「こんにちわッ、テディちゃでス!
ほッとォ、ひといきィ、なかやすみィ!」
「がるる!ぐるるぐるがる!」(←訳:虎です!谷間の平日だね!)
こんにちは、ネーさです。
GW前半のお休みが終了して、今日は平日……
なんですけれど、
アタマはお休みモードのままなんです!というケースは圧倒的多数に上ることでしょう。
(もちろん私ネーさも!)
こんな日の読書タイムは、小難しい御本よりも、
眼に優しく、麗しい、ヴィジュアルな一冊を、
さあ、どうぞ~!

―― 音楽家の家 ――
文はジェラール・ジュファンさん、写真はクリスティーヌ・バスタンさん、
原著は1997年に、画像の日本語版は2012年12月に発行されました。
仏語原題は『Maisons de Musiciens』、
『名曲が生まれた場所を訪ねて』と日本語副題が付されています。
以前に同シリーズの『推理作家の家』を御紹介いたしましたが、
こちらは、その音楽家さん版ですよ♪
「あはァ!
さッきょくかさんのォ、おうちィ!」
「ぐっるがるるるる!」(←訳:きっと大邸宅だよ!)
そうね、一世を風靡した大作曲家さんのお家なんですもの、
邸宅、いえ、お城でもよさそう!
っていうのは、シロウト考えみたいです。
プロの音楽家さん、音楽マニアさんはよく御存知のように、
今も、ハイドンさん、モーツァルトさん、
ベートーヴェンさんの暮らした家は現存していて、
博物館として公開されたりしています。
「ふァ~、ほんとォだッ♪」
「がるるぐる~??」(←訳:意外に質素~??)
簡素ですし、200年前300年前の建物がちゃあんと残っている点で、
西洋と東洋の差違を感じてしまいますね。
そして、ベートーヴェンさんたちより、もう少し時代が下り、
19世紀中頃以降の作曲家さんのケースになると、
建物だけではなく、
内装、調度品も、当時のものが保存・展示されていることが
この御本の写真の数々から判って、
ますます驚かされます。
ヴェルディさんが座った椅子、
ブラームスさんの素朴な屋根裏部屋、
グリーグさんおピアノ……
「むッ? ごうかなァ、おうちもォ、あるゥ!」
「がるるるぐるるる!」(←訳:ていうかフシギな!)
御本の表紙にもなっている写真の御家は、
ノルウェーの作曲家であり、
パガニーニと並ぶ超一流の演奏家として知られた
オーレ・ブルさん(1810~1880)の自邸です。
ブルさん、ノルウェーのフィヨルドに浮かぶリーショーエン島に
ファンタジックな御屋敷を建てたのですが……
イメージはスペイン・グラナダのアルハンブラ宮殿!
「もふゥ?? ほくおうゥなのにィ??」
「ぐるがる!」(←訳:お家は南欧!)
石ではなく、
木で造り上げた“北のアルハンブラ”。
建築マニアさん必見の奇観です!
でもね、ネーさ的にじ~んと来ちゃったのは……
モーリス・ラヴェルさん(1875~1937)の
『見晴らし台』の家。
「うむむゥ、ふらんすゥ、でスねッ!」
「がるるがるるる~??」(←訳:これもフシギな~??)
パリから電車で50分、
駅を出たらてくてくてくと30分以上も歩いて、歩いて。
そんな場所に、ラヴェルさんは、
友人に言わせれば『下手に切ったカマンベールチーズのひと切れ』のような、
二階建ての家を造りました。
大きくはないけれど、
自身で収集したコレクションが壁を飾る、
美しい家。
「うきよえがァ、ありまスゥ!」
「ぐるがるる!」(←訳:日本人形も!)
ラヴェルさんは、晩年、病に苦しんだひとでした。
記憶障害や、言語障害……
その苦悩を想い、
隠れ家のような『見晴らし台』の家の写真を眺めると、
タイムマシンが欲しくて堪らなくなります。
「げんだいィだッたらァ~!」
「ぐぅるるがるるぐるがるるるる?」(←訳:ラヴェルさんの病も治せるかも?)
おっと、つい熱くなってしまいましたが、
どの作曲家さんのお家を見ても、
感慨深いものがありますね。
ここから、
この場所から、あの曲、あの音楽が生まれ、世に飛び立ったのだ――と。
想像力をフル回転させながら、
空想の世界に浸りたいこの御本は、
音楽マニアさんに、ぜひのおすすめ!
大好きな曲を聴きながら、
時間を気にせず、御覧になってくださいな♪
「ふしぎなァ、おうちへェ!」
「ぐるがるる!」(←訳:迷い込もう!)
ほッとォ、ひといきィ、なかやすみィ!」
「がるる!ぐるるぐるがる!」(←訳:虎です!谷間の平日だね!)
こんにちは、ネーさです。
GW前半のお休みが終了して、今日は平日……
なんですけれど、
アタマはお休みモードのままなんです!というケースは圧倒的多数に上ることでしょう。
(もちろん私ネーさも!)
こんな日の読書タイムは、小難しい御本よりも、
眼に優しく、麗しい、ヴィジュアルな一冊を、
さあ、どうぞ~!

―― 音楽家の家 ――
文はジェラール・ジュファンさん、写真はクリスティーヌ・バスタンさん、
原著は1997年に、画像の日本語版は2012年12月に発行されました。
仏語原題は『Maisons de Musiciens』、
『名曲が生まれた場所を訪ねて』と日本語副題が付されています。
以前に同シリーズの『推理作家の家』を御紹介いたしましたが、
こちらは、その音楽家さん版ですよ♪
「あはァ!
さッきょくかさんのォ、おうちィ!」
「ぐっるがるるるる!」(←訳:きっと大邸宅だよ!)
そうね、一世を風靡した大作曲家さんのお家なんですもの、
邸宅、いえ、お城でもよさそう!
っていうのは、シロウト考えみたいです。
プロの音楽家さん、音楽マニアさんはよく御存知のように、
今も、ハイドンさん、モーツァルトさん、
ベートーヴェンさんの暮らした家は現存していて、
博物館として公開されたりしています。
「ふァ~、ほんとォだッ♪」
「がるるぐる~??」(←訳:意外に質素~??)
簡素ですし、200年前300年前の建物がちゃあんと残っている点で、
西洋と東洋の差違を感じてしまいますね。
そして、ベートーヴェンさんたちより、もう少し時代が下り、
19世紀中頃以降の作曲家さんのケースになると、
建物だけではなく、
内装、調度品も、当時のものが保存・展示されていることが
この御本の写真の数々から判って、
ますます驚かされます。
ヴェルディさんが座った椅子、
ブラームスさんの素朴な屋根裏部屋、
グリーグさんおピアノ……
「むッ? ごうかなァ、おうちもォ、あるゥ!」
「がるるるぐるるる!」(←訳:ていうかフシギな!)
御本の表紙にもなっている写真の御家は、
ノルウェーの作曲家であり、
パガニーニと並ぶ超一流の演奏家として知られた
オーレ・ブルさん(1810~1880)の自邸です。
ブルさん、ノルウェーのフィヨルドに浮かぶリーショーエン島に
ファンタジックな御屋敷を建てたのですが……
イメージはスペイン・グラナダのアルハンブラ宮殿!
「もふゥ?? ほくおうゥなのにィ??」
「ぐるがる!」(←訳:お家は南欧!)
石ではなく、
木で造り上げた“北のアルハンブラ”。
建築マニアさん必見の奇観です!
でもね、ネーさ的にじ~んと来ちゃったのは……
モーリス・ラヴェルさん(1875~1937)の
『見晴らし台』の家。
「うむむゥ、ふらんすゥ、でスねッ!」
「がるるがるるる~??」(←訳:これもフシギな~??)
パリから電車で50分、
駅を出たらてくてくてくと30分以上も歩いて、歩いて。
そんな場所に、ラヴェルさんは、
友人に言わせれば『下手に切ったカマンベールチーズのひと切れ』のような、
二階建ての家を造りました。
大きくはないけれど、
自身で収集したコレクションが壁を飾る、
美しい家。
「うきよえがァ、ありまスゥ!」
「ぐるがるる!」(←訳:日本人形も!)
ラヴェルさんは、晩年、病に苦しんだひとでした。
記憶障害や、言語障害……
その苦悩を想い、
隠れ家のような『見晴らし台』の家の写真を眺めると、
タイムマシンが欲しくて堪らなくなります。
「げんだいィだッたらァ~!」
「ぐぅるるがるるぐるがるるるる?」(←訳:ラヴェルさんの病も治せるかも?)
おっと、つい熱くなってしまいましたが、
どの作曲家さんのお家を見ても、
感慨深いものがありますね。
ここから、
この場所から、あの曲、あの音楽が生まれ、世に飛び立ったのだ――と。
想像力をフル回転させながら、
空想の世界に浸りたいこの御本は、
音楽マニアさんに、ぜひのおすすめ!
大好きな曲を聴きながら、
時間を気にせず、御覧になってくださいな♪
「ふしぎなァ、おうちへェ!」
「ぐるがるる!」(←訳:迷い込もう!)