「こんにちわッ、テディちゃでス!
♪ゆうがたァ~♪ごじのォちゃいむゥがァ~♪」
「がるる!ぐるるがるるる~♪」(←訳:虎です!なぜかぼんやり~♪)
こんにちは、ネーさです。
今年もフジファブリックさんの
『若者のすべて』を口遊みながら、
さあ、8月を締めくくる読書タイムですよ。
本日は、こちらの御本を、どうぞ~♫
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―― 大奥づとめ ――
著者は永井紗耶子(ながい・さやこ)さん、
単行本は2018年に、
文庫版は2021年4月に発行されました。
『よろずおつとめ申し候』と副題が付されています。
《大奥》――
大河ドラマ『青天を衝け』では
時代的な背景もあってか、
ほんの少ししか描かれませんでしたが、
こちらは、
『青天を衝け』の頃より
ちょっと前の頃の《大奥》を
舞台にした小説作品です。
「ぜェ~んぶゥ、じょせいィ!」
「ぐるるるがるる!」(←訳:全職種を女性で!)
《大奥》というところは、
皆さまも御存知の通り、
男性は出入り禁止。
男性出禁、とは即ち、
《大奥》内のすべてのお仕事を、
女性が担うことになります。
祐筆……現代でいう、秘書さん。
御次(おつぎ)……芸能のエキスパートさん。
呉服……スタイリストさん。
御末(おすえ)……力仕事あれこれ。
というような具合ですね。
「しんいりさんはァ、びィ~ッくりィ!」
「がるぐるるるるる!」(←訳:目を丸くしてます!)
《大奥》入りする娘さんたちは、
お城に上がって後、
驚いたり、ショックを受けたりします。
上さまに見染められ、
側室になって、
栄華を極めて……
なんていうのは、レアケース?
《大奥》での“出世“とは、
秘書さんやらスタイリストさんやら
舞&謡の達人さんやら、
食事のデリバリーやら、
さまざまな分野で頭角を現し、
認められてゆくこと?
「なァ~るほどッ!」
「ぐるるるるがるるるぐる!」(←訳:出世すればお給金も上昇!)
江戸時代後期、
11代将軍・家斉(いえなり)公の御世。
16歳の少女、
結衣(ゆい)さんは
《大奥》へ上がりました。
或る事情から
やむなく《大奥》づとめを
選ばざるを得なかった彼女が選ぶのは。
側室になるのではなく、
自身の技量による
“出世“の道。
とはいえ、
琴はまあまあイケるけれど、
舞や、お花は
人並み程度でしかなくて。
では、
結衣さんを“出世“に導く
足がかりとなるものは……?
「えッとォ、たぶんッ?」
「がるるぐるるる!」(←訳:何かがあるはず!)
大奥の“出世“システムを活写する
『ひのえうまの女』
を幕開けに、
短編7作品から成る連作は、
時代小説好きな方々にも、
お仕事小説好きな方々にも、
おすすめですよ。
私ネーさが推す作品は、
『くれなゐの女』。
どんな女性が主人公で、
どんな視点から《大奥》が描かれるのか、
皆さまも、ワクワクしながら、
ぜひ、一読してみてくださいね~♪
♪ゆうがたァ~♪ごじのォちゃいむゥがァ~♪」
「がるる!ぐるるがるるる~♪」(←訳:虎です!なぜかぼんやり~♪)
こんにちは、ネーさです。
今年もフジファブリックさんの
『若者のすべて』を口遊みながら、
さあ、8月を締めくくる読書タイムですよ。
本日は、こちらの御本を、どうぞ~♫

―― 大奥づとめ ――
著者は永井紗耶子(ながい・さやこ)さん、
単行本は2018年に、
文庫版は2021年4月に発行されました。
『よろずおつとめ申し候』と副題が付されています。
《大奥》――
大河ドラマ『青天を衝け』では
時代的な背景もあってか、
ほんの少ししか描かれませんでしたが、
こちらは、
『青天を衝け』の頃より
ちょっと前の頃の《大奥》を
舞台にした小説作品です。
「ぜェ~んぶゥ、じょせいィ!」
「ぐるるるがるる!」(←訳:全職種を女性で!)
《大奥》というところは、
皆さまも御存知の通り、
男性は出入り禁止。
男性出禁、とは即ち、
《大奥》内のすべてのお仕事を、
女性が担うことになります。
祐筆……現代でいう、秘書さん。
御次(おつぎ)……芸能のエキスパートさん。
呉服……スタイリストさん。
御末(おすえ)……力仕事あれこれ。
というような具合ですね。
「しんいりさんはァ、びィ~ッくりィ!」
「がるぐるるるるる!」(←訳:目を丸くしてます!)
《大奥》入りする娘さんたちは、
お城に上がって後、
驚いたり、ショックを受けたりします。
上さまに見染められ、
側室になって、
栄華を極めて……
なんていうのは、レアケース?
《大奥》での“出世“とは、
秘書さんやらスタイリストさんやら
舞&謡の達人さんやら、
食事のデリバリーやら、
さまざまな分野で頭角を現し、
認められてゆくこと?
「なァ~るほどッ!」
「ぐるるるるがるるるぐる!」(←訳:出世すればお給金も上昇!)
江戸時代後期、
11代将軍・家斉(いえなり)公の御世。
16歳の少女、
結衣(ゆい)さんは
《大奥》へ上がりました。
或る事情から
やむなく《大奥》づとめを
選ばざるを得なかった彼女が選ぶのは。
側室になるのではなく、
自身の技量による
“出世“の道。
とはいえ、
琴はまあまあイケるけれど、
舞や、お花は
人並み程度でしかなくて。
では、
結衣さんを“出世“に導く
足がかりとなるものは……?
「えッとォ、たぶんッ?」
「がるるぐるるる!」(←訳:何かがあるはず!)
大奥の“出世“システムを活写する
『ひのえうまの女』
を幕開けに、
短編7作品から成る連作は、
時代小説好きな方々にも、
お仕事小説好きな方々にも、
おすすめですよ。
私ネーさが推す作品は、
『くれなゐの女』。
どんな女性が主人公で、
どんな視点から《大奥》が描かれるのか、
皆さまも、ワクワクしながら、
ぜひ、一読してみてくださいね~♪