テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ あの音が、あの歌声が ~

2024-05-31 22:04:04 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 はあァ~…ごがつがァ、おわッちゃうゥ~…」

「がるる!ぐるるるるがる~!」(←訳:虎です!行かないで5月~!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 一年で最も快適な気候の5月が、ああ、過ぎていってしまう……

 この後の酷暑シーズンを想像しただけでビビりつつ、

 さあ、本日は読書……じゃなくて!

 ↓こちらの新譜CDを、どうぞ~♪ 

  

 

 

             ―― Sparkle X ――

 

 

 著者は THE YELLOW MONKEY の皆さん、

 2024年5月に発行されました。

 前作『9999』から5年ぶりとなるオリジナルアルバムです!

 

「ろびんおにいさァ~んッ!」

「ぐるがるるる~る!」(←訳:エマおにいさ~ん!)

 

 5年……いろいろありました。

 コロナ禍のためやむを得ずツアー中止(2019年)、

 厳戒態勢のもとでの東京ドーム公演(2020年)、

 第2の充電期間に入る旨を宣言し、

 吉井和哉さんは病気の治療に……。

 

 そして、2023年12月に

 新曲『ホテルニュートリノ』を発表、

 2024年4月27日には

 およそ3年半ぶりとなるライヴ『SHINE ON』を

 東京ドームで!

 

「かえッてェ~きたのでスゥ!」

「がるぐる!がるぐるる!」(←訳:あの音が!あの歌声が!)

  

 めでたくも神々しく、

 姿を顕した新作『Sparkle X』。

 

 近年、音楽への接し方は、

 配信やサブスクリプション、CD、

 復調の勢い目覚ましいレコードやカセットテープ、と

 実にさまざまです。

 ジャケットアート好きな私ネーさは、CD派ですね。

 なので、今回は『外付け特典:箔押し紙ジャケット』付き版をチョイス!

 

「ほかにもォ、ありまスよゥ~!」

「ぐるるるがるぐる!」(←訳:目移りするほど!)

 

 初回限定生産盤+DVD、

 通常盤+DVD、

 ブックレット付やクリアファイル付、

 スマホショルダー付にトートバック付、といった版もあります。

 

 また、You Tube他でミュージックビデオが公開されていますから、

 CDや配信にお金を使うのは……と迷っている御方も、

 気楽に聴いてみてくださいね。

 私ネーさのおすすめは、いえ、大大大好きな1曲は、

 『ソナタの暗闇』。

 楽曲はもとより、

 MVがもう、本当にもうぅ……!

 

「へびろてェ、まちがいなしィ!」

「がるるるるぅ!」(←訳:聴き込むぞぉ!)

 

 日本が誇る素敵に無敵な

 スパンコールギラギラ系ロックバンド

 《THE YELLOW MONKEY》の世界へ、

 皆さま、ぜひ♪

 

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~ ワクワクを、日々に刻んで ~

2024-05-30 22:03:15 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 あるときはァ、やまのぼりィ~!」

「がるる!ぐるるるがるぐるるー!」(←訳:虎です!ある時は珍獣ハンター!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 タレントさんで、珍獣ハンターさんで、

 難度の高さで知られる名峰にもアタックする登山家さん、

 それは……

 というワケで、さあ、本日の読書タイムは、

 こちらのエッセイ作品を、どうぞ~♪

  

 

 

          ―― よかん日和 ――

 

 

 著者はイモトアヤコさん、2023年12月に発行されました。

 この御本は、イモトアヤコさんが2021年に立ち上げた

 ウェブマガジン『よかん日和』に発表した文章に加筆し、

 書籍化した作品です。

 

 TV番組『世界の果てまでイッテQ!』の人気キャストであり、

 恐ろしい珍獣ハンティングや、

 寒さに震え上がる登山挑戦が大人気のイモトさん、

 ふと気付けば、

 パスポートは、もう5冊目。

 

「そんなにィ??」

「ぐるがる……!」(←訳:旅のプロだ……!)

 

 番組のスタッフさんとともに

 世界中を転戦、いえ、旅をして、

 その旅の中で結婚相手さんまで見つけちゃって♫

 

 しかし。

 ちょうどそこに、或る災厄が襲来しました。

 

「きんしィ、されたのでスゥ!」

「がるるるぐるる~…」(←訳:飛行場は閑古鳥~…)

 

 御本冒頭の『まえがき』で、イモトさんは記します。

 

 《結婚と同時期にコロナ禍になった》。

 

 海外ロケはなくなり、国内でも移動制限。

 コンビニ感覚でアマゾンに行っていた、というイモトさんにすれば、

 窮屈極まりない生活でした。

 

「わくわくゥ、どこにもないィ~…」

「ぐるるるるがるる~…」(←訳:ドキドキもないよ~…)

 

 旅で得ていたワクワクドキドキを、

 あの感動を誰かと共有できる場所を探して、

 イモトさんが作ったのは、

 ウェブマガジン『よかん日和』。

 

 『よかん日和』で発表したエッセイは、

 1編あたり単行本で2ページから6ページほどの

 サクサクっと読めてしまう長さです。

 

 イモトさんたらもう、

 短い文章の中に、笑いや驚き、

 ハラハラもやもや、しょんぼり、高揚、ほんわか幸福、と

 こころの動きを描き込むのが

 ものすごく巧みで、

 読み手の私たちも、

 

「かんじょうゥ~いにゅうッ!」

「がるるぐるるる!」(←訳:一緒にドキドキ!)

 

 コスタリカで知り合ったコーディネーター、

 鳥マニアの加瀬さんの不思議っぷり。

 

 銅製の湯たんぽで、きびしい冬も越えてみせる。

 

 育児に便利な、着やすくてラクな服もいいけれど、

 着たい服は、また別のもの。

 お気に入りの服を着て、街をうろちょろしたい。

 

 そして、ついに、

 久しぶりの海外ロケに出発する日が!

 

「やッたでス!」

「ぐるがる~!」(←訳:3年ぶり~!)

 

 イモトさんは、

 九星気学の五黄土星で、

 十二支の寅年の生まれ。

 『五黄の寅(ごおうのとら)』と呼ばれる

 ”強い”運気の持ち主です。

 

 強運なイモトさん(と御家族)の

 今後の活躍を楽しみにしつつ、

 ぜひ、一読してみてくださいね~♪

  

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~ 《怪》と、ユーモア? ~

2024-05-29 22:03:56 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 そろそろォ~あじさいィ!」

「がるる!ぐぅるるるがる!」(←訳:虎です!シャクヤクもね!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 道路傍ではアジサイが、花屋さんではシャクヤクが咲き、

 我が家の庭ではホタルブクロの花が、ポツポツと……

 初夏の湿気に溜め息しながら、

 さあ、本日の読書タイムは、こちらの御本を、どうぞ~♪

  

 

 

           ―― ササッサ谷の怪 ―― 

 

 

 著者はアーサー・コナン・ドイルさん、

 2024年5月に発行されました。

 『THE MYSTERY OF SASASSA VALLEY』と英語題名が、

 『コナン・ドイル奇譚集』と日本語副題が付されています。

 

 つい先日、

 ドイルさんの『緋色の研究 東京創元社 70th 記念カバー版』を

 ご紹介したばかりだというのに、

 驚いたことに、中公文庫さんから

 ドイルさんの短編集がいきなり発売されちゃって。

 

「むむッ! ならばッ!」

「ぐるがるぐる~!」(←訳:買うしかない~!)

 

 コナン・ドイルさんの代表作は、

 シャーロック・ホームズさんが活躍するシリーズ、

 科学者・チャレンジャー教授のシリーズ、

 騎士・ナイジェル卿が中心となる中世歴史もの等ですが、

 ドイルさん、他にも多くの作品を著しています。

 

 この御本に収録されているのは、

 ”幻のデビュー作”とも呼ばれる

 『ササッサ谷の怪』(1879年)を筆頭に、

 最後の小説とされる

 『最後の手段』(1930年)まで、

 ちょっと変わった風合いの14の短編作品。

 

 ではここで、表題作品である

 『ササッサ谷の怪』のストーリーを

 少しだけお喋りしちゃいましょう――

 

「ろんどんッ、でスねッ!」

「がるるるる!」(←訳:19世紀の!)

 

 語り手の”わし”ことジャックさんと、

 友人のトム・ドナヒューさんは、

 ロンドンの法曹学院で法律の勉強にいそしむ

 将来有望な学生……だったのです、かつては確かに。

 

 学業よりも遊びを優先したふたりは、

 放蕩が過ぎて学院を退学した後、

 流れ流れてアフリカに渡り、 

 今はケープタウン郊外の森の外れの小屋で

 貧しいその日暮らし。

 将来はおろか、

 明日も見えないどん底。

 

 そんなふたりに途轍もない変化が訪れたのは、

 雨風が激しく吹き荒れたある夜のこと。

 

「むむッ? あしおとォ?」

「ぐるるるる!」(←訳:お客さんだ!)

 

 転がり込んできたのは、

 動揺した様子のディック・ウォートンさん。

 

 迷った牛を探して夜のササッサ谷に行ったら

 えらい目に遭った、と怯える彼を

 トムさんは質問攻めにします。

 

 ササッサ谷の幽霊に見たって?

 時刻は?

 場所は? 谷のどの辺りなんだ?

 詳しく話せ!

 

 どうやら、トムさんにとっては

 ササッサ谷の幽霊は単なる幽霊ではない、らしい……?

 

「しィ~ッ! そのさきはァ~…」

「がるるるる!」(←訳:秘密厳守で!)

 

 谷の怪異の、正体とは。

 

 ドイルさんの作品は、

 どれも真面目で真剣な文芸作品……とは限りません。

 

 むしろ、殆どの作品に共通しているのは、

 ユーモアとシニカルな笑い、でしょうか。

 

 この『ササッサ谷の怪』も、たとえば、

 エリック・アイドルさんやジョン・クリーズさん、

 テリー・ジョーンズさんといった面々が演じたら、

 台詞を一字も変えずして、

 モンティ・パイソンの爆笑ネタに!

 観客の私たちはお腹を抱えて笑い転げる羽目に!

 

「ぷふふふッ!」

「ぐるるっ!」

 

 ユーモア作家ドイルさんの真骨頂が発揮される、

 奇っ怪で、奇妙で、

 それでいてクスッと笑ってしまうこと必定の14篇を、

 皆さま、ぜひ♪

 

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~ 映画の中に、歴史への扉 ~

2024-05-28 22:04:16 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 きょうはァ、らッきィでいィ??」

「がるる!ぐるるがる~!」(←訳:虎です!幸運日だよ~!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 今日5月28日は、一粒万倍日であり、

 太陽の光が隅々までを照らすという『大明日(だいみょうにち)』。

 お引越し・開店・開業にツキあり!なラッキーデイだとか。

 日本の経済に光が差すよう願いつつ、

 さあ、本日の読書タイムは、こちらの御本を、どうぞ~♪

  

 

 

        ―― 名作映画で読み解く世界史 ――

 

 

 著者は本村凌(もとむら・りょうじ)さん、

 2023年12月に発行されました。

 『How to read world history in classic movies』

 と英語題名が付されています。

 

「ふむふむゥ、めいさくゥえいがッ?」

「ぐるる~?」(←訳:例えば~?)

 

 この御本で取り上げられているのは、

 古代を舞台とする

 『ベン・ハー』

 『グラディエーター』

 『レッドクリフ』、

 中世では

 『ブレイブハート』

 『薔薇の名前』、

 近世では

 『七人の侍』

 『アマデウス』、

 近代では

 『風と共に去りぬ』

 『幕末太陽伝』

 といった映画21作品です。

 

「なるほどォ~めいさくゥ!」

「がるるるぐるる!」(←訳:観たことあるよ!)

 

 有名であり、なおかつ、

 現在でも観賞や入手が容易なこれらの映画には、

 実は、パッと見では分かり難い

 複雑な”政治情勢”が描き込まれているのだと、

 東京大学名誉教授であり、

 ローマ史研究の第一人者である著者・本村さんは語ります。

 

 本村さんがローマ史を専攻したきっかけになった

 『ベン・ハー』のスペクタクルな戦闘シーン。

 何度か鑑賞してのち

 ハッと気付かされた家族の情愛シーン。

 

 そして、この映画の中で、

 ローマは傲慢な支配者で、

 属国ユダヤは虐げられて可哀想、

 と設定されている理由は……?

 

 また、『グラディエーター』で描かれている

 ローマ帝国上層部の歪(ひず)みとは……?

 

「いちどォ、きがつくとォ~」

「ぐるるがるるぐるるがるる!」(←訳:全体の印象や意味も変わる!)

 

 読み進んでゆけば、

 三国志好きな活字マニアさんは

 『レッドクリフ』に、

 ミステリ好きな方々は

 『薔薇の名前』に、

 音楽好きな方々は

 『アマデウス』に、

 作品の背景に潜む“歴史のうねり”を

 感じ取ることでしょう。

 

 さらには、

 『アラビアのロレンス』の、

 現在の中東情勢を暗示するかのような

 乾いた土地と空がもたらした対立も。

 

「かなしいィれきしもォ~…」

「がるるぐるぅるる……」(←訳:見えてきちゃうね……)

 

 古代から現代までの

 歴史を体感できる映画論21編。

 

 映画マニアさんにも

 活字マニアさんにも激おすすめの快作です。

 本村さんは上手にネタバレを避けて著しているので(拍手!!)、

 映画を未見の方々も安心して読むことが出来ますよ。

 本屋さんで、図書館で、

 ぜひ、探してみてくださいね~♪

 

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~ ひとの恵み、お店の恵み ~

2024-05-27 22:03:31 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 あううゥ、なかされェ~ましたでス!」

「がるる!ぐるるが~る!」(←訳:虎です!少納言さ~ん!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 大河ドラマ『光る君へ』(第21回・旅立ち)で描かれた

 『枕草子』執筆の情景にノックアウトされ、

 清少納言さんのファンになってしまいました。

 古文を勉強し直さねば!と覚悟を決めつつ、

 さあ、本日の読書タイムは、こちらの御本を、どうぞ~♪

  

 

 

           ―― わたしの名店 ――

 

 

 著者は、三浦しをんさん、西加奈子さん他、

 2023年12月に発行されました。

 『おいしい一皿に会いに行く』と副題が付されています。

 

 ”自身にとっての『名店』と特別な一品”

 をテーマに、

 28人の作家さんによる《食》のエッセイが収録されていますよ。

 

「おみせもォ、しょうかいィ~されてまスゥ!」

「がるるぐるる~!」(←訳:食べにゆこう~!)

 

 1章『日常を彩る おいしいごはん』

 2章『ほっと一息 お酒とつまみとごはん』

 3章『心が弾む スイーツとカフェ』

 4章『心に残る と配ツナごはん』

 

 と、4つの章から成る本文の、

 トップバッターは、

 三浦しをんさん著『ご近所に灯る幸せの光』。

 

 細い道の途中に、

 三浦さん愛用の、そのお店はあります。

 店内の壁には、

 巨大なピンクの牛さんを描いた布が掛けられ、

 内装も料理も洒落ているけど、

 肩肘張らずに食事の時間を楽しめるこのお店の

 《牛ホホ肉のベルギービール煮込み》は、

 三浦さんのお母上の大好物♫だそうですよ。

 

「ほほにくゥ?」

「ぐるるーるがーる?」(←訳:ベルギーのビール?)

 

 一方、瀬尾まいこさんは、

 隠れ家的な店や

 常連さんが集まる店は大の苦手なのだと嘆息します。

 すてきなお店は緊張してしまうし、カウンター席もダメ。

 ただ、毎年春だけ足繁く通うお店があって、

 そこでいただくのは、

 よもぎ餅。

 

「ひゃあッ!」

「がるるるぐるるるる!」(←訳:出来立てヨモギもち!)

 

 久住昌之さん――

 みんな大好き《孤独のグルメ》を谷口ジローさんと共著した

 美食家・久住さんが愛する名店は、

 佐賀県の、とある餃子屋さんです。

 

 小ぶりな餃子を、パクッと頬張れば。

 

「おかわりィ!」

「ぐるがるるぐる~!」(←訳:もう一人前追加~!)

 

 嬉しい出逢いがあれば、

 悲しい別れもある……

 

 『途方に暮れている。

  私の名店が次々と消えてしまった』

 という文章から始まる

 最相葉月さんの『そして、みんな思い出になった』は、

 いてもたってもいられなくなるような一篇です。

 

 場所は南青山、

 美男美女の店主夫妻が営む鉄板焼きのお店

 『富久美』は、いまはもう、なくなってしまった。

 店主夫妻の行方は……

 元気でやっているだろうか……。

 

「ああァ、わきゃりまスゥ……」

「がるるるぐるるがるる……」(←訳:飲食業の切なさだよね……)

 

 美味しい喜びも、

 別離の寂しさも、

 すべてひっくるめて浄化してくれるのは、

 ラストを飾る

 森見登美彦さんの

 『夏の夜を味わう

  山上のレストラン』。

 

 森見さんがケーブルカーに乗って向かうのは、

 生駒山上の遊園地……の中の、レストランですよ。

 

「やまのォうえェ!」

「ぐるぅ!」(←訳:風だぁ!)

 

 テラス席から眺める、大阪湾、淡路島。

 晴れ渡った日には、神戸も見える。

 絶景を味わい、クリームソーダをひとくち。

 

「ふわァ~…いいなァ~」

「がるるる~」(←訳:いいよね~)

 

 お店と、美味しいものと、美味しいものの作り手さんたち。

 そして、おいしいものに引き寄せられる、私たち。

 

 季節それぞれ、土地それぞれの

 ”特別な何か“を想いつつ、

 皆さま、ぜひ、一読を♪

 

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~ 世界の始まりは、この一冊! ~

2024-05-26 22:03:35 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 わわゥ! あかいィ~!」

「がるる!ぐっるるがる……!」(←訳:虎です!真っ赤だねえ……!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 思い切りよく、赤一色に染め上げられた表紙の文庫本……

 その正体は、はたして?

 という訳で、さあ、本日の読書タイムは、こちらの御本を、どうぞ~♪  

  

 

 

            ―― 緋色の研究 ――

 

 

 著者はアーサー・コナン・ドイルさん、

 原著は1887年に発行されました。

 英語原題は『A STUDY IN SCARLET』、

 ↑上の画像は、東京創元社さんから創立70周年記念を機に刊行された

 『70th Anniversary Cover版 緋色の研究』ですよ。

 

「あはァ! それでェ~あかいろッ!」

「ぐるーるっるるがるる!」(←訳:スカーレット色なんだ!)

 

 写真に撮ってしまうと、

 スカーレット=深紅色が出にくいようですね。

 肉眼で見ると、色味がはっきり朱赤より紅赤に寄っていると判ります。

 もう一度、帯を付けて、撮り直してみましょう――

  

 はいっ! 今度は紅色っぽさが出ました!

 (少なくとも私ネーさのPCのモニターでは)

 では、あらためて御紹介いたしますよ。

 我らが名探偵、偉大なるシャーロック・ホームズさんのデビュー作にして、

 ”世界を変えた”傑作『緋色の研究』です!

 

「おおげさじゃないィ~のですゥ!」

「がるるるぐるる!」(←訳:ホントに画期的!)

 

 科学の視点から犯罪を捜査する=科学捜査が

 世界の常識となったのは、ホームズさんの活躍譚があったればこそ。

 

 この『緋色の研究』で、

 レストレード警部とグレグスン警部に嘲笑されながらも

 ホームズさんが取り組むのは、

 空き家の死体の謎です。

 誰が? どうやって? どうして?

 現場に残された小さな、しかし重要な物証を手がかりに、

 ホームズさんが解き明かしてゆく”真相”とは。

 

 また、この物語は、

 ワトスン博士の再生の物語でもあります。

 

「しんあいィなるゥ~わとすんくんッ!」

「ぐるがるぐっるるる!」(←訳:境遇最悪だったんだ!)

 

 大英帝国の繁栄の陰で、ワトスン博士、

 貧乏クジを引きまくっていた、というべきでしょうか。

 

 やっとの思いで医師になったのに、

 医院を開く資金に恵まれず、軍医に。

 軍医になったら、配属されたのはインドの部隊で、

 長~い船旅の末にようやく任地へ……

 え? 部隊がいない? 先発しちゃった?

 自分で追いつけって命令されたけど、

 そこ敵地だよ? 戦闘中だよ?

 なんとか追いついて任務に就いたら、

 は? 今度は別の連隊に転籍?

 でもって激戦で大ケガ?

 助け出されて病院に送られて、

 そしたら次は腸チフスで重態?

 

 ……生命を落とす瀬戸際から、

 英国へと送還されてきたワトスン博士でしたが、

 彼を援けてくれるような家族親族は一人もおらず、

 満身創痍の身には、夢も希望もなく。

 

 ホームズさんと出会わなかったら、

 ワトスンさんは、いったい、どうなっていたことか。

 大都市ロンドンの片隅で、

 泥に埋もれ、飲み込まれてしまった可能性は

 非常に高いのでは……?

 

「うむゥ、まッたくゥ!」

「がるるぐるるがるる!」(←訳:奇跡の出逢いでした!)

 

 深町眞理子さんの訳文で読む

 19世紀ロンドンの、

 救いと再生の物語は、

 21世紀の現在も輝き続けています。

 未読の方々は、ぜひ、

 本屋さんの文庫コーナーで

 紅色の表紙の記念カバーを探してみてくださいね~♪

 

 

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~ お江戸の、どうぶつ繁盛図 ~

2024-05-25 22:03:33 | ミュゼ

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 んもうッ、ころもがえェ~でスよゥッ!」

「がるる!ぐるるがる~!」(←訳:虎です!我慢は禁物~!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 昨日(5月24日)の気温が高過ぎて、

 衣類をほぼ夏物にチェンジ!しましたよ。

 お買い物にも出掛けちゃおうかなぁ~とウキウキしながら、

 さあ、本日は読書……をちょっとサボって、

 こちらの展覧会情報を、どうぞ~♪

  

 

 

            ―― どうぶつ百景 ――

 

 

 東京・千代田区丸の内の東京ステーションギャラリーにて、

 会期は2024年4月27日~6月23日(月曜休館)、

 『Animals,Animals,Animals!  From the Edo-Tokyo Museum Collection』

 と英語題名が、

 『江戸東京博物館コレクションより』と日本語副題が付されています。

 

「おかえりィなさァ~いィ!」

「ぐるるるがるる!」(←訳:お疲れ様でした!)

  

 お江戸の時代のヒトと動物のかかわりは、

 どのようなものだったのだろうか――

 

 この展覧会は、

 2022年にフランスのパリ日本文化会館で開催された

 『いきもの:江戸東京 動物たちとの暮らし』展を

 より拡充した凱旋帰国展です。

 展覧会は大好評!

 愛犬家&愛猫家のパリっ子さんたちに

 たいへんな人気&盛況だったとか。

  

 フランスでの展覧会は、

 江戸東京博物館の61万点にも及ぶ膨大なコレクションから

 選りすぐられた約240件が海を渡る、という

 大規模な企画であったため、

 今回の帰国展では、

 前期(4月27日~5月26日)

 後期(5月28日~6月23日)の2期に分けて

 作品が展示されます。

 

「それはァ、つまりィ~」

「がるるぐる!っるがるぐる!」(←訳:見応えあり!ってことだね!)

  

 チラシ(フライヤー)に大きく取り上げられている

 歌川広重さん作『名所江戸百景 浅草田甫酉の町詣』(1857)や

 同じく『名所江戸百景』の『高輪うしまち』(1857)

 といった名作、

 月岡芳年さんの愛らしいニャンコ、

 印籠・根付などに描かれた鳥、

 最後の将軍・徳川慶喜さんの陣羽織に織り込まれた蝶の図……

 

 明治初期に来日した米国の動物学者

 エドワード・モースさんは、

 動物を『さん』づけで呼ぶ日本人の動物への接し方に

 驚いたことを書き残しているそうです。

 

「むふふッ! いまもォ~あんまりィ~」

「ぐるっるるるる!」(←訳:変わってないね!)

 

 お江戸のむかしも、

 21世紀のいまも、

 いつも、彼らとともに。

 

 JR東京駅の、丸の内北口改札を出てすぐ、

 丸の内北口ドームに直結した

 東京ステーションギャラリーへ、皆さま、ぜひ♪

 

 

 

   ではここで、美味し~いオマケ画像も、しゃらら~ん!

   

   今日5月25日は『プリンの日』!

   とあれば、登場していただくのは、この名店の名品しかありません。

   葉山『マーロウ』さんの

   《北海道フレッシュクリームプリン》!

   「おおおォ~!」

   「がっるる!」(←訳:ずっしり!)

   

   ……む。お皿の中心線からズレて、

   フチ取りもきれいに行きませんでしたが……

   美味しい!

   これは本当に美味しいです!

  「さすがはァ、いちばんにんきィ~!」

  「ぐるるるるがるるぐる!」(←訳:美味しくて幸せで感謝!)

   気付けば疲労が溜まってクタクタ……な季節です。

   皆さま、しっかり栄養を補給して、

   どうか穏やかな休日を♪

   

   

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~ 海に、森に、不思議を探して ~

2024-05-24 22:03:36 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 はむはむはむッ!」

「がるる!ぐるるる~!」(←訳:虎です!モグモグ~!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 『初期虫歯対策ガム POs-Ca』という

 スペシャルなガムを入手しました。

 効果がありますように~!と念じて噛み噛みしながら、

 さあ、本日の読書タイムは、こちらの文庫作品を、どうぞ~♪

  

 

 

      ―― 少年泉鏡花の明治奇談録 城下のあやかし ――

 

 

 著者は峰守ひろかず(みねもり・ひろかず)さん、

 2024年3月に発行されました。

 前作『少年泉鏡花 明治奇談録』(2023年8月刊)に続く

 シリーズ第2弾ですよ。

 

「ふァいッ! うれしィ~でスゥ!」

「ぐるるがっるるるる!」(←訳:再会を待ってました!)

 

 物語の舞台は、古都・金沢。

 時代は、明治21年(1888年)。

 

 作家・泉鏡花さんのファンの方々は、

 ええ、ピンと来ていますよね。

 

 時代も場所も、鏡花さんの生い立ちそのまま。

 かつて、その時その場所に、

 作家の道に歩み出す以前の、鏡太郎少年が暮らしていた――

 

 しかし、

 『明治奇談録』に登場する少年・泉太郎さんは、

 ちょっと、否、ずいぶん違っていて?

 

「おばけェ、そうさくゥちゅうゥ!」

「がるるぐるるるー!」(←訳:怪異譚コレクター!)

 

 怖い話を書物で読む、なんてものじゃありません。

 

 鏡太郎さん、

 噂話を積極的に収集する、

 その検証のために、

 手間も暇も書けてあれこれ調べる、確かめる、

 挙句は現地へ出掛けることも厭わない、

 そんな熱の入れ具合で、

 傍から見ると、心配になってしまうくらいです。

 

 車夫(しゃふ)をしている

 武良越義信(むらこし・よしのぶ)さんも、

 穏やかならぬ心持ちで

 鏡太郎さんを日々見守っているのですが。

 

「きょうたろうゥくんッ、やッちゃいィましたよゥ!」

「ぐるがっるるる!」(←訳:また拾ってきた!)

 

 私塾『井波塾(いなみじゅく)』で

 講師を務めている鏡太郎くんは、

 或る依頼を受けました。

 

 金沢から約3里(12キロメートル)の潟湖、

 河北潟(かほくがた)。

 そこから程近い別荘地での、

 家庭教師のお仕事です。

 

 日本海に面したそこは、

 景勝地として知られ、

 病気の療養に最適だとされていて。

 

「……びょうきィりょうようゥ?」

「……がるるるぐるる!」(←訳:……怪しくて妖しい!)

 

 別荘地の怪異とは、いったい?

 

 義信さんとともに潟へ向かった鏡太郎さんは、

 どんな怪異を目にするのか――

 

 第一話『海神別荘』

 第二話『茸の舞姫』

 第三話『貝の穴に河童の居る事』

 第四話『竜潭譚(りゅうたんたん)』

 第五話『朱日記』

 

 と、5話から成る連作ミステリは、

 ネタバレ厳禁!ですので

 これ以上お喋り出来ませんけれど、

 鏡花さんのファンの方々に、

 近代の歴史小説好きな活字マニアさんにも

 おすすめの快作ですよ。

 ぜひ、本屋さんで探してみてくださいね~♪

 

 

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~ 正解は、どこにもなくて? ~

2024-05-23 22:04:41 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 こんやはァ~まんげつゥ!」

「がるる!ぐるがるるるる!」(←訳:虎です!春のまんまる月!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 『フラワームーン』と呼ばれる5月の満月は

 別名『Planting Moon(プランティングムーン)』、

 種蒔きどきの満月、というような意味だそうですよ。

 秋の豊作を祈りながら、

 さあ、本日の読書タイムは、こちらの御本を、どうぞ~♪

  

 

 

          ―― 正解のない絵画図鑑 ――

 

 

 著者は鮫島圭代(さめじま・たまよ)さん、

 監修は京谷哲徳(きょうたに・よしのり)さん、

 2024年3月に発行されました。

 『日本・世界の名画31点』 と副題が付されています。

 

「せいかいもォふせいかいもォ、ないィ~のでス!」

「ぐるがるるぐるるる!」(←訳:ただ豊かなこころで!)

 

 世界的に知られる作家(画家)さんたちの、31作品。

 超“有名”なそれらの作品を、どう見るか。

 どう感じるか。

 

 この御本では、冒頭に

 或る”3つの約束”が掲げられています。

 

 ★絵をじっくり見ること

 ★自分が絵を見て何を感じたか、話すことを恥ずかしがらないこと

 ★他の人が感じたことに『それはちがう』と言わないこと

 

 そう、これが、

 ”絵を見る冒険”に出かけるときの、3つの約束。

 絵の楽しみかたに決まりはない。

 思うままに、自由に見ればいい。

 

「うんうんうんッ!」

「がるぐるる~!」(←訳:それいいね~!)

 

 画家さんの国籍や時代、性別、年齢、背景、

 あらゆるデータを、ひとまずは後回しにして、

 空っぽなアタマで鑑賞する絵画は、

 ああ、美しい。

 

 31作品の中には、

 ファン・エイクさんの《アルノルフィーニ夫妻の肖像》、

 ボッティッチェッリさんの《春》、

 レオナルド・ダ・ヴィンチさんの《モナ・リザ》、

 レンブラントさんの《夜警》など、

 説明する必要もない名画がありますが。

 

 そうですねえ、

 既成の解釈や解説に頼り過ぎると、

 なんというか、

 感性が鈍してゆくというか、

 目が毒されてゆくというか。

 

 ボッティチェリさんの《春》なんてもう、

 圧倒的な美ですもの。

 作者が誰かなんて、どうでもいいわ。

 政治的なバックグラウンドもどうでもいい、

 分かるのは、これは人類の宝だっていうことよ。

 

「あわわッ、おちついてッ!」

「ぐーるがるる!」(←訳:ネーさ暴走中!)

 

 おっと失礼しました。

 つい極論に走ってしまいましたけれど、

 この御本の対象読者年齢は、

 小学4年生頃から、となっています。

 

 美術に初めて触れるこどもたちや

 まだ美術に触れる機会が少ない

 少年少女たちのために著された図鑑のページに、

 私たち大人な読者は

 何を見ることになるのか――

 

 虚心坦懐に、フラットな眼で観直してみれば、

 《モナ・リザ》、

 フェルメールさんの《地理学者》、

 ミレイさんの《オフィーリア》、

 北斎さんの《富岳三十六景 神奈川沖浪裏》も、

 理屈など二の次で、

 いい! カッコいい!

 

「わすれたくなァ~いィ!」

「がるるるるぐっるるがる!」(←訳:脳細胞内にしっかり保存!)

 

 31作品の掉尾を飾るのは、

 草間彌生さんの《かぼちゃ》。

 ううむ、なんたる迫力。

 

 巻末には、

 『世界一わかりやすい画家紹介』のページがあり、

 31人の画家さんの略伝が掲載されています。

 これがまた、1人あたり3行という、ごく短い文章なのに、

 どうしようもなく泣けてしまうのはなぜでしょうか……。

 

「ごッほさんッ!」

「ぐるるがる!」(←訳:ムンクさん!)

 

 絵を、どう見るか。

 いや、そもそも、絵って?

 

 そんな“初心”を思い出させてくれる、

 厳しくも、あたたかな絵画図鑑です。

 アート好きな皆さま、

 ぜひ、手に取ってみてくださいね♪

  

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~ 奏でるは、弦音 ~

2024-05-22 22:04:10 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 ちゃんぴおんはぁ~どれだッ?」

「がるる!ぐるるがるる!」(←訳:虎です!目指せ世界一!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 世界最大規模のワイン品評会

 『インターナショナル・ワイン・チャレンジ』がロンドンで始まりました。

 ワインの他に、SAKE(日本酒)部門もあるそうですよ。

 今年度のチャンプはどの酒蔵さんかな?とハラハラしながら、

 さあ、本日の読書タイムは、こちらの文庫作品を、どうぞ~♪

  

 

 

         ―― 凛として弓を引く 初陣篇 ――

 

 

 著者は碧野圭(あおの・けい)さん、

 2024年3月に発行されました。

 第1作『凛として弓を引く』、

 第2作『凛として弓を引く 青雲篇』に続く第3作は、

 『初陣篇』!

 

「いよいよォ、ぶかつゥかいしッ、でスねッ!」

「ぐるるるがるぐるる!」(←訳:ホントはまだ同好会!)

 

 武蔵野西(むさしのにし)高校に通う

 矢口楓(やぐち・かえで)さんが、

 弓道を知ったのは、高校入学直前のことでした。

 

 神社の片隅にしつらえられた弓道場から響く

 弦音(つるのね)と、

 射手たちの粛々とした動き。

 

 初めはじわじわと、

 やがてすっかり弓道に魅了された楓さんは、

 入門者としてはひととおりの道具を揃え、

 弓道場の先輩たちから熱心に学び、

 初段審査会に参加するほど

 ”弓道漬け”の毎日ですが。

 

 後輩の高坂賢人(こうさか・けんと)くんは、

 まだまだ! 物足りない!

 もっと練習したいー!!

 と、嘆くこと嘆くこと。

 

「そこでェ~ふァいッ!」

「がるるぐるる~!」(←訳:作ろう弓道部~!)

 

 武蔵野西高校には、

 過去はともかく、

 現在、弓道部が無い……

 ないのなら、作ってしまおう!

 

 とはいっても、いきなり部を開設するの

 ちょっとハードルが高過ぎるので、

 まずは、弓道同好会を発足!

 

 メンバーを集めて、

 顧問の先生も確保して、

 屋上を練習場にする許可も貰って、

 同好会から部へ格上げしてみせる気も満々で、

 本格活動開始!

 してみたものの……。

 

「なにごともォ、たやすからずゥ!」

「ぐるるるがるるぐる~」(←訳:タイヘンなんだよね~)

 

 ハードルの先には、さらなるハードルが。

 

 部長を務めることになった楓さん、

 雑事をこなし、

 練習終了時間が早いと不満ブーブーな賢人くんたちを宥め、

 全国高等学校弓道選抜大会の予選を兼ねた

 東京都秋季大会に出場して、と

 忙しいも充実した毎日です。

 

 けれど、ちょっとだけ振り返れば。

 

 部活を軌道に乗せるのに

 意外に時間がかかってしまって、

 もう高校生活の半分以上が過ぎてしまいました。

 

 残り時間は、長くない?

 

「いやいやッ、まだァ~のこッてまスよゥ!」

「がるぐるるがるる!」(←訳:挑戦できる時間が!)

 

 自分に、どれほどの”挑戦”が出来るのか。

 

 楓さんと仲間たちが挑む《初陣》、

 そして、次なる戦いの幕は。

 

 ”弓道する青春”の物語は、

 現役の学生さんに、

 武道好きな活字マニアさんにおすすめですよ。

 第1作&第2作と併せて、

 ぜひ、手に取ってみてくださいね~♪

 

 

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