テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ 《智慧》あり、好漢あり ~

2020-11-30 22:39:00 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ふゥッ! もうゥ~じゅうにがつゥ!」
「がるる!ぐるがーるる!」(←訳:虎です!年末モードだ!)

 こんにちは、ネーさです。
 11月に別れを告げて、
 明日からはもう12月……
 何かと気忙しくなる年の瀬に向けて、
 本日の読書タイムは
 元気をたっぷり貰えちゃうこちらのコミック作品を、
 さあ、どうぞ~♪

  


 
      ―― パリピ孔明 1 ――



 原作は四葉夕ト(よつば・ゆうと)さん、
 漫画は小川亮(おがわ・りょう)さん、
 2020年4月に発行されました。
 いま秘かに話題の!
 いえ、これからもっと話題になること必定の、
 ファンタジックでパリピなコミックの第1巻ですよ。

「ぱぱぱッぱりぴィ~??」
「ぐるるるがるぐる??」(←訳:パリピな孔明さん??)

 姓は諸葛(しょかつ)、
 名を亮(りょう)、
 字(あざな)は孔明(こうめい)――

 西暦181年生まれ、
 234年、
 五丈原(ごじょうげん)の陣中にで没す……
 享年54。

 稀代の軍師と
 世に名を轟かせた孔明さんの魂は、
 かくて、天界に………

 昇りませんでした!

「ふァ?」
「がるぅ?」

 孔明さん、転生!

 それも、現代の渋谷に!

「ふわわわわァ??」
「がるぅ!」(←訳:うそぉ!)

 嘘ぉ?
 と思ったのは、
 誰よりも孔明さん御本人だったでしょうか。

 なにコレ?
 どこなのココ?

 が、不幸中の幸いというべきか、
 20世紀の渋谷でしたらね、
 古めかしい衣装を着けた挙動不審の人物として
 早々に職質&連行されちゃったかもしれませんけど、
 21世紀の渋谷では、
 オリエンタルなコスプレなんて
 珍しいとは言えないわよね。

 しかも、
 孔明さんが“転生”してきたその日は。

「はぴィ~はろうィ~んッ!」
「ぐるがるるぐる!」(←訳:街はお祭り騒ぎ!)

 お祭りの人混みの中、
 孔明さんに眼を留めたのは、
 陽気なゾンビ、いえ、
 ゾンビに仮装したオニイサンたち。

 おお孔明がいるじゃん♫
 気に入ったぜ孔明♪
 と、酔っ払ったオニイサンたちに
 連れていかれたた先の、
 とあるクラブで。
 
 運命の出会いが
 孔明さんを待っていたのでした。

「はァ~…うんめいィ~…」
「がるる~…」(←訳:渋谷で~…)

 ふーん? 
 流行りの転生モノ?
 でも諸葛孔明さんが渋谷ってww
 
 などと侮ってはいけません。

 遠く故国から離れ、
 友人たち同志たちを遥か昔に失い、
 ひとり異国に
 第2の生を享けたひとりの好漢が
 何に救われ、
 何に心を震わせ、
 生きるちからを掴み取るか。

 これはもう、
 ハードボイルドロマンの世界です。

「うむむゥ~…よんでるゥうちにィ~…」
「ぐるがるるるるぅ!」(←訳:応援したくなるぅ!)

 大いに笑い、
 大いに共感し、
 大いに涙する
 渋谷クラブシーンの
 隠れたる智慧者・孔明さんの物語は、
 映画やゲームで孔明さんを知った方々には
 もちろんのこと、
 《三国志》をガッツリ読み込んでいる
 本気の《三国志》マニアさん、
 中国文学好きな活字マニアさんにこそ
 おすすめしたい快作です。

 ブレない、
 揺らがない、
 決して驕らない、
 そんな孔明さんの新たな《戦記》を、
 皆さま、ぜひ一読してみてくださいね~♪

 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

~ 《聖地》よ、いずこ ~

2020-11-29 22:37:59 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 やぱりィ~きましたでスゥ!」
「がるる!ぐーるるるるる!」(←訳:虎です!アーモンドアイ!!)

 こんにちは、ネーさです。
 第40回ジャパンカップを制したのは、
 一番人気のアーモンドアイ!
 みごと有終の美を飾った彼女に
 大きな拍手を送りながら、
 さあ、読書タイムですよ。
 本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪

  


 
    ―― 七人の侍 ロケ地の謎を探る ――



 著者は高田雅彦(たかだ・まさひこ)さん、
 2020年7月に発行されました。
 競馬史上の伝説となったのが
 アーモンドアイの快勝だとするなら、
 日本映画界の伝説というべき作品は、
 ええ、そうです、
 黒澤明さんの『七人の侍』!

「めいさくゥ~でス!」
「ぐるるがるる!」(←訳:映画の教科書!)

 1954年に公開された『七人の侍』――
 世界中の映画人さんに影響を与え、
 “最も有名な日本映画“といわれる
 黒澤さんの代表作には、
 ちょっとばかり謎めいたところがあります。

 黒澤さんのファンだと自認する
 外国の映画監督さんや映画マニアさんが、
 日本に来たぞ!
 よぉし、聖地巡礼してやろうじゃないか!
 と『七人の侍』ロケ地に行こうとしても……

「えェ~とォ?
 どこにィあるんだろうゥ??」
「がるるるるる~!」(←訳:分からないよ~!)

 乾いた砂埃が舞い上がる辻、
 野武士たちが出現する丘陵、
 田植えが進む水田、
 いかにも“日本の村”な、
 この土地はどこにあるんだろう?

 見当たらないなあ……?

「がッかりィ、なのでスゥ~…」
「ぐぅるるる~」(←訳:しょんぼり~)

 制作時の資料には、
 ロケ地についての記述もあるのですが、
 詳細な記録、ではありません。

 このシーンは、どこで撮ったのか。
 カメラをどう据えて、
 どんな角度で撮ったのか。

 その場所は……
 いまも、残っているだろうか?

「むむゥ~んッ! むずかしそうゥ!」
「がるるるぐるるる!」(←訳:半世紀も昔だもん!)

 かつては広大な撮影スタジオが建ち並んでいた
 東京・世田谷区。

 ゆるやかな斜面がつづく、御殿場。

 当時はまだ電気が来ていなかった、
 つまり画面に電線が写り込むおそれがなかった
 伊豆の山村。

 残された記録を頼りに、
 著者・高田さんは《聖地》を探します。

 三船敏郎さん演じる菊千代が、
 志村喬志村喬さん演じる勘兵衛が、
 野武士たちと切り結び、
 あるいは、
 スタッフさんが農村を創り、
 クライマックスの大雨を降らせ、
 建物に火を放ったのは、
 どこであったのか……?

「げんばへェ、ゆこうゥ!」
「ぐるがるる!」(←訳:足で探そう!)

 御本の後半には、
 『椿三十郎』『隠し砦の三悪人』の撮影場所、
 映画のエキストラをつとめた方々のお話、
 そして
 『七人の侍』出演俳優 加藤茂雄さんへのインタビュー、
 子役として『七人の侍』に出演した
 二木てるみさんへのインタビュー、
 貴重な写真資料なども収録されています。

 今年――2020年は、
 黒澤明さん生誕110年、
 三船敏郎さん生誕100年となる
 記念の年。

 『七人の侍』ファンの方々、
 映画好きな活字マニアさんに
 おすすめの一冊です。
 ぜひ、手に取ってみてくださいね~♪
 
 

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

~ 追って、追いかけて、海のはてへ ~

2020-11-28 23:05:19 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ばふふゥ! おちばァ~だらけッ?」
「がるる!ぐるぅるるがっるる!」(←訳:虎です!イチョウが真っ黄色!)

 こんにちは、ネーさです。
 赤や黄の紅葉が鮮烈な11月最後の週末は、
 さあ、読書を……サボりませんよ。
 面白さ抜群!
 真面目!なのに時々抱腹絶倒!な
 ↓こちらのノンフィクション作品を、どうぞ~♪

  



    ―― 幻のアフリカ納豆を追え! ――



 著者は高野秀行(たかの・ひでゆき)さん、
 2020年8月に発行されました。
 『そして現れた《サピエンス納豆》』と副題が付されています。

「なッとうゥ~まにあッ!」
「ぐるがるるー!」(←訳:納豆ハンター!)

 納豆が好きだ、
 毎朝のごはんに納豆は欠かせない――

 そんな思いだけで、
 ひとは、はたして
 海の彼方の危険地域にまで
 歩を進めてゆくものなのでしょうか。

 いえ、問うまでもありません、
 答えは既に出ています。

「いまスゥ!」
「がるるるる!」(←訳:いるんです!)

 ええ、いるんです。
 納豆を追いかけてアフリカ大陸へ、
 はるばる出掛けちゃう御方が。

 著者・高野さんは、
 2016年刊の『謎のアジア納豆』で
 十二分に納豆ハンティングを
 堪能したはず、なんですけれど。

 気になって仕方ないのが、
 アフリカの納豆、です。

「あふりかァにもォ、なッとうゥ??」
「ぐるるるがるる??」(←訳:どんなのだろう??)

 知りたい、アフリカ納豆のすべてを。
 でも、文献にあたっても、
 ネットで検索しても、
 アフリカ納豆の実態は見えてこないんだよなぁ……

 と、考えていた最中に、
 西アフリカに赴任している幼馴染さんから
 メッセージが来ました。

  《農家の取材へ行きま~す。
   一緒にどう?》

 その農家さんには、
 『ダワダワ』というアフリカ納豆がある……?

「わおッ♪ いこうゥいこうゥ!」
「がっるぅるる!」(←訳:行っちゃおう!)

 かくして、高野さんは
 旅立ちました。

 そこは、西アフリカのナイジェリア。
 
 英語が(あんまり)通じないところ。

 過激なテロ組織の活動地域であり。

 産油国であるゆえにお金持ちで、
 しかし政府の腐敗っぷりは凄まじく、
 貧富の差も半端ではなく、
 “アフリカで最もカオスな国“
 と呼ばれるところ。

「……それェ、やばくゥないィでスかッ??」
「ぐるるるぅ!」(←訳:ヤバいよぅ!)

 危険は承知の上で、
 高野さんは挑みます。
 幼馴染の健ちゃんの助力を得て、
 ナイジェリアの北部へ。

 いやいや、ナイジェリアだけじゃない、
 ブルキナファソにも、
 セネガルにも、
 納豆があるらしい……!!

「ほッほんとにィ??」
「がるるっ??」(←訳:あるのっ??)

 御本の後半では、
 納豆探索の舞台は朝鮮半島へも拡大し、
 さらには
 《納豆菌ワールドカップ》が
 新潮社の社屋で催行されます。

 最高の納豆菌!
 ステキに美味しい納豆!の栄誉に輝く
 納豆世界一決定戦の結果は……?

「うんにゃッ! まだまだァ!」
「ぐるるぅがるるるるる!」(←訳:そこじゃ終わらないよ!)

 エピローグの題名は
 『そして現れたサピエンス納豆』。

 納豆の謎に肉迫する高野さんが
 南アルプス市で見出した
 サピエンス納豆とは、いったい?

「ふゥ! なんたるゥ~ながいィたびィ!」
「がるるるるるぐる!」(←訳:スペクタクルです!)

 スペクタクル、
 でありながら、
 最上かつ最高のノンフィクション。

 全活字マニアさんに
 おすすめしたい一冊です。
 休日の読書タイムに、皆さま、ぜひ♪
 
 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

~ 修羅場のよろこび ~

2020-11-27 22:29:51 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 あんこォ~るゥ!」
「がるる!ぐっるがるるるるる!」(←訳:虎です!もっと観ていたいよ!)

 こんにちは、ネーさです。
 《NO MUSIC NO LIFE》!
 朝ドラ『エール』最終回特別編の余韻に
 ボ~っとなってしまった一日の終わりは、
 さあ、《NO BOOK NO LIFE》な読書タイムですよ。
 本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪
 
  


 
     ―― もう一つの《バルス》 ――



 著者は木原浩勝(きはら・ひろかつ)さん、
 画像の単行本は2016年10月に発行されました
 (現在は文庫版も刊行されています)。
 『宮崎駿と《天空の城ラピュタ》の時代』と
 副題が付されています。

 ちょうど1週間前のこと、
 『ルパン三世 カリオストロの城』のTV放送を記念したくて、
 木原さんの著書『ふたりのトトロ』を
 御紹介しました。

 こちらの『もう一つの《バルス》』は、
 いわば、『ふたりのトトロ』の前日譚、
 と申しましょうか……

「ととろォよりもォ、すこしィ~むかしィ!」
「ぐるるるるがる!」(←訳:1986年以前!)

 1985年10月。
 著者・木原さんは
 スタジオジブリに入社しました。

 このとき、木原さんは25歳。
 ずっとずっとずっと、
 宮崎駿さんと仕事をしたい!と願ってきて、
 その夢がようやく叶ったところ、ですが。

 当時のスタジオジブリは、
 まさに、修羅場?

「だッてェ、たいへんッなのでス!」
「がるるるぐるがる!」(←訳:公開まで間がない!)

 スタジオジブリは設立されたばかり。
 そして、制作中の『天空の城ラピュタ』は、
 ジブリの初作品で、
 宮崎駿監督にとっても初めての
 オリジナル劇場用長編アニメーション。

 宮崎さんの肩にかかるプレッシャーは、
 どれほど重かったことでしょう。

「なのでェ、くちぐせはァ~」
「ぐるがるるる!」(←訳:失敗できない!)

   木原君、この作品は失敗できないんですよ。

   この作品が失敗したら、
   次はありません。

 宮崎さんのこの言葉を、
 木原さんは、ジブリのスタッフさんたちは
 幾度となく聞かされたようです。

 ただ、それも道理、なんです。

 アニメ制作には、
 まず絵コンテが欠かせず、
 絵コンテを基に、
 原画マンがレイアウトを描き、
 原画を描き、
 監督がチェックして芝居やタイミングを直し、
 作画監督が統一した絵に仕上げ、
 それを動画マンに回して、
 動画、動画チェック、
 セルに転写し、
 彩色……という具合に進行するのですけれど。

「できてないィのでスゥ!」
「がるるるるぐるーるーる!」(←訳:絵コンテもストーリーも!)

 『ラピュタ』の絵コンテは
 (結果からいいますと)、
 総カット数はオープニング、エンディングも含めて
 1666カット。

 それが、まだまだ、出来ていない?

 ストーリーも、
 まだ分からない、というか、
 宮崎さん御自身にも見えてきていない?

「あわわわッ! あせるゥ~!」
「ぐるるるる~!」(←訳:どうしよう~!)

 修羅場です。
 けれど、これは、
 やりがいある修羅場です。

 ともに苦労する喜びを実感しながら、
 木原さんは、
 ジブリのスタッフさんたちは、
 『ラピュタ』完成へ向け
 汗を振り絞るものの。

 映画の公開予定は
 1986年の8月。

 はたして、間に合うんでしょうか?

「みやざきィさァ~んッ!」
「がるるるるるる!」(←訳:信じてますよう!)

 歴史に残る作品が
 生まれ落ちるまでの、
 ジブリファンの方々、
 宮崎さんのファンの方々にとっては、
 なんとも羨ましく思われる
 木原さんの《ジブリ奮戦記》。

 『天空の城ラピュタ』公開30周年を期して、
 木原さんが書き上げたこの御本では、
 ジブリを支えた素晴らしいスタッフさんについても
 言及されています。

 作品はもとより、
 宮崎さんに、
 木原さんたちスタッフさんに
 敬意と感謝を込めつつ、
 ぜひ、一読してみてくださいね~♪。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

~ 鐘が鳴る街 ~

2020-11-26 22:40:15 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 うわわわァ~んッ!」
「がるる!ぐる~る!」(←訳:虎です!うわ~ん!)

 こんにちは、ネーさです。
 朝ドラ『エール』本編最終回は、
 切なくもファンタジックな、
 SF作家ジャック・フィニィさんを想わせる
 エンディングとなりました。
 志村けんさん演じる小山田先生にも
 感謝の拍手を送りながら、
 さあ、読書タイムですよ。
 本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪

  


 
       ―― 追憶の東京 ――



 著者はアンナ・シャーマンさん、
 原著は2019年に、
 日本語版は2020年10月に発行されました。
 英語原題は『THE BELLS OF OLD TOKYO』、
 『異国の時を旅する』と日本語副題が付されています。

 英国の伝統ある旅行専門書店が主催する
 “スタンフォード・ドルマン・
 トラベルブック・オブ・ザ・イヤー賞“の最終候補、
 王立文学協会オンダーチェ賞にもノミネート、と
 いま話題になっている
 エッセイ集です。

「へいせいィのォ、じゃぽんッ!」
「ぐぅっるがるぐる!」(←訳:ちょっと昔の東京!)

 朝ドラ『エール』は、
 大正の後半から昭和の中頃、
 つまり20世紀の中盤を時代背景としたドラマでした。

 その昭和が終わって、
 時代は平成のこと。

 著者・シャーマンさんは、
 2000年代はじめの十年あまりを
 日本で過ごします。

「やぱりィ、とうきょうゥ?」
『がるぐるる!」(←訳:東京だよね!)

 ええ、
 文中の『わたし』――シャーマンさんは、
 東京に居を定め、
 仕事をしながら
 日本語の勉強をしていましたが。

 或る日の夕刻、
 《鐘の音》に気付きます。

 芝公園に流れる、5時の時報(チャイム)。
 《夕焼け小焼け》のメロディが、
 スピーカーから流れてきて……

 いや、違う?
 時報のメロディに重なるように、
 別の音色……《鐘の音》が?

「ふァ~、ほんとゥでス!」
「ぐるるるがるる?」(←訳:どこからだろう?)

 響く音色を追って、
 シャーマンさんが行き着いたのは、
 増上寺の鐘楼でした。

 若い僧侶さんが撞く《鐘の音》は、
 昔むかしの東京へ、
 江戸の町へと
 シャーマンさんを連れてゆきます。

「かねがァ、なるゥなるゥ~♪」
「がるるぐるる~♫」(←訳:時刻を歌うよ~♫)

 江戸の人びとに、
 時刻を報せた《時の鐘》。

 現存する鐘と、
 失われてしまった鐘の残響に耳を澄ませながら、
 シャーマンさんが辿るのは、
 江戸から明治、
 大正と昭和、
 米軍占領下の、
 そして
 21世紀を迎えた都市・東京の《時》。

「けッこうゥながいィ~!」
「ぐるる!」(←訳:壮大だ!)

 壮大な時間旅行の中には、
 心がホッとするようなエピソードも
 点在しています。

 シャーマンさんが足繁く通う、
 表参道沿いの『大坊珈琲店』。
 お店の主人・大坊さんとの交流からも、
 また新たな、
 ちょっと変わった東京の《時》が
 見えてくる……?

「みィ~んなァ、こせいてきィ!」
「がるるぐる~!」(←訳:これも東京~!)

 江戸と、帝都と、
 平成の東京。
 そうしていま――令和の、東京の街。

 旅行記、というよりも、
 江戸/東京の街をめぐるエッセイは、
 淡いセピア色を帯びた回想録のようでもあり、
 冷静な観察記のようにも思えます。
 
 旅エッセイ好きな方々はもちろん、
 東京を愛するひとに
 おすすめの一冊ですよ。
 ぜひ、手に取ってみてくださいね~♪
 
 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

~ はじまりは、ここから ~

2020-11-25 23:07:11 | ミュゼ
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ううゥ~…あしたでェおしまいィでスかァ~…」
「がるる!ぐるるーるがるる!」(←訳:虎です!アンコールしたい!)

 こんにちは、ネーさです。
 朝ドラ『エール』は、
 明日26日の放送が実質的に最終回……
 10話分のカットが惜しまれる大急ぎの展開に、
 一段と寂しさが募ります。
 あらためて俳優さんスタッフさんに拍手を送りつつ、
 さあ、本日は読書……をサボり、
 こちらの展覧会情報を、どうぞ~♪
 
  


 
       ―― はじまりのはなし ――


 
 静岡県三島市の佐野美術館にて、
 会期は2020年10月31日~12月20日(木曜休館)、
 『Japanese sword collection:The biginning of the Sano Art Museum』
 と英語題名が、
 『――佐野美術館の名刀コレクションを中心に――』と
 日本語副題が付されています。

「これはァ、はくりょくゥでス!」
「ぐるがる!」(←訳:逸品揃い!)

 刀剣がブームになっている今、
 数々の名刀を収蔵する
 佐野美術館の名は
 刀剣ファンの皆さんに鳴り響いていることでしょうが――

  

 合金鉄(フェロアロイ)の生産を手掛ける実業家
 佐野隆一(さの・りゅういち)さん(1889~1977)が
 美術品のコレクションを始めたきっかけは、
 徳川将軍家に伝来していた刀剣を
 入手したこと、だったそうです。

 鉄から造られた刀剣に興味を持った佐野さんは、
 日本刀の収集に乗り出してゆきます。
 
「ふむふむゥ! 
 かたなァだけじゃないィのでス!」
「がるる?」(←訳:絵画も?)
 
  

 佐野さんの熱意は、
 日本刀以外の美術品へも向けられ、
 三島市にゆかりある白隠慧鶴(はくいんえかく)禅師の書画、
 中国・朝鮮の陶磁器、金銅仏など、
 東洋の美術品を中心とする
 佐野美術館の礎が築かれました。

「ちょういちりゅうのォ、これくしょんッ!」
「ぐるるがるるぐる!」(←訳:どれも小さな宇宙!)

  

 会場には、
 『正宗』『広光』など
 重要文化財に認定されている名刀の他に、
 目貫(めぬき)、
 鐔(つば)、
 といった刀装具も展示されています。

 アート好きさんに、
 刀剣ファンさんにも
 おすすめの企画展!
 ……なのですが、
 皆さま御存知のように、
 新型コロナウィルス感染が
 全国的に拡大しています。

 遠くへのお出掛けは
 難しくなってしまいましたけれど、
 そんなときは、
 美術館のHPを覗いてみてくださいね。
 佐野美術館さんのHPはとても充実しているので、
 おすすめですよ♪




 
    では、ここでオマケ画像も~! 
   
    『味の素AGF』さんの
    《Blendy stick ココア・オレ
     ポリフェノール・リッチ》は、
    最近のお気に入りです。
    「あまさァ、ひかえめェ~♫」
    「がるぐるがる!」(←訳:食物繊維豊富!)
    寒い日のおやつドリンクに、ぜひ♪
   

  
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

~ たとえ日陰の道でも ~

2020-11-24 23:41:50 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 こんしゅうゥまつゥはァ、じゃぱんかッぷゥ~!」
「がるる!ぐるるぅ!」(←訳:虎です!対決だぁ!)

 こんにちは、ネーさです。
 11月29日に開催される第400回ジャパンカップは、
 無敗のデアリングタクト、
 人気のコントレイル、
 そしてこのレースがラストランとなる
 アーモンドアイの3名馬による頂上決戦!
 馬券を買ったことのない私ネーさも大注目しております。
 当日のTV中継を待ちわびながら、
 さあ、読書タイムですよ。
 本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪

  


 
      ―― 霊能者たち ――



 著者は嶺里俊介(みねさと・しゅんすけ)さん、
 2020年10月に発行されました。
 短編6作品から成る連作《ホラー・ミステリ》、
 あるいは《霊能ミステリ》と、
 出版社さんの紹介文にはありますが……

「れいのうゥ~…!」
「ぐるー??」(←訳:ホラー??)

 ホラー、霊能、
 という単語が冠されているのは、
 登場人物さんたちが
 《霊能者》さんだから、でしょうか。

 『鳥は涙を流さない』
 『霊能者の矜恃(きょうじ)』
 『無精狐は義理堅い』
 『山姥(やまんば)はもういない』
 『はじめての失敗』
 『生き仏』

 と、収録されている6作品のいずれもが、
 ”霊能力をもつひと”の物語でありながら――

「いがいとォ、ふつうゥ??」
「がるぐるるがるるぐる!」(←訳:普通すぎるくらい普通!)

 御本全体の第一幕、というに相応しい
 『鳥は涙を流さない』における霊能者さんは、
 これといって目立ったところもない、
 ひとりの御婦人です。

 昔TVに出演したことがあって、
 霊能関係の仕事もしているけれど、
 時折りスーパーのパートをしたり、
 ご近所とはまめにお付き合いし、
 町会の寄り合いにも顔を出し、
 公園掃除のボランティアに参加する
 ごくごく普通の
 ”一般市民”。

 とはいえ、やはり、
 知っている人は知っているので。

「そうだんごとッ!」
「ぐるがる!」(←訳:霊視鑑定!)

 その御婦人――
 長谷川祐子(はせがわ・ゆうこ)さんに、
 たびたび霊視鑑定を依頼してくる
 知人さんがおりました。

 鑑定を終えた後、
 麦茶など飲みながら
 お喋りをしていると。

 ふっと、
 長谷川さんの心に引っ掛かったのは、
 或る幼い姉妹のおはなし。

「こうつうじこォ、だッたのでス……!」
「がるるぐるがるる……!」(←訳:悲しい事故でした……!)

 悲しみの只中にあるその家に、
 事故後も不幸な出来事が続いている。

 そう聞かされ、
 長谷川さんは
 傍観していられなくなりました。

 霊能者である私は
 いま、何をすべきか――

「まずはァ、あッてみましょゥ!」
「ぐるるるるる!」(←訳:その子たちに!)

 ありえない、と
 鼻で笑われ、
 さげすまれ、
 社会の隅に追いやられる
 《霊能者》たち。

 ”少数派“である彼らの心の内を、
 日々の想いを、
 丁寧に描いた6編は、
 ホラーミステリというより
 ファンタジー色を帯びた文芸作品として
 捉えるべきでしょうか。

 なので、
 ミステリ好きさんだけでなく、
 ファンタジー好きさんにもSF好きさんにも、
 おすすめしたい一冊です。
 ぜひ、手に取ってみてくださいね~♪
 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

~ 瞳にも嬉し 色彩の旅 ~

2020-11-23 22:35:09 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 しゅくじつゥ~なのでスゥ!」
「がるる!ぐるるるるぅ!」(←訳:虎です!お疲れさまぁ!)

 こんにちは、ネーさです。
 勤労感謝の日のお休みは、
 毎日グッジョブ!お疲れさま!
 と互いに労い合いながら、
 さあ、読書タイムですよ。
 本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪

  



  ―― 絵本のようにめくる 世界遺産の物語 ――
 


 監修は村山秀太郎(むらやま・ひでたろう)さん、
 本田陽子(ほんだ・ようこ)さん、
 2020年10月に発行されました。
 『地球の記憶編』と副題が付されています。

 ええ、祝日の読書は、
 ハラハラドキドキのサスペンスや
 罠だらけのミステリもいいんですけれど、
 の~んびりほっこり出来る
 ヴィジュアルブックを御紹介いたしましょう。

「せかいィ~いさんッ!」
「ぐるるるがるる~る!」(←訳:いろいろありま~す!)

 世界遺産とは、大まかに言いますと、
 人類が共有すべき普遍的価値を持つ”不動産”を指すもので、
 世界文化遺産、世界自然遺産などと
 呼ばれたりしています。

 この御本には、
 人工の建造物や都市は
 ほぼ載っていないので――

「しぜんいさんッ、でスねェ~♪」
「がるるるぐるるる!」(←訳:なんたるカラフル!)

 そう、そこなのよね。
 人間が精密に設計して築き上げた橋梁や、
 広告の大型ボード、
 技術の粋を集めたアンテナ塔よりも、
 自然の風景の方が
 はるかにカラフル!
 こんな色がこの世に存在するの?
 嘘でしょ?
 と呆れてしまう程です。

 私ネーさが、
 はあ??
 と我が目を疑ったのは、
 本文34~35ページの
 『レトバ湖』という
 湖のお写真で。

 その色合いというのが。

 イチゴミルク……!

「ふわァ~…」
「ぐるぅ~…」

 アフリカの西部、
 セネガルの首都ダカール郊外にある
 『レトバ湖』は、
 別名『ピンク・レイク』、
 或いは『ラック・ローズ(バラ色の湖)』。

 水がピンク色である原因は、
 ドナリエラ・サリナという藻類と
 太陽光の影響によるもの、
 と解説文にはあります。

 また、
 イチゴミルク色だけど、
 甘くはなくて、
 死海と同じほど塩辛く、
 世界遺産登録を目指す暫定リストに
 記載されている、
 ともありますよ。

「むゥ~、しょッぱいィのかァ~…」
「がるるぅぐるるる!」(←訳:舐めちゃダメだよ!)

 『レトバ湖』とは正反対の美しさに感心させられたのが、
 『イビサ島』です。

 1999年、
 《イビサ島の生物多様性と歴史地区》として
 世界遺産に登録されたスペインのイビサ島は、
 地中海でいちばんきれいな海、
 と呼ばれるターコイズブルーの海水が
 特徴なのですが。

 その水の美しさは、
 ポシドニアという海生植物が
 海水を浄化してくれるから。
 
「へえェ? かいすいをォ、おそうじィ??」
「ぐるるるる~!」(←訳:ありがたい~!)
「にほんのォかいがんにもォ、ほしいィでス!」

 ウユニ塩湖や、
 ベネズエラのギアナ高地にそびえるテーブルマウンテン、
 ロシアのバイカル湖、
 グレート・バリア・リーフなど、
 すでによく知られる絶景から、
 これから広く知られてゆくであろう候補地まで、
 色彩豊かな、世界遺産の旅――

 旅好きな活字マニアさん、
 写真すきな方々にもおすすめです。
 せひ、一読してみてくださいね~♪
 

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

~ ひそやかな痕跡 ~

2020-11-22 23:21:42 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 やッたでスねッ! みつひでさんッ!」
「がるる!ぐるるるる~!」(←訳:虎です!おめでとう~!)

 こんにちは、ネーさです。
 祝!『光秀のスマホ』ギャラクシー賞10月度月間賞受賞!
 そこで本日は、読書タイムも戦国モードに!
 ということで、
 こちらの新書作品を、さあ、どうぞ~♪

  


 
       ―― 戦国の忍び ――



 著者は平山優(ひらやま・ゆう)さん、
 2020年9月に発行されました。
 《忍び》――
 つまり《忍者》の実態を、
 最新の研究をもとに考察する一冊です。

「さるとびィ~さすけッ??」
「ぐるるる?」(←訳:霧隠才蔵?)

 《忍者》と聞いて脳裏に浮かぶのは、
 演劇だったら石川五右衛門さんや児雷也さん、
 小説だったら猿飛佐助さんを含む『真田十勇士』、
 マンガでは白土三平さんの『サスケ』『カムイ伝』、
 アニメでは『忍者ハットリくん』『NARUTO』……
 と、枚挙に暇がありません。

 それほどにクリエイターさんたちの、
 また読者さん視聴者さんたちを魅了する
 《忍者》って……

 実像は、どうなんでしょう?

「たぶんッ、まんがとはァ~…」
「がるるる??」(←訳:違うよね??)

 イメージ先行で世に広まった《忍者》ですが、
 以前から研究が進められていました。
 
 著者・平山さんは、
 御本冒頭の『はじめに』で
 研究の概要に触れつつ、

 第一章『江戸時代における忍びの認識』
 第二章『戦国の忍びの登場』
 第三章『草、野臥(のぶせり)、かまり』
 第四章『城の乗っ取り、放火、決死の諜報活動』
 第五章『戦国大名と忍び』
 
 という5つの章と、

 『おわりに――戦国の忍びとはどのような人々だったのか』

 も加えて、
 フィクションではない《忍び》の世界へと
 分け入ってゆきます。
 
「ゆうめいなァ、しのびィ!」
「ぐるるがるるるるる!」(←訳:本当にいたんだねえ!)

 伊賀と甲賀、
 武田の透波、
 北条の風魔、
 伊達の黒脛巾(くろはばき)……

 私たちの地元・八王子は
 北条氏の領地でしたから、
 風魔一党についての記述は面白うございました♪

 風魔小太郎なる人物は、
 おそらく虚構……ではあれど、
 風魔って、ちゃあんと実在していたようですね。

 山賊や海賊、
 夜襲に奇襲など
 ゲリラ的行動を得意とする
 戦闘集団の一種、
 というところなのかしら。

「もッとォ、しりたいィでス!」
「がるるぐるるるる!」(←訳:史料が欲しいよう!)

 さまざまな資料を総覧した成果は、
 第五章と『おわりに』で描かれています。

 ネタバレを回避したいので、
 あまりお喋りできませんが、
 戦国時代後、
 《忍び》たちはどう生きたか、
 どんな仕事を請け負ったか、
 詳しく書かれた文章もあって、
 私ネーさ、驚きましたよ。

 何百年も前のことなのに、
 《忍び》さんたちの生きざま、
 けっこう判明しているんだわ……と。

「つめあとォ、のこしィたのでス!」
「ぐるがる!」(←訳:歴史にね!)

 歴史の陰に、隙間に、
 《忍び》たちが刻んだ痕跡とは――

 実は、著者・平山さん、
 大河ドラマ『真田丸』の
 時代考証を担当した御方です。

 そんな“考証のプロフェッショナル”さんによる
 《忍び》最新研究の一冊は、
 歴史小説好きな活字マニアさんに
 特におすすめですよ。
 ぜひ、手に取ってみてくださいね~♪

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

― はるかなる 日本の面影 ―

2020-11-21 22:15:39 | ミュゼ
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 いまからァもうッ、さらいねんがァたのしみィ~♫」
「がるる!ぐるるがるる!」(←訳:虎です!すごい配役だ!)

 こんにちは、ネーさです。
 2022年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』主要キャストが
 じわじわ~と発表された1週間でした……
 なんと、大泉洋さんが頼朝公とは!
 第2次のキャスト発表にもサプライズを期待しつつ、
 さあ、本日は活字マニアさんにもおすすめの
 ↓こちらの展覧会情報を、どうぞ~♪

  



   ―― 小泉八雲 放浪するゴースト ――



 東京・新宿区四谷の新宿歴史博物館にて、
 会期は2020年10月10日~12月6日
 (10/12、10/26、11/9、11/24は休館)、
 『Koizumi Yakumo Wandering Ghost』と
 英語題名が付されています。

「へるんッせんせいィ~!」
「ぐるるるがる!」(←訳:記念の年だよ!)

  

 小泉八雲(Lafcadio Hearn)さんは、
 1850年6月27日、
 ギリシャのレフカダ島に生まれました。

 つまり、今年は、
 八雲さん生誕170年記念の年!ということで、
 特別展が開催中なんですよ。

「そのォしょうがいィはァ、ちきゅうをォ、ぐるりィ~!」
「がるるぐるるる!」(←訳:旅する作家さん!)

  

 南国ギリシャから、
 北国アイルランドへ。
 米国へ、西インド諸島へ、
 そして1890年(明治23年)、日本へ。

 八雲さんは、
 自分を放浪へと誘うもの、
 創作へと駆りたてるものを、
 《ゴースト(ghost)》と呼びました。

 《ゴースト》に導かれ、
 極東の島国に辿り着いた八雲さんに、
 明治の日本は何を囁いたのでしょうか。

「おきかせしましょうゥ~…」
「ぐるがるる~…」(←訳:怖いお話を~…)

  

 八雲さんが急逝したのは、
 明治37年(1904年)。

 新宿の西大久保にあった家――
 代表作となった『怪談』を執筆した
 終の棲家からの、旅立ちでした。

 この展覧会では、
 『日本の面影』『怪談』他の著作、
 草稿、メモ、
 書簡、写真、
 愛用したトランクや文具などが展示されます。

 近代史好きな御方、
 活字マニアさんも、
 八雲さんの長い《旅》の航跡をぜひ!

 ――と申し上げたいところですが、
 新型コロナウィルスが感染拡大している現況です。
 お出掛けは控えて、
 その代わりに
 新宿の歴史が紹介されている
 博物館のHPだけでも
 ちょっと覗いてみてくださいね~♪
 
 
 
 

    では、ここで美味しいオマケ画像も!
   
    『ロッテ』さんの
    《コアラのマーチ 発酵バター仕立て》は……
    「おおォ!このォかおりィ!」
    「がるーる!」(←訳:バターだ!)
    パクパクおやつタイムを満喫して、
    どうか皆さま、穏やかな休日を♫


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする