「こんにちわッ、テディちゃでス!
♪はッぴきィ~はろうィ~ッ♪」
「がるる!ぐるるぅ~るっ!」(←訳:虎です!ハロウィ~ンっ!)
こんにちは、ネーさです。
ハッピーハロウィン!
オバケやらドラキュラやらフランケンやら魔女やらが
街にあふれる今宵の読書タイムは、ふっふっふ、怖~い路線で参りますよ♪
さあ、こちらを、どうぞ~!
―― 幻妖の水脈(みお) ――
編者は東雅夫さん、2013年9月に発行されました。
全三巻から成る《日本幻想文学大全》の第一巻であり、
『deep waters』と英語題名が付されています。
なお、『水脈』は『みお』とお読みくださいね。
「……くうきィがァ、どすぐろいィ~…」
「……ぐるぐるがる~…」(←訳:……ぞわぞわする~…)
こわいおはなし。
ヒトの祖先が楽園を追放されたときから、
おそらく、
寄り添うように、
影のように、
くっついてきちゃったのが、怖い御話、ではないでしょうか。
ヒトの知恵では割り切れない出来ごと、
あるはずのないこと、
信じられないこと、
首筋がヒンヤリ寒くなる背後からの囁き……。
「あうゥッ、みみをォふさごうッ!」
「がっがるぐるるがるっ」(←訳:そっそうしたいけどっ)
「でもォ、ちょッとォ~…」
「ぐるるるるがるぅ!」(←訳:聞きたくもあるぅ!)
怖い。
けれど聞きたい。読みたい。
そんな相反する気持ちを最大限に掻き立てる名作怪談21編が
この御本には収められています。
序文は澁澤龍彦さん!
そして紫式部さん著《源氏物語》より『夕顔』、
『今昔物語』より4作品、
上田秋成さん著《雨月物語》より『白峯』、
小泉八雲さん著《怪談》より『耳無芳一のはなし』、
夏目漱石さん著『夢十夜』……
どうですか、黄金のラインナップでしょ?
そして御本の中段では、
柳田國男さん著『遠野物語』、
泉鏡花さん著『高野聖』、
折口信夫さん著『死者の書』、
江戸川乱歩さん著『押絵と旅する男』も!
「こッ、こわいィよゥ~!」
「ぐるるがるるがる~!」(←訳:全身にイヤな汗が~!)
編者・東さんが精選したのは
日本文学史に名だたる《こわいはなし》。
21作品を読んだ後、
怖い!と、あらためて私ネーさが思ったのは、
坂口安吾さん著『桜の森の満開の下』でした。
巨匠さんたちの名作が並ぶアンソロジー集の中にあって、
きりきりと軋み、
慟哭するような桜の下の闇のものがたり……
この作品を日本語で読める私たちは幸せです!
だって、英語やフランス語に訳せないでしょ、これ?
無理に訳したら物語の魅力が半減しちゃうでしょ?
「ふァ~…えェとォ~…」
「がるるる~…」(←訳:そうかも~…)
実体は朧(おぼろ)であっても、
街で騒ぐオバケたちより、
夜空を横切るコウモリくんたちより、
はるかに怖ろしく、
じわじわと心にせまる
《妖話》選集。
活字マニアの皆さまは
ぜひこの御本でハッピーなハロウィンを♪
「……やぱりィ、はろうィんにはァ~…」
「ぐるるるがるぐるるぅ~!」(←訳:お菓子の方がいいよぅ~!)
♪はッぴきィ~はろうィ~ッ♪」
「がるる!ぐるるぅ~るっ!」(←訳:虎です!ハロウィ~ンっ!)
こんにちは、ネーさです。
ハッピーハロウィン!
オバケやらドラキュラやらフランケンやら魔女やらが
街にあふれる今宵の読書タイムは、ふっふっふ、怖~い路線で参りますよ♪
さあ、こちらを、どうぞ~!
―― 幻妖の水脈(みお) ――
編者は東雅夫さん、2013年9月に発行されました。
全三巻から成る《日本幻想文学大全》の第一巻であり、
『deep waters』と英語題名が付されています。
なお、『水脈』は『みお』とお読みくださいね。
「……くうきィがァ、どすぐろいィ~…」
「……ぐるぐるがる~…」(←訳:……ぞわぞわする~…)
こわいおはなし。
ヒトの祖先が楽園を追放されたときから、
おそらく、
寄り添うように、
影のように、
くっついてきちゃったのが、怖い御話、ではないでしょうか。
ヒトの知恵では割り切れない出来ごと、
あるはずのないこと、
信じられないこと、
首筋がヒンヤリ寒くなる背後からの囁き……。
「あうゥッ、みみをォふさごうッ!」
「がっがるぐるるがるっ」(←訳:そっそうしたいけどっ)
「でもォ、ちょッとォ~…」
「ぐるるるるがるぅ!」(←訳:聞きたくもあるぅ!)
怖い。
けれど聞きたい。読みたい。
そんな相反する気持ちを最大限に掻き立てる名作怪談21編が
この御本には収められています。
序文は澁澤龍彦さん!
そして紫式部さん著《源氏物語》より『夕顔』、
『今昔物語』より4作品、
上田秋成さん著《雨月物語》より『白峯』、
小泉八雲さん著《怪談》より『耳無芳一のはなし』、
夏目漱石さん著『夢十夜』……
どうですか、黄金のラインナップでしょ?
そして御本の中段では、
柳田國男さん著『遠野物語』、
泉鏡花さん著『高野聖』、
折口信夫さん著『死者の書』、
江戸川乱歩さん著『押絵と旅する男』も!
「こッ、こわいィよゥ~!」
「ぐるるがるるがる~!」(←訳:全身にイヤな汗が~!)
編者・東さんが精選したのは
日本文学史に名だたる《こわいはなし》。
21作品を読んだ後、
怖い!と、あらためて私ネーさが思ったのは、
坂口安吾さん著『桜の森の満開の下』でした。
巨匠さんたちの名作が並ぶアンソロジー集の中にあって、
きりきりと軋み、
慟哭するような桜の下の闇のものがたり……
この作品を日本語で読める私たちは幸せです!
だって、英語やフランス語に訳せないでしょ、これ?
無理に訳したら物語の魅力が半減しちゃうでしょ?
「ふァ~…えェとォ~…」
「がるるる~…」(←訳:そうかも~…)
実体は朧(おぼろ)であっても、
街で騒ぐオバケたちより、
夜空を横切るコウモリくんたちより、
はるかに怖ろしく、
じわじわと心にせまる
《妖話》選集。
活字マニアの皆さまは
ぜひこの御本でハッピーなハロウィンを♪
「……やぱりィ、はろうィんにはァ~…」
「ぐるるるがるぐるるぅ~!」(←訳:お菓子の方がいいよぅ~!)