テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ ダイズに、賭ける? ~

2023-07-31 22:07:35 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 あしたはァ、はちがつゥ~!」

「がるる!ぐっるるるぅ~!」(←訳:虎です!待ってたよぅ~!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 8月になれば、日の出と日没の時間が変わって、

 つまり“昼間の時間”が減るために、涼しくなる……!

 と淡い希望を抱きつつ、さあ、読書タイムですよ。

 本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪

  

 

 

       ―― 健康寿命をのばす食べ物の科学 ――

 

 

 著者は佐藤隆一郎(さとう・りゅういちろう)さん、

 2023年4月に発行されました。

 熱中症による絶不調が続いた7月を

 どうにかこうにか生き延びた私ネーさ、決意いたしました。

 

 せめて、もうちょっと体力つけなくちゃ。

 体質だって、改善しなくちゃ。

 

「そこでェ、たべものォ!」

「ぐるがるぐるるるぅる!」(←訳:食事から始めましょう!)

 

 食生活を見直せば、

 猛暑にもへばりにくい身体になれる……かもしれません。

 じゃあ、どんな食べ物が《カラダに良い》のか、

 探ってゆくと……この御本では、

 

  第1章『平均寿命ってなんだ?』

  第2章『脂質摂取過剰は危険』

  第3章『人類の進化は食べ物が引き起こした』

  第4章『食品には3つの機能がある』

  第5章『コレステロールの真実』

 

 と、前半部分で、人類と食べ物の歴史、

 必要不可欠な栄養素や、

 近代における食生活の問題を指摘し、

 そして――

 

「いよいよォでス!」

「がるぐる!」(←訳:ここ大事!)

 

 後半部分は、

 

 第6章『大豆はすごい!』

 第7章『早歩きは長寿命!』

 第8章『この食品が健康寿命を延ばす!』

 

 となっています。

 この猛暑ですから、炎天下での運動は避けるべく、

 早歩きの章は申し訳ないけれど

 スルーすることにして。

 

 鍵は、第6章の大豆食品と、

 第8章で取り上げられている

 腸内フローラ……!

 

「けッきょくゥはァ、おなかッ!」

「ぐるるがるるぐるがる!」(←訳:お腹の内側が肝心だよ!)

 

 老化を遅らせ、

 健康寿命を延ばす食習慣・食品として、

 著者・佐藤さんが挙げているのは、主に、

 豆類、玄米、ナッツ、

 ビフィズス菌などプロバイオティクスを含む

 ヨーグルト類です。

 

 いえ、実際には、

 老化細胞の除去や、

 発酵食品の健康効果など、

 詳細な説明がありますので、

 第8章全文をじ~っくり読んでいただきたいのですが、

 まず、

 簡単に踏み出せる始めの一歩としては、

 大豆製品が良さそう……?

 

「あしたからァ?」

「がるるぐるがる!」(←訳:いいえ今日から!)

 

 昨日よりちょっと、

 ほんのちょっとでもいい、

 明日は元気に、健康になれるなら?

 

 私ネーさと同じく、

 体質改善を考え中の御方は

 (筋肉量を増やした~い!)、

 ぜひ、一読してみてくださいね~♪

 

 

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~ 乱世を紡ぐ《将軍》録 ~

2023-07-30 22:08:09 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 いえやすゥさんッ、はしッてェ~!」

「がるる!ぐるるるがる~!」(←訳:虎です!全力疾走だよ~!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 大河ドラマ『どうする家康』第29回は、

 みんな~走れ~!な回でしたね……

 運動神経皆無な私ネーさ、

 あの場にいなくてよかった~と安堵しながら、さあ、読書タイムですよ。

 本日は、こちらの新書作品を、どうぞ~♪

  

 

 

         ―― 《将軍》の日本史 ――

 

 

 著者は本郷和人(ほんごう・かずと)さん、

 2023年3月に発行されました。

 日本独自の統治システム――《将軍》職。

 東京大学史料編纂所教授の著者・本郷さんが

 その歴史と実態をじっくり探ってゆきますよ。

 

「かまくらどのォ、でスねッ!」

「ぐるがるぐるるるる!」(←訳:偉大なる征夷大将軍!)

 

 最初の征夷大将軍は坂上田村麻呂さんでしたが、

 東国で幕府を開き、

 京都の貴族たちに向かって

 “武士に何ができるか“

 を突きつけてみせたのは、源頼朝さん、でしょうか。

 

 頼朝さんの功績=武家政権の確立は、

 新たな権力機構を形成せしめ、

 中世以降の日本は”武家社会“となってゆきました。

 

 そして、武家社会のトップに君臨する

 歴代の将軍さんには……

 う~む、いろんなヒトがいるわねえ。

 

「くじびきィ?」

「がるる?」(←訳:お飾り?)

「ついほうゥ~されちゃうゥ??」

 

 第一章『将軍とは何か』

 第二章『将軍を決めるのは誰か』

 第三章『将軍の《神輿化》』

 第四章『将軍は何をするのか』

 第五章『歴代将軍たち』

 第六章『征夷大将軍・徳川家康を考える』

 

 と、5つの章から成る本文で、

 あらためて考えさせられた箇所は、47ページの、

 

 『やはり《鎌倉幕府1192年説》が正しい!?』。

 

「ふァいッ! だいもんだいィ~なのでスゥ!」

「ぐるがるるるる~…」(←訳:そこ難しいよね~…)

 

 鎌倉幕府成立、

 つまり、征夷大将軍のチカラが本当に動き始めたのは、

 いったいいつのことなのか。

 

 かつては《1192年》であったのが、

 近年は《1185年》となっているようですけれど、

 著者・本郷さんは

 頼朝さんが鎌倉入りした《1180年》であろうとしつつ、

 《1192年》にも意味がある、と論じています。

 

 頼朝さんが征夷大将軍に任じられたのは、

 1192年。

 

 これが、

 鎌倉を(半)独立の権力であると

 朝廷に認めさせた年なのだと考えるならば、

 ええ、1192年をスルーしちゃいけないはず。 

 

「ふくざつゥでスよゥ~!」

「がるるぐるがる~?」(←訳:議論はまだ続く~?)

 

 将軍たちがつくる、乱世と、平和。

 それは、日本をどう変えてきたのか。

 

 大河ドラマ『どうする家康』だけでなく、

 『鎌倉殿の13人』ファンの方々に

 おすすめの一冊ですよ。

 本屋さんで、図書館で、ぜひ、探してみてくださいね~♪

 

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~ 堀内誠一さんの《絵の世界》へ。 ~

2023-07-29 22:07:57 | ミュゼ

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 どこでもォどあァ、欲しいようゥ~!」

「がるる!ぐるるがるるるる……!」(←訳:虎です!一瞬で遠距離移動……!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 7月最後の週末である本日は、

 “遠いけど!ここ行きた~い!”な展覧会情報をお送りしますよ。

 さあ、↓こちらを、どうぞ~♪

  

 

 

          ―― 堀内誠一 絵の世界 ――

 

 

 広島県広島市のひろしま美術館にて、

 会期は2023年7月1日~8月20日(会期中無休)、

 『ぐるんぱがやってくる』と副題が付されています。

 

「ほりうちィさァ~んッ!」

「ぐるがるるる~!」(←訳:もう大好きさ~!)

  

 デザイナー、アートディレクター、

 そして絵本作家としても大活躍した

 堀内誠一(ほりうち・せいいち)さん(1932~1987)。

 

 現在、堀内さんの《絵の世界》をテーマとする美術展が、

 日本の各地を巡回しています。

 2022年1月に京都の『大丸ミュージアム京都』から始まって、

 今夏は広島の美術館で開催中!

 

「からふるゥ~!」

「がるぅる!」(←訳:おしゃれ!)

  

 この展覧会では、

 10代の時に描いた油彩作品や、

 絵本の原画、デザインにおける作画、

 雑誌のためのカットなど、

 “伝説“とも言える堀内さんの名作が展示されています。

 

「うむむゥ! きてくれないィかなァ~…」

「ぐるがるるぐる!」(←訳:ここ八王子にも!)

 

 私たちの地元・八王子にも

 巡回してほしいと切望してしまう

 『堀内誠一 絵の世界』展は、

 デザイン好きな方々、

 絵本コレクターさんに激おすすめですよ。

 ぜひ、お出掛けしてみてくださいね~♪

 

 

 

    では、ここでオマケ画像も、じゃじゃん! 

   

   『日清シスコ』さんの

   《ごろグラ 彩り果実》は、

   プロテインたっぷりなところが重要です。

   熱中症をハネ返すためには、

   筋肉が必要なんですって。

   「ぱくぱくぱくッ!」

   「もぐぐゥ!」

   という次第で、身体の筋肉量を増やすべく、

   朝食に《ごろグラ》を頬張っています……

   皆さま、戸外の暑さはもちろん、

   室内の熱気にも注意して、

   どうか穏やかな休日を♪

   

 

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~ あの席、あのテーブル ~

2023-07-28 22:08:52 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 こまめにィ~ほきゅうゥ、なのでス!」

「がるる!ぐるるがる!」(←訳:虎です!水分は必須!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 スポーツドリンクがやや苦手な私ネーさ、

 飲むタイプのヨーグルトを試してみたら……お、良いかも!

 という訳で、『ジョワ』のマスカット味を片手に、

 さあ、読書タイムですよ。

 本日は、こちらの文庫作品を、どうぞ~♪

  

 

 

         ―― 世界カフェ紀行 ――

 

 

 編者は中央公論新社の皆さん、2023年2月に発行されました。

 『Cafe Travelogue Around the World』と英語題名が、

 『5分で巡る50の思い出』と日本語副題が付されています。

 

「さかいィのォ、かふぇッ?」

「ぐるるがっるぐるる?」(←訳:ガイドブックですか?)

 

 カフェガイド本かしら?と思ってしまいそうな題名ですが、

 いえ、この御本は、

 カフェをテーマにしたエッセイ集なんです。

 

 2023年4月9日をもって

 一旦営業を終了し、

 現在は『ル・シネマ渋谷宮下』内で

 小さなスタンドカフェとして開店している

 カフェ《ドゥ マゴ パリ》――

 

 この御本には、渋谷Bunkamuraの名物誌であった

 『ドゥマゴ通信』に掲載されたエッセイから、

 世界のカフェの魅力を綴った作品50篇が

 収録されています。

 

「かおぶれェ、ごじゅうにんッ!」

「がるぐるるる~」(←訳:多彩ですよう~)

 

 赤瀬川原平さんの、音楽喫茶。

 南伸坊さんの、チャイ。

 須賀敦子さんの牛乳屋(ラッテリア)……。

 

 著者さんごとに、

 味わい深い《カフェ》のワンシーンが描かれている中、

 注目していただきたいのは、

 

 辻邦生さん著『パリのカフェの魅惑』。

 

 作家・辻さんはパリに長く暮らした御方ですから、

 生活する場としてのパリの街を

 よく知っています。

 

 そんな辻さんが、

 “パリのカフェの良さを教えてくれた“と称賛するのは、

 作家・ヘミングウェイさんの文章でした。

 

   《もし、きみが、幸運にも、

    青年時代にパリに住んだとすれば、

    きみが残りの人生をどこに過ごそうとも、

    パリはきみについてまわる。

    なぜならパリは移動祝祭日だからだ》

 

 というヘミングウェイさんの有名な言葉を挙げ、

 辻さんもまた、

 パリへの愛、カフェへの愛を吐露します。

 

    パリのカフェは、

    生きる幸福を痛切に感じさせる場所である。

    パリには、

    強烈な自由がある。

 

 まさに、カフェ《ドゥ マゴ》に贈るに相応しい言葉、

 ではないでしょうか。

 

「なつかしのォ、ぶんかむらッ!」

「ぐるがーるる!」(←訳:あのテーブル!)

 

 椅子の座り心地、

 テーブルの位置、

 周囲のざわめき、

 飲み物の香り。

 

 Bunkamuraの《ドゥ マゴ》を

 御記憶されているファンの方々には、

 ちょっぴり切なくなってしまう……かもしれませんが、

 生き生きとしたカフェの空気を感じられる一冊を、

 ぜひ、手に取ってみてくださいね~♪

 

 

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~ 最新号の特集は……青池さん! ~

2023-07-27 22:00:54 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 ぱふうううゥ~~…あついィ~…」

「がるる!ぐるるぅ~がるる~…」(←訳:虎です!ふわうぅ~あつい~…)

 

 こんにちは、ネーさです。

 今日もまた暑さのせいでボロボロではあれど、

 さあ、ちょっぴり元気を補給したら読書タイムですよ。

 本日は、こちらの月刊誌を、どうぞ~♪

  

 

 

         ―― 芸術新潮 2023年8月号 ――

 

 

 発売されたばかりの『芸術新潮』8月号の特集は、

 『青池保子 騒がしき男たちとマンガの冒険』!

 

 おお! 『芸術新潮』さんが青池さんの大特集を!と、

 私ネーさ、絶不調ゆえ外出が出来ませんので、

 ネット書店さんでポチリしましたよ。

 

「さッそくゥ~とうちゃくゥ!」

「ぐるるがる~!」(←訳:表紙に感激~!)

 

 特集の内容は、

 第1部『エロイカ篇』

 第2部『中世3部作篇』

 第3部『創作のヒミツ篇』

 と3つのパートで構成されています。

 

 ことに、『エロイカ篇』では作品中に登場する

 絵画など多くの美術品が取り上げられているため、

 『芸術新潮』さんとの相性も良いようですね。

 

 また、青池さんへのインタビュー

 『《エロイカ》そして、中世3部作の創りかた』、

 制作年表『青池保子ヒストリー』、

 『創作のヒミツ篇』の秘蔵スケッチのコーナーは、

 ファンの方々は必見必読の楽しいページですよ。

 

「それにィ~…ここッ!」

「がるぐるがる!」(←訳:重要情報だよ!)

 

 現在、神戸市の神戸市立小磯記念美術館では

 《青池保子 Contrail 航跡のかがやき》展

 が開催されています

 (会期は2023年7月15日~9月24日)。

 

 青池さんの漫画家生活60周年記念の特別展は、

 カラー&モノクロ原画300点以上を

 一挙公開する大スケール……!

 

 ああ、行きたいです神戸へ……!

 

「かんさいィにィ、りょこうゥするゥかたがたはァ~」

「ぐるるるぅるがるる!」(←訳:行きましょう神戸に!)

 

 青池さんの特集の他にも、

 『津和野の絵師 山本琹谷(やまもと・きんこく)』

 『大人のための印象派講座』

 『中野京子 名画に見る悪の系譜』など、

 おすすめの記事が満載の『芸術新潮』最新号を、

 アート好きな方々も

 青池さんのファンの方々も、

 ぜひ、手に取ってみてくださいね~♪

 

 

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…… 本日、ちょっと休読に。 ……

2023-07-26 22:10:05 | ブックス

 こんにちは、ネーさです。

 またしても熱中症がぶり返してしまいましたので、

 本日は読書タイムはお休み、ということに……(涙)。

  

 塩分が補給できそうなお菓子をかじりながら、

 秋風が吹く日を待っています。ふうぅ~……。

 

 皆さまは、熱中症にならぬよう、

 どうかくれぐれもご注意くださいね。

 

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~ 《姫旅》をロンドンで! ~

2023-07-25 22:07:35 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 げきとうゥのォ~さんしゅうかんッでしたでス!」

「がるる!ぐるるがるるる!」(←訳:虎です!皆さんお疲れ様!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 《2023ツール・ド・フランス》優勝者は

 デンマークのヨナス・ヴィンゲゴーさん(ユンボ・ヴィスマ所属)!

 全選手さんスタッフさんに長~い拍手を送りながら、

 さあ、読書タイムですよ。

 本日は、いま話題のこちらの御本を、どうぞ~♪

  

 

 

         ―― 祖母姫、ロンドンへ行く! ――

 

 

 著者は椹野道流(ふしの・みちる)さん、

 2023年4月に発行されました。

 『Princess Grandma goes to London!』と英語題名が付されています。

 

「ろんどんッ!」

「ぐるるるるがるる!」(←訳:行きますか英国へ!)

 

  《一生に一度でいいからイギリスに行きたい》。

 

 この一言から、

 作家・椹野道流さんと

 椹野さんのお祖母さま=《祖母姫》さんの

 英国旅行のスイッチがONになりました。

 

 英国に留学した経験を持つ椹野さんにとっては、

 旧知の土地への、ごく気楽な旅……かと思っていたら。

 

 じわじわと明らかになってきたのは、おそろしい事実。

 

「たいりょくゥ、ありませんでスゥ!」

「がるるぐっるるがるるるぅる♪」(←訳:だからリッチにゆきましょう♪)

 

 そう、《一生に一度…》のセリフには続きがあったのです。

 

   《お姫さまのような旅がしてみたいわ》。

 

 お姫さま……いえ、比喩ではないんです。

 

 《祖母姫》さんの健康を配慮して用意されたのは、

 

 日本から英国への直行便は、ファーストクラス。

 ヒースロー空港では運転手さんが出迎えてくれて、

 さっそうとロンドン中心部へ。

 宿泊するのは、もちろん、一流ホテル。

 滞在中はずっと、おふたりのために

 専任のバトラー(執事)さんが待機していて、

 あらゆるリクエストの相談に乗ってくれる。

 

「ほッ、ほんきィだァ~…!」

「ぐるるがるる!」(←訳:本気の姫旅だ!)

 

 留学生のカジュアルな旅行とは大違いの、

 《お姫さまのような旅》。

 しかし、親戚の伯父さんたちが

 資金を提供してくれたおかげで、

 予算は確保できています。

 

 ならば……行こうじゃありませんか!

 

「いざッ、しゅッぱつゥでスよッ!」

「がるるーるるぐるるがる!」(←訳:パスポートを忘れずにね!)

 

 憧れのロンドンで

 《祖母姫》さんと孫娘さんは、

 はたしてどんな《姫旅》に乗り出すのか。

 ふたりそれぞれの眼に映るロンドンは――

 

 ネタバレ回避のため、これ以上は秘密ですが、

 読み手のこころを打つ

 最高にハラハラドキドキなロンドン旅日記は、

 すぐにも映画化してほしい傑作ですよ。

 笑いと涙の大冒険を、皆さまも、ぜひ~♪

 

 

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~ すみれの花は、今も。 ~

2023-07-24 22:03:39 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 ……ううッ、めまいィがッ?」

「がるる!ぐるる?」(←訳:虎です!頭痛も?)

 

 こんにちは、ネーさです。

 ええ、今日もまた熱中症で絶不調ではありますが、

 元気と体力を回復すべく、さあ、読書タイムですよ。

 本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪

  

 

 

  ―― こう見えて元タカラジェンヌです 遅れてきた社会人篇 ――

 

 

 著者は天真みちる(てんま・みちる)さん、

 2023年3月に発行されました。

 前作『こう見えて元タカラジェンヌです』に続く

 元ヅカスター・天真さんによるエッセイ集です。

 

「しゃんしゃんしゃんッ!」

「ぐるがぅるぐぅる!」(←訳:花束しゃんしゃん!)

 

 元タカラジェンヌの、天真みちるさん。

 

 同僚のタカラジェンヌさんたちからは

 『たそ』と呼ばれていたみちるさんが

 得意とする役どころは、

 “情報量の多いおじさん”という、

 主役ではないかもしれないけれど

 舞台に欠かせない重要なプレイヤー、

 でありました。

 

 『たそ』さんが宝塚歌劇団に入団して、

 数々の舞台で活躍したのち、

 団を卒業するまでの日々を綴った前作から、

 一転して、こちらの『遅れてきた社会人篇』では、

 卒業後の怒涛の毎日が記されていて――

 

「あれもォ、これもォ、びッくりィ!」

「がるるぐるるがる!」(←訳:驚きと衝撃の連続!)

 

 宝塚――そこは、特別な場所。

 あまりに特別な”異空間”でしたので、

 みちるさんは知らなかったのです。

 

 満員の通勤電車。

 エクセルやワードやパワーポイント。

 会議や打ち合わせのルールあれこれ。

 

 卒業してすぐ、企業に就職したみちるさんにとっては、

 もう毎時間毎分が《?》と《!》の嵐でした。

 

「あうううゥ、ぱにッくゥ、でスよゥ!」

「ぐるるるがるっる!」(←訳:こころはパニック!)

 

   お仕事をいただけて、とてもありがたい……けれども。

   このまま進んで、いいのだろうか……。

 

 悩み、戸惑うみちるさん。

 そんな彼女のチカラの源泉となったのは、

 ええ、やっぱり、

 宝塚!

 

 客席で観る宝塚の、美しさ、素晴らしさ。

 これからは全組、全公演を観に行こう、

 そのために働こう!と決意したみちるさん。

 

 しかし、予想もしなかった大波がみちるさんを、

 いえ、世界まるごとを呑み込んでゆきます。

 

 エンタメ界の鼓動が、

 いま、止まろうとしている……?

 

「しんじたくゥないィ!」

「がるぐるる!」(←訳:でも現実は!)

 

 パンデミックの襲来を前に、

 ただ立ちつくすしかないのか。

 大好きなものの為に自分達は何ができるのか。

 

 呻吟しつつも、

 さすがみちるさん、

 暗く深刻なお話ばかりでは終わりませんよ。

 後半では、アッと驚く展開が……!

 

「ほんとにィ~おどろきィでス!」

「ぐぅっるがるるぐる~!」(←訳:ショックだけど拍手~!)

 

 すみれの花は、

 いまも、みちるさんの眼差しに、ハートに、

 晴れ晴れと咲きつづけて、

 眩しいほど。

 

 宝塚のファンの方々だけでなく、

 エッセイ好きな活字マニアさんにも激おすすめの一冊です。

 ぜひ、手に取ってみてくださいね~♪

 

 

 

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~ 王道の、京都名所案内本 ~

2023-07-23 23:10:15 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 あれにィみえるゥはァ~…!」

「がるる!ぐるるがる!」(←訳:虎です!桔梗の旗印!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 大河ドラマ『どうする家康』第28話で描かれたのは、

 令和解釈版《本能寺の変》……

 その余韻に浸りながらの本日の読書タイムは、

 さあ、こちらの新書作品をどうぞ~♪

  

 

 

        ―― 古典と歩く大人の京都 ――

 

 

 著者は適菜収(てきな・おさむ)さん、

 2023年4月に発行されました。

 日本に於ける殆どの古典文学作品の舞台となっているのは、

 ええ、もちろん、京都です。

 

 この御本では、

 

 第一章『洛東への旅』

 第二章『洛北への旅』

 第三章『嵐山を歩く』

 第四章『洛外へ行く』

 

 の4章に分けて、

 古典と結びつく京都の名所を紹介してゆきますよ。

 

「きぶんはァ~しゅうがくゥりょこうゥ!」

「ぐるがるるぐる!」(←訳:旅のしおり必携!)

 

 各章で取り上げられているのは、

 清水寺や、

 三十三間堂、

 鹿苑寺(金閣寺)、

 比叡山延暦寺など、

 修学旅行の訪問先候補として

 お馴染みの場所ばかり。

 

 そういったお寺社さんを訪れてみれば、

 著者・適菜さんのこころに湧きあがるのは、

 かつて学んだ和歌や、

 名作文学の一節――

 

 伏見稲荷大社では『枕草子』を。

 野宮神社では『源氏物語』を。

 鹿ヶ谷では『平家物語』を。

 

「かいだんッのぼッてェ~」

「がるぐる~!」(←訳:青息吐息~!)

 

 『わりなう苦しき』に、

 『涙も落ちて』。

 

 伏見稲荷大社にお参りした清少納言さん、

 キツい坂を登るのに苦労した、と

 書き記しておられるんですね。

 装束や履物のせいで

 思うように動けなかったのでしょうか。

 

「おしえてェあげたいィ!」

「ぐぅーるるがるーるー!」(←訳:ジャージにスニーカー!)

 

 もう修学旅行なんて忘れちゃったわ~という御方にも、

 これから修学旅行に行くんです!という学生さんにも、

 京都好きな方々にもおすすめの《京都本》です。

 

 信長さんや家康さんも

 かつて、この橋を渡って京都に入り、

 この大通りを歩いて御所へ向かったのか……

 などと想像しながら、

 ぜひ、一読してみてくださいね♪

 

 

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~ フジタさんのみ!なミュージアム ~

2023-07-22 22:07:37 | ミュゼ

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 さるすべりィ、さいてまァ~スゥ!」

「がるる!ぐるるがるる~!」(←訳:虎です!夏の花だよね~!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 百日紅の花を見上げていたら、どこからか蝉の声が聞こえてきました。

 暑さにメゲかけながら、今日は読書……をサボって、

 こちらの展覧会情報を、さあ、どうぞ~♪

  

 

 

        ―― 藤田嗣治 猫と少女の部屋 ――

 

 

 長野県北佐久郡軽井沢町の軽井沢安東美術館にて、

 会期は2023年3月3日~9月12日(水曜休館)、

 昨年、軽井沢にオープンした

 “藤田嗣治さんの作品だけを展示する“美術館で開催されているのは、

 愛猫家さん必見の企画展示ですよ。

 

「にゃんこォ!」

「ぐぅるるがるる~!」(←訳:ニャンコ大集合~!)

  

 この企画展では、

 初公開となる

 ニューヨーク滞在中に描かれた『猫の教室』(1949年)をはじめ、

 猫と少女をテーマにした120点の作品が展示されます。

 

 また、特別展示として、

 『藤田嗣治と日本文化 パリにおける《本のしごと》』

 も同時に開催されますよ。

 挿絵画家としても知られる藤田さんの、

 “書籍のお仕事“にも大注目してくださいね。

  

「しょッぷゥもォ、おみのがしィなくゥ!」

「がっるぐるるがる!」(←訳:グッズ販売中だよ!)

 

 美術館内のショップでは、

 オリジナルグッズも制作&販売されています。

 ポストカード、文具類、トートバッグなど、

 藤田さんのファンの方々は

 嬉しくなっちゃうこと必至のグッズが

 並んでいるんです。

 

 軽井沢の気温は、

 東京よりも約7度ほど低いのだとか。

 避暑旅行で軽井沢へお出掛け予定のアート好きさんは、

 ぜひ、藤田さんの作品が揃う美術館を

 訪問してみてくださいね~♪

 

 

 

   では、ここで美味しいオマケ画像も!

   

   『キッコーマン』さんの豆乳飲料

   《バニラアイス リッチなバニラアイス風味》は、

   あら? マックシェイクのバニラ味?

   「ちょうどよいィ~あまさッ!」

   「ぐるるるがるるぐるるる!」(←訳:バニラもベストバランス!)

   熱中症から立ち直るには、

   とにかくも栄養補給だ!ということで、

   しっかり食べ、しっかり水分も摂って、

   皆さま、どうか穏やかな休日を♪

 

 

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