テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

本日のホリディお菓子♪

2011-04-30 23:18:00 | 美味
 東京・多摩地域ではいま、
 淡い黄色のモッコウバラが満開~♪
 こんにちは、ネーさです。

「こんにちわッ、テディちゃでス! 
 もふッ! れんきゅうゥ~♪」
「がるる!ぐるる~がるるるる!」(←訳:虎です!休日は~リラックス!)

 はい、ではお休みの日のおやつタイムは、こちらを、どうぞ~!

  

 数日遅れちゃいましたけど、画像のイースターお菓子は、
 米国『Madelaine』さんの
 《チューブ型BOX入りエッグチョコレート》!
 ウサギちゃんの存在感、強し!

「もふふッ!
 ではァ、たまごちょこれーとをォ、いただきまス!」
「ぐるがるぐるる~がる!」(←訳:いただきます~でパク!)
「うむッ!
 すたんだーどなァ、みるくゥちょこッ!」
「ぐるがるる!」(←訳:美味しいね!)

 大盤振舞いの連休は、
 こちらのお菓子も、さあ、どうぞ~!

  

 『ブルボン』さんの《プチ 抹茶ラングドシャ》!
 期間限定とパッケージに記されておりますように、
 宇治抹茶クリームを使用した甘い焼き菓子は
 若葉が目にまぶしい初夏限定のお味です。

「うむうむッ! こちらもォ、ぱくりッ!」
「がるがる!」(←訳:サクサク!)
「おォ~! おちゃのォ、かほりィ~♪」
「がるっぐるぐるぐるる!」(←訳:うんっ初夏っぽくて美味!)

 楽しく分け合えるお菓子は、
 ドライブのお供に良さそうですね。
 そして、もうひとつ、ドライブに欠かせないものは……

  

 最近話題の、ラジオ!

「らじおッ?」
「がるる!」(←訳:ラジオ!)

 上の画像は、私ネーさが愛聴いたします『FMヨコハマ』さんのタイムテーブル!
 おすすめ番組は、
 平日午前中に放送されている《THE BREEZE(ザ・ブリーズ)》と
 土曜日午前中の《FUTURESCAPE(フューチャースケープ)》です。
 特に、フューチャースケープでは
 映画『おくりびと』脚本家であり放送作家の小山薫堂さんの
 笑えちゃうトークにハマってしまうリスナー続出!

 さ~ら~に、

  

 こちらは、『J-WAVE』さんのタイムテーブル!
 オシャレ系番組中心のこの局で
 異彩を放っているのは、
 平日(月曜日~木曜日)夕方に放送される
 《GROOVE LINE Z(グルーブラインZ)》……
 DJのピストン西沢さんの暴走に
 腹筋がヒクつきますよ~!

「いつもォ、むちゃしてまスゥ!」
「がるがるぐるぐる!」(←訳:滅茶苦茶なんだから~!)

 両局さんとも、
 『radiko』さんに加盟しておりますので、
 関東圏外にお住まいの御方も聴取可能ですよ♪
 
 美味しいお菓子と
 愉快なラジオ放送から元気をいただきながら、
 皆さま、ハッピーな連休を!
 そして、きたる5月がどうか良い月になりますように!
  
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ラララ♪と歌えば。

2011-04-29 22:32:54 | ブックス
 こんにちは、ネーさです。
 ウエストミンスター寺院で行われた英王室結婚式の中継を見て、
 クラリス!可哀想に!
 伯爵め、口が利けないようにしたな!
 と思わず呟いてしまいましたよ~♪

「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ……またァつまらぬものをォきッてしまッたッ!」
「ぐるる!がるがるぐるるるるー!」(←訳:虎です!みんな『カリ城』の観過ぎー!)

 英国は祝賀気分で、こちら日本も祝日ですね。
 GWに突入した本日は
 『昭和の日』にぴったりの一冊を御紹介いたしましょう!

  


 
        ―― オブ・ラ・ディ・オブ・ラ・ダ  東京バンドワゴン ――


 
 著者は小路幸也さん、2011年4月に発行されました。
 活字マニアさんの方々には言わずと知れた大人気シリーズの、
 この御本は第6作目になります!

「よッ! いちねんぶりィ!」
「がるぐるがるがる~!」(←訳:大家族大集合だあ~!)

 ホントにホントの大家族、
 東京の下町で古書店『東京バンドワゴン』を営む堀田(ほった)家は、
 御本の冒頭に家系図が掲載されているのですけれど、
 んもう相当な混雑具合です。

 『東京バンドワゴン』店主・堀田勘一(ほった・かんいち)さんを中心に、
 息子や孫たち、
 孫のお嫁さんたち、
 ひ孫ちゃんたち、
 ひ孫ちゃんの友人、飼い猫たち、飼い犬たち、
 仕事仲間や常連客さんたちが
 あっちからこっちから、
 ふぃっと湧いて出て来たり、
 厄介事を持ち込んできたりと、
 築70年のお家は静まる暇とてありませぬ。

「おおいそがしィでスよゥ!」
「がるるるるぐるる!」(←訳:朝御飯の場面がすごい!)

 大勢がわいわいがやがや、
 一緒に卓を囲んでの朝食の様子は
 各話のみせどころ、でもありますね。
 御飯が終わるや、
 堀田家に押し寄せてくるのは、
 せちがら~い世間の、俗な風。
 この最新作『オブ・ラ・ディ・オブ・ラ・ダ』では、
 いったいどんな風が、
 古本屋さんの壁を揺らすことになるのやら?

「おぶ・ら・でィ・おぶ・ら・だァ~♪」
「がるるがるるぐるるる~♪」(←訳:ララララ♪ Life goes on~♪)

 春から始まる堀田家の四季、
 シリーズ愛読者さんのために粗筋は敢えて記しませんが、
 いつも通り、楽しませてくれちゃう点は保証付き!
 シリーズ未読の御方は第一作『東京バンドワゴン』から
 順番にお読みくださいね。

 なお、この御本の印税の一部は
 震災の義援金に充てられるそうです。
 活字マニアの皆さま、
 ぜひ書店で、
 ♪オブ・ラ・ディ~♪と口遊みながら
 手に取って下さいませ!!

「ではァ、みなさまッ!」
「がるぐるるぐる!」(←訳:ステキな連休を!)
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お風呂は架け橋!

2011-04-28 23:01:20 | ブックス
 こんにちは、ネーさです。
 牡丹が咲き、藤のお花も咲く今日あたりから……
 ゴルデンウィークのお休みよ~♪という御方も多いようですね。

「こんにちわッ、テディちゃでス!
 りょこうッ、ゆきたいなッ♪」
「がるる!がるぐるがるるる!」(←訳:虎です!良いお休みになるといいな!)

 春爛漫、ポカポカのお天気で、
 身体もホカホカ温まっちゃう所への旅、といえば、
 そうです!
 この御方の、登場ですよ~!

  


 
            ―― テルマエ・ロマエ Ⅲ ――


 
 著者はヤマザキマリ さん、2010年4月に発行されました。
 テルマエ。
 それは、お風呂。
 それは、あの――

「すッぽんぽんおにィさんだァ!!」
「ぐるるるぐるがるるがるー!」(←訳:ローマのお風呂マニアおにいさんー!)

 そ、そうね、
 スッポンポンを、
 うひゃあ、恥ずかしい~、などとは思わない古代ローマ時代、
 ハドリアヌス帝統治下で、
 一心不乱にお風呂造りに邁進する奇特な浴場技師、
 ルシウス・クィントゥス・モデストゥスさん!
 現代日本読書界をアッといわせたⅠ巻&Ⅱ巻に続き、
 熱烈ラブコールに応え、
 みたびの登場となりました!

 今回も、ええ、もちろん跳びますとも!
 長大な時間の隔たりを超え、
 古代ローマから21世紀の
 『平たい顔族』の国へ、
 ざぱーん!と。

「ようこそォ、おふろまにあおにィさんッ!」
「がるるるっ!」(←訳:毎度ありっ!)

 毎巻の、いえ、毎話のごとく時空をひとっ跳びしては、
 訪れた平たい顔族の国で、
 ルシウスさんは学びます。
 もっと快適なお風呂を!
 もっと楽しいお風呂を!
 もっとのんびり、ほっこり、
 のんべんだらり~んと出来ちゃうお風呂を!

 しかし。
 陽光あれば影あり。
 栄光あるところには
 陰謀あり――

 人気浴場技師となって
 国家と政権を支えるルシウスさんに
 物陰から注がれる剣呑な視線がありました。
 
「むむゥ!
 すッぽんぽんおにィさんのみにィ、きけんがッ!」
「ぐるるがるるぐるる!」(←訳:逃げてよっルシウスさん!)

 ルシウスさん、逃げますか?
 それとも、真っ向から戦いますか?
 お風呂の神さまに愛される浴場技師さんの運命は……!

 あ、それにね、
 近々もっともっと怖ろしい事件も起こっちゃうらしいのよ!
 なんと!
 ルシウスさんの御話がね、映画化されるんですって!
 しかも、ルシウスさんと共演するのは、
 あの可愛い上戸彩ちゃんよ!
 
「わォ!
 らッきーでスねッ、すッぽんぽんおにィさんッ!」
「ぐるる~がるがるぐる~…」(←訳:違うよ~このヒトは~…)

 一見すると、映画で主演しているのは俳優・阿部寛さん。
 でもね、騙されちゃいけないわ!
 ホントはね、
 アレは阿部さんの格好をしたルシウスさんなのよ!

「なるほどッ、そうだッたのかァ♪」
「がる~ぐるるるぐるぐるるる!」(←訳:う~ん役者だなルシウスおにいさん!)

 深まる古代ローマと現代ニホンの絆、いえ、お風呂つながり――
 今後も、ルシウスさんの壮大過ぎる物語に、注目です!! 
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薫るサクラ風味♪

2011-04-27 22:30:10 | 美味
 こんにちは、ネーさです。
 ちょこっと分かりづらいかと思いますが……
 可愛い八重桜ちゃんを、はいっ、パチリ!

  

「こんにちわッ、テディちゃでス!
 もふゥ!
 ……さくらちゃんッ、おいしそゥ♪」
「ぐるる!ぐるぐるるるがるー!」(←訳:虎です!食べちゃダメだよー!)

 そうねー、塩漬けにして食べる桜や桜葉とは
 たぶん種類が違うような気がいたしますから、
 食べない方がよろしいですわよ、テディちゃ。

 でもね、その代わりに、
 本日は美味しい《桜テイスト》を御紹介いたしましょ。
 食いしん坊の皆さま、こちらを、どうぞ~!

  

 
 『コカコーラ』さんの、
 《紅茶花伝 薫る桜 ロイヤルミルクティー》!
 
 季節限定デザートシリーズの一品で、
 『桜(さくらんぼ)の香りをのせた新しい味わいのミルクティー』
 なのだそうです。
 ふっふっふっ、サクランボ大好きネーさ、
 つつしんで、いっただきまーす!

「テディちゃもォ、いただきまスゥ! ごくりッ!」
「ぐるぐるがるるるる!がるっ!」(←訳:ボクもいただきます!ぐびっ!)

 お! これは本当に、桜、というか
 桜桃のリキュールかエキスを感じさせる香りとお味ですね!
 コクのあるミルクティーのクリーム感、
 喉越しの良い甘さとあいまって、
 ごくごく飲めちゃいますよ♪
 全体の印象は……お菓子系ドリンク、といったらよいのかしら?

「うむッ! んままッ、でス! おいしィでス!」
「ぐるぐるるるがるる!」(←訳:やみつきになりそう!)

 お好みで、
 冷やしてもよし、
 温めてもよし、
 お花見物や遠足、ピクニックに、
 桜風味のお菓子が好きな御方は発見次第確保を!

「ぐびびッ!」
「がるがるっ!」(←訳:ごくごくっ!)

 肝心の桜前線さんは、
 なおも北上中!
 今週末は山形県米沢市近辺で見頃だと小耳にはさみましたよ♪

「きれいなァさくらッ、さきまスようにィ!」
 
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知性派、走る!

2011-04-26 23:03:34 | ブックス
 こんにちは、ネーさです。
 早くもスズランが咲き始めたようですよ~♪

「こんにちわッ、テディちゃでスゥ!
 はなみずきィもォ、さいてまスゥ!」
「がるる!ぐるるっがるるがるる~…」(←訳:虎です!他には、え~と、う~んと…)

 バラもヘビイチゴも、
 花屋さんの店頭にはカーネーションも♪
 にぎやかな春、ってことですが、
 我々活字マニアは、やっぱり、こちらを、はい、どうぞ~!

  


 
          ―― 時代推理傑作選 江戸の名探偵 ――


 
 編者は日本推理作家協会の方々、2009年10月に発行されました。
 御本の冒頭に、協会代表として東野圭吾さんが序文を寄せておられますよ。

「おえどのォ、めいたんていィさんッ??」
「ぐるぐるぐるがるる!」(←訳:大勢いそうだねえ!)

 ええ、お江戸を舞台にした時代小説はた~くさんありますし、
 ミステリの要素を組み込んだ時代小説もた~くさんあります。
 さまざまな《捕り物帳(帖)》作品を筆頭に、
 いろんな名探偵さんが
 八百八町で発生する
 事件やら謎やらに
 振り回されたり、
 解決したり。

「めいたんていィなんだからァ~、すぱッとォ、かいけつゥ!」
「がるがるるるぐる!」(←訳:してほしいんだけど!)

 解決、はいたしますが、
 この御本はアンソロジー形式ですから、
 収録されている作家さんは
 新旧とりどり、
 スタイルもとりどり、
 よって探偵さんたちが解決に到る過程も
 それぞれに違っていますね。

 高橋克彦さん著『天狗殺し』は、
 J・D・カーに挑戦!と言いたくなるトリック全開の作品です。
 お江戸をちょいと離れた中山道の碓氷峠で
 不可能犯罪発生!

 畠中恵さん著『茶巾たまご』では
 ベーカーストリートイレギュラーズよろしく
 妖(あやかし)さんたちが探偵仕事にいそしみます。

 そして、
 オオトリを飾りまするのは
 柴田錬三郎さん著『消えた兇器』。
 難事件を押し付けられちゃった眠狂四郎さんが
 解き明かさねばならないのは、
 現代のミステリマニアさんにとっては
 こんなの基礎の基礎じゃん!というトリック、なのですが、
 さあ、狂四郎さんは、いえ、巨匠・柴田錬三郎さんは
 あまりにも有名であるために
 実はとても扱いが難しいこの素材(ネタ)を、
 どう料理してのけるのでしょう?

「くらえッ、えんげつゥさッぽうゥ!」
「がるるるるぐるるがる!」(←訳:む!決闘は解決の後でござるよ!)

 収録順に
 逢坂剛さん、野村胡堂さん、
 畠中恵さん、高橋克彦さん、
 横溝正史さん、諸田玲子さん、
 泡坂妻夫さん、柴田錬三郎さん、
 という人気作家さんたちの傑作8作品から成る
 お江戸の名探偵さんたちのプロのワザ、
 ミステリ好きさんも
 時代もの好きさんも
 のんびり&じっくりと
 味わってみてくださいな♪ 
 
「えいやッ、とりゃりゃッ!」
「がるるーっ!」(←訳:あちょーっ!)

 武闘派さんより知性派さんに、おすすめ!です。 
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― オリュンポス神話実景 ―

2011-04-25 22:58:00 | ブックス
 こんにちは、ネーさです。
 鞠玉のような山吹の黄色いお花がきれいですね~♪

「こんにちわッ、テディちゃでスッ!」
「がるる!ぐるるぐるがるー!」(←訳:虎です!芝桜もキテるよー!)

 東北地方では桜が満開!と聞きましたが、
 本日ご紹介いたしますこの物語の舞台では……
 サクラって、あるのかしら~??
 何はともあれ、こちらを、どうぞ~!

  


 
                ―― 最初の哲学者 ――


 
 著者は柳広司さん、2010年11月に発行されました。
 『THE FIRST PHILOSOPHER』と英題名が付されています。
 ミステリ好きさんを唸らせた『ジョーカー・ゲーム』、
 チェス好きさんをニヤリ!とさせた『キング&クイーン』他、
 謎とサスペンスに満ちた物語の作者さんとして知られる柳さんが、
 この御本で描いているのは、
 ギリシア神話の世界……!

「ぎりしあしんわッ?」
「ぐるるうるがるがる?」(←訳:そこにもミステリが?)

 神話の世界には
 あらゆる要素が詰め込まれています。
 国盗り合戦、
 英雄譚、
 絶世の美女に怖ろしい魔女、
 妙なる歌声の竪琴弾きさん、
 気紛れな妖精さんたち、
 ワガママな神さま……
 つまりは、個性と個性のぶつかり合い!

「どすこーいッ!」
「がるがるるるぐる!」(←訳:毎日が生存競争!)
「まいにちがァ、どらまちッくゥ!」

 ドラマ――劇的な展開の中には、
 ミステリもサスペンスも発見することが出来ます。
 よ~く知られたストーリーも、
 柳さんの手品にかかっちゃうと、
 新たな謎が浮き上がったり、
 意外な動機が見えてきたり、
 なんだかまるで、
 歴史の定説を引っくり返す
 《遺跡発掘》の現場に居合わせているかのよう……!
 徐々に、静かに、
 湧きおこる興奮!

 いかなる時代、
 いかなる場所にも存在する《ドラマ》は
 《ミステリ》と同義語、なのかもしれませんね。

「かみさまもォ、にんげんもォ、みすてりィ!」
「がるるるがるぐる!」←訳:(王宮の迷路みたいに!)

 ギリシア神話や伝承を軸とした
 13編の物語、
 柳さんファンの方々、
 西洋史好きさんに、
 それに演劇勉強中の御方も、
 《ドラマ》を極めるためにも、一読を!

「ぎりしあしんわッ、おーるすたーずゥ!」
「がるるるるがるぐるるる~!」(←訳:豪華出演陣による名演を楽しもう~!)
 
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ニャングルキングダム!

2011-04-24 22:30:26 | ブックス
 こんにちは、ネーさです。
 ふぅ~、東京・多摩地域は久しぶりのポカポカ好天日曜日でした♪

「こんにちわッ、テディちゃでス!」
「がるるっ!」(←訳:虎ですっ!)

 ポカポカ、うららか、空気も程よく温まって……と来れば、
 この子たちの気配がいたしますよ!
 春や春! さあ、週明けの一冊には、こちらを、どうぞ~!

  


 
           ―― 伊藤潤二の猫日記 よん&むー ――


 
 著者は伊藤潤二さん、2009年3月に発行されました。
 え~、そっちの分野には全然詳しくない私ネーさも、
 伊藤さんの御令名は存じ上げておりまする。
 『富江』『双一シリーズ』他、現代日本ホラー漫画界を牽引する存在の――

「ひいィィィ~~~~~ッ!!
 こッ、こわいィ~!
 ほらーはァ、ぱすゥでスゥ!」
「がるがるるぐるるっ?」(←訳:ホ、ホラー漫画なのっ?)

 落ち着いて下さいな、テディちゃ、虎くん。
 伊藤さんはホラー漫画作家さんではありますが、
 この御本『よん&むー』は
 ホラー作品では無いのです。
 表紙にだって、ね、きゃわゆいニャンコちゃんが描かれているでしょ?

「……きゃわゆいィ??」(←疑惑の眼差し)
「ぐるぐるがるるる~…」(←訳:可愛いと言うよりは~…)

 えへん!
 そもそもの始まりは、
 主人公の『ホラー漫画家J』さんの
 まことに御目出度い新居購入と、
 結婚間近の『婚約者A子』さんとの会話でした。

 『J君は犬派? 猫派?』

 ちょっとフザケてJ君、
 俺はハムスター派さ、などとうそぶきますが、
 本音は『犬派!!』でございます。

 犬は人間の友!
 けなげで、
 涙を誘うカワイイやつ!

 ……しかし。

「……しかしィ?」
「ぐるるがるるっ?」(←訳:ど、どうしたのっ?)

 婚約者A子さんは……猫派!

「うッ!」
「がるっ!」

 或る日、新居に突然配達されるニャングルジム、いえ、
 キャットタワー!
 一面、また一面と、
 真新しい壁を覆い尽くしてゆく猫のひっかき防止シート!
 いつのまにやら、
 A子さんの実家から
 『よん』という名の猫がやってくることが
 既定事項になっており、
 『よん』もひとりじゃ寂しいわよね~と
 別の仔猫ちゃんまで予約済みに!

「ううッ!」
「がるるっ!」

 暗雲たちこめるホラー漫画家Jさんの新婚生活?
 やって来た仔猫『むー』ちゃん、
 続いて到着した本命?の『よん』ちゃん。
 はたして、一家は共存共栄できるのでしょうか?
 新居に響き渡るのは、
 ホラー漫画家Jさんの悲鳴?
 それとも魔猫ちゃんが遠吠えするニャァァァァーン……

「ネーさッ!
 にゃんこはァ、とおぼえェ、しませんよゥ!」
「がるぐる!」(←訳:たぶんね!)

 特段な宣伝はしていないのに、
 じわ~りじわりと順調に版を重ね、
 ニャンコ好きさんの間では大きな話題になっているコミック
 『よん&むー』!
 愛猫家さんに、
 笑える御話をお探し中の活字マニアさんに、
 ぜひのおすすめです!
 
 ネーさ的イチオシは、
 第五話『よんはやっぱり変な猫』と
 第六話『よん大脱走』――
 全猫好きさんは必ずや、
 うん!あるある!
 そうなのよねウチも!
 と思い当るに違いないエピソードですよ~♪

「にゃんこまにあさんッ、よむべしィ!」
「がるぐるがるるる♪」(←訳:ホラー好きさんもね♪)
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~ 華々《花》お菓子 ~

2011-04-23 22:47:38 | 美味
「むにゃッ?
 これはァなんだろッ?」
「ぐるぐる!がるるーる!」(←訳:くんくん!良い香り~!)
「むッ! なにかァ、かいてあるゥでス!」 
「……ぐるぐるぐるがるる?」(←訳:ピエール・エルメ?)
「えェッ!!」

  

 は~い、こんにちは、ネーさです。
 本日は嬉しい差し入れ第二弾!をいただいちゃいましたよ!
 それが、この――

  

 世界で最も影響力を有するパティシエ
 『ピエール・エルメ』さんの
 《MACARONS マカロン》!

「こここッ、こんにちわッ、テディちゃでス!
 さそくゥ、いただくでスよゥ!」
「ぐるる!がるーるるがるる!」(←訳:虎です!ボクもいただきまーす!)

 ええ、皆で一緒に、はい、
 いっただきまーす!

 円筒型のパッケージにセットされているのは
 10個のマカロン……
 まずは薔薇色がきれいな《ローズ》を、
 ぱくっ!と。
 
 ……うう~む、美味しいです!
 ぷわん、とした生地の食感。
 ローズ風味のクリーム。
 この二つの、単純そうでいて
 複雑な、考え抜かれたバランス……
 
 エルメさんのお菓子をいただく度、
 なんてまあ繊細な香辛料(スパイス)使いをするパティシエさんなのかしら、と
 感心してしまいます。
 試行錯誤の末にたどり着いた、
 味、形、バリエーション、だわね。

「ネーさッ!
 おしゃべりィしてるとォ、
 なくなツちゃうでスよッ!」
「がるるるがるるる!」(←訳:そうだよそうだよ!)

 はいはーい、
 では皆さまも、ガッチリ美味しいものを補給して
 荒れ気味のお天気をのりきって下さいね!

「みなさまァ、おだやかなァ、しゅうまつをッ!」
「がるっ!」
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春のゆくさき。

2011-04-22 22:31:54 | ブックス
 こんにちは、ネーさです。
 む? お天気予報では明日・土曜日は雨ですって?

「こんにちわッ、テディちゃでスゥ! 
 あァ~めェ~??(←恨めし気に)」
「ぐるる!がるるる~…?」(←訳:虎です!雨なのぉ~?)

 お外にゆけない雨の休日には、やっぱり読書タ~イム!
 しかもグッと分厚いこちらの御本を、さあ、どうぞ~!

  


 
              ―― 小暮写眞館 ――


 
 著者は宮部みゆきさん、2010年5月に発行されました。
 ’10年度の読書界ではとても話題になった作品ですから、
 ご記憶の方々も多いことでしょうね。

「はるゥでスねッ♪」
「ぐるぐるがるるる!」(←訳:表紙が春してる~!)

 そうですね、
 いちめんのなのはな……と、思わず呟きたくなる装丁の表紙に導かれ、
 私たち読み手は扉を叩きます。

 《小暮写眞館》と看板が掲げられた家の扉を。

「ふむッ? しゃしんやさんッ?」
「ぐるがるる!」(←訳:古風だねえ!)

 ええ、目にした人は大抵、そう言うのです。
 写真館?
 あ、写眞館さんね。
 へえ、イマドキ珍しいなぁ。
 え?
 違う?
 なぁんだ、写真屋さんじゃないのぉ?

 そうです、写真屋さんではありません。
 高校生の花菱英一(はなびし・えいいち)くんの新しい家は、
 ちっとも新しくなんかなくて、
 というか、どう見たって古家ってヤツで、
 どうしてウチの父母はこんな酔狂な買い物をしちゃったんだか、
 まーったく理解できないのでした。
 写真館だった古い建物を
 売りに出ていたその形のまま、
 ウィンドウもスタジオも壊さず変えず、
 最低限の改修だけして
 入居するっなんて……アリなのか!

「それはァ……たいへんそうゥでスゥ!」
「がるがるぐるるぐる~」(←訳:めったになさそう~)

 新しい住まいが写真館だったために
 花菱くんの周囲に誤解が生じます。
 まだ写真屋さん営ってるんでしょ?
 写真館の御主人さんの遺族さんなんでしょう?
 いやもう、誤解をいちいち解いていられないほど、
 あちらこちらで。

 そんな誤解のひとつを、
 花菱くんは背負い込んでしまいました。
 
 小暮写眞館で――かつて、
 木暮泰治郎(こぐれ・やすじろう)さんが現役で写眞館を経営していた頃に
 現像されたものとおぼしき、
 一枚の……
 心霊写真???

「ぎゃうわわえッ!」
「がるるる!」

 花菱くんが引き受けてしまったのは、
 厄介事なのでしょうか?
 それとも……途方もない、
 不思議な、
 素晴らしい、
 いえ、或いは、
 ごく平々凡々で、
 驚くようなもんじゃなくて、
 でも、
 かけがえのない、何か……?

「ふァ?
 そんなものがァ、しゃしんのォ、なかにィ??」
「ぐるがるぐるるる!」(←訳:写真ってすごいんだね!)

 長く長くこころに残ること疑いなしの傑作、
 未読の活字マニアさんは、
 週末のお休みに、
 GWの長いお休みに、
 ぜひ、この御本を!
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ゆかしき、かたち。

2011-04-21 22:34:07 | ブックス
 こんにちは、ネーさです。
 な~んかお天気がハッキリしない東京・多摩地方……
 でも道路沿いの八重桜ちゃんはきれいです!

「こんにちわッ、テディちゃでス!」
「がるるー!ぐるぐるがるるるる♪」(←訳:虎ですー!週末は晴れるといいな♪)

 週末のお休みまで、もうちょっと!
 それまでの読書タイムは、はい!こちらを、どうぞ~!

  


 
             ―― ニッポンの老舗デザイン ――


 
 写真は久家靖秀さん、文は橋本麻里さん、2011年3月に発行されました。
 マガジンハウス社刊の『カーサ ブルータス特別編集』号、
 全ページにカラー写真満載♪
 英訳文まで併載されたインターナショナルな構成のMOOK本です。
 『Best of Nippon Design』と英題名が付されておりますよ。

「しにせやさんッ!」
「がるる~!」(←訳:高そう~!)

 いえいえ、老舗さん=高価なものばかりのお店、という認識は
 当て嵌まりませんわ。
 御本の表紙を捲って、
 《n.01》で紹介されているお店は……
 『虎屋』さん!
 平仮名で『とらや』さんとも表記するこのお店の、
 暖簾(のれん)に白く染め抜かれた屋号を目にすれば、
 皆さま納得なさるでしょう。
 これぞニッポンデザイン!

「しぶいィ~でス!」
「ぐるがるるる!」(←訳:和の美だよね!)

 暖簾が美しければ、
 店舗も美しいし、
 もちろん販売されている和菓子だって美しいし、
 お菓子のネーミングセンスも美しゅうございます!
 『遠桜』
 『新春の川沿』
 『若葉蔭』
 『水の宿』
 『梢の秋』
 それに、『夜の梅』もね!

「ごしんもつにィ、おすすめッ♪」
「ぐるぐるがるるるる!」(←訳:目にも美味しいお土産だよ!)

 《n.02》では組紐の『有職組紐 道明』さん、
 《n.03》では包丁・料理道具の『有次』さん、と
 《n.23》の南部鉄器『釜定』さんまで、
 次々に繰り出される“老舗デザイン”の完成度の高さに、
 なんだか楽しくなってきます。
 ニッポンデザインって、素敵じゃん!

「どれもォ、ほしくなッちゃうゥ~♪」
「ぐるるっるるがる♪」(←訳:老舗さんっていいな♪)

 きれいなもの、
 良いもの、
 ついつい顔がほころんでしまう愛らしいものが好きな御方は、
 春の宵のひととき、
 ぜひ御遊覧ください!
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