「こんにちわッ、テディちゃでス!
ゆうしょうゥ、ほぼォかくていィ、でス!」
「がるる!ぐるがーる?」(←訳:虎です!今頃ゴール?)
こんにちは、ネーさです。
2015ジロ・ディ・イタリアも今日5月31日でフィニッシュ!
総合優勝はA・コンタドール選手で決まりかしら?
一方、本日の読書タイムで御紹介いたしますのは、
かつてない団体執筆競技?な作品ですよ。
さあ、こちらを、どうぞ~♪
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―― 死者は眠らず ――
著者は……(せーのっ!)
ジェフ・アボットさん、ロリー・アームストロングさん、サンドラ・ブラウンさん、
トマス・H・クックさん、ジェフリー・ディーヴァーさん、ダイアナ・カバルドンさん、
テス・ジェリッツェンさん、アンドリュー・F.ガリーさん、ピーター・ジェイムズさん、
J.A.ジャンスさん、フェイ・ケラーマンさん、レイモンド・クーリーさん、
ジョン・T.レスクワさん、ジェフ・リンジーさん、ゲイル・リンズさん、
フィリップ・マーゴリンさん、アレクザンダー・マコール・スミスさん、
マイケル・パーマーさん、T.ジェファーソン・パーカーさん、マシュー・パールさん、
キャシー・ライクスさん、マーカス・セイキーさん、ジョナサン・サントロファーさん、
リザ・スコットラインさん、R.L.スタインさん、マーシャ・タリーさん、
原著は2011年に、日本語版は2015年2月に発行されました。
英語原題は『NO REST FOR THE DEAD』、
米国と英国の作家さん26人の合同執筆によるミステリ作品ですっ。
「なッがァ~いィッ!」
「ぐるる!」(←訳:26人!)
英語圏のミステリ作家さんたちが
リレー形式でひとつの物語を書き上げる……という著作方法は、
たま~に在ることは在る、のですが、
ここまで入念な書き込み具合、
ここまで完成度を追及した御本の訳出は、
本邦初!なのじゃないかしら。
「にじゅうろくにんッぜんいんがァ~…」
「がるぐる!」(←訳:全力投球!)
物語自体もまた凄いんです。
10年前、アメリカ。
或る事件の裁判に世間は騒然となっていました。
女性が夫を殺害し、
その遺体を中世の拷問機具に詰め、
ベルリンの歴史博物館に輸送したという、
ショッキングな事件です。
「ひいィ! こわいィでスよゥ!」
「がるるぐるる!」(←訳:なんて残虐な!)
いくつもの“動かぬ証拠”があり、
判決は有罪、
女性は……死刑に。
けれども、事件の捜査を担当した刑事さんは
後悔にさいなまれています。
彼女は本当に有罪であったのか。
数々の証拠が指し示す真犯人は他にいたのではなかったか。
俺は……無実の人間を処刑室に送ってしまったのか?
「わわわうゥ、そッちのほうがァ~…」
「ぐっるがるー!」(←訳:もっと怖いー!)
10年の時が過ぎ、
事件の追悼集会が催されることになります。
つまり、関係者たちが一堂に会する、のですから、
波風が立たぬはずはありませんよね。
「もしかしてッ?」
「がるるる!」(←訳:真犯人が!)
追悼集会で何が起こるのか――
いえ、26人の作家さんたちは何を起こそうとしているのでしょう?
単純な、
犯人はあまえだ!風ゲーム?
それとも……?
「さきよみィ、できないィでス!」
「ぐるるがるーるー!」(←訳:転がるストーリー!)
さすがだ!と思わせてくれるのは、
エンタに徹しつつ、
作家さんたちが共通して抱くひとつの信念――《正義》へのこだわりが
物語の中心に据えられている点です。
悪ではなく正義を、と。
「それがァ、いちばんッむずかしィ?」
「がるる!」(←訳:だよね!)
なお、この作品は癌の慈善団体へ寄付しようと企画され、
作家さんたちの賛同を得て、
収益金は血液癌を研究する慈善協会に寄付されたそうです。
その心意気に応じて、
皆さまも、どうか一読を!
ゆうしょうゥ、ほぼォかくていィ、でス!」
「がるる!ぐるがーる?」(←訳:虎です!今頃ゴール?)
こんにちは、ネーさです。
2015ジロ・ディ・イタリアも今日5月31日でフィニッシュ!
総合優勝はA・コンタドール選手で決まりかしら?
一方、本日の読書タイムで御紹介いたしますのは、
かつてない団体執筆競技?な作品ですよ。
さあ、こちらを、どうぞ~♪

―― 死者は眠らず ――
著者は……(せーのっ!)
ジェフ・アボットさん、ロリー・アームストロングさん、サンドラ・ブラウンさん、
トマス・H・クックさん、ジェフリー・ディーヴァーさん、ダイアナ・カバルドンさん、
テス・ジェリッツェンさん、アンドリュー・F.ガリーさん、ピーター・ジェイムズさん、
J.A.ジャンスさん、フェイ・ケラーマンさん、レイモンド・クーリーさん、
ジョン・T.レスクワさん、ジェフ・リンジーさん、ゲイル・リンズさん、
フィリップ・マーゴリンさん、アレクザンダー・マコール・スミスさん、
マイケル・パーマーさん、T.ジェファーソン・パーカーさん、マシュー・パールさん、
キャシー・ライクスさん、マーカス・セイキーさん、ジョナサン・サントロファーさん、
リザ・スコットラインさん、R.L.スタインさん、マーシャ・タリーさん、
原著は2011年に、日本語版は2015年2月に発行されました。
英語原題は『NO REST FOR THE DEAD』、
米国と英国の作家さん26人の合同執筆によるミステリ作品ですっ。
「なッがァ~いィッ!」
「ぐるる!」(←訳:26人!)
英語圏のミステリ作家さんたちが
リレー形式でひとつの物語を書き上げる……という著作方法は、
たま~に在ることは在る、のですが、
ここまで入念な書き込み具合、
ここまで完成度を追及した御本の訳出は、
本邦初!なのじゃないかしら。
「にじゅうろくにんッぜんいんがァ~…」
「がるぐる!」(←訳:全力投球!)
物語自体もまた凄いんです。
10年前、アメリカ。
或る事件の裁判に世間は騒然となっていました。
女性が夫を殺害し、
その遺体を中世の拷問機具に詰め、
ベルリンの歴史博物館に輸送したという、
ショッキングな事件です。
「ひいィ! こわいィでスよゥ!」
「がるるぐるる!」(←訳:なんて残虐な!)
いくつもの“動かぬ証拠”があり、
判決は有罪、
女性は……死刑に。
けれども、事件の捜査を担当した刑事さんは
後悔にさいなまれています。
彼女は本当に有罪であったのか。
数々の証拠が指し示す真犯人は他にいたのではなかったか。
俺は……無実の人間を処刑室に送ってしまったのか?
「わわわうゥ、そッちのほうがァ~…」
「ぐっるがるー!」(←訳:もっと怖いー!)
10年の時が過ぎ、
事件の追悼集会が催されることになります。
つまり、関係者たちが一堂に会する、のですから、
波風が立たぬはずはありませんよね。
「もしかしてッ?」
「がるるる!」(←訳:真犯人が!)
追悼集会で何が起こるのか――
いえ、26人の作家さんたちは何を起こそうとしているのでしょう?
単純な、
犯人はあまえだ!風ゲーム?
それとも……?
「さきよみィ、できないィでス!」
「ぐるるがるーるー!」(←訳:転がるストーリー!)
さすがだ!と思わせてくれるのは、
エンタに徹しつつ、
作家さんたちが共通して抱くひとつの信念――《正義》へのこだわりが
物語の中心に据えられている点です。
悪ではなく正義を、と。
「それがァ、いちばんッむずかしィ?」
「がるる!」(←訳:だよね!)
なお、この作品は癌の慈善団体へ寄付しようと企画され、
作家さんたちの賛同を得て、
収益金は血液癌を研究する慈善協会に寄付されたそうです。
その心意気に応じて、
皆さまも、どうか一読を!