「こんにちわッ、テディちゃでス!
さくらァ、すごいィけどォ~!」
「がるる!ぐるるるがるる~!」(←訳:虎です!ケヤキもスゴイ~!)
こんにちは、ネーさです。
満開になったソメイヨシノの美を上回るのは、
ケヤキの若葉の成長っぷり!ですね。
明日からは4月、
若葉のように清々しい新年度がスタートするよう祈りながら、
さあ、読書タイムですよ。
本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪

―― おばさん探偵 ミス・メープル ――
著者は柊坂明日子(ひいらぎざか・あすこ)さん、
2021年3月に発行されました。
『Middle-aged Detective Miss Maple』と
英語題名が付されています。
「うむゥ? めェーぷるゥ?」
「ぐーるるがぅるるるる?」(←訳:マープルじゃないんだ?)
A・クリスティさん著
《ミス・マープル》シリーズで活躍するのは、
ジェーン・マープルさん、ですね。
ふわふわの編み物を手にし、
優しい笑顔と物腰は、
いかにも世間知らずのおばあちゃま……のはずが、
実は酸いも甘いも知り抜いた
超一流の“探偵”さんであった、という物語は
現在も世界中で大人気です。
しかし。
この御本で図らずも”探偵”役を務めるのは、
森野楓子(もりの・かえでこ)さん。
都内在住の、作家さんです。
「あはァ! かえでェ、だからァ~」
「がーるるるるぐるる!」(←訳:メープルさんなんだ!)
「でもォ、そのォおなまえェ~…」
「ぐるるがるぐるる?」(←訳:聞いたことないね?)
ええ、それは無理ないわね、
楓子さんというのは本名で、
筆名は……
大河ショー和(たいがショーやまと)。
SFバイオレンス・アクション・エログロ・
超ハードボイルドのジャンルでは
常にベストセラーリスト入りする
売れっ子作家さんなんですよ。
「……ばいおれんすゥ??」
「……がーるるるるる?」(←訳:……ハードボイルド?)
ま、その、そうね、
楓子さん、
近所の小学生には、
魔女だぁ!
なんて指さされちゃったりしてますが、
ルックスはごく普通のおばさんです。
ただ、
トンデモないものを背負っているために、
バイオレンスなハードボイルド作家として
頑張ることになってしまったのでした。
「とんでもないィ~ッてェ?」
「ぐるるる??」(←訳:何だろう??)
楓子さんのトンでもないものとは。
広~い、お家。
「……あァ~…」
「……がる~…」
場所は世田谷、
お屋敷町の中でも目立って長い塀の、
古風な洋館が、
楓子さんのお家です。
このお家を守るために、
莫大な固定資産税を捻出するために、
バイオレンスな
ハードボイルド文筆業に邁進する
楓子さんでしたが。
本音をいうと、
絵本作家として
評価してもらいたいたくて。
「えほんッ??」
「ぐるがる~!」(←訳:全然違う~!)
分かっています、
分かっていますが。
建ててから何十年も経ったお家は、
あちこち隙間風が吹き込んで、ガタピシ。
家電も古くなってきたし、
何より、
お庭をターシャ・テューダーさん風に
することができるなら……。
「よくばりィすぎィ~!」
「がるぐる!」(←訳:無理難題!)
仔細はともあれ、
もっと稼がなきゃ!と
楓子さんが考えます。
稼ぐためには、そう、
《新宿魔法陣妖獣伝》シリーズの新作を書いて、
映画化もしてもらおう!
と、楓子さんと担当編集者の吉井くんは、
或る映画祭のパーティーへ
潜入するのですが……。
「じけんッ、はッせいィ??」
「ぐるる!」(←訳:んもう!)
ドタバタなパーティー会場で
楓子さんの推理が冴える
第1話『グレイのシャネルが謎を解く』、
第2話『危険な航海』、
第3話『若き日のミス・メープル』、
余話『ミス・メープルの十二か月』と、
短編3話+1話で構成される
のんびり派の謎解き物語は、
ゆる~いミステリが好きな方々に
おすすめです。
ぜひ、一読してみてくださいね~♪
さくらァ、すごいィけどォ~!」
「がるる!ぐるるるがるる~!」(←訳:虎です!ケヤキもスゴイ~!)
こんにちは、ネーさです。
満開になったソメイヨシノの美を上回るのは、
ケヤキの若葉の成長っぷり!ですね。
明日からは4月、
若葉のように清々しい新年度がスタートするよう祈りながら、
さあ、読書タイムですよ。
本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪

―― おばさん探偵 ミス・メープル ――
著者は柊坂明日子(ひいらぎざか・あすこ)さん、
2021年3月に発行されました。
『Middle-aged Detective Miss Maple』と
英語題名が付されています。
「うむゥ? めェーぷるゥ?」
「ぐーるるがぅるるるる?」(←訳:マープルじゃないんだ?)
A・クリスティさん著
《ミス・マープル》シリーズで活躍するのは、
ジェーン・マープルさん、ですね。
ふわふわの編み物を手にし、
優しい笑顔と物腰は、
いかにも世間知らずのおばあちゃま……のはずが、
実は酸いも甘いも知り抜いた
超一流の“探偵”さんであった、という物語は
現在も世界中で大人気です。
しかし。
この御本で図らずも”探偵”役を務めるのは、
森野楓子(もりの・かえでこ)さん。
都内在住の、作家さんです。
「あはァ! かえでェ、だからァ~」
「がーるるるるぐるる!」(←訳:メープルさんなんだ!)
「でもォ、そのォおなまえェ~…」
「ぐるるがるぐるる?」(←訳:聞いたことないね?)
ええ、それは無理ないわね、
楓子さんというのは本名で、
筆名は……
大河ショー和(たいがショーやまと)。
SFバイオレンス・アクション・エログロ・
超ハードボイルドのジャンルでは
常にベストセラーリスト入りする
売れっ子作家さんなんですよ。
「……ばいおれんすゥ??」
「……がーるるるるる?」(←訳:……ハードボイルド?)
ま、その、そうね、
楓子さん、
近所の小学生には、
魔女だぁ!
なんて指さされちゃったりしてますが、
ルックスはごく普通のおばさんです。
ただ、
トンデモないものを背負っているために、
バイオレンスなハードボイルド作家として
頑張ることになってしまったのでした。
「とんでもないィ~ッてェ?」
「ぐるるる??」(←訳:何だろう??)
楓子さんのトンでもないものとは。
広~い、お家。
「……あァ~…」
「……がる~…」
場所は世田谷、
お屋敷町の中でも目立って長い塀の、
古風な洋館が、
楓子さんのお家です。
このお家を守るために、
莫大な固定資産税を捻出するために、
バイオレンスな
ハードボイルド文筆業に邁進する
楓子さんでしたが。
本音をいうと、
絵本作家として
評価してもらいたいたくて。
「えほんッ??」
「ぐるがる~!」(←訳:全然違う~!)
分かっています、
分かっていますが。
建ててから何十年も経ったお家は、
あちこち隙間風が吹き込んで、ガタピシ。
家電も古くなってきたし、
何より、
お庭をターシャ・テューダーさん風に
することができるなら……。
「よくばりィすぎィ~!」
「がるぐる!」(←訳:無理難題!)
仔細はともあれ、
もっと稼がなきゃ!と
楓子さんが考えます。
稼ぐためには、そう、
《新宿魔法陣妖獣伝》シリーズの新作を書いて、
映画化もしてもらおう!
と、楓子さんと担当編集者の吉井くんは、
或る映画祭のパーティーへ
潜入するのですが……。
「じけんッ、はッせいィ??」
「ぐるる!」(←訳:んもう!)
ドタバタなパーティー会場で
楓子さんの推理が冴える
第1話『グレイのシャネルが謎を解く』、
第2話『危険な航海』、
第3話『若き日のミス・メープル』、
余話『ミス・メープルの十二か月』と、
短編3話+1話で構成される
のんびり派の謎解き物語は、
ゆる~いミステリが好きな方々に
おすすめです。
ぜひ、一読してみてくださいね~♪