ハロウイン本番day、いかがお過ごしでしょうか?
こんにちは、カボチャは天麩羅もスープもパイも好きなネーさです。
「こんにちわゥ、テディちゃでスゥ!
かぼちゃさらだもォ、おいしィでスよッ♪」
カボチャ飛び交うハロウィン月の最後に御紹介いたしますのは……
はい、こちらです! どうぞ~!
―― 密室の如き籠るもの ――
著者は三津田信三さん、’09年4月に発行されました。
『密室』は『ひめむろ』とお読み下さいな。
「あうゥッ!
こわいィ! ひょうしがァ、こわいィでスよゥ!」
そぅおですねぇ……おどろ~なカバーイラストは村田修さんの、
カバーデザインは坂野公一さんによるものです。
中身の御話も、表紙の雰囲気を移植したかのような、
おどろ~な展開が――
「ひィッ! むぎゃぽッ!」 (←後ろにでんぐり返し?)
収録されているのは短編3作品と、
ほぼ長編に匹敵する分量の中編1作品ですが、
注目すべきは、4編いずれも
『密室』をテーマにしたミステリ、
もしくは変型『密室』ミステリといえる作品であることでしょうか。
冒頭の『首切の如き裂くもの』では袋小路が、
次の『迷家の如き動くもの』では人里から隔絶した土地が、
『隙魔の如き覗くもの』では視覚の中の閉鎖空間が、
そして表題作の『密室の如き籠るもの』では
ずばりロックド・ルームが、
事件の舞台となっています。
事件に挑むのは、
東城雅哉(とうじょう・まさや)の名で
怪奇小説・探偵小説を執筆している
刀城言耶(とうじょう・げんや)さん。
「ふァ~、
さッかさんでスかァ~?
ものずきィなァ~」
怪異譚大好き!な言耶さん、
理屈で解明できるおはなし、理屈では解明できないおはなし、
両方とも大好物なんですよ。
『密室の如き籠るもの』では、
旧家に伝わる魔性?の箱の噂を聞きつけてやって来た言耶さんの目前で
難解きわまる事件が起きました……
《密室》のウンチクを語りつつ、
言耶さんは真相に一歩、また一歩と迫ってゆきますが……
「こ、こわいィからァ、
はやくゥ、かッ、かいけつゥしてくださいィッ!」
怖いと言えば、いちばん怖さがにじみ出ているのは
『首切の如き裂くもの』かもしれませんね。
この御話では、え~と、ミステリですから詳しくは申せませんが、
《謎》が《謎》のまま残される、というような
傾向があって……これが、さりげなく怖いです!
「ひィッ! こここ、こわッ」
ミステリ好きさん、
とりわけ、密室大好き!な御方はぜひ!な一冊です。
トリック・アーンド・トリックな意欲作、
ハロウィンにはぴったりでしょう♪
「……テディちゃはァ、
とりーつ・あんどォ・とりーつゥがァ、いいでスゥ~ッ!」
こんにちは、カボチャは天麩羅もスープもパイも好きなネーさです。
「こんにちわゥ、テディちゃでスゥ!
かぼちゃさらだもォ、おいしィでスよッ♪」
カボチャ飛び交うハロウィン月の最後に御紹介いたしますのは……
はい、こちらです! どうぞ~!
―― 密室の如き籠るもの ――
著者は三津田信三さん、’09年4月に発行されました。
『密室』は『ひめむろ』とお読み下さいな。
「あうゥッ!
こわいィ! ひょうしがァ、こわいィでスよゥ!」
そぅおですねぇ……おどろ~なカバーイラストは村田修さんの、
カバーデザインは坂野公一さんによるものです。
中身の御話も、表紙の雰囲気を移植したかのような、
おどろ~な展開が――
「ひィッ! むぎゃぽッ!」 (←後ろにでんぐり返し?)
収録されているのは短編3作品と、
ほぼ長編に匹敵する分量の中編1作品ですが、
注目すべきは、4編いずれも
『密室』をテーマにしたミステリ、
もしくは変型『密室』ミステリといえる作品であることでしょうか。
冒頭の『首切の如き裂くもの』では袋小路が、
次の『迷家の如き動くもの』では人里から隔絶した土地が、
『隙魔の如き覗くもの』では視覚の中の閉鎖空間が、
そして表題作の『密室の如き籠るもの』では
ずばりロックド・ルームが、
事件の舞台となっています。
事件に挑むのは、
東城雅哉(とうじょう・まさや)の名で
怪奇小説・探偵小説を執筆している
刀城言耶(とうじょう・げんや)さん。
「ふァ~、
さッかさんでスかァ~?
ものずきィなァ~」
怪異譚大好き!な言耶さん、
理屈で解明できるおはなし、理屈では解明できないおはなし、
両方とも大好物なんですよ。
『密室の如き籠るもの』では、
旧家に伝わる魔性?の箱の噂を聞きつけてやって来た言耶さんの目前で
難解きわまる事件が起きました……
《密室》のウンチクを語りつつ、
言耶さんは真相に一歩、また一歩と迫ってゆきますが……
「こ、こわいィからァ、
はやくゥ、かッ、かいけつゥしてくださいィッ!」
怖いと言えば、いちばん怖さがにじみ出ているのは
『首切の如き裂くもの』かもしれませんね。
この御話では、え~と、ミステリですから詳しくは申せませんが、
《謎》が《謎》のまま残される、というような
傾向があって……これが、さりげなく怖いです!
「ひィッ! こここ、こわッ」
ミステリ好きさん、
とりわけ、密室大好き!な御方はぜひ!な一冊です。
トリック・アーンド・トリックな意欲作、
ハロウィンにはぴったりでしょう♪
「……テディちゃはァ、
とりーつ・あんどォ・とりーつゥがァ、いいでスゥ~ッ!」