テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

笑いかホラーか?緑魔帝王!

2015-04-30 21:35:18 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでスゥ!
 きょうはァ~、としょかんのひッ!」
「がるる!ぐるるるがるるるぐる!」(←訳:虎です!世界中の図書館に感謝!)

 こんにちは、ネーさです。
 活字マニアの味方・図書館さんに感謝しつつ、
 4月最後となる本日の読書タイムは、
 はいっ、張り切って、こちらの御本を、どうぞ~♪

  



           ―― 恐怖の緑魔帝王 ――



 著者は芦原すなお さん、2015年3月に発行されました。
 江戸川乱歩さん生誕120年を記念する特別企画
 《みんなの少年探偵団》シリーズ、
 その第4弾となるのが、この作品です。
 『緑魔帝王』は『りょくまていおう』とお読みくださいね。

「むむゥ! でたなッ、かいじんッ!」
「ぐるるるがるるるー!」(←訳:明智先生たすけてー!)

 いえ、あのね、
 シリーズ題名にもありますように、
 この御本の主役は、明敏なる明智探偵!ではなく、
 勇敢なる少年探偵たち!
 なんですよ。

 ……なんですが、
 著者・芦原さんの筆になる少年探偵たち、
 ことに少年探偵団の団長・小林少年、
 相当なヘンテコ探偵さんです。

「ふァ? へんてこォ……?」
「がるぐるるるる?」(←訳:あの小林くんが?)

 っていうか、
 登場人物、すべてヘン!

 物語が開幕するなり、
 少年探偵団の団員、井上くんとノロちゃんは、
 尾行術の自主訓練に見事に失敗し、
 予想外のアクシデントにも見舞われ、
 泣いてお家に帰る羽目になりました。

「てんかのォ、しょうねんたんていだんがッ??」
「ぐるがるぐるぅー!」(←訳:それダメでしょー!)

 ふたりが遭遇したアクシデントとは
 いったい何だったのか?

 災厄はなおも止まず、
 明智探偵の奥さま・文代(ふみよ)さん、
 文代さんのめい御さんのマユミさんの身にも及んで、
 事態は収拾不能に?

 どうするんだ少年探偵団、
 どうするんだ小林少年!

「なんだかァ~にじゅうめんそうもォ~…」
「がっるる??」(←訳:困ってる??)

 全編を覆う空気は、
 本文(99ページ)にもありますように、

  《まるで宝塚》!!

「たッ、たからづかァ、でスかッ??」
「ぐるるるがるっ?」(←訳:大階段はどこっ?)

 これ以上書いちゃうと
 ネタバレになりそうなので自粛いたしますが、
 例によって例のごとくの、
 お金持ちへの盗難予告状!
 変装合戦!
 騙し合いに化かし合い!
 笑いのエッセンスもたっぷり仕込んだ
 シリーズのトリを飾るこの御本、
 少年少女さんより、
 大人さんの方が楽しめるかもしれませんね。

「だいぶゥ~へんてこォだけどッ!」
「がるるぐるがるぐるるる~」(←訳:GWの読書候補リストに~)
「ぜひッ♪」

 《みんなの少年探偵団》シリーズの
 第一弾『みんなの少年探偵団』、
 第二弾『全員少年探偵団』、
 第三弾『少年探偵』も、おすすめです!



 
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絵本原画を、ヨコハマで♪

2015-04-29 21:47:24 | ミュゼ
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 もぎょッ?? なんでスかッ、あれはァ??」
「がるる!ぐるるがるるっ??」(←訳:虎です!あれはもしやっ??)

 こんにちは、ネーさです。
 あれは……ハクビシン?!?
 いやー、目撃しちゃいました、噂に聞いていたアイツを。
 ニャンコじゃなく、
 オコジョでもなく、
 タヌキでもない……住宅街を歩くハクビシン!
 驚きさめやらぬまま、
 本日は読書をサボっての展覧会情報を、どうぞ~♪

  



        ―― エロール・ル・カインの魔術展 ――


 
 神奈川県横浜市の そごう横浜店にて、
 会期は2015年4月25日~5月17日(会期中は無休)、
 『《イメージの魔術師》と呼ばれた絵本作家』と副題が付されています。

 ↑上の画像の、チラシ(フライヤー)表側は
 一見地味~なモノクロ画ですが……

  

 えいっ! これでどうだっ!

「わほゥ! いろォとりどりィ~♪♪」
「ぐるる~!」(←訳:華やか~!)

  

 活字マニアさんの皆さま、
 特に絵本マニアの方々はル・カインさんの名を
 よく御存知のことでしょう。

 エロール・ル・カインさん(1941~1989)は、
 シンガポールに生まれてインドで幼少の一時期を過ごし、
 15歳で渡英して以降、
 英国をベースに活動した絵本作家さんです。

「にほんでもォ~にんきィでス!」
「がるるぐるーがるる!」(←訳:ロングセラーだよね!)

  

 惜しくも47歳の若さで世を去ったル・カインさんの原画を
 多数所蔵しておられるのが
 日本の『えほんミュージアム清里』さん。

 この展覧会では、
 絵本原画150点、未使用原画、
 アニメーション原画、初版本、
 初公開となる手描き絵本などが展示されます。

「あらびあんないとッ!」
「ぐるるがる!」(←訳:美女と野獣!)
「はーめるんのォふえふきおとこッ!」

 さらに、
 『えほんミュージアム清里』さんが所蔵する他の絵本作家さんの
 初版本や原画も併せて展示されるそうですよ。

 さらにさらに!
 今日29日は、みなとみらい21で
 日本丸の総帆展帆(そうはんてんぱん)が行われましたが、
 観光地ヨコハマではGWシーズンでイベント目白押し!
 お出掛け候補地として
 おすすめです♪♪

「みなとのみえるおかこうえんではァ~」
「がるがるぐるるがるるる!」(←訳:そろそろバラも見頃です!)




   じゃ、オマケ画像も初夏っぽく?
   
   『ロッテ』さんの
   《パイの実 ブルーベリークリームチーズパイ》!
   「あはァ!あたらしィあじィ~!」
   「ぐるるるる!」(←訳:美味しそう!)
   では皆さま、楽しくも穏やかなGWを。




   
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― 泥沼はつづく ―

2015-04-28 21:46:09 | ブックス
「こんにちわァ、テディちゃでス!
 あしたからがァ~ほんものォ、でスねッ!」
「がるる!ぐるるるがるる?」(←訳:虎です!準備万端ですか?)

 こんにちは、ネーさです。
 今日までが、プレGWだとするなら、
 明日29日からは本物?のGW!
 休暇だ!旅行だ!いや仕事だ!と
 皆さまそれぞれの黄金週間の合間には、
 さあ、読書も、どうぞ~♪

  



          ―― 帰還兵はなぜ自殺するのか ――



 著者はディヴィッド・フィンケルさん、原著は2013年に、
 画像の日本語版は2015年2月に発行されました。
 英語原題は『THANK YOU FOR YOUR SERVICE』、
 GWだというのに、重たいテーマの
 ノンフィクション作品を御紹介することになりましたが……。

「むむゥ? きかんへいィさんッ?」
「ぐるるがるぐるる?」(←訳:それはあの映画の?)

 そうですね、
 映画『アメリカン・スナイパー』が異例の大ヒットとなり、
 それに伴って《帰還兵》という存在も
 人びとの関心を集めました。

 著者・フィンケルさんは
 『ワシントン・ポスト』紙で23年間勤務し、
 2006年にはピュリツァー省を報道部門で受賞した経歴を持つ
 記者さんです。

「わおゥ! すごいィ!」
「がるるぐるぐる!」(←訳:一流の記者さん!)

 受賞後、フィンケルさんは辞職し、
 イラク戦争に従軍する兵士たちを取材しようと
 バグダッドへ向かいました。

 2009年には、兵士たちと生活し、
 死と隣り合わせの戦闘の様子をレポートした
 『The Good Soldiers』を発表します。

 それで終わるはずだった――

 と、訳者の古屋美登里さんは『訳者あとがき』に記しています。

「でもォ、おわらなかッたのでスかッ?」
「ぐるがっるる?」(←訳:何があったの?)

 それは、戦後、のこと。

 戦地から遠く隔たった母国、
 悲惨な戦闘とは別天地であろう故郷で。

 帰還してきた兵士たちは、
 平穏なこころを取り戻せなかった――

 悪夢にうなされる。
 まぼろしを視る。
 暴力をふるう自分の手を抑えられない。

 かつては、何気なくその中にいた
 “日常”に戻れない――

「おいしゃさんはッ?」
「がるるるる?」(←訳:おくすりは?)

 カウンセリングも医薬品も、
 彼らの苦しみを救えません。

 この御本では、
 5人の兵士とその家族に取材していますが、
 あまりにもはてのない苦悩と苦痛に
 私たち読み手は言葉を失います。
 
 以前の自分はどこに行ってしまったのか。
 戦地へ赴く前の自分を/彼を、
 どうやったら取り戻せるのか。
 どうすればいい?
 どこに出口はある?

「かぞくもォ、ほんにんもォ~…」
「ぐるがるる……」(←訳:悲し過ぎる……)

 出口の見えない迷路を
 著者・フィンケルさんは
 帰還兵と家族たちに寄り添って進んでゆきます。
 
 救いは、無いわけではないのだ、と。
 少しずつだけれど、
 世間は帰還兵たちの抱える問題を理解し始めている。
 帰還兵を支援するプログラムも立ち上がり、
 兵士たちは孤立無援ではなくなっている。

 けれども。
 今日も誰かが絶望の淵から
 飛び降りようとしているのだとしたら。

 戦争なんて、なんのためにある?

「やめるべしッ!」
「がるぐるる!」(←訳:もういやだ!)

 GWらしからぬ、
 重たすぎる一冊、かもしれません。
 それでも、本屋さんで見かけたら、
 一度は、一度だけでも、手に取ってみてください。
 
 帰還兵たちのこころ、
 “敵”と呼ばれ、
 兵士たちに傷つけられた側の人びとのこころ、
 兵士たちの家族のこころ。

 どこかに、
 救いの道がありますように。


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《ひとり》の思考。

2015-04-27 21:43:02 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでスッ!
 やばッ! もうゥなつゥ??」
「がるる!ぐるがるる~!」(←訳:虎です!海で泳ごう~!)

 こんにちは、ネーさです。
 初夏の陽気でバラがきれいに咲いていますね。
 本日の読書タイムは、
 その才能をきれいに、いえ、存分に咲かせた人たちが主役の
 ノンフィクション作品を、どうぞ~!

  



          ―― 天才を生んだ孤独な少年期 ――



 著者は熊谷高幸(くまがい・たかゆき)さん、2015年3月に発行されました。
 『ダ・ヴィンチからジョブズまで』と副題が付されています。

「あはァ! てんさいィ、れおなるどォさんッ!」
「ぐるるるるるがる!」(←訳:ルネサンスの巨匠!)
「でもォ……じょぶずゥさんッ??」

 そうね、そのあたり、異論があるかもしれませんね。
 万能の才人、時代を何百年も先取りした知の巨人・レオナルドさんと、
 アップル社の創設者スティーブ・ジョブズさん。
 タイプがずいぶん違ってるようだけど、
 ふたりを一律に“天才”で
 くくっちゃっていいの?

 しかし、著者・熊谷さんは
 そういった疑問も織り込みつつ、
 社会に大きな影響を与えた人物を、
 彼らの少年期を、
 慎重に掘り起こしてゆきます。

「しょうねんじだいィ?」
「がるるぐる?」(←訳:そこに何が?)

 この御本で取り上げられているのは、

 レオナルド・ダ・ヴィンチさん、
 アイザック・ニュートンさん、
 トーマス・アルヴァ・エジソンさん、
 夏目漱石さん、
 アルベルト・アインシュタインさん、
 スティーブ・ジョブズさん、

 という、凡人とはとても呼べない方々。

「きれものォ、でス!」
「ぐるがる!」(←訳:知力高し!)

 彼ら“天才”の基礎……というか、
 根っこにあるものは、何なのでしょう?

 著者・熊谷さんは
 御本の冒頭で次のように記しています。
 彼らはみな――

   《少年時代から孤独であり、それが天才を生みだした》

 生を享けた世紀も、
 職業や経済状態も、
 社会的地位、健康状態も
 それぞれ異なっていた彼ら。

 ただ共通していたのは
 《孤独》であったこと。

 両親からの
 愛に包まれた生活が、なかった。
 集団行動が苦手な、
 周囲から浮いてしまう子どもだった――

「それはァ、さみしィでスゥ~…」
「がるるる~…」(←訳:悲しいね~…)

 けれどまた、彼らには、
 理解者がいた、という共通点があります。

 レオナルドさんには師匠ヴェロッキオさんが。
 エジソンさんやジョブズさんには
 ユーザーという何よりの後援者が。
 夏目漱石さんには読者が。

 そんな応援を得ていたとしても、
 それでもやはり、
 彼らのエネルギー源は《孤独》であり、
 《孤独》が彼らを動かしていた――

「こころッてェ~」
「ぐるる!」(←訳:複雑だ!)

 漱石さんの少年時代の出来事には
 慄然とさせられます。
 『坊ちゃん』を著したこの御方が
 これほど辛く寒々しい幼少期を過ごしていたのだとは。

 けれど、その《孤独》が彼を造り、
 彼を彼たらしめたのだとしたら。

「こころッてェ~…」
「がるるぐる!」(←訳:不思議です!)

 脳科学、心理学、歴史、科学史、文学史、
 さまざまな角度から解析してゆく
 《孤独》というタネ、
 そして、そこから咲く花。

 光と影を際立たせる描写は
 最上の伝記文学のようでもあります。
 ノンフィクション好きな御方は、
 ぜひ一読を~♪



 
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~ 出口を探す迫真ファンタジー ~

2015-04-26 21:38:54 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 れんきゅうゥはァ、ぼりゅーむゥあッぷゥ?」
「がるる!ぐるるるっ!」(←訳:虎です!重いですっ!)

 こんにちは、ネーさです。
 ゴールデンな週間に突入しちゃったからには、
 読書タイムもボリューム、いえ、パワーアップ?
 本日ご紹介いたしますのは、
 こちらのファンタジー作品ですよ~♪

  



             ―― 悲嘆の門 ――



 著者は宮部みゆきさん、2015年1月に発行されました。
 ↓下の画像は――

「ふァいッ! こちらはァ、じょうかんッでスゥ!」

  

「ぐっるるがるぐるるー!」(←訳:こっちは下巻ですよー!)

  

 先ごろ公開された宮部さん原作の映画は、
 ジャンルとしてはミステリ……かと思われますが、
 こちらの作品は、ファンタジー、と言えましょうか。

 舞台は、現代の日本であって日本ではない――
 シリーズ前作『英雄の書』から引き継がれる、
 昏く、昏く、どこまでも暗がりが続くかのような、
 遠くて近い世界。

 しかし、その“異世界”と“ここ”は、
 繋がっているようです。

「なにかがァ、やッてきたッ??」
「がるっ!ぐるるっ?」(←訳:わあっ!あれはっ?)

 高いビルの縁から地上を見下ろす
 漆黒の影は……

 ガーゴイル?

 パリのノートルダム寺院の石彫を想わせる、
 うずくまる怪物が、
 翼をはためかせ、新宿の夜空を舞っていると、
 ひそかに囁く者がいる……?

「うゥッ! よなかにィ、ああいうのとォ、であうのはァ~…」
「ぐるるぅ~!」(←訳:ヤダよぅ~!)

 深夜とガーゴイルとばったり?
 そんなことあるワケないだろ。

 三島孝太郎(みしま・こうたろう)くんは
 一笑に付し……たかったんですけれど、
 お仕事柄、いえ、アルバイト柄、そうも行きません。

 大学に通う傍ら、
 孝太郎くんはサイバーパトロール――
 ネット上の警備会社でアルバイトをしているのです。

「まいにちィ、さがしていまス!」
「がっるるるぐるるがるる!」(←訳:ネット内の不審な出来事!)

 ネット社会の事件も事故も、
 突き詰めれば結局はリアル――現実世界で起きた事の“映し(うつし)”です。

 自分の足で探し歩き、
 自分の目で見定めるべく、
 問題のビルへ出向いた孝太郎くんは、
 信じ難いものを見、
 信じ難い《物語》の世界へ
 呑み込まれ、いえ、絡め取られてゆきます。

 現実の出来事、
 現実の悪夢と奇怪に呼応し合う、
 《書物》が織り成す異世界の縦糸に――

「ううゥ~、ぬけだせェないィ!」
「ぐるる!」(←訳:苦しい!)

 著者・宮部さんは比類ないその力量で
 読み続けるのが苦しくなるほどの昏い世界の中心へ、
 私たち読み手をぐいぐいと引っ張ってゆきます。

 この物語の結末に、
 はたして救いはあるのか。
 いや、そもそも、この物語に終わりというものはあるのか?
 ブラックホールのような闇の先に、出口は?

「それでもォ、よんじゃうゥのでス!」
「がっるるぐるるる!」(←訳:ほっとけないんだ!)

 フィクションであると解っていながらも
 鏡を覗いている気分にさせられる迫真のストーリー。

 連休に何を読もうかな?と
 本屋さんで迷っている活字マニアの皆さま、
 一度は手に取ってくださいね。
 おすすめしますー!
 
 
 
 
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極美味、焼きプリン!

2015-04-25 21:51:53 | 美味
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 はッぴィ~ごーるでんッうィーくゥ!」
「がるる!ぐるるがる!」(←訳:虎です!来たねGW!)

 こんにちは、ネーさです。
 本日は、いつの間にかGWが来ちゃったぞ記念の
 スペシャル企画!
 読書も展覧会情報もお休みして御紹介するのは、
 さあ、こちらです♪

  

    『MARLOWE (マーロウ)』さんの

  

    《ビーカープリン》!


「きゃほほいィ~♪」
「ぐっるぅ!」(←訳:やったぁ!)

  

 美味しいもの大好き!な皆さまは、既に御存知でしょうか。
 俳優フリップ・マーロウさんのお顔が描かれたビーカーの中身は……

「がるぐるるがる!」(←訳:焼きプリンです!)

 ↑上の画像は、《北海道フレッシュクリームプリン》、

  

 ↑こちらの画像は、
 向かって左が《カボチャプリン》、
 右側が《ミルクティープリン》です。

「かぼちゃッ、ほくほくッ♪」
「ぐるるがるる!」(←訳:紅茶の香りも!)

 ↓下の画像は、《2015年ひつじのショーン陶器プリン》♪

  

「おほほゥ!しょーんくんッ!」
「がるぐるるる!」(←訳:干支だもんね!)

  

 『マーロウ』さんのHPでは、
 5月中旬までショーンくんの陶器プリンは販売をお休み中、
 となっていますが、
 日によっては、お店に並ぶこともあるようです。

  

「そしてェ~これはァ~」
「ぐるがるっ!」(←訳:フタだよっ!)

  

 『マーロウ』さんオリジナルの耐熱ガラス製のビーカーに、
 ぴたっ!と合うフタは、
 お店で購入可能ですよ。
 ピンクとブルーの2色がありま~す♪

  

 《ビーカープリン》は、焼きプリン。
 やわらか~、とか、
 ぷるんぷるん、とかの
 ヤワなプリンじゃありません。
 きっちり焼かれた硬めの生地が特徴なのです♪

 『マーロウ』さんは、
 スパゲティや、地元の三浦野菜を使ったサラダ、
 新鮮な魚介のお料理、和洋菓子の美味しさでも知られています。

 けれど、私ネーさいちばんのおすすめは――

「ぷりんッ!」
「がるる!」(←訳:プリン!)

  

 神奈川県横須賀市のマーロウ秋谷本店さん。
 プリンショップ&カフェの
 マーロウ葉山店さん、マーロウ逗葉新道店さん、マーロウ逗子駅前店さん。
 プリンのテイクアウト専門店の
 マーロウそごう横浜店さん。

 いずれのお店でもプリンは大人気!
 全国への宅配もOKだそうですから、
 我こそ焼きプリンマニアなり!
 と胸を張れちゃうグルメさんは
 『マーロウ』さんのお店もしくはHPを訪ねて
 美味しいプリンを堪能してくださいな♪

「たのしィ~れんきゅうはァ~!」
「ぐるるるがるるる!」(←訳:プリンで決まりだ!)

 では、皆さま、穏やかな休日を。

  

  
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《青》と走った4年間。

2015-04-24 21:52:24 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 こッ、これッてェ!」

  

「がるる!ぐっるるっ??」(←訳:虎です!ほっ本物っ??)

  

 こんにちは、ネーさです。
 はい、本物ですよ。
 アップルユーザーのネーさ弟が今朝仕入れてきた《アップルウォッチ》!
 数年内にはカメラ機能が進化して双方向映像通信もできちゃいそうね。
 問題は……アクセサリーの発売が追いつかず、
 本体を保護するカバー類が入手できるのは早くて来月、ってことかしら。
 おっと、ハイテクおもちゃで遊んだ後は、
 楽しいローテク読書タイムも、さあ、どうぞ~♪

  



              ―― 通訳日記 ――



 著者は矢野大輔(やの・だいすけ)さん、2014年12月に発行されました。
 『i dettagli』と伊語題名が、
 『ザックジャパン1397日の記録』と日本語副題が付されています。

 前回記事の冒頭では、欧州CL(チャンピオンズリーグ)に関して
 お喋りいたしましたが、
 こちらの御本は、今さら申すまでもありませんね、
 2010年夏に始まり、
 2014年夏に解散を迎えた日本サッカーのA代表、
 いわゆる“ザッケローニジャパン”チームで通訳を務めた
 矢野大輔さんによる
 《日記》の記録です。

「ざッけろーにィおじさんッ!」
「ぐるがるー!」(←訳:監督さんー!)

 2010年、代表チームの新監督となった
 アルベルト・ザッケローニさん。
 
 ザッケローニさんは、もちろん、
 日本語は話せませんから
 監督就任にあたって通訳さんが必要になります。

 そこで、著者・矢野さんに
 白羽の矢が立ったのでした。

「いたりあごがァ、ぺらぺらッ♪」
「がっるーるぐっるる!」(←訳:サッカーも解ってる!)

 セリエAでのプレーを夢見て
 15歳でイタリアの地を踏んだ著者・矢野さん。
 トリノでサッカー漬けの日々を送って、
 22歳の時、大スター選手デル・ピエロさんたちが所属する
 スポーツマネジメント会社に就職しました。

 渡欧した日本人選手たちの通訳となった矢野さんは、
 当時トリノを率いていたザッケローニ監督と知り合い、
 その縁で、日本代表チーム通訳の任に就きます。

「すごいィおしごとォでス!」
「ぐるるぅるがる!」(←訳:スペシャルだよ!)

 なろうとしたって誰もがなれるものじゃない、
 特別なお仕事。

 《日本代表チーム通訳として過ごす日々は、人生の宝物になる》

 着任早々そう確信した矢野さんは、以降、
 詳細な日記を付けてゆきます。

 この御本の伊語題名である
 『i dettagli』とは『詳細』を意味するイタリア語なんです。

「ほんッとゥにィ~こまかくゥ~」
「がるるるる!」(←訳:書きました!)

 新チームの編成、
 監督デビュー戦での歴史的勝利、
 アジア杯優勝、
 直後の東日本大震災、
 W杯アジア予選、
 欧州への遠征やコンフェデ杯、
 そして2014年、
 ブラジルW杯へ――

 日本の期待を背負い、
 称賛され、
 叩かれ、
 ときに地獄を見、
 または未来への光を捉えながら、
 重ねてゆく一日一日。

「とてつもないィ、よねんかんッ!」
「ぐるがるるる!」(←訳:目が回りそう!)

 花も嵐も、の貴重な記録。

 サッカーに興味のない活字マニアさんにはキツイかな?
 けれど、W杯でのグループリーグ戦報道に一喜一憂した夏を
 少しでも記憶している方々の心には、
 矢のさんが綴った言葉が、
 その表も裏も、
 ここに書かれなかった事々もが、
 幾度となく反響するのではないでしょうか。

 ことに、ノンフィクション好きな御方には、
 ぜひのおすすめですよ♪

「ふぁいとォ、さむらいぶるーッ!」
「がるるるるぐるるがる!」(←訳:八咫烏さんたちに拍手を!)



 
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ねこ紀元、前と後。

2015-04-23 21:38:40 | ブックス
 こんにちはっ、ネーさです。
 祝!ユヴェントスCL準決勝進出~!!

「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ひきわけェ~だッたけどォ~…」
「がるる!ぐるるっるるがるる!」(←訳:虎です!守りきったぞ勝ち点!)

 どーんと大量得点したかったのはヤマヤマなれど、
 まあいいわ、次戦で叩き込みますから♪
 と、気分よく一日を過ごしたところで、
 さあ、本日の読書タイムは、こちらを、どうぞ~!

  



            ―― 今日も一日きみを見てた ――



 著者は角田光代(かくた・みつよ)さん、2015年1月に発行されました。
 ええ、誰を一日じ~っと見ていたかというと、
 それは、表紙の――

「にゃんッ! にゃにゃんッ!」
「ぐるる!」(←訳:猫だね!)

 御本表紙のお写真で、リラックスしきったニャン顔をしているのは、
 著者・角田さんの愛猫トトちゃんです。

 トトちゃん、それはもう由緒正しいネコちゃんなのよ。
 漫画家の西原理恵子さんのお家で、
 父・文治さん&母・菊美さんご夫婦の間の
 七番目の子として生まれた、
 アメリカン・ショートヘアの女の子。

 トト、っていう名前もいいわね。
 『ニューシネマパラダイス』のトトくんみたい♪♪
 いえ、実際には、
 角田さんの御夫君が、
 音の響きがかわいい、との理由でつけた名だそうですが。

「ととちゃんかァ~♪」
「がるるぐるる!」(←訳:美人猫さんだ!)

 西原さんのお家から角田さんのお家へ
 やって来たアメショーのニャンコ。

 その小さな存在が、
 角田さんの生活を一変させてしまうんですから、
 世界って、いえ、宇宙って不思議です。

 角田さんにとって、
 トトちゃんがお家に来る前の時代は、
 猫紀元前、すなわちBC(Before Cat)。
 トトちゃんが来た後は、
 猫紀元後、つまりAC(After Cat)。

 BCとACでは、
 ものの見方が違う、
 感じ方も違う。

「ごじしんでもォ、びッくりのォ!」
「ぐるる!」(←訳:大転換!)

 飲み会で早々に帰ったことなどなかったのに、
 お留守番しているトトちゃんが心配になって
 途中で席を立つ――

 ネコ缶のブランドやらプレミアム度やら、
 いままで気にならなかったものが
 急に気になって気になって――

 この世にはキャットタワーなるモノもある、と知り――

「あはァ! にゃんぐるじむゥ!」
「がるっるるぐるるる!」(←訳:猫ベッドや猫用玩具!)

 自分の世界を変えたトトちゃん。

 けれど、いったいどうして
 トトちゃんは私のところに来たんだろう?
 いや、どうして西原さんはトトちゃんを私に託したのだろう?

 その問いの答えを静かに見つめる御本巻末の
 『猫、世界を変える』
 『猫がきた理由』
 そして『あとがき』は、
 全愛猫家さんの涙を誘う名文です。

「じわァ~ッとォ~…」
「ぐるぅるるがる!」(←訳:来ちゃうのです!)

 わたし猫派です!な御方はもちろん、
 犬派さんもウサギ派さんも、
 ニャンコエッセイ本2015年BESTに推したい一冊を、
 ぜひ!!
 


 
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 ~ 陶磁器の中の、海の青 ~

2015-04-22 21:42:50 | ミュゼ
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 またしてもォ、けッせんなのでス!」
「がるる!ぐぅるるぅ・がーるぅ!」(←訳:虎です!フォルツァ・ユーヴェ!)

 こんにちは、ネーさです。
 はい!
 CL準々決勝2ndレグ、4強の採集決定戦が始まりました!
 なんと、絶対的不利と思われる状況を、
 バイエルンがハネ返したっ!
 伊王者の誇りを胸に、勝ち上がれユヴェントス!
 ……と、元気玉をモナコのスタジアムへ飛ばしつつ、
 本日は読書をひと休みして
 展覧会情報を、どうぞ~♪♪

  



            ―― ルオーとフォーヴの陶磁器 ――



 東京・港区新橋のパナソニック汐留ミュージアムにて、
 会期は2015年4月11日~6月21日(水曜休館、ただし4/29と5/6は開館)、
 『Rouault et la ceramique fauve dans l'atelier d'Andere Metthey』と仏語題名が、
 『陶芸職人メテの工房で絵付けしたフランスの画家たち』と
 日本語副題が付されています。

「おさらァ、でス!」
「ぐるる!」(←訳:花瓶も!)

  

 20世紀の初頭、
 《フォーヴ(野獣)の画家》と呼ばれていた
 画家のルオーさん、マティスさん、ドランさんたちは、
 陶磁器の制作も手掛けていました。

  

 彼らは、パリの郊外にあった
 アンドレ・メテさん(1871~1920)の工房に通い、
 絵付け作業にいそしんだのでした。
 
「ふむふむゥ、ぶるーがァ、うつくしィ♪」
「がるるぐるるるるがるる!」(←訳:日本の陶磁器とは違うね!)

 この展覧会では、
 ルオーさんが制作した陶磁器、
 画家さんたちの創作に大きな影響を与えたメテさんの作品を中心に、
 陶磁器、油彩、水彩、デッサン等が展示されます。

 フォーヴの陶磁器とメテさんの作品は
 日本ではほとんど所蔵されていないそうなので、
 会場は“初来日”がいっぱい! 

  

 ↑美術館のインフォメーションなどで配布されている、
 『ミュージアム・カフェ・マガジン』にも
 この展覧会の特集記事が掲載されていますよ♪

  

「くんくんッ! これはァ~…」
「ぐるるるがる?」(←訳:地中海の香り?)

 絵画もいいけど
 立体作品も好きだなぁ~♪というアート好きさん、
 陶磁器愛好家さんは
 ぜひ、お出掛けを。
 講演会やワークショップも予定されていますので、
 美術館HPも御覧くださいな~♪♪




   では、オマケ画像も抜かりなく。
   
   2015年のイースターは終わってしまったのですが、
   某テーマパークではパレードも続行されてるってことで、
   『森永製菓』さんの
   《キョロちゃん チョコチップ入りキャラメルクッキー》!
   「いめーじィはァ~」
   「がーるるーぐっる?」(←訳:イースターエッグ?)
   「ぱくぱくゥ……うむッ!」
   「ぐるるるがる!」(←訳:美味しいです!)
   


  ……明日4月23日未明にはCL4強チームが確定します。
  どうか、その中にユーヴェも入っていますように~!!!



  
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海辺の、ともしび。

2015-04-21 21:54:51 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでッス!
 もうゥ~すぐゥ~…ごーるでんッ!」
「がるる!ぐるるるるぅ!」(←訳:虎です!黄金週間だぁ!)

 こんにちは、ネーさです。
 えっとぉ、ゴールデンウィークって……もう??
 何の予定も立ててないわっ!という方々のために、
 本日の読書タイムは、こちらのごほんを、どうぞ~♪

  



             ―― ニッポン灯台紀行 ――



 著者は岡克己(おか・かつみ)さん、2015年4月に発行されました。
 ええ、前回記事の怪談本から一転、
 さわやかな海風ふく《灯台》の写真集です!

「かッこォいいぞゥ!」
「ぐるるがるる!」(←訳:建築美だよね!)

 城郭、ダム、橋、高層ビル……などの、
 建築物件に愛情一筋!なマニアさんがおられることは
 私たち活字マニアも聞き知っていましたけれど、
 そっかぁ~、灯台にもいるんですね、
 マニアな愛好家さんが!

 この御本の著者・岡さんは、
 どうやら日本きっての灯台マニアさん?

「やぱりィ?」
「がるる!」(←訳:だよね!)

 岡さんが訪れ、お写真におさめた灯台は、
 第1章『北海道・道北編』の、
 最北の街・稚内の稚内灯台(わっかないとうだい)から、
 第2章『北海道・道東編』
 第3章『北海道・道南編』、
 第4章『東北編』
 第5章『関東編』
 第6章『中部編』
 第7章『近畿編』
 第8章『中国編』
 第9章『四国編』
 第10章『九州編』
 第11章『南西諸島編』の
 平安名埼灯台(へんなさきとうだい)、
 灯台とはちょっと別格の
 防波堤灯台も含めての、100超。

 その灯台たちを、
 “日本の灯台50選”
 “Aランク保存灯台”
 と、選り分けて、
 各灯台の立地・歴史・構造・外観等の情報が
 マニアらしい視点で解説されています。

「まめちしきィもッ!」
「ぐるるるる!」(←訳:専門用語も!)

 その博学ぶりに圧倒……されるよりも、
 なぜか、ストンと納得させられます。
 忘れていた何かを思い出したような感覚、
 といったらいいのでしょうか。

 ああ、日本って海に囲まれた国、
 海洋国家だったんだ、と。

「うみべのォ、とりでッ!」
「がるるる!」(←訳:岸辺の星!)

 ページごとに、ずら~り、と並べられてみると、
 灯台それぞれの個性が際立ちますね。

 当たり前ではありますが、
 高さが違う、
 壁の色と質(レンガとか石壁)が違う、
 岬の突端なのか、
 崖の上なのか、
 太平洋に面しているのか、
 波荒い日本海やオホーツクに面しているのか……。

 その、“個の違い”が、
 またなんとも美しい。

「まにあにィ、なッちゃうゥ~」
「ぐるるるがるる!」(←訳:気持ちも分かる!)

 灯台が、ひとつ、またひとつと、
 日本の海辺に造られていったサイドストーリーや
 詳細な年表。

 お写真の中には、
 東日本大震災で失われる以前の灯台
 (再建された現在の灯台とは異なる物)もあり、
 しんみりとさせられます。

 島国に生きることの、
 幸福と、避けられないリスクと――

「でもォ、とうだいはァ~」
「がるるぐるるる!」(←訳:海人のともしび!)

 建築好きな御方、
 写真好きな活字マニアは
 ぜひ、一度は御覧あれ!

 あ、見学可能な灯台もありますから、
 お出掛けにもおすすめですよ~♪

「じゃあァ、おうごんしゅうかんにはァ~」
「ぐるがるっ?」(←訳:灯台行脚っ?)




   
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