているんです。

 そして、ぶつかる二つの流れのせいか、
 或いは船宿《若狭屋》があるためなのか、
 不思議な御話も、ふつふつと……。

「うみィぼうずゥ、とかッ?」
「ぐるがる?」(←訳:河童とか?)

 それがね、あからさまな妖怪譚とは違うのよねえ。

 御本のいちばん初めに収録されている
 『狐憑き』
 という作品では、
 狐憑きと噂される吉原の遊妓さんが登場しますが、
 別に、呪いの術を使うワケでもなし、
 穏やかな気性の良い人なんです。

 表題作品『おっかなの晩』も、
 慄え上がる、というより、
 しんみり、ほっこり、させられます。

 でも、あからさまでなくても、
 やっぱり、どこかが、怖い……。

「ふりかえればァ、そこにィ~…」
「がるるるぐるる……?」(←訳:見知らぬモノが……?)

 収録されている短編8作品のうち、
 最も伝統的な《怪談》に近いのは、
 『鰐口(わにくち)とどんぐり』でしょうか。

 《若狭屋》の女将・お涼さん、
 母の実家を訪ねる旅に出発します。
 目的地の村は、信濃の山の中――
 江戸から街道を歩いて三日がかり。
 
 無事に到着はしたものの、
 豊かで深い秋の森でお涼さんを待っていたのは。

「わわゥ! にげまスかッ??」
「ぐるるるるるる~!」(←訳:逃げられないよ~!)

 町――大都市からの旅人と、
 山中に棲む“怪”の遭遇は、
 泉鏡花さんの作品を彷彿とさせます。

 はたして、
 山の“怪”はお涼さんに幸と不幸、どちらをもたらすのか。
 お涼さんは“怪”をどう受けとめるのか――

「こわいけどォ~…」
「がるるぐるるぅる!」(←訳:怖さを超えちゃう!)

 ミステリアスだけれど、ミステリじゃない?
 ファンタジーのようでファンタジー枠に収まらない?

 クラシカルな《怖いおはなし》が好きな御方、
 時代小説好きな活字マニアさんにもおすすめですよ。
 ぜひ、一読してみてくださいね~♪
  

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~ その境地、奇想か、異端か ~

2019-01-26 22:14:31 | ミュゼ
「こんにちわァ、テディちゃでス!
 やッたァ~!!
 なおみィおねえさんッ、おめでとうゥございまスゥ~!」
「がるる!ぐるがるぐっるるぅ!」(←訳:虎です!凄い試合だったよぅ!)

 こんにちは、ネーさです。
 祝!大坂なおみさんの全豪オープン優勝&ランキング1位!
 真夏の南半球で頂上決戦を制す――
 まるで映画のようにドラマティックな展開だわ~…と
 TV観戦しながらアタマがくらくらいたしましたよ。
 お祝い気分に浸りながらの本日は、
 週末ですからね、読書をちょこっとサボり、
 こちらの展覧会情報を、どうぞ~♪
 
  



         ―― 奇想の系譜 展 ――



 東京・上野の東京都美術館にて、
 会期は2019年2月9日~4月7日
 (月曜休館、ただし2/11は開館して2/12は休館、4/1は開館)、
 『Lineage of Eccentrics The Miraculous World of Edo Painting』
 と英吾題名が、
 『江戸絵画ミラクルワールド』と日本語副題が付されています。

「ひゃッほうゥ! きらびやかァ~でス!」
「ぐるがる~!」(←訳:豪華絢爛~!)

  

 日本中どこへ行っても大人気、
 いえ、2018年にはフランスでも特別展が開催されて、
 非常に好評だったという
 江戸期の日本絵画。

 たとえば、↑曽我蕭白(そが・しょうはく)さんの
 『雪山童子図(せっせんどうじず)』や――

「まッさおォなァ、おにィ?」
「がっるぐる!」(←訳:青って怖い!)

  

 ↑白隠慧鶴(はくいん・えかく)さん、
 岩佐又兵衛(いわた・またべえ)さん、
 狩野山雪(かのう・さんせつ)さん――

  

 ↑鈴木其一(すずき・きいつ)さん、
 歌川国芳(うたがわ・くによし)さんに加え――

「わおゥ! やぱりィ~!」
「ぐるがる~!」(←訳:御大登場~!)

 はい、今やもう、
 この御方抜きに江戸アートは語れないとさえ言える――
 
  

 伊藤若冲(いとう・じゃくちゅう)さん、
 そして長澤蘆雪(ながさわ・ろせつ)さんの作品が、
 この企画展にはずら~りと揃います♪

 美術史家・辻惟雄(つじ・のぶお)さんの著作
 『奇想の系譜』(1970年刊行)によって、
 あらためて耳目を集め、
 称賛を寄せられることとなった
 《奇想の画家》さんたち。

「はるのォ、うえのでェ~」
「がるるるぐるがる!」(←訳:いちばん人気かも!)

 2月27日には、
 この展覧会を監修した山下裕二さんによる記念講演会
 『若冲ブームを超えて――奇想画家列伝』、

 2月15日と3月15日には
 イブニング・レクチャー(18:30~19:00)と、
 イベントが予定されていますし、
 既に展覧会オリジナルグッズとセットになった前売券も
 販売されています。
 
 江戸美術大好き!なアートマニアさんは、
 ぜひ、春の上野へ、お出掛けくださいね~♫



    ふぅ~…まだ全豪オープンの余韻冷めやらぬままですが、
    さあ、ここで美味しいオマケ画像も!
   
    スイスのメーカー『リンツ』さんの
    《クリエーション レモンソルベ》ですよ。
   「すッぱァ!」
   「ぐるるるがるるるぅ!」(←訳:レモンが効いてるぅ!)
    受験生さんには、もうちょっとビターなショコラの方が
    しゃっきり出来るかもしれませんけど、
    皆さま、エネルギーを充分補給して
    この寒波を乗り切ってくださいな♪
    


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~ そこは、癒しの花園 ~

2019-01-25 22:18:10 | ブックス
「こんにちわァ、テディちゃでス!
 ただいまァ、ぜッさんかいさいィちゅゥ~!」
「がるる!ぐぅるるるがるる!」(←訳:虎です!ショコラのお祭り!)

 こんにちは、ネーさです。
 はい、もはや1月の風物詩となっている
 《サロン・デュ・ショコラ》が、新宿NSビルにて開催中です。
 私ネーさん、諸事情から今年はパスいたしますが、
 ショコラ好きさんは年に一度のショコラの祭典をご堪能あれ~♪
 では、ここからはショコラとは関係のない……いえ、
 実はけっこう関係あるかもしれない?こちらの御本で、
 読書タイムを、さあ、どうぞ~!

  


 
   ―― 花と緑が語るハプスブルク家の意外な歴史 ――



 著者は関田淳子(せきた・あつこ)さん、2018年12月に発行されました。
 『Haus Habsburg』と独語題名が付されています。

「よーろッぱのォ、てッぺんッ!」
「ぐるがる~!」(←訳:王の一族~!)

 王家の歴史は、
 国の歴史であり、
 文化の歴史でもある、のならば、
 スイスの無名領主であったルドルフ一世の台頭(1273年)から
 皇帝フランツヨーゼフ一世の退場(1918年)に到るまで、
 およそ650年の長きに渡って
 ヨーロッパに君臨したハプスブルク家の歴史には、
 どんな文化が付随していたのかを考えると――

  《そこには花と緑があった》
 
 と、ハプスブルク家研究家の著者・関田さんは言います。

「ええッ? おはなァ??」
「がぅっるぅるるぐるがぅるる?」(←訳:ファッションや料理じゃなく?)

 王さまである、ということは、
 権力を振るい放題、
 何もかも好き放題、ではなく。

 戦争、政変、暗殺、革命、といった“危険”をも
 背負わなければなりません。

 毎日、朝から晩まで、家、就寝中にさえ
 何者かが我が身を脅かしている……!

 365日、そんな風に気を張りつめ続ける王さまたちは、
 意識してか否か、
 ひとときリラックスできる《空間》を
 手近に求めました。

 それがすなわち、庭園。

「ふァ~…なんとォなくゥ~…」
「ぐるるがるぐる~!」(←訳:分かる気がする~!)

 マクシミリアン二世(在位1564~76年)は、
 ハプスブルク家で初めて動植物の研究施設を作り、
 庭園芸術の基礎を整備し、
 植物学の書籍を収集し、
 ペルシャ原産のユリを輸入しました。

 皇帝ルドルフ二世(在位1576~1612年)は、
 王さまとしての評価はいまひとつ……なんですけど、
 画家アルチンボルドさんに描かせた作品には、
 宮殿の庭園で栽培された植物が写し入れられています。

 女帝マリア=テレジアは
 蚕の餌にするため日本産の桑を街路樹にし、
 ヨーゼフ二世(在位1765~90)は
 世界最大級の植物園を造成しました。

 そして、マリー・アントワネット王妃が愛したのは、
 プチ・トリアノンの、バラの花……。

「ちょうどォ、そのころォ!」
「がるるぐる!」(←訳:カカオ到来!)

 新大陸から欧州へもたらされた植物のひとつに
 カカオ豆がありました。

 当初は、薬として飲まれていたものが、
 少しずつ形と味わいを変えて、
 嗜好品のショコラへ。

 けれど、ショコラが世に広まった時代は、まさに。

「ゆうぐれェ、でスよゥ~…」
「ぐるがる……」(←訳:王朝のね……)

 花と人を、結ぶ縁。
 
 王冠を戴いた一族と
 分かちがたく絡まり合う花と緑の、
 数奇なエピソードで構成されるノンフィクション作品は、
 歴史好きさん&アート好きな方々、
 ガーデニング愛好家さんにもおすすめの一冊です。
 本屋さんで、図書館で、
 ぜひ、探してみてくださいね♪




 
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― いつも、すっきりと、濃く ―

2019-01-24 22:07:19 | ブックス
「こんにちわァ、テディちゃでッス!
 もふゥ! なおみィおねえさんがァ、すごいィ~でス!」
「がるる!ぐるるるるがるぅるる!」(←訳:虎です!世界1位も夢じゃない!)

 こんにちは、ネーさです。
 錦織さんは惜敗しましたけれど、
 大坂なおみさんの快進撃が続く真夏の全豪オープン、
 いやあもう、ただ見惚れるしかありませんわ♪
 次戦もその調子で!と願いつつ、
 真冬の日本で寒いよォ~とボヤきながら、
 さあ、本日の読書タイムは、こちらの御本を、どうぞ~!
 
  


 
   ―― イノダアキオさんのコーヒーがおいしい理由 ――



 著者は猪田彰郎(いのだ・あきお)さん、2018年11月に発行されました。
 『LIFR with COFFEE』と英語題名が付されています。

「ふァいィ! テディちゃ、しッてるゥでスよゥ!」
「ぐるるがるるる!」(←訳:京都のお店だね!)

 ええ、本店は京都に、
 そして京都市内に、
 三条支店、四条支店B1、四条支店B2、大丸京都店1F、
 清水支店、京都駅のポルタ支店、八条口店、ケーキ工房ケテルが、
 他に、北海道、東京、神奈川、広島にも支店を持つ
 『イノダコーヒ』さん。

 この御本の著者・猪田さんは、
 『イノダコーヒ』創業者である
 猪田七郎(いのだ・しちろう)さんの
 甥っ子さんにあたります。

 その七郎叔父さんが、
 『イノダコーヒ』本店の駐車場予定地を、
 
   駐車場はやめた、店をつくるぞ!

 と、くるんと目的変更しちゃったから、
 甥っ子の猪田さんは慌てました。
 だって、

   お前がこの店を大きくせえ!

 なぁんて言われちゃったら、ねえ?

「もうゥ、ぱにッくゥ~…!」
「がるるるるぅ~???」(←訳:どうしようぅ~???)

 猪田さんの叔父・猪田七郎さんが、
 京都の堺町三条に『各国産珈琲専業卸 猪田七郎商店』を
 創業したのは……昭和15年(1940年)、
 七郎さんが25歳のころのこと。

 そうしてやがて、
 七郎さんの鶴の一声で
 『イノダコーヒ三条支店』が開店したのは、
 昭和45年(1970年)。

 15歳で叔父のもとで働き始めた猪田さんが、
 38歳にして初めて、
 “自分の居場所を得た”と直感した特別なお店には、
 一度目にしたら忘れられない《テーブル》があります。

「まァるゥ~いッ!」
「ぐるるがるるるー!」(←訳:円型のカウンター!)

 御本の冒頭、また、帯にもその写真があるんですけど、
 なんと美しい店内でしょうか。

 大きなガラス窓、庭の緑、
 差し込む陽光が照らす巨大なカウンターテーブルの艶は、
 長年、丁寧に手入れし、使い込んできたしるしの、
 落ち着いた色……。

 猪田さんは語ります。
 このテーブルに、椅子に着いたお客さんに、
 どのようにして、
 どんな思いで、
 コーヒーを淹れ、
 会話を交わしてきたのか――

「みじかいィけどォ~…」
「がるるるぐるがる!」(←訳:こころに響く会話!)

 叔父さんの思い出、
 お客さま方の思い出、
 これだ!という《本物のコーヒー》の味にゆきつくまでの、
 研究、工夫。

 そして、『イノダーコーヒ』を育ててくれた
 京都の町への想いも。

「ふァ~…のみたくゥなッてきちゃッたでス!」
「ぐるるるるるがーるー!」(←訳:イノダさんのコーヒー!)

 猪田さんのコーヒー論もさりながら、
 私ネーさ、個人的には御本の終盤の、
 『イノダコーヒ』誕生前夜の御話が
 非常に印象深くて……

 猪田さんの、御一族のものがたり。
 戦争と、戦争が終わった後の京都。
 創業まだ間もない『イノダコーヒ』を愛し、支えた多くの人びと。

 もっと詳しく知りたい!と
 本気で思いましたよ。

「きょうとォと、こーひーはァ~…」
「がるぐるる~!」(←訳:奥が深過ぎ~!)

 ネルドリップの、
 すっきりして薄いようやけど、
 中身の濃いコーヒー。

 そんな『イノダコーヒ』のコーヒーが大好きな方々、
 近現代史好きな活字マニアさんにもおすすめしたい
 楽しくて美味しいコーヒー談、
 ぜひ、一読してくださいね~♪



 
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書物にも、その技(わざ)を。

2019-01-23 21:31:27 | ミュゼ
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 あうゥ~! むねんッ、なのでスゥ~!」
「がるる!ぐるがるぅ!」(←訳:虎です!心配だよぅ!)

 こんにちは、ネーさです。
 全豪オープン準々決勝……
 錦織選手を襲った悲運に嘆息した今日でした……。
 いえ、そんなに落ち込まなくてもいいのかな?
 四大大会で8強入りって素晴らしい成績ですよね!
 どうか錦織さんの怪我が軽傷でありますように、と祈りながら、
 さあ、週の半ばの本日は、
 読書をサボり、↓こちらの展覧会情報を、どうぞ~♪
 
  



     ―― 没後50年 藤田嗣治 本のしごと ――



 東京・八王子市の東京富士美術館にて、
 会期は2019年1月19日~3月24日
 (月曜休館、ただし2/11は開館して翌2/12は休館)、
 『Leonard Foujita with His Private Works』と英語題名が、
 『その美しき本といとしい挿絵たち』と副題が付されています。

「ごじゅうゥねんッ?」
「ぐるがるる~…」(←訳:長いような~…)
「みじかいィようなァ~…」

  

 藤田嗣治さん(1886~1968)。

 近年、再評価が、というより、
 偏見のない正当な評価がようやっと広がりつつある藤田さんは、
 画家であるだけではなく、
 “書物の作り手”でもありました。

「ほんのォ、おしごとォ!」
「がるぐるるがるる!」(←訳:遊びでなく真剣な!)

 片手間にチャチャッと描いた、のではありません。

 藤田さんの作品といえば、
 どうしても大型の油彩画に目がゆきますが、
 日本や日本文化をテーマとする書籍や絵本、
 名うての愛猫家だったことから猫の本など、
 藤田さんは《絵のある本》制作のお仕事に
 幾度となく携わっています。

  

 この展覧会では、
 東京富士美術館が所蔵する藤田さんの挿絵本50冊が
 展示されます。

 フランスで出版された藤田さんの挿絵本を
 ほぼ網羅している、という貴重なコレクションは、
 大型の豪華本や、
 龍や怪魚が画面に躍る《日本昔噺》、
 スケッチ風の可愛い天使像などなど♫

「たのしィ~!」
「ぐる~!」(←訳:愉快~!)

 思えば、
 ピカソさん、シャガールさん、マチスさんたち、
 古き佳き時代のパリの画家さんは皆、
 挿絵本のお仕事を手掛けたものでした。

 藤田さんの《美しい本のしごと》の世界へ、
 アート好きさんも活字マニアさんも、
 ぜひ、お出掛けを♪

 
 
 
   では、ここで美味しいオマケ画像も、はい!
   
   『カルディコーヒーファーム』さんの
   《サクラダックワーズ》と
   《チョコバナナダックワーズ》は、
   焼き菓子好きな御方におすすめ~!
   「さッくりィ、ほッこりィ~!」
   「がるるぐるがる!」(←訳:味よし香りよし!)
   ピンク色がラブリーな《サクラ》は
   クセになっちゃう美味しさですので、
   食べ過ぎ注意です~♫


   
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~ 怪物、誕生す ~

2019-01-22 22:11:05 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 かぎはァ、ひろうゥかいふくゥ~!」
「がるる!ぐるるるーがるる!」(←訳:虎です!リカバリーしてね!)

 こんにちは、ネーさです。
 全豪オープン、8強入りした錦織圭さんの対戦相手は、
 またしてもジョコビッチさん……!
 いえ、ブルってちゃ駄目ね!
 大舞台でブチ破ろう、ジョコの壁を!
 今日もエールを送りつつ、
 日本時間23日夕方からの試合開始までは、
 さあ、こちらの御本で読書タイムを、どうぞ~♪

  


 
         ―― 怪物があらわれた夜 ――



 文はリン・フルトンさん、絵はフェリシタ・サラさん、
 2018年12月に発行されました。
 『《フランケンシュタイン》が生まれるまで』と
 副題が付されています。

「おォ~! ふらんけんしゅたいんッ!」
「ぐるるるがるぅ!」(←訳:怖ろしい怪物ぅ!)

 ……そうね、そうよね、
 テディちゃや虎くんでさえ即答できちゃう
 《人造の怪物(モンスター)》フランケンシュタイン――

 しかし、
 活字マニア諸氏は知っています(←ここ、チコちゃん風に)。

 フランケンシュタインとは《怪物》の名前ではなく、
 《怪物》を創造した科学者
 ヴィクター・フランケンシュタインの名であることを。

「ふァ~、そうィいえばァ~」
「がるるるる!」(←訳:そうでした!)

 ヴィクターと《怪物》の物語は、
 造った者と造られた者、
 見捨てた者と見捨てられた者の物語、ですが。

 ここにもうひとりの、
 “造った者”が加わります。

 メアリー・ウルストンクラフト・ゴドウィン・シェリーさん
 (1797~1851)。

 小説『フランケンシュタイン、あるいは現代のプロメテウス』の作者さんです。

「ふァいッ! ゆうめいィでスゥ!」
「ぐるるがるる!」(←訳:SFの先駆者!)

 この御本は、
 メアリーさんが『フランケンシュタイン』の着想を得た日――
 文学史に残る《ディオダティ荘の怪奇談義》を背景とする
 絵本作品です。

 レマン湖畔のバイロン卿の別荘で、
 そうだ!皆で怪談を書きくらべてみよう!
 という提案があったのは、1816年の5月。

 そして、メアリーさんが
 『フランケンシュタイン』を書き上げたと伝えられているのは
 1817年5月。

 《怪物と創造者》のアイディアを温め、
 作品にしてゆくに際して、
 メアリーさんの脳裏に去来したものは……?

「そこにもォ、もうひとつゥのォ~…」
「がるるぐるるるる!」(←訳:生命のものがたり!)

 メアリーさんと同じ名を持つ母、
 メアリー・ウルストンクラフトさん(1759~1797)。

 母のメアリーさんが
 娘のメアリーさんに遺した想いが、
 『フランケンシュタイン』の世界に
 奥行きを与えます。

  “いのちをあたえられたものは、そのあとどうなるの?”

「いのちのォ、ものがたりィ??」
「ぐるるがるるぐる!」(←訳:それが怪物の本質!)

 児童向けの絵本、となっているこの御本ですが、
 この作品に特別な思い入れを抱けるのは
 圧倒的に大人の方々かと思われます。
 
 それに、エル・ファニングさん主演の映画
 『メアリーの総て』封切りと同時期に刊行されたのは、
 もちろん、偶然ではないのでしょう。 

 活字マニアさん、
 映画好きな御方にも激おすすめの作品です。
 巻末の作者あとがきも含めて、
 どうかぜひ、一読を♫




 
 
 
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