テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

4月はサカナから♪

2011-03-31 23:04:02 | くま
「おりょッ?」

  

「がるっ?」(←訳:あれっ?)

  

 こんにちは、ネーさです。
 4月の1日、といえば英国など英語圏ではエイプリルフール!
 なのですが、
 おフランスでは、『poisson d'avril(ポワソンダヴリル)』という“お遊びの日”。
 サカナの絵を書いた紙切れを
 お友だちの背中に貼り付けるふざけっこが許される日です。
 また、当地のお菓子屋さんでは、
 魚型のチョコレートやムースが店頭に並ぶ日なんですって。

「こんにちわッ、テディちゃでス!
 さかなならァ、しゃけのォしおやきッ!」
「がるる!ぐるぐるぐるるるーがる!」(←訳:虎です!フィッシュ&チップス好きでーす!)
「でもねッ、ネーさ!
 いまはァ、これがァ、いちばんッ!」

  

 あら、鯛ね!

「らッきーあいてむゥ、たいッ♪」
「がるがるぐるるる!」(←訳:めでたいオサカナ、鯛♪)

 “幸”なる御魚、鯛くんの“福”が
 皆々さまのもとへ、届きますように!!
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挑戦風味?なジンジャーエール。

2011-03-30 22:31:07 | 美味
 こんにちは、ネーさです。
 鬼の霍乱から復活しきれない私に、
 元気出せ!と
 ネーさ母がグミキャンディを買ってきてくれました♪
 久々のグミ~お菓子♪

「こんにちわッ、テディちゃでス!
 はりきッてェ、いただきまスゥ!」
「がるるー!ぐるるがるる!」(←訳:虎ですー!ボクも食べるぞ!)

 って、でも、これは……?

  


 『カンロ』さんの
 《すっぱいいピュレグミ アップルジンジャーエール》??

 ジンジャーエール?
 アップル?
 う~ん、『シードル』みたいなお味なのかしら?
 これはもう、実食してみるしかござんせん。
 いっただきまーす、でパク!

「ぱくもぐッ! むッ?」
「がるる!ぐる??」(←訳:ぱくく!んん??)

 ……えーと、不思議千万、なお味ですわね。
 ジンジャーエールといえばジンジャーエールですし、
 アップルの風味もありますけれど……
 冒険と申しましょうか、
 挑戦的な味覚設計と形容いたしましょうか……。
 好き嫌いが分かれそうなお味です。

「すッぱいィのがァ、すきなァおかたにはァ、おすすめッ!」
「ぐるがるがるがるるるーる!」(←訳:炭酸飲料好きな御方にも、ね!)

 お子ちゃまよりは、
 大人さん向けの新作グミ、
 ネーさはけっこう気に入りましたよ♪

 季節の変わり目だからでしょうか、
 体調を崩してしまう御方は
 (私ネーさはいつものことですが)
 とても多いようです。
 皆さま、お気をつけて下さいね!

「まだまだァ、ひんやりィ、ひえこみまスゥ!」
「ぐるるるーがるるるぐる!」(←訳:スカーフをくるくるっと巻こう!)
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悪漢なのか?貴公子なのか?

2011-03-29 22:27:36 | ブックス
 こんにちは、ネーさです。
 鬼の霍乱からそこそこ?回復いたしました……ふぅ~。
 
「こんにちわッ、テディちゃでス!」
「がるるっ!ぐるるがるるる!」(←訳:虎ですっ!今日はあったかでしたね!)
「さくらッ、もうすぐゥさきそゥ~♪」

 寒さも弛んだ本日は、
 熱き魂をもって時代を駆け抜けた或る人物をテーマにした作品を
 御紹介いたしましょう。
 こちらを、どうぞ~!

  


 
          ―― チェーザレ・ボルジア あるいは優雅なる冷酷 ――


 
 著者は塩野七生さん、画像の文庫版は1982年に発行されました。
 前々回の記事で御紹介しました『海の都の物語』と同じく、
 イタリアを描かせたらこの御方の右に出るものなし!な塩野さんの、
 代表作とも言える一冊です。

 テディちゃ、虎くんは、知っているかしら?
 映画『第三の男』に登場する有名すぎるセリフを?

   ボリジア家の圧政はルネサンスの芸術を生み出したが、
   スイスの平和は何を生み出した?
   鳩時計だけじゃないか!

「うむッ? きいたことあるゥようなッ?」
「ぐるるるるがるがる!」(←訳:ボク鳩時計好きだけど!)

 セリフで言及されているボルジア家とは、
 法王アレサンドロ六世と、
 その子チェーザレ・ボルジア。
 
 もしもイタリアで
 歴史上の大悪人を挙げよ!
 なんてアンケートが行われたなら、
 この一家さん、
 相当な高確率でベスト10入りするのは間違いない、でしょうね。
 法王庁を私物化し、
 僧侶の身でありながら贅沢三昧、
 暗殺やら決闘やら陰謀やら、
 ボルジア家につきまとうのは
 良からぬ評判ばかり……。

 でも、本当にそうなのでしょうか?
 その見方は、適切なのか?

 塩野さんは、そんな疑問を読み手に突き付けます。

「ほんとうはァ、ちがうッてことォ??」
「がるるるる!」(←訳:有り得るね!)

 しばしば、日本史上の人物では織田信長さんと比較されるチェーザレ・ボルジア……
 判明している資料を元に、
 時には新鮮で独自な解釈を、
 また時には想像力の翼を羽ばたかせながら、
 塩野さんはチェーザレの生涯を綴ってゆきます。
 イタリア統一。
 20世紀に到るまで誰も成し遂げられなかった野望を胸に、
 時代に愛され、
 時代に流されて潰えたひとりの男児の、
 思いの軌跡を。

「よーろぴあんッ、だねッ!」
「ぐるがるぐるるるー!」(←訳:コスモポリタンかもー!)

 後世、容赦なく、悪漢、悪人と罵られ、
 映画などでは残虐な悪役に設定されたボルジア家……
 既成概念の厚い壁に立ち向かう若きチェーザレと
 無名に近かった時代の塩野さんの筆は、
 熱く、真摯にリンクします。
 
 真実は、事実は、何処にあるのか?
 我々は有名な歴史家たちの解釈を鵜吞みにしていてよいのか?

 歴史関係の御本はあんまり読まないんだけどー?
 ルネサンス? ややこしくない?
 と考えちゃう御方も、どうか一読を!
 悪!であるはずのチェーザレに、
 いつの間にか魅せられます!

「いざゆけェ、るねッさんすゥじだいッ!」
「ぐるーがるがるる!」(←訳:チェーザレの時代へ!)
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鬼もカクラン?

2011-03-28 22:31:21 | ブックス
 こんにちは、ネーさです。
 さあ、本日は……

 申し訳ありませんっ!
 鬼の霍乱中につき、
 お休みさせてくださいませー!

「ネーさッ、どじッ! へなちょこッ!」
「がるるるるー!」(←訳:駄目じゃんー!)

 明日の復活を目指しまするので
 皆さまもどうか、御自愛を!
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~ 美しき《都》の礎(いしずえ) ~

2011-03-27 23:23:13 | ブックス
 こんにちは、ネーさです。
 今日『3月27日』は、
 日本さくらの会が制定した《さくらの日》なのだそうですよ♪

「こんにちわァ、テディちゃでス!」
「がるるー!ぐるぐるぐるがる?」(←訳:虎ですー!いつ咲くのかなあ?)
「さけさけェ、さくらッ♪」

 花の便りを待ちながら、
 さあ、読書タ~イム!がやってきました。
 本日は、思いっ切り硬派な、こちらを、どうぞ~!

  


 
                ―― 海の都の物語 ――



 著者は塩野七生さん、単行本は1980年に発行されました。
 現在は文庫版が発売されていますね。
 『ヴェネツィア共和国の一千年』と副題が付されています。

「むぱッ! れきしィのォ、ほんッ!」
「ぐるがるぐるる!」(←訳:たしかに硬派だね!)

 ええ、バリバリの、キツキツに、
 おカタ~い歴史論……に分類すべきなのでしょうが、
 でも、ですね、
 テーマがカタくても、
 書き手が塩野さんとなれば話は別です。

 古代、中世、近代……
 イタリア半島を中心に、
 西ヨーロッパ、北アフリカ、現在の中近東などを舞台に
 国家の興亡を新しい視線と解釈で描いておられる塩野さんが
 一気にその名を高める契機となったのが
 この御本――『海の都の物語』でした。

 ヴェネツィア共和国の興亡史?
 う~ん、
 カタくて、とっつきにくいかなぁ……と思いつつも、
 読み進むにつれ、
 はるか遠くの、地中海の東のすみっこで
 波がひたひたと
 建物の土台を洗っている音が聞こえてくるような、
 臨場感を覚え始めます。

「ごんどらのォ、おともッ!」
「ぐるるるがるるる!」(←訳:帆船を修理する音も!)
「いちばのォ、ざわめきッ!」
「がるがるぐるる!」(←訳:荷下ろしの喧騒!)

 また、御本の中で著者の塩野さんが何度も示唆しているように、
 ヴェネツィア共和国と日本には
 多くの共通点・類似点があります。

 小さな国土、
 資源がないこと、
 領土が狭いゆえに食料自給率も低いこと、
 そして、
 経済(通商)国家であり、
 海洋国家であること。

「うんッ、にてるゥでス!」
「がるっ!」(←訳:だねっ!)

 ワインや黄金といった、
 国土からの産出品ではなく、
 《ひと》が創り、
 《ひと》が支えた国家・ヴェネツィア――
 
 いままた、あらためて読み直したくなる一冊、であり、
 でも同時に、
 歴史の醍醐味を存分に味わうことが出来る御本でもあります。
 未読の御方に、ぜひのおすすめ!ですよ♪

「れきしはァ、おくふかいィのだッ!」
「がるるぐるがる~る!」(←訳:美しい水都の歴史を、どうぞ~!)

 

 
 梅は咲きました。
 水仙、スミレも、咲いています。
 あとは、
 桜さん!
 キミの見せ場ですよー! 
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どれにしよう?

2011-03-26 23:26:32 | くま
 こんにちは、ネーさです。
 さあ、今日は読書タイム、それとも音楽、と思っていましたら……
 困ったわ! どうしよう!

「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ネーさ、どうしたでスかッ?」
「がるる!ぐるがるる?」(←訳:虎です!事件なの?)
「むッ? これはッ?」

  

 これはね、携帯電話の最新カタログなんです。
 ……はい、実は、数日前から急に、
 私ネーさの愛用ケータイちゃんが不調になってしまいました。
 昨今の状況を考え合わせますに、
 これはもう、買い替えるしかないようです。

「ふァいッ!(←挙手してます)
 テディちゃ、ががさまのォけーたいィ、ほしィでス!」
「ぐるるるがるる!」(←訳:ガガ様かっこいい!)

 ガガさまの、って……ああ、アレね。
 そうね、ネーさはauユーザーですし、
 アンドロイド系も嫌いではないのですが、
 今回はもっとフツーっぽい製品にしようかな、と。

 例えば、これ!

  

 リラックマちゃんのコンテンツ各種がプリセットされている機種とか♪

  

 Sonyさんのこちらの機種もいいな~とか♪

「うむゥ~!」
「ぐるがるるるる~」(←訳:目移りしちゃう~)
 
 家電量販店の、au担当のおにいさんに色々と御話を伺いましたら、
 あの地震以来、
 ケータイを新たに買い求める御方、
 機種変更をする御方に共通しているのは、
 TVはちゃんと見られる?
 ラジオは聴ける?
 この2点を非常に気にかけている、ということでした。

 緊急地震速報を知ることが出来る、
 停電下でもTVを見ること、
 ラジオを聴くことが出来るか否か、
 待受時間や通話時間の長さ、
 外見やメーカーよりもそういった事柄を重視するお客様が大半なのだそうです。

 拙ブログを読んでくださっている皆さまも、
 機種変更、他社への乗り換えをなさる際には、
 どうぞルックスよりも機能で選択を!

 ……でも、こんなのもいいわね♪

  

「あッ??
 これはァ、けーたいィじゃないィでスゥ!」
「ぐるがるがる~る!」(←訳:全然ちが~う~!)

 はい、儚い野望でございました。

 3月最後の週末とは思えないほど、
 厳しい寒さの東京・多摩地方です。
 明日こそは、来週こそは、と誰もが願う春の訪れが、
 どうか、間近でありますように―― 
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青空に、ななついろ。

2011-03-25 23:03:24 | ブックス
 こんにちは、ネーさです。
 ふぅ~、怖ろしい夜間の計画停電がさきほど終了しましたよ。

「こんにちわッ、テディちゃでス!」
「がるるー!ぐるるる~」(←訳:虎ですー!肩こった~)

 では、凝り固まった肩を温めてくれるこちらの作品を、
 本日は御紹介いたしましょう!
 じゃじゃん!

  


 
               ―― IT'S A WONDERFUL WORLD ――


 
 著者はMR.CHILDRENさん、2002年に発行されました。
 ええ、あらためて説明の必要もないかと存じまするが――

「みすちるゥだッ♪ さくらいィさんだッ♪」
「がるるる!」(←訳:あの歌声!)

 先日は、クレモンティーヌさんの『アニメンティーヌ』を御紹介し、
 フランス語で歌われる『上を向いて歩こう』を話題にしましたが、
 このアルバムに収録されている或る楽曲も、
 丸めていた背筋を
 しゃん!
 と思わず伸ばさせる“チカラ”を
 聴き手の内部から引き出してくれるかのようです。

   『蘇生』

 まるで虹が、
 大きな光の弧が、
 プリズムのアーチが、
 目前に凛然と立ち現われる、
 そんな情景を想わせる歌――

「ふァいッ!
 テディちゃ、うたえェまス!
 ♪なんどでもォ♪なんどでもォ♪」
「♪がるがるるっるぐるるるー♪」(←訳:♪僕は生まれ変わって行けるー♪)

 ミスチルの皆さんが歌う《虹》は
 どんな虹でしょうか。

 朝方の?
 夏の夕暮れの?
 梅雨の晴れ間の?

 山の上の虹でしょうか。
 雲の間の虹でしょうか。
 海のはての、虹でしょうか。

 日本かな?
 足元に溶岩が転がるハワイの虹かな?

 おもいめぐらしながら、
 
 
       ――明日の声に耳を澄ませる――


「こころにィ、にじをォ!」
「ぐるるるがるる!」(←訳:ひかりの橋を!)

 人工の闇=停電の日々が終わったあとには、
 どうか、
 大きな虹も、
 青く明るい空も、
 待っていてくれますように。
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願いのポチリ、続行中!

2011-03-24 23:13:08 | くま
 こんにちは、ネーさです。
 停電実施エリアの皆さま、お疲れさまでした。
 私たちの住む東京・八王子市の一角は、第2グループに属しています。
 明日(25日)は夜間の計画停電が実施される見込みになっていますが……

「こんにちわッ、テディちゃでス!」
「ぐるる!がるーるるがる!」(←訳:虎です!夜の停電は怖いよ!)

 信号や街灯の殆どが消えてしまう夕刻~夜の停電、
 皆さまも充分に御注意下さいね。
 
 では、停電になっちゃう前に、
 テディちゃ、虎くん、今日も始めますか!

  

「ふァいッ! れッつゥごォ!」
「ぐるがるる!」(←訳:準備は万端!)

 先日は、『Yahoo!』さんでポイントを募金した次第を
 御報告いたしました。
 ネットから、ポチリ!とクリックすれば出来る災害募金、
 というわけですね。
 そして、地震から10日も過ぎた頃でしたでしょうか、
 運営を再開した他のサイトさんでも
 それぞれに募金活動をなさっておいでだと分かってきました。

 さあ、またもやりますよ、ポチリ!

「おッけェー!
 テディちゃ、ゆきまァスゥ!」

 では『NetMile(ネットマイル)』さんで、
 貯めたマイルをば、はいっ!

  

「ぽちりッ!」

 では次は……
 ドラッグストアの『マツモトキヨシ』さんでお買い物をして貯まったポイントも
 今度は、虎くんが!

  

「がるるっる!」(←訳:ポチリっと!)

 『DeamMail(ドリームメール)』さんでも、
 少ないですけれど、

「ぽちりッ!」

 『goo』さんだって、やってくださってます!
 思いを籠めて――

「ぐるるー!!」(←訳:ぽちりー!!)

 小さなポチリも、
 積もり積もれば小さくないポチリ!になることを願っています。

 来週半ばまでは寒冷な気候が続くようだと、
 お天気予報で聞きました。
 それまでは、皆さま、
 遠くにお住まいの御方、
 東京近郊にお住まいの御方も、
 どうか、御自愛くださいね。

「まどのォ、そとではァ、うぐいすゥ、うたッていまス!」
「ぐるるがるるるー!」(←訳:春はすぐそこだー!)
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♪でリラックスを。

2011-03-23 23:21:33 | ブックス
 こんにちは、ネーさです。
 今日も計画停電の嵐を切り抜けた方々、
 停電が中止になってホッとした方々も、
 お疲れさまでした。

  

「こんにちわッ、テディちゃでスゥ!」
「ぐるる!ぐるるるぐるがる~!」(←訳:虎です!今日も寒い日でしたね~!)

 春よ来い!
 お願いだから早く来て~!と祈りつつ、
 ここ数日は書物の御紹介をしてまいりましたが。

 とてもまだ本を読む気分じゃないわ……
 ページを開いても字が文章がアタマに入ってこないの……
 という御方もおられることでしょう。
 それで、いいんです!
 無理をしないで、
 文字と向き合う気力が湧いてこない、というような時には、
 さあ、こんな作品はいかがでしょ?

  


 
             ―― アニメンティーヌ ~ボッサ・ドゥ・アニメ~ ――



 著者はクレモンティーヌさん、2010年7月に発行されました。
 きっと皆さま、TVのCMで耳にしておられましょう、
 あの『ボンボンバカボンバカボンボン~♪』という
 ゆる~い、たのし~い、
 のほほほ~んとした楽曲を。

「あはッ!
 テディちゃ、すぐゥおぼえちゃッたでスよゥ!」
「ぐるるるがるぐる!」(←訳:おフランスだよね!)

 そう、本日御紹介いたしますのは、
 MUSIC!

 フランスを代表するボッサ/フレンチポップシンガーのクレモンティーヌさんが
 このアルバムでカヴァーしているのは、
 日本人なら誰もが知っている?有名なアニメソングです。

 『うる星やつら』、
 『天才バカボン』、
 『崖の上のポニョ』、
 『おどるポンポコリン』、
 『風の谷のナウシカ』、
 『一休さん』……え? 一休さんも??

「ひゃはッ♪ おもしろいィ~♪」
「ぐるぐるるがるるる!」(←訳:『キテレツ』ちゃんの曲もあるよ!)

 思わず、
 あららららら~、と
 脱力しちゃうホンワカなカヴァーアニソンの連奏に、
 冷えて凝った肩も
 ゆっくり温まってゆくかのようです。
 目を閉じて、リラ~ックス、してみましょう。
 そうして、はい、皆さん一緒に~♪

「ぼんぼんッ♪ばかぼんッ♪」
「がるる~る~る♪」(←訳:バカボンボ~ン♪)

 また現在、
 元気が出る!励まされる!
 聴いているとなんだか涙が……と、評判になっているのが
 クレモンティーヌさんの
 『上を向いて歩こう』。
 坂本九さんが歌った名曲をカヴァーしたボッサ/フレンチな『上を向いて歩こう』PVは
 YouTubeで試聴可能ですから
 一度ご覧になって下さいね!

 ……ネーさ的には、
 たぶんクレモンティーヌさんの新譜に収録されている作品だと思うのですが、
 『Dr.スランプ』のカヴァー曲に
 脱力、
 と言うよりは、
 膝がふにゃふにゃに砕けて、立っていられなくなってしまいました。
 いや~、アラレちゃんの歌が、
 こうなっちゃうとは……笑いに腹筋がひくつきます。

「おどろきィましたでスねッ!」
「ぐるるーがるるる!」(←訳:すごいセンスだー!)

 読書に、停電に疲れたとき、
 やわらかなクレモンティーヌさんの歌声で、
 どうか皆さま、リラックスを!
 
 

 歌の翼にのって、
 春さん、早く来てくださ~い!
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お江戸ノワール犬ものがたり。

2011-03-22 23:34:20 | ブックス
 こんにちは、ネーさです。
 今日もなんとか計画停電を乗り切りました。ふぅー!

「こんにちわァ、テディちゃでス!」
「がるる!ぐるーるるぐるがるる!」(←訳:虎です!寒かったけどー踏ん張ったです!)

 皆さま、今日も一日お疲れさまでした!
 さあ、リラックスタイムは読書タイム!
 本日ご紹介いたしますのも、時空を軽々超えてしまう物語ですよ。
 こちらを、どうぞ~!

  


 
                   ―― 伏 ――



 著者は桜庭一樹さん、2010年11月に発行されました。
 『贋作・里見八犬伝』と副題が添えられています。

「……なんだかァ、このひょうしィ、こわァいィ~……」
「ぐるるがるるる~」(←訳:おどろおどろしいね~)

 そうですね、ちょいっと怖ろしげな表紙画のこの御本、
 映画風にジャンル分けするならば、
 スリル!サスペンス!アクション!格闘あり!ハードボイルドあり?
 泣かせる兄妹愛あり!の大作!!
 という感じでしょうか。
 いえ、それとも……
 パラレルワールドのお江戸に渦巻く
 ノワール伝奇物語……。

 テディちゃ、虎くんも、
 滝沢馬琴さん著『南総里見八犬伝』は知ってるでしょ?

「しッてまスゥ! ちばけんでス!」
「がるるるぐるるるがるぐるる!」(←訳:八つの玉と、八犬士の御話だよ!)

 ここに始まりまするは、
 とある漁師の娘さんのものがたり。

 浜路(はまじ)ちゃんは、
 歳のころ十四か、十五か。
 異母兄を頼り、
 それまで暮らしていた山を降り、
 花のお江戸にやって来たばかり。

 小さな彼女が背負った荷の中には、
 使い慣れた立派な猟銃。
 
 狩るべき獣もいない江戸の町で、
 猟銃の出番が早々に来るとは
 思ってもいませんでしたが――

「むむッ! まさかッ!」
「がるるるるぐる!」(←訳:近くに獣の気配が!)

 狩るべきケモノと、
 浜路ちゃんは出逢ってしまいました。

 伏(ふせ)と呼ばれる凶暴な《犬人間》の存在に
 江戸の町は悩まされていたのです。

 伏を狩った者の懐には懸賞金が転がり込む、
 多くの浪人たちが伏せを追っている、と兄は言いました。
 その言葉につられたわけではありませんが、
 お江戸見物を兼ね、
 兄・道節(どうせつ)に連れられて
 吉原へ踏み入った浜路ちゃんは、
 漁師の勘に導かれ、
 見つけ、出逢って、そして闘ってしまうのでした。

 不思議な犬人間、伏と……。

「うわわッ! おおたちまわりィ!」
「がるぐるるがるる!」(←訳:百階段で決闘だ!)

 闘いながらも、
 浜路ちゃんの胸の内で疑問が次々と湧きます。
 伏とは、何だ?
 伏は、どこから来たんだ?
 伏は……どんなものがたりを抱えているんだろう?

 娘漁師・浜路ちゃんのものがたり、
 入れ子状に収められた《贋作・里見八犬伝》のものがたり、
 そして私たち読み手が常に意識する本家・南総里見八犬伝のストーリーが
 渾然一体となって転がってゆく果てには……
 どのような江戸の“顔”が?

 週刊文春に掲載されていた桜庭さん版『八犬伝』、
 鴻池朋子さんの素晴らしい挿絵に飾られ、
 一冊の御本に、
 いえ、ひとつの宇宙となりました。
 伏に寄せるシンパシィ消し難い、
 花と闇の異風冒険物語、
 すべての活字マニアさんに、おすすめです!

「でもォ、みちばたでェ、ふせにィ、あッちゃッたらァ~」
「ぐるがるぐるるる!」(←訳:すたこら逃げよう!)


 
 この現し世にも、
 闇のはてに光が見えてきますように―― 
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