「こんにちわッ、テディちゃでス!
はッ、はやいィ~ッ!」
「がるる!ぐる~!」(←訳:虎です!強い~!)
こんにちは、ネーさです。
陸上競技の日本選手権で、
100mに続き200mもサニブラウン・ハキーム選手が制覇!
はぁ……200mを20秒チョイでちゃちゃっと移動って……
超運動音痴の私ネーさにとりましては
異次元、いえ、異世界の数字でございます。
羨望とともに拍手を送りながら、
さあ、ここからは読書タイムですよ。
本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪
―― パリ警視庁迷宮捜査班 ――
著者はソフィー・エナフさん、
原著は2015年に、画像の日本語版は2019年5月に発行されました。
仏語原題は『POULETS GRILLES』、
本国フランスで人気のミステリがめでたくも日本上陸です♫
「ぼんじゅゥ~るゥ、ぱりィ!」
「ぐるるるるがるるる!」(←訳:おフランスミステリ!)
花の都パリを舞台にしたミステリといえば、
そうね、もちろん、
パリの警視庁を抜きにしては語れないわ。
ガニマール警部の昔から、
パリきっての、いえ、フランスきっての
優秀な警察官さんたちが集う
シテ島のパり司法警察局――
ではなくて。
「あれッ? あれれッ???」
「がるぐるぅ?」(←訳:ここどこぉ?)
ここは、パリ1区イノサン通り3番地。
パリ市内で最も古い歴史を持つシテ島の、
4区側に位置する警視庁とは
明らかに異なる6階建ての建物には、
幸いにもエレベーターはあるものの、
老巧化している箇所もちらほら。
そう、ここが本日付をもって開設される
パリ警視庁《特別班》の本部なんです。
「つくえッ、かたむいてェまスゥ!」
「ぐるるがるるる!」(←訳:床にもへこみが!)
脚が欠けた机は傾き、
壁はくすみ、
床に置かれた電話機は骨董品のよう。
到底、エリート警察官が勤務する部署とは
思えませんが、
《特別班》を率いる
アンヌ・カペスタンさんは、
諦めの境地といったところでしょうか。
「もしかしてェ、もしかァするとォ?」
「がっるぅっる?」(←訳:やっちゃった?)
カペスタンさんは、パリ司法警察の警視正。
何事もなければ今後も出世街道をまっしぐらだったのに、
ええ、ある事件の捜査が原因で
停職処分になってしまいました。
そして、処分が解けたカペスタンさんを待っていたのは、
この《特別班》の部屋と、
40人ほどの
“戦力外”警察官さんたち。
「みんなァ、もんだいじィ?」
「ぐるるがるる?」(←訳:規格外ばかり?)
早い話が、
カペスタンさんは
厄介払いされたのでした。
パリ警視庁の問題児や困り者たちと、
未解決事件の書類が詰まった段ボール箱を押し付けられ、
イノサン通りの古オフィスへ
“遠島の刑”。
「ふふんッ! てぬるいィ~でス!」
「がるるるぐるる!」(←訳:メゲないもんね!)
厄介払いされた優秀な捜査官と、
未解決事件の書類。
そう聞くと、
多くのミステリ好きさんは
大ヒットした北欧ミステリ《特捜部Q》を真似たのか?
と勘繰りたくなるでしょうけれど。
やってくれます、パリ警視庁《特別班》!
「こうどうりょくゥ!」
「ぐるる!」(←訳:想像力!)
何より素晴らしいのが
カペスタンさんのもとに集結した
問題児警察官さんたち。
個性が服を着て歩いているかのような
《特別班》の問題児たちが
手に手を取り合っうて危機に立ち向かえば、
もはや敵なし?
「めがァ、はなせないィでス!」
「がるるるぐる!」(←訳:一気読みだよ!)
フランスにもこういうミステリがあるのね!と
嬉しくなってしまうエンタな物語は
海外小説好きな方々におすすめです。
本屋さんで、図書館で、
ぜひ、手に取ってみてくださいね~♪
はッ、はやいィ~ッ!」
「がるる!ぐる~!」(←訳:虎です!強い~!)
こんにちは、ネーさです。
陸上競技の日本選手権で、
100mに続き200mもサニブラウン・ハキーム選手が制覇!
はぁ……200mを20秒チョイでちゃちゃっと移動って……
超運動音痴の私ネーさにとりましては
異次元、いえ、異世界の数字でございます。
羨望とともに拍手を送りながら、
さあ、ここからは読書タイムですよ。
本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪
―― パリ警視庁迷宮捜査班 ――
著者はソフィー・エナフさん、
原著は2015年に、画像の日本語版は2019年5月に発行されました。
仏語原題は『POULETS GRILLES』、
本国フランスで人気のミステリがめでたくも日本上陸です♫
「ぼんじゅゥ~るゥ、ぱりィ!」
「ぐるるるるがるるる!」(←訳:おフランスミステリ!)
花の都パリを舞台にしたミステリといえば、
そうね、もちろん、
パリの警視庁を抜きにしては語れないわ。
ガニマール警部の昔から、
パリきっての、いえ、フランスきっての
優秀な警察官さんたちが集う
シテ島のパり司法警察局――
ではなくて。
「あれッ? あれれッ???」
「がるぐるぅ?」(←訳:ここどこぉ?)
ここは、パリ1区イノサン通り3番地。
パリ市内で最も古い歴史を持つシテ島の、
4区側に位置する警視庁とは
明らかに異なる6階建ての建物には、
幸いにもエレベーターはあるものの、
老巧化している箇所もちらほら。
そう、ここが本日付をもって開設される
パリ警視庁《特別班》の本部なんです。
「つくえッ、かたむいてェまスゥ!」
「ぐるるがるるる!」(←訳:床にもへこみが!)
脚が欠けた机は傾き、
壁はくすみ、
床に置かれた電話機は骨董品のよう。
到底、エリート警察官が勤務する部署とは
思えませんが、
《特別班》を率いる
アンヌ・カペスタンさんは、
諦めの境地といったところでしょうか。
「もしかしてェ、もしかァするとォ?」
「がっるぅっる?」(←訳:やっちゃった?)
カペスタンさんは、パリ司法警察の警視正。
何事もなければ今後も出世街道をまっしぐらだったのに、
ええ、ある事件の捜査が原因で
停職処分になってしまいました。
そして、処分が解けたカペスタンさんを待っていたのは、
この《特別班》の部屋と、
40人ほどの
“戦力外”警察官さんたち。
「みんなァ、もんだいじィ?」
「ぐるるがるる?」(←訳:規格外ばかり?)
早い話が、
カペスタンさんは
厄介払いされたのでした。
パリ警視庁の問題児や困り者たちと、
未解決事件の書類が詰まった段ボール箱を押し付けられ、
イノサン通りの古オフィスへ
“遠島の刑”。
「ふふんッ! てぬるいィ~でス!」
「がるるるぐるる!」(←訳:メゲないもんね!)
厄介払いされた優秀な捜査官と、
未解決事件の書類。
そう聞くと、
多くのミステリ好きさんは
大ヒットした北欧ミステリ《特捜部Q》を真似たのか?
と勘繰りたくなるでしょうけれど。
やってくれます、パリ警視庁《特別班》!
「こうどうりょくゥ!」
「ぐるる!」(←訳:想像力!)
何より素晴らしいのが
カペスタンさんのもとに集結した
問題児警察官さんたち。
個性が服を着て歩いているかのような
《特別班》の問題児たちが
手に手を取り合っうて危機に立ち向かえば、
もはや敵なし?
「めがァ、はなせないィでス!」
「がるるるぐる!」(←訳:一気読みだよ!)
フランスにもこういうミステリがあるのね!と
嬉しくなってしまうエンタな物語は
海外小説好きな方々におすすめです。
本屋さんで、図書館で、
ぜひ、手に取ってみてくださいね~♪