テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ 樹から樹へ、探訪旅 ~

2020-05-31 23:39:23 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ゆけゆけェ~どらごんッ!」
「がるる!ぐるるがる~!」(←訳:虎です!見事な成功~!)

 こんにちは、ネーさです。
 スペースX社《クルードラゴン》が打上げられ、
 コントレイル号がダービーで勝利を挙げ、と
 忙しい日曜日の締め括りは、
 はい、読書タイムですよ。
 本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪
 
  



       ―― 神木探偵 ――



 著者は本田不二雄(ほんだ・ふじお)さん、
 2020年4月に発行されました。
 『神宿る木の秘密』と副題が付されています。

「えッとォ、これェはァ~…」
「ぐるるるがぅるるる!」(←訳:ミステリじゃないよ!)

 ええ、そうなんですよ。
 題名に『探偵』とあっても、
 探偵小説にあらず。

 この御本は、
 巨樹探訪を主題とするノンフィクション作品、
 というべきでしょうか。

「ひょうしィのォ、おしゃしんッ!」
「がるぐる!」(←訳:凄い迫力!)

 御本の表紙を飾っているのは、
 佐賀県武雄市の《武雄の大楠》。

 この悠然たる神々しさ……
 どこかで見たような?

「あッ! なァるほどッ♪」
「ぐるるる!」(←訳:トトロだ!)

 宮崎駿さん監督作品『となりのトトロ』、
 あの作中に描かれていましたね、
 人々に《オオクス》と呼ばれて慕われる、
 それはそれは立派なクスノキが。

 そして、
 オオクスだけではなくて、
 スギや、シイノキ、
 イチョウなども、
 年輪を重ねるにつれ、
 《神木》として祀られる存在に。

「いちょうゥもッ?」
「がるるるっる!」(←訳:知らなかった!)

 著者・本田さんは、
 西日本と東日本、
 それぞれの傾向、特徴、
 遠く離れた土地と土地を結ぶ
 密かな“縁”を、
 各地の神木を訪ね歩きながら
 考察してゆきます。

 【第一章】いかにして神木となりしか

 【第二章】ゆきゆきて神木旅

 【第三章】こんな木を見てきた 

 という3つの章に登場する
 どの神木さんも
 魅力に満ち満ちておりますけれど、
 私ネーさの“推し“神木さんは――

「ふァいッ! これェでスねッ!」
「ぐるるがる!」(←訳:滋賀県だよ!)

 本文155ページ、
 『近江の廃村と聖樹』
 の文中で紹介されているのは、
 
  《保月の地蔵杉》。

 滋賀県多賀町の、
 古道の近くにそびえるそのスギには、
 或る由緒がありました。

 天下分け目の、関ヶ原の合戦で、
 島津義弘さん率いる島津の軍勢は、
 敵の本陣を突っ切って退却する、という
 日本の戦史上でも
 珍しい戦法に打って出たことで知られています。

 その退路沿いにあったのが、
 保月の地蔵杉、だったのでした。

「いまもォ、たいせつにィされてまス!」
「がるるぐるるる!」(←訳:御神木だもんね!)

 日本史好きな方々は、
 大河ドラマ好きな方々は、
 そして鹿児島にルーツをお持ちの方々は、
 想い浮かずにはいられないでしょう。。

 はるかな剣戟と、
 軍勢が疾走する緊迫の場面を。
 それを見守る、
 地蔵杉の沈黙を。
  
「どらまにィ~したいィでス!」
「ぐるるが~る!」(←訳:NHKさ~ん!)

 歴史マニアさんに
 激おすすめの一冊です。
 神木探偵さんの“出会いの旅”の記録を、
 皆さまも、ぜひ♪
 
 
 
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― 待望の開幕は? ―

2020-05-30 22:03:36 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ふァゥ! もしかしたらァ~もしかしてッ?」
「がるる!ぐっるがぅーるぐる?」(←訳:虎です!グッドニュースかも!)

 こんにちは、ネーさです。
 はい! 嬉しいニュースが入ってきましたので、
 本日は読書タイムを張り切ってサボり、
 こちらの展覧会情報を、
 さあ、どうぞ~♪

  


 
  ―― ロンドン・ナショナル・ギャラリー展 ――


 
 東京・上野の国立西洋美術館にて、
 2020年3月3日~6月14日となっていた会期を変更し、
 あらためて開催されることが決定しました!

 開幕日については、
 現在調整中とのことですが、
 最終日は2020年10月18日、と
 公式にアナウンスされております。

「やッたァのでスゥ!」
「ぐるるるるるぅ!」(←訳:観られるんだぁ!)
 
  

 そうですね!
 ゴッホさんの『ひまわり』!
 ようやく拝見できます!

「それにィ~!」
「がるぐるる!」(←訳:この名作も!)
 
  

 ヨハネス・フェルメールさんの
 『ヴァ―ジナルの前に座る若い女性』も、
 もちろん、出展されます!
 
 ……入場者のいないひっそりとした館内で、
 来日して以来の3ヶ月余、
 静かに公開の日を待っていてくれただろう名画たち……。

 もうこのまま英国へ返却されてしまうのかと、
 諦めの境地でおりましたら、
 ここに来ての大逆転!

「わふふゥ~♫」
「ぐるる~♪」

 ただ、入場方法に関しては、
 国立科学博物館と同様に、
 完全予約制になる可能性が高いかと思われます。
 詳細は後日発表されるそうですので、
 アート好きな方々は
 美術館HPをこまめにチェックしてくださいね。

 なお、
 大阪の国立国際美術館への巡回展は
 2020年7月7日~10月18日の予定が
 2020年11月3日~2021年1月31日に
 変更される模様です。

「ほかにもォ、いろいろォ~」
「がるるぐるる!」(←訳:変更の嵐です!)

 東京国立博物館の『特別展 きもの』は
 6月30日~8月23日に会期を変更し、
 夏季に開催予定だった『国宝 鳥獣戯画のすべて』は
 2021年の春に開催予定、となりました。

 今後もまた、
 会期の変更や、
 展覧会そのものの中止、
 といった悲しい出来事が
 あるかもしれませんけれども……
 いやいやいや、
 いまこそ、こんな時こそ、
 日本全国の、世界中の、
 学芸員さん&スタッフさんに、
 アートを愛するすべての人に、
 全力でエールを!

「かならずやッ!」
「ぐるがるる~!」(←訳:道は拓ける~!)
 
 

   
   では、ここで美味しいオマケ画像も!
   
   『ハーゲンダッツ』さんの
   《期間限定 スイートティータイム》で
   体温調整しないと……もう暑くて暑くて。
   「ますくゥ、くるしィ~!」
   「がるるるぐるぅ!」(←訳:くらくらするぅ!)
   皆さま、熱中症を警戒しながら、
   どうか穏やかな休日を。


   
   
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~ 見えない《どこか》へ ~

2020-05-29 23:17:38 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ぶるゥーいんぱるすゥ、きましたでス!」
「がるる!ぐるるがるぐる!」(←訳:虎です!最高の飛行日和!)

 こんにちは、ネーさです。
 医療従事者さん&エッセンシャルワーカーさんたちに
 拍手を送りながら拝見したのは、
 YouTubeでLIVE配信される
 ブルーインパルスの超絶技巧……!
 スゴいスゴ過ぎるとただただ感嘆しながら、
 本日の読書タイムは
 こちらも素敵にアクロバティックな御本を、
 さあ、どうぞ~♪

  



     ―― 臨床探偵と消えた脳病変 ――



 著者は浅ノ宮遼(あさのみや・りょう)さん、
 単行本は『片翼の折鶴』の題名で2016年に、
 画像の改題文庫版は2020年2月に発行されました。
 『THE CASE-BOOK OF CLINICAL DETECTIVE』と
 英語題名が付されています。

 前回記事では、神父さんが探偵として活躍する
 チェスタトンさん著『ブラウン神父 呪いの書』を
 御紹介いたしました。
 対して、こちらの作品は――

「どくとるゥ!」
「ぐるるるるがる!」(←訳:お医者さんです!)

 西丸豊(にしまる・ゆたか)さん。

 所属する柳都(りゅうと)医科大学病院の救急科・病棟医長であり、
 他のお医者さんが見抜けなかった病を、
 次々と解き明かしてきた西丸さんの別名は、
 
 《臨床探偵》。

「みためェはァ、ふつうゥ??」
「がるるぐるがぅるるるる!」(←訳:頭脳は普通じゃないんだ!)

 『血の行方』
 『幻覚パズル』
 『消えた脳病変』
 『開眼』
 『片翼(へんよく)の折鶴』

 と、この御本は
 5つの短編作品で構成されていますが、
 まずは収録順に
 『血の行方』から
 ちょこっと覗いてみましょう。

「ふァいッ! ゆくえェふめいィ、なのでスゥ!」
「ぐるるる!」(←訳:血液がね!)

 駅の構内で倒れ、
 病院の救急救命センターに
 搬送されてきた
 或る患者さん。

 踵(かかと)を骨折し、
 入院することになったその患者さんが
 倒れるに到ったそもそもの原因は。

「ひんけつゥ!」
「がるるぐるるるる!」(←訳:鉄分が足りてない!)

 担当医さんは
 患者さんに鉄剤を投与しました。

 それは、鉄分不足を改善させるに
 十分な量であったのに、
 検査結果は依然として
 “貧血“状態のまま。

「んむむッ? なぜェ?」
「ぐるがるるるるるる?」(←訳:なぜ良くならないの?)

 貧血が改善しないのは、
 血がどこかで失われているから?

 どこかって……どこ?

「にしまるゥ~せんせいィ!」
「がるるぐるるー!」(←訳:教えてドクター!)

 バリバリ理系の医学ミステリは、
 ブラウン神父さんのような、
 トリッキーかつ閃きに満ちた推理とは
 まったく正反対……に見えて、
 実は、相通じるものがある?

 表題作品『消えた脳病変』は
 特におすすめです。
 医学ミステリ好きな御方も、
 短編好きな方々も、
 ぜひ、手に取ってみてくださいね~♪

 
 
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~ 最上の、そして最高の ~

2020-05-28 22:28:52 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 うむゥ! えんきィにィ、なッちゃッたけどォ~…」
「がるる!ぐるがるる!」(←訳:虎です!安全第一で!)

 こんにちは、ネーさです。
 スペースX社の《クルードラゴン》打ち上げは
 天候不良のため週末に延期となりました……
 ですが皆さま、明日29日は宇宙ではなく
 東京上空に注目です!
 新型コロナウィルス感染症に対応中の
 医療従事者さんたちに敬意と感謝を表すため、
 ブルーインパルスが飛行しますよ。
 私たちも拍手の準備をしながら、
 さあ、ここからは読書タイムです。
 本日はこちらの御本を、どうぞ~♪

  


 
    ―― ブラウン神父 呪いの書 ――



 著者はギルバート・キース・チェスタトンさん、
 2020年2月に発行されました。
 
 《世界ショートセレクション》シリーズの
 15巻目となるこの御本には、
 ブラウン神父さんを探偵役に据えた
 短編5作品が収録されています。

「わおゥ! めいたんていィ、とうじょうゥ~!」
「ぐるるがるるぐる!」(←訳:智慧者ここにあり!)

 先日はチェスタトンさん著『知りすぎた男』を
 御紹介しましたが、
 推理作家チェスタトンさんの代表作といえば、
 《ブラウン神父》シリーズです。

 英国サセックス教区のカトリック司祭さんで、
 顔は丸っこく、
 体形も丸っこくて、
 こうもり傘を持ち歩くブラウン神父さんは……

「とうていィ、みえないィのでス!」
「がるるるぐる!」(←訳:名探偵にはね!)

 そう、名探偵には見えなくても、
 油断しちゃいけないわ。

 とりわけ、表題作品となっている
 『呪いの書』では、
 神父さんの慧眼がピカリ!と光ります。

「のッ、のろいィ……!」
「ぐるがるる??」(←訳:それホント??)

 ブラウン神父さんの知人である
 オープンショー教授のもとに持ち込まれたのは、
 古くて色の褪せた革表紙の、一冊の本。

 その本にはいわくがあって、

   だれもその本を開いてはならない、
   のぞいてもいけない、
   さもなければ
   悪魔に連れ去られるか、
   消えるかしてしまう――

「ひいいィ!」
「がるぅ~!」

 呪い? そんなバカな。
 と、オープンショー教授が嘲笑うことは
 ありませんでした。
 
 何故なら、教授もまた体験したのです。
 摩訶不思議な、
 呪いとしか思えない出来事を。

「たたたッたすけてッ、しんぷさんッ!」
「ぐるがるぅ!」(←訳:出番だよう!)

 呪いと、その恐怖。

 この普遍的なテーマ――
 古くは古文書や墓碑銘から、
 現代ではヴィデオテープやゲーム、
 メールなどでもありますね、
 “呪いのナントカ”というものが。
 それへ、
 はたしてブラウン神父さんは
 どのような答えを出すのかと思えば。

「のろいィのォ、しんじつゥ……!」
「がるるぐる!」(←訳:結果に納得!)

 『呪いの書』
 『世の中でいちばんおそろしい犯罪』
 『クレイ大佐のサラダ』
 『消えたアーサー・ヴォ―ドリー卿』
 『透明人間』

 という5作品とも、
 熱心なミステリマニアさんは
 既に御存知かもしれませんが、
 文庫ではなく、
 単行本で読むブラウン神父さんの物語には
 新鮮な味わいがあります。

「さいこうのォ、めいたんていィ!」
「ぐるるがるるるぐる!」(←訳:最上のミステリだよ!)

 書店さんでは、
 おそらく児童書のコーナーに置かれているこの御本、
 活字好きな少年少女さんたちはもちろん、
 大人諸氏にもおすすめです。
 ぜひ、一読してみてくださいね~♪

 
 
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~ 愛される“こどもの本”に1票を ~

2020-05-27 23:21:37 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 どるるるるゥ~…はッぴょうゥなのでス!」
「がるる!ぐるるるるがるぐる!」(←訳:虎です!25万人の投票だよ!)

 こんにちは、ネーさです。
 緊急事態宣言が解除され、
 東京都内の書店さんも
 今週に入って開店する店舗が増えてきましたね。
 さあ、そこで!
 本日はちょこっと変わりダネな読書情報を
 お送りいたしましょう♪
 チビッ子諸氏も
 大人な活字マニアさんたちも、
 こちらを、どうぞ~!
 
  



   ―― 小学生が選ぶ“こどもの本”総選挙 ――



 こどもの本総選挙&日本財団子どもサポートプロジェクトによる
 《大好きな本》を決める総選挙の結果は、
 既にWebuや新聞紙上などで発表されていますが、
 拙ブログでもご紹介しちゃいますよ。

 投票総数は、
 25万と3.399人……!

「うれしィ~でス!」
「ぐるるがるるるる!」(←訳:みんなありがとう!)

 熱心に本を読んで、
 投票してくれるチビッ子諸氏が
 25万人もいるなんて……
 日本の未来は暗くないわと確信しながら、
 はい、発表いたしましょう。
 第1位は、↓こちらの御本です!

  


     ―― ざんねんないきもの事典 ――


 監修は今泉忠明さん、2016年に刊行されたこの御本は、
 “こどもの本“総選挙2連覇!
 
 そして、王者を猛追するのは――

  

 2位は、ヨシタケシンスケさん著
 『あるかしら書店』2017年刊!

 3位はやはりヨシタケシンスケさん著
 『りんごかもしれない』2013年刊!

 4位は廣嶋玲子さん著
 『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』2013年刊!

 5~7位は
 《ざんねんないきもの》シリーズの
 続巻・続々巻・もっと巻が続いて。

 8位はトロルさん作・絵、2019年刊の
 『おしりたんていラッキーチャットはだれのてに!』。

 9位は宗田理さん作、2009年刊の
 『ぼくらの7日間戦争』。

 そして、10位に食い込んだのは、

  

 吾峠呼世晴さん原作、矢島綾さん著、
 2019年刊の
 『鬼滅の刃 しあわせの花』。

「わおゥ! ぱちぱちぱちィ!」
「がる~!」(←訳:拍手~!)

 書店さんで配布されているリーフレットや
 日本財団子どもサポートプロジェクトHPでは、
 1位から100位までのランク表、
 男女別ランキング、
 人気の作家ランキングなど、
 詳しい投票結果が公開されています。

 投票に参加したチビッ子諸氏、
 かつてチビッ子だった大人の方々も、
 “こどもの本”の新たな流れ一覧を、
 ぜひ、覗いてみてくださいな~♫




    では、ここでオマケ画像も、ちょいっと!
   
   『ブルボン』さんの
   《大人プチ ミルクティーケーキ》には、
   タピオカ風のもち入り?
   「もふゥ!ぷにぷにィでス!」
   「ぐるがるーる!」(←訳:食感ユニーク!)
   ひとくちサイズのちびケーキで、
   皆さま、楽しいおやつタイムを♪


   
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~ 星の向こう側へ ~

2020-05-26 23:30:55 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ♪るるゥ~♪わるしィんぐゥ~♪まちるだァ~♪」
「がるる!ぐるがるる~♪」(←訳:虎です!放浪しよう~♪)

 こんにちは、ネーさです。
 いったいなぜなのか、今日は朝から
 オーストラリアの国民的歌曲
 『Waltzing Matilda(ワルツィングマチルダ)』が、
 頭の中でエンドレスに鳴り響いております……
 なかばヤケになって♪マチルダ持って旅しよう~♪と口ずさみながら、
 さあ、読書の旅にも出かけてみましょう。
 本日は、こちらの御本を、どうぞ~!

  



    ―― 怖くて眠れなくなる天文学 ――



 著者は縣秀彦(あがた・ひでひこ)さん、
 2020年3月に発行されました。
 
 日本の真上を通過する国際宇宙ステーションを
 大勢の方々が撮影してSNSに投稿したり、
 補給船《こうのとり》を載せたH2Bロケットの打ち上げが
 トップニュースになったり、と
 このところ宇宙関連の話題が賑やかですね。

「もうすぐゥ、あめりかァでもォ!」
「ぐるがるるるぐる!」(←訳:有人宇宙飛行実施!)

 米国でも9年ぶりに
 スペースX社の有人宇宙船《クルードラゴン》が
 ケネディ宇宙センターから打ち上げられる予定です。

 《クルードラゴン》が目指すのは、
 《こうのとり》と同じく国際宇宙ステーションですが、
 この御本で著者・縣さんが目指すのは、いえ、
 目を向けているのは、
 “その先の宇宙”です。

  PartⅠ『身の回りにある宇宙からの恐怖』
  PartⅡ『宇宙は危険に満ちている』
  PartⅢ『明るくない宇宙の未来』

 と、まずPartⅠでは
 隕石や火球、
 スペースデブリの話から始まって、
 小惑星・彗星の衝突による絶滅の恐怖に言及し――

「ひいいィ! すいせいィしょううつゥ、いやでスゥ!」
「ぐるるがるるぐるるぅ!」(←訳:デブリ落下もいやだぁ!)

 かつて人々を震え上がらせた火星人来襲パニック、
 氷河期の不安、
 月が地球に与えるさまざまな影響が
 指摘され――

「つきがァないとォ、こまるのでス!」
「がるるぐるるるがるぐるる!」(←訳:四季があるのは月のおかげ!)
 
 2019年4月、
 日本の天文学者さんも参加する国際共同研究グループが
 超巨大質量ブラックホールの影の撮影に成功!
 
 その一方で、
 オリオン座のベテルギウスは今にも超新星爆発?
 いやもう既に爆発しているのかもしれず――

「もしィ、ばくはつィしたらッ」
「ぐるるるがるるぐるるる!」(←訳:昼間でも見える明るさに!)

 いつか、
 天の川銀河=地球と太陽系を含むこの銀河は、
 アンドロメダ銀河と
 衝突するのだろうか……

 だって、アンドロメダ銀河は現在、
 時速40万キロのスピードで
 天の川銀河に接近中!

「じそくゥ~よんじゅうまんきろォ??」
「がるぐるるー!」(←訳:誰か止めてー!)

 宇宙が膨張してゆくと
 何が起こるのか?

 このまま膨張し続け、
 急激な宇宙膨張(ビッグリップ)の末、
 やがては完全に冷えてエネルギーを失ってしまう?
 それとも、
 収縮に転じて1点に戻ること(ビッグクランチ)に?

「どッちもォ、こわいィ~!」
「ぐるるがるるるるるぅ!」(←訳:怖くて眠れなくなるぅ!)

 多次元宇宙、
 超ひも理論や、
 研究の基本となる《宇宙原理》、と
 著者・縣さんは宇宙の謎を多面的に解説しながら、
 出発点への立ち返りを促します。

 我々は何者か?
 この宇宙で、
 我々は何処に行くのか?――
 
 現地時間28日の、
 《クルードラゴン》の打ち上げ成功を祈りつつ、
 どうか皆さま、
 怖くて、でも手に汗握ってしまう
 天文学の最新研究本を
 ぜひ、一読してみてくださいね~♪
 

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~ あこがれの マエストロ ~

2020-05-25 23:30:42 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ほッ、ほんとゥでスかッ??」
「がるる!ぐる……がるる?」(←訳:虎です!本当……だよね?)

 こんにちは、ネーさです。
 緊急事態宣言全面解除、のニュースには、
 嬉しくなったり、
 心配になったり……
 とりあえず、今後も丁寧な手洗いを心掛けなくちゃ!
 と自分に言い聞かせながら、
 さあ、読書タイムですよ。
 本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪

  


 
    ―― マーティン・スコセッシ ――



 編者は佐野亨(さの・とおる)さん、
 2020年2月に発行されました。

 『映画という洗礼』と副題が付されたこの御本には、
 スコセッシさんのフィルモグラフィー、
 芝山幹郎さん×渡部幻さんの対談、
 評論家さんたちによる論考(エッセイ)、
 各作品への作品評などが収録されています。

「もはやァ、でんせつゥ!」
「ぐるるるるがるる!」(←訳:全映画人の憧れ!)

 マーティン・スコセッシさんは、
 1942年米国ニューヨーク州ニューヨークに生まれました。
 
 現在、アメリカの映画界に於いて
 誰もが認める《巨匠》は、と問われたら、
 おそらく殆どの人が
 スコセッシさんの名を挙げることでしょう。

 『タクシー・ドライバー』(1976)、
 『レイジング・ブル』(1980)、
 『ギャング・オブ・ニューヨーク』(2002)、
 『沈黙』(2016)、
 『アイリッシュ マン』(2019)……と
 大ヒット作、代表作も
 ここには書ききれないほどありますね。

「どれもォ、わんだふるゥ!」
「がるるぐっるるる!」(←訳:どれもカッコいい!)

 カッコいい、といえば、
 『タクシー・ドライバー』『レイジング・ブル』の頃の、
 ロバート・デ・ニーロさんって
 美男子だわね♪

 『アイリッシュ マン』の渋いデ・ニーロさんも
 格好いいんですけど、
 若き日の、閃光のような、特別な美しさは
 観る者の心を深く揺さぶります。

 あ、それに、
 『エイジ・オブ・イノセンス 汚れなき情事』(1993)の
 ダニエル・デイ=ルイスさんも
 本っ当に美男子さんだったわ♫

「えへんッ!」
「ぐるる!」(←訳:おほん!)

 あら失礼、話が逸れちゃいました。
 本題に戻りますと。

 この御本の“読みどころ”は、
 評論家さんやアーティストさんによる
 作品評&映画論でしょうか。

 映画の公開時に
 専門誌やパンフレット等に掲載された作品評の執筆者は、
 アーティストの横尾忠則さん、
 映画監督の篠田正浩さん、
 映画評論家の町山智浩さん、
 編者の佐野亨さん他、
 豪華絢爛です。

 特に、篠田正浩さんが語る
 スコセッシさんとの出会い、交流の様子は、
 ほのぼのしていて、温かくて。

「みなおしィちゃッたのでス!」
「がるるるるぐぅるるるる!」(←訳:雲の上の人じゃないんだ!)

 本文42ページの、
 海野弘さんによる
 『スコセッシのアメリカの影』では
 1970年代の文化が
 『タクシー・ドライバー』の中でどう切り取られているか、
 スコセッシさんにもスランプ期があり、
 その“よどみ”の底からいかに復活したか、
 鋭利な解析が為されています。
 
 分量はわずか5ページですが、
 映画論というより
 文化論と呼びたくなるこの論考、
 海野さんのファンの方々は
 必読ですよ。

「つぎのォ~さくひんッはァ?」
「ぐるるるぅ?」(←訳:いつかなぁ?)

 コロナ禍の影響のため、
 各国の映画界は
 活動休止状態になってしまいました。

 けれど、
 ステイホームしている間、
 映画って面白い!
 古典的な名作ってやっぱり格別だ!
 と開眼した方々も少なくないはず。

 そんな方々におすすめの一冊です。
 書店さんの映画本のコーナーで、
 ぜひ、探してみてくださいね~♪
 


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― 壁に咲く花 ―

2020-05-24 23:39:42 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 うゥ~むッ! こんしゅうもォ、かッこいいィ~!」
「がるる!ぐるるがるる!」(←訳:虎です!衣装もすてき!)

 こんにちは、ネーさです。
 今週の『麒麟がくる』でも染谷将太さんがブラボー!
 袖を翻して急ぎ足に廊下を去ってゆく後ろ姿に、
 アンコール!と拍手いたしましたよ。
 来週もそのノリで行ってくだされと応援しながら、
 さて、ここからは
 戦国時代から現代に立ち戻っての読書タイム、
 本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪

  


 
     ―― ポスター芸術の歴史 ――



 著者はディヴィッド・ライマーさん、
 監修は海野弘さん、原著は2019年に、
 画像の日本語版は2020年2月に発行されました。
 英語原題は『The World in Prints:
 The History of Advertising Posters from the Late 19th Century to the 1940s』、
 『ミュシャ、ロートレックからシュルレアリスムまで』と
 日本語副題が付されています。

「ひょうしィはァ、あのォまえすとろォ~!」
「ぐぅるぅがる!」(←訳:ミュシャさん!)

 ええ、そうですね、
 御本の表紙は、現代の日本でも、
 いえ、世界中でいまもなお絶大な人気を有する
 アルフォンㇲ・ミュシャさん。

 ミュシャさんの故国チェコの
 伝統的な意匠を取り入れた華麗な花文様、
 衣装の流れるような線、
 練り上げられた女性像の美しさ……
 これこそポスター芸術の頂点でしょう!

 と言いたいところですが、
 ポスター芸術の巨匠さんは
 ミュシャさんだけじゃありませんよね。

 ミュシャさんよりも前の時代、
 ポスターの制作に携わったのは――

「あッ、これェ、みたことォありまス!」
「がるぐっるるる!」(←訳:これ知ってるよ!)

 著者・ライマーさんが
 《ポスターの父》と呼ぶのは、
 ジュール・シェレさん。
 
 さらにライマーさんは、
 アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレックさんを
 《広告を美術に変えた芸術家》と讃えます。

 油彩画や線画のような美術形態と
 コマーシャル・アート(商業美術)と間にある
 垣根を取り払い、
 ミュシャさん、エッシャーさん、
 アンディ・ウォーホルさんたちが
 すばらしい足跡を残すための道を切り開いた人物こそ
 トゥールーズ=ロートレックさんであった、と。

「だいたんなァ、いろづかいィ!」
「ぐるるがる!」(←訳:躍動感あり!)

 次の世代も、
 やはりパリから。

 シェレさん、トゥールーズ=ロートレックさん、
 ミュシャさん、という流れに続く
 ポスターアーティストさんたちもまた、
 パリという土壌から新たに芽吹き、
 育ってゆきます。

 御本の前半部分は、
 シェレさんの作品に顕著な19世紀後半の作風と
 ミュシャさんの特徴でもある
 アール・ヌーボーの草花文様が目立つのに対し、
 後半部分に入ると
 印象は一変!

「ちょくせんッ!」
「がるぐっるる!」(←訳:色もきっぱり!)

 客船を正面から描いた作品で知られる
 カッサンドルさん。

 ルノーやブガッティなど
 自動車会社のポスターを制作したシャルル・ルーポさん。

 アールデコが一段落した後には、
 シュルレアリスムの波が……。

「ふわわァ! おおいそがしィ~!」
「ぐるるがる!」(←訳:変化の連続!)

 さして長くない年月の間に、
 くるくると様相を変え、
 流行を変え、
 流行に変えられ、
 変化してゆくポスター芸術の歴史。

 アート好きな方々に、
 近代史好きな方々にもおすすめの大型本は、
 印刷の精度も高く、
 長時間眺めていても飽きることがありません。
 ぜひ、手に取ってみてくださいね~♫
  
 
 
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~ いつか風を切って ~

2020-05-23 23:18:53 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ぱふゥ! からッぽォ、なのでスゥ~!」
「がるる!ぐるるるる~?」(←訳:虎です!どうしよう~?)

 こんにちは、ネーさです。
 ありとあらゆる美術館&博物館が休館中とあって、
 とうとう手持ちの美術展フライヤーが
 底をついてしまいました……
 なので、週末恒例の展覧会情報を今回はお休みし、
 ↓こちらの小冊子で
 《空想自転車旅》体験を、どうぞ~♪

  


 
  ―― ことりっぷ 房総さんぽ サイクリング ――



 JR東日本千葉支社さん発行×ことりっぷ編集部さん制作による
 全16ページのミニパンフレットは、
 JR東日本の駅ビルや旅行代理店窓口などで
 無料配布されています。
 
「みにさいずゥだけどォ~…!」
「ぐるるがるるるる!」(←訳:中身は濃ゆいのだ!)

  

 まずは、自転車の車体をそのまま載せられる
 特別仕様のサイクルトレインで、
 さあ、房総半島へ!

 両国駅を起点に、
 内房・館山方面、
 外房・上総一ノ宮方面、
 佐原方面、
 銚子方面、と
 列車は4エリアを巡ります。

「うみィうみィ~!」
「がるる~!」(←訳:青い空~!)

  

 潮風とサーフ文化の《外房(一宮)コース》。

 北総の自然と歴史を巡る《佐原コース》。

 太平洋を望みつつ半島をめぐる《銚子コース》。

 絶景が連なる《内房(館山)コース》。

 どのコースからも、
 房総半島の伸びやかな魅力が
 伝わってきますね♪

  

「ぐるめもォ、まんきつゥ!」
「ぐるるがるーるる!」(←訳:海鮮もスイーツも!)

 ↑こちらのパンフは、
 JRの施設や駅の改札周辺などで探してみてくださいね。
 また、『びゅう』HPでも
 情報が公開されていますので、
 自由に旅行が出来る日が来たら、
 皆さま、ぜひ覗いてみてくださいな。

 それにしても、
 自転車愛好家さん&レースファンさんにとって、
 2020年は心境複雑な一年になりそうです……

 日本はもちろん、
 世界中で主要なレースや大会が
 次々とスケジュール変更を余儀なくされ、
 《ツール・ド・フランス》は8/29~9/20、
 《ジロ・ディ・イタリア》は10/3~10/25、
 《ブエルタ・ア・エスパーニャ》は10月下旬~11月上旬、
 世界選手権は予定通り9/20~9/27、と
 日程がカブっていたり、
 詳細が未定だったりと、
 ハチャメチャですわ。

「しんぱいィでスゥ!」
「がるぐるるがっる!」(←訳:でもここはいっそ!)
「きたいィしましょゥ!」

 そうね、
 9月の《ツール》なんて、
 通常だったら有り得ないけれど、
 それが見られる!
 秋景色の《ジロ》や《ブエルタ》も、
 かつてない展開になるはず!

 どうか、自転車競技に限らず、
 全アスリートさん&スポーツファンさんたちの未来が、
 明るい光に満ちたものでありますように……。
 

 

   では、オマケ画像もここで♪
   
   『グリコ』さんの新作
   《クリームコロン 大人のチョコミント》は、
   「れいぞうこォでェ、にじかんッ!」
   「ぐるるるるるがるる~♫」(←訳:冷やしてから食べて~♫)



   
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~ かけめぐれ、日本史の山脈を ~

2020-05-22 23:30:11 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 わおッ! あじさいィ??」
「がるる!ぐるがるるる!」(←訳:虎です!もう来るんだ!)

 こんにちは、ネーさです。
 春バラはそろそろピークを過ぎて、
 そろそろアジサイの季節?
 日本全域が梅雨入り?
 まだバラの花とお別れしたくないなぁ~と、
 寂しく思いながら、
 さあ、本日の読書タイムは、こちらの御本を、どうぞ~♪
 
  



    ―― 日本史を変えた八人の将軍 ――


 
 著者は本郷和人(ほんごう・かずと)さん、
 門井慶喜(かどい・よしのぶ)さん、
 2020年2月に発行されました。
 
 前回記事では宮下規久朗さんの著作
 『カラヴァッジョ《聖マタイの召命》』を御紹介しつつ、
 日本史をネタに
 ちょこっとお喋りいたしましたが、
 こちらの御本は、
 まさのその日本史をテーマとする作品です。

「しょーぐんッ!」
「ぐるるるがるるる?」(←訳:というと家康さん?)

 そうなのよね、
 既成概念って怖ろしいもので、
 私ネーさも題名の『将軍』という部分を
 ちらっと目にしただけで、
 ああ、江戸時代の歴代将軍のお話かしら?
 なんて独り合点しちゃったんですけど。

 目次のページを一瞥して、
 恥じ入りました……

 『序』の《将軍とは何か》に続いて、
 いよいよ本文の幕が開き、
 第一章での“主人公“に抜擢されているのは、

 坂上田村麻呂さん(758~811)。

「おおッ! そこからァでスかッ!」
「がるるるぅ!」(←訳:なるほどぉ!)

 そうよね、そうなのよねえ、
 よくよく考えてみれば、
 将軍イコール家康さん、っていうのは
 あまりにも短絡的だわよね。

 徳川家康さんよりも以前に、
 将軍という“立場”を賜り、
 その職務の何たるかを磨き上げ、
 “地位“として確立させた“先人”たちがいる。

 その“先人”たちの中でも、
 とりわけて重要な仕事を
 やってのけたのは誰か。

「それがァ、はちにんッ!」
「ぐるる?」(←訳:誰と誰?)

 第一章の主役に充てられているのは、
 前述しましたように、
 東北へ遠征した坂上田村麻呂さん。

 第二章では、
 鎌倉に幕府を開いた
 源頼朝さんが主役を張っていて。
 
 それでね、ええ、問題はここからなのよ。

「もんだいッてェ~…?」
「がるぐるるる??」(←訳:何が問題なの??)

 この御本の本文は、
 『はじめに』と『序』、
 9つの章と
 『結』で構成されています。

 そう、9つ。

 『八人の将軍』と
 題名で謳われているのに、
 8つの章ではなく、
 9つの章があるというのは……?

「ほわわふゥ! どういうことォ?」
「ぐるるがるるる?」(←訳:またも常識破り?)

 将軍とは《何もの》なのか。
 或いは
 将軍職にふさわしい人物とは。
 将軍が為すべき事どもとは。

 ロングラリーを打ち合い、
 高速サーブや
 逆方向へのドロップショットを決め、と
 広いコートを縦横無尽にかけめぐるように
 学者・本郷和人さんと
 作家・門井慶喜さんが
 のびやかに語り合う新書本は
 歴史好きな方々におすすめです。

 巻末の『おわりに』まで含めての
 楽しい日本史逍遥を、
 みなさま、ぜひ♪
 

 
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