テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

ポケットに、いつもラジオ♪

2014-03-31 21:15:53 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 そろそろォ~…!」
「がるる!ぐるるぐるがる!」(←訳:虎です!サクラ咲くです!)

 こんにちは、ネーさです。
 ここ八王子でもソメイヨシノのお花が咲き始めましたよ♪
 春だなぁ~と嬉しくなっちゃう本日の読書タイムは、
 前回記事の流れに乗って
 こちらの御本を、どうぞ~!

  



            ―― お笑いラジオの時間 ――



 編集は有限会社ペールワンズの皆さん、2014年1月に発行されました。
 『《ラジオがおもしろい芸人》は《本物》である――。』と
 副題が付されています。

 前回記事では、タモリさんという、
 いかなる枠にも収まりきれない“謎の人物”についての御本を取り上げましたが、
 こちらは、ラジオで活躍する芸人さんたちが登場する御本です。

「らじおォ、だァ~いすきィ!」
「ぐるがるるぐる!」(←訳:地味だけど好き!)

 TVに比べて派手さはなく、
 出演者さんの顔や衣装も見えず、
 予算だって多くはなくて、
 でも、意外に根強いファンがついているのが、ラジオ♪

 雑誌『BRUTUS』さんでも時々ラジオ特集をしてるけど
 反響は大きいのだそうよ。
 TVじゃ言えないことも、ラジオでは言える。
 新聞には載らない情報も、ラジオならフォローできる。

「それがァ、らじおのォみりょくゥ!」
「がるるぐるるる!」(←訳:小回り利きます!)

 そんなラジオの潜在力が最大限に高まるのが、
 深夜ラジオの時間。

 『オールナイトニッポン』や『JUNK』といった番組は、
 いまいちばん勢いのある芸人さんたちの
 《花舞台》です!

 現在、大御所と称えられる芸人さんはみな、
 深夜のラジオを踏み台にして
 一段とデッカイ存在になりました。

「びーとたけしィさんッ!」
「ぐるるがるぐる!」(←訳:タモリさんもね!)

 この御本に収録されているのは、
 お笑いラジオの時間に全力で取り組む芸人さんへのインタビューと
 構成作家さん、プロデューサー&ディレクターさんたち
 スタッフさんへのインタビューです。

 おぎやはぎ さん×吉田豪さんの『無責任ラジオ論』、
 オードリーさんの『ラジオブースは試合帰りの部室』、
 山里亮太さんの『“ラジオの天才”になりたい』、
 大谷ノブ彦さんの『冷静(ツッコミ)と情熱(ボケ)のあいだ』他、
 いやー、皆さんマジメだわ!

 
「ものすごくゥ~!」
「がるぐるるる!」(←訳:真剣なのです!)

 笑いって、芸人さんのマジメさが生み出してるのね。
 また同時に、
 マジメさと紙一重の狂気から
 深夜のラジオ波に生命が宿るのでしょうか……。

「♪るる~♪ぽけッとにィ~♪いつもォ~♪」
「がるるるるるぐるる~♪」(←訳:トランジスタラジオ~♪)

 普段は表に出てくることのない
 制作スタッフさんのラジオ論は特に読みごたえがありますよ。
 AMラジオ好きな御方も
 FMラジオ好きな方々にも
 おすすめの一冊です。
 ぜひ!

 
 
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いつか『またアルタで』お会いしましょう !

2014-03-30 21:39:34 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ぐすんッ、さみしィのでスよゥ!」
「がるる!ぐるるるるる!」(←訳:虎です!終わらないで!)

 こんにちは、ネーさです。
 3月31日まであと一日を残すばかりとなった本日の読書タイムは、
 こちらの御本を、どうぞ~!

  



                ―― タモリ ――



 編集は佐野亨さん・岸田真さん、編集協力は小泉なつみさん・稲田豊史さん、
 2014年1月に発行されました。
 『芸能史上、永遠に謎の人物』と副題が付されています。

「たもりィさんッ!」
「ぐるるるっ!」(←訳:森田さんっ!)

   ……ああ、お昼のあの番組がもうなくなっちゃうのかぁ~…

 と、がっかりしておられる御方も多いことでしょう。
 私ネーさも、ええ、タモリさんのファンですので、
 寂しい思いをしております。

 この御本にも、ファンでもある執筆者さん・編集者さんたちの
 番組終了への惜別の想いがこもっているようです。

「たくさんのォ、ひとがァ~」
「がるるるるるぐぅる!」(←訳:タモリさんのファン!)

 タモリさんを《発見》した音楽家の山下洋輔さん。

 タモリさんの理解者である筒井康隆さん。

 そして、タモリさんと共演した
 エンターティナーさんたちが
 文章を寄せています。

「ふしぎなァ、ひとォでスねッ!」
「ぐるるるがるるる!」(←訳:どこにも属さない!)

 日本の喜劇の歴史の上で
 系譜外にいる、というタモリさん。

 それでいながら、
 32年間も、ひとつの番組を続け得た、という不思議。

 明日31日、
 最終回を迎えるときに
 タモリさんは泣いちゃうのかしら?

 それとも、
 えへへ、と笑っているのかなぁ?

「さいごまでァ、にこにこッ!」
「がる!」(←訳:だね!)

 スタジオ・アルタへと向かう
 新宿駅地下道には、現在、こんな広告が展示されています。

  

  

 タモリさんファンの方々に、
 そして喜劇史に興味をお持ちの御方は
 ぜひ、この御本を一読されますよう、
 おすすめいたします。

 ……明日の最終回は、しっかり録画しなくちゃね!

「さいごまでェ!」
「ぐるがるる!」(←訳:応援するよ!)


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~ 歳時記で舌鼓 ~ 

2014-03-29 21:25:58 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでスゥ!
 やほーッ♪はるゥはるゥはるゥ!」
「がるる!ぐるるがるる!」(←訳:虎です!爛漫の春です!)

 こんにちは、ネーさです。
 今日3月29日は好天でしたね!
 上野のお山は花見客さんでにぎわっていることでしょうが、
 先日のサボっちゃった分を取り戻すべく、
 週末にもかかわらず本日は読書タ~イム♪
 こちらの御本を、どうぞ~!

   



              ―― おいしい歳時記 ―― 



 歳時記監修は広田千悦子(ひろた・ちえこ)さん、2014年3月に発行されました。
 『古きよきニッポンをおうちで楽しむ 昔ながらのしきたりと料理 ちょっと暮らしを丁寧に』と
 やや長めの副題がふされたこの御本は、
 《オレンジページnet》に連載されていた
 『歳時記で楽しむおうちごはん』を再構成し、加筆・修正したものです。

「ふほゥ! むずかしィ~ごほんでなくてェ~」
「ぐっるがるぅ!」(←訳:ホッとしたぁ!)

 ええ、週末ですものね、
 難解な書籍はパスして、
 お花見シーズンにぴったりの
 《食》の御本がこちら!ですよ。

 御本の構成も、ちょうど
 四月――卯月(うづき)から始まっています。

「おッ! おせきはんッ♪」
「がるる!」(←訳:鯛めし!)
「はなみィべんとうゥ!」
「ぐるる!」(←訳:桜餅も!)

 歳時記に基づく、
 月ごとの行事、風物、天気の用語、
 時候の挨拶等も紹介されていますが、
 御本のメインはなんといっても
 《季節のお料理》。

 五月(皐月)には
 新緑と、柏餅、ちまき。

 六月(水無月)には夏至と、梅シロップ。

 七月(文月)には
 七夕と、ひつまぶし。

「うなぎィ、でスねッ!」
「がるぐるるる!」(←訳:夏のお料理だ!)

 春から、夏、秋、冬。

 暦の流れに乗って読む進んでゆくと、
 過ぎたばかりの厳しい冬の日々すらも
 ちょこっと懐かしくなったりいたしますよ。

 ……いえ、今年の冬のあの記録的な豪雪は
 懐かしいどころか二度と御免だわ!ですが。

「でスねッ、もぐもぐゥ~♪」
「ぐるるっがるがる!」(←訳:だよねっもぐもぐ!)

 ん?
 何をもぐもぐ食べているの?
 あっ! それはさっき私ネーさが買ってきた桜餅!

「もふゥ! おさきにィ、いただいてェおりますッ♪」
「がるるるぐる!」(←訳:美味しいです!)

   (クマとトラ、桜餅を咥えて逃走)

 ああ、油断も隙もないってこのことね~… (←ネーさ、しばし呆然自失)

 おっと、えへん、
 この御本に掲載されているのは
 どれも手軽に&気軽にチャレンジできるレシピです。
 食材も入手容易なものが多いので
 お料理初心者さんにもおすすめの一冊ですよ。
 ぜひ一読してみてくださいな。




  さあ、恒例オマケ画像をここで!
  
  「さいしんさくはァ~」
  「ぐるるっ?」(←訳:バナナっ?)
  『不二家』さんの《カントリーマアム小麦胚芽入りバナナブレッド》、
  バナナブレッド好きさんは必食の美味しさですよ♪

  では皆さま、春を実感しつつ穏やかな休日を!



 
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サクラの花の、さらなる彼方に。

2014-03-28 21:37:18 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 きょうはァ、どこへェ~おでかけかなッ♪♪」
「がるる!ぐるるがるるるる?」(←訳:虎です!お弁当つくろうか?)

 こんにちは、ネーさです。
 ええ、そうですね、今日もお出掛けしちゃいましょうか♪
 ただ~し!
 目的地は……はい、こちらの御本の中の、遠~い宇宙ですよ~!

  



            ―― 宇宙のランデヴー ――



 著者はアーサー・C・クラークさん、原著は1973年に、
 画像の改訳決定版は2014年2月に発行されました。
 英語原題は『Rendezvous with Rama』、
 ヒューゴー賞、ネビュラ賞、ローカス賞と、
 SF界の名だたる賞をかっさらいまくった不朽の名作です!

「うちゅうゥ~??」
「ぐるるがるっ!」(←訳:確かに遠いっ!)

 地上の尺度で見れば、ええ、たいそう遠い“宇宙”。
 でも、銀河的な尺度で見直すと、
 そう遠くもないじゃん!
 むしろ目と鼻の先じゃん!なのが
 この御本で描写されている“宇宙”です。

 だって、そこは太陽系内。
 地球人にとっては庭のようなもの。

「えェ~?
 テディちゃ、ろけッとォ、もッてないィもんッ!」
「がるるぐっるるるるがるる!」(←訳:ボクも持ってないよ宇宙船!)

 一般市民は宇宙旅行なんてしたことない、のは
 未来の世界でも同様なのでしょうか。
 クラークさんが語るこの物語では――

 ときは、22世紀。
 人類は太陽系内の居住可能な惑星・衛星へと移住し、
 《惑星連合》が形成されています。
 水星や、火星や、月……

 
「ふァ~、じんるいィのォ、うちゅうしんしゅつゥ!」
「ぐるがるぅ!」(←訳:雄大だなぁ!)

 或る日、
 レーダー網が尋常ならざる物体を捕捉しました。

 木星の軌道の外に
 新しい小惑星発見?

 高速で移動しているその小惑星は、
 宇宙の迷子のような存在かと思われました。
 
 太陽系を訪れるのはこれが最初で最後、
 木星、火星、地球、近世、水星の軌道を次々に過ぎりながら、
 太陽近辺をひとまわりして、
 ふたたび未知の空間に飛び出してゆく
 はぐれ者の星。

 天文学者たちはこの惑星に
 ラーマ、という名を与えましたが……

「ふしぎィなァ、なまえェ!」
「がる?ぐる??」(←訳:あれ?でも??)
「なんだかァ、へんッ!」

 インドの神話『ラーマーヤナ』から名を得たその星は、
 観察するうち、
 迷子から異端児へと変貌してゆきます。

 もしや、ラーマは小惑星ではなく……

 人工物?

「ひええええッ!」
「ぐるるるぅ??」(←訳:ホントにぃ??)

 ラーマ調査のため、
 太陽系調査研究艦エンデヴァー号は
 接近を試みます。
 ノートン艦長ら、乗組員がそこで目撃したものとは――

「もういッかいィ、ひええええええェッ!」
「がるるぐるっがる?」(←訳:ホントなのっこれ?)

 さすがは巨匠クラークさん!
 執筆されてからずいぶん時が経っていますのに、
 科学の常識や知識にも変化が生じておりますのに、
 違和感がほとんどありません!
 有り得る未来、
 起こり得る事象、として
 現代の私たちが読んでも楽しめる《科学SF》になってます♪

「これがァ、ほんとにィ、おこッたらァ~…」
「ぐるるるるっ!!」(←訳:どうしようっ!!)

 枝の下でお花見しながら、
 さあ、はるかな宇宙の出来事にも
 想いを馳せてみてくださいね。
 全活字マニアさんに
 おすすめの一冊です!





 
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上野のお花は?プチレポート!

2014-03-27 21:27:02 | ミュゼ
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 うむッ! おやまにィ~きたのでスッ!」
「がるる!ぐるるがるるる~!」(←訳:虎です!上野のお山だよ~!)

 こんにちは、ネーさです。
 本日、私たちが読書をおサボりしてやって来ましたのは……

  

 上野動物園!

 ……じゃなくて。

  

 動物園のお隣りの、
 東京都美術館!ですよ~♪♪

  

 先日お報せしましたように、
 現在、東京都美術館で開催されている、


 
         ―― 特別展 世紀の日本画 ――


 を観るべく、東京の西の端っコに近い八王子から東域のここ上野まで、
 雨模様のお天気の中を……って、
 あら? おかしいわね?
 私ネーさ、けっこう晴れ女なんですけど?
 イベントごとのある日は割と晴天なんですけど?
 雨男ならぬ雨クマもしくは雨トラがいるのかしら?

「テディちゃ、あめくまじゃァ~ないィでスゥ!」
「ぐるるがるるぐぅるるるる!」(←訳:ボクも雨トラじゃないもん!)

 誰のせいやら不明ではありますが、
 大作名作がひしめきあう展覧会は楽しゅうございましたよ♪

 観たい観たいと切望していた、
 今村紫紅さんの
 『熱国之巻(熱国之夕)』(大正3年/1914年制作)が展示されていて
 もう大感激~!!

「えまきものォ、でスよッ!」
「がるぐるるがるるがるる!」(←訳:ぜひ本物を肉眼で見てね!)

 小杉未醒さんの『山幸彦』も良かったなあ~…♪
 4月1日までの開催ですので、
 日本画好きな御方は急いでお出掛けを!




 ……さて、この季節に上野のお山を訪問するのなら、
 やることは決まってるわね。

「ふァいッ! それはァ!」
「ぐるるがるぅ!」(←訳:サクラ見物ぅ!)

 は~い、上野のサクラは、

  

「おおおッ!」

  

「がる!」(←訳:おお!)

 と、上の画像のようなお花は、ごく一部で――

  

 およそのところは、こんな感じでしょうか。
 一分咲きか、まだまだこれから、な咲き具合ですね。
 今週末に気温の高い日が続いたら
 ぽーん!
 と、お花ちゃんもハジケることでしょう♪

「でもォ、ふんいきィはァ、いいねッ!」
「ぐるるがるる!」(←訳:みんな朗らか!)

  

 傘を手に持ちながらも、
 行き交う方々は、写真を撮ったり、
 記念撮影をしあったり。
 外国からいらした観光客さんたちも笑顔でしたよ♪♪

  

 お山がサクラ色にそまったら
 押し寄せてくる花見客さんたちに備えて、
 サクラ並木の下には特大のゴミ箱が設置されています。

 
「ごみィはァ、きちんとォ~」
「がるるる!」(←訳:ゴミ箱に!)

 なお、JR飯田橋近くのお濠のサクラちゃんたちも、
 きれいに咲きそろうのはまだ先……のように見えました。
 お花見が盛り上がるのは、
 来週以降、4月になってから、かな?

「みなさまのォ、じもとにもッ!」
「ぐるがるぐる!」(←訳:さあ花よ咲け!)




  
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パワフル江戸絵画!

2014-03-26 21:30:21 | ミュゼ
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 さくらァだッ!」
「がるる!ぐるる!」(←訳:虎です!桜です!)

  

 こんにちは、ネーさです。
 近所のサクラちゃんがどどーん!と開花しました。
 昨日はまだ蕾でしたのに、たった一晩でここまで!
 ソメイヨシノちゃんはまだまだ、みたいですけど……

「もうすぐゥ、さくかなッ??」
「ぐるぐるぅ!」(←訳:わくわくぅ!)

 さて、春の到来に浮かれる本日は、
 読書……じゃなくてアート情報を、どうぞ~!

  


           ―― 江戸絵画の19世紀 ――


 東京・府中市の府中市美術館にて、
 会期は2014年3月21日~5月6日まで(月曜休館、ただし5/5は開館)、
 『美を作り込む 春の江戸絵画まつり』と副題が、
 『Nineteenth Century Edo Paintings』と英語題名が付されています。
 19世紀の日本絵画界といえば……

  

「わひゃあァッ!」

  

「がるぅ~!」(←訳:うはぁ~!)

 画像は上から、
 葛飾北斎さんの『諸国滝廻り 木曽路ノ奥阿弥陀ヶ滝』
 歌川国芳さんの『讃岐院眷属をして為朝をすくふ図』
 鈴木其一さんの『毘沙門天像』です。

  

「ほかにもォ、てんじさくひんッ、たすうゥ!」
「ぐるるるがる!」(←訳:ついでに速報!)

  

 ちょっと気の早い情報?ですが、
 来年も春の江戸絵画祭りが予定されているんですって。
 『動物絵画の250年』と題される展覧会には
 可愛らしさブッちぎりな応挙さんのワンコ画もやって来る!

「まんまるゥ~こいぬッ!」
「がるがるぐる!」(←訳:むくむくです!)

 伊藤若冲さんたち江戸の絵師さんが大注目を浴びて以来、
 江戸絵画の人気は高まる一方ですね。
 府中市美術館は、
 都立府中の森公園の中にあります。
 ここは緑が多く、お散歩にも好適な公園なので、
 江戸絵画ファンさんは
 プチウォーキング気分でお出掛けくださいな~♪

 (なお、前期と後期で展示が入れ替わる作品もあります
  詳細は美術館のHPまたはハローダイヤルで御確認を)




  では、オマケ画像も召し上がれ~♪♪
  
  「これはァ~、ぽんッ!」
  「ぐるるぅるるがる!」(←訳:スペシャルなポン!)
  画像は『ミスタードーナツ』さんの
  《ポン・デ・センバツ!!東日本大会 北海道代表ポン・デ・スイートポテト》♪♪
  各地の代表ポン、ぜひ食べ比べを!




  
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先生、旅から旅へ。

2014-03-25 21:32:19 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 すみれのォおはながァ、さきましたでスッ!」
「がるる!ぐるるるがるるるぐるる~!」(←訳:虎です!鶯くんの独唱会も絶好調~!)

 こんにちは、ネーさです。
 春です。
 来るときは来るんです、春。
 一夜にしてスミレが咲き、クリスマスローズも満開に!
 ほんわかな気分の本日は、
 こちらの御本でのんびり読書タイムを、どうぞ~!

  



             ―― へるん先生の汽車旅行 ――



 著者は芦原伸(あしはら・しん)さん、2014年2月に発行されました。
 『小泉八雲、旅に暮らす』と副題が付されています。

「ふァいッ!
 テディちゃ、しッてまスゥ~!」
「ぐるる!がるるぐるる~…」(←訳:ボクも!ヘルンさんは~…)
「らふかでぃお・はーんさんッ!」

 活字マニアさんには、
 ことに日本の活字マニアさんにとっては
 御馴染みの存在であるラフカディオ・ハーンさん――
 日本での名は、小泉八雲さん(1850~1904)。
 
 この御本は、日本/日本文化の紹介者として知られるハーンさんの
 《旅》の軌跡を追う、
 ちょっと変わった“旅行記”です。

「ひょうしィにはァ、きしゃぽッぽゥ!」
「がるぐるるるぐる!」(←訳:蒸気機関車の旅だね!)

 著者・芦原さんは御本の序章で、

   まるで人生が旅のような男である。

 と、ハーンさんを形容しています。

 ええ、確かに、ハーンさんの生涯は
 《旅》の連続でした。

 ギリシャのレフカダ島に生まれ、
 幼少期にアイルランドへ移住、
 フランスのノルマンディや英国のダラムで教育を受け、
 移民として新大陸――アメリカへ。
 東部、南部と、住まいと職を転々としつつ、
 やがて、列車を乗り継いで大陸を横断、
 極東の国・日本へと出発します。

「たいせいようォ、おうだんッ!」
「ぐるるるがるるるぐる!」(←訳:米大陸も太平洋も横断!)

 日本でも、ハーンさんは列島を東へ西へと
 旅をし、居を移し、
 旅行記を著し、
 教師となり、
 怪談の蒐集者となり、
 そうして、この国で黄泉路の旅人となったのでした。

 著者・芦原さんは
 ハーンさんが乗った汽車の路線を調べ、
 追紀行を試みます。

 現代のアメリカ大陸を、
 アムトラックで横断!

 東海道線で、東京から山陰へ!

「むかしはァ、ひこうきィ、なかッたもんねッ!」
「がるるるぐるっる!」(←訳:新幹線もなかった!)

 ハーンさんの時代の旅と、
 現代の旅と。

 時を隔てたふたつの《旅》の対比は
 なつかしい日本の姿、風景を浮かび上がらせます。

「へるんせんせいィのそくせきィはァ~」
「ぐるがるるるる!」(←訳:今もそこここに!)

 見どころ、読みどころ盛りだくさん!

 旅行記マニアさん、
 鉄道好きな御方におすすめの御本です♪
 そしてもちろん、
 ハーンさん=八雲さんファンの方々も、ぜひ!




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―― 本当に欲しいもの ――

2014-03-24 21:38:13 | ブックス
「こんにちわゥ~、テディちゃでス!
 まいにちィがァ、たたかいィでスゥ!」
「がるる!ぐるるるるがる!」(←訳:虎です!お買い物の闘い!)

 こんにちは、ネーさです。
 いま買うべきは何か?という点で
 活字マニアの皆さまもお悩みのことでしょう。
 車か、家電か、生活必需品か?
 本日の読書タイムで御紹介いたしますのは、
 “必要”よりも“楽しさ”“豊かさ”を
 テーマにした一冊ですよ。
 さあ、こちらを、どうぞ~!

  



 
            ―― これっていいね 雑貨主義 ――



 著者は谷川晃一(たにがわ・こういち)さん、写真は川田奎也(かわだ・けいや)さん、
 2014年2月に発行されました。

「ざッかァ~♪♪」
「ぐるがるるる!」(←訳:いま大流行の!)

 ええ、そうですね、
 このところの雑貨屋さん流行りっぷりときたら
 ハンパじゃありません。

 日本初上陸!だの、
 関西初出店!だの、
 特に北欧系の雑貨のお店には
 行列が出来てるとか
 休日は入場制限もあるらしいとか、
 驚きの盛り上がりです。

 この御本で取り上げられているのも
 そういった雑貨なのか、というと……

 実は、ちょっと違うんです。

「これはァ、あーとォ、でスねッ!」
「がぅーるるるぐーる!」(←訳:フォークロアアート!)

 アンティーク、或いはブロカントなどと呼ばれる、
 古風な、懐かしさを感じさせるモノたち。

 海の彼方からやって来た民芸調の人形やオブジェ、
 器(うつわ)、
 ガラス製品、
 ぼってりした陶器のお皿、
 手描きのタイル。

「あッ、これェ、かわいいッ♪」
「ぐぅるるーるがるるる!」(←訳:キャンデーの空き缶だ!)

 テラコッタの鉢、
 美しさにうっとりさせられる竹籠、笊(ざる)……。

 安価に買える大量生産品ではないけれど、
 目玉が飛び出ちゃうほど超高額、でもない、
 美術品と日用品の境界線上にある
 愛らしい品々は、
 あれもこれも買っておかなくちゃ!と慌てる私たちの
 曇った眼を晴らしてくれます。

 そうよね~、
 本当に買いたいもの、
 手元に置きたいものって
 こういう《雑貨》なのだという気がしますよ。

「テディちゃ、これェほしィ~いッ!」
「がるぐっるる!」(←訳:ボクこっちの!)

 御本の後半に掲載されている
 カルタ、切手、マッチ箱、ラベル等の品々について
 著者・谷川さんは次のように記しておられます。

    雑貨集めには布や食器など
    女性趣向のものと、
    切手やラベルなど
    少年を夢中にさせる
    二つのジャンルがある

「うゥ~んッ? そうなのかなッ?」
「ぐるるるっ?」(←訳:そうかもっ?)

 消耗品ではない、
 大切にし続けたい《雑貨》たち。

 月末、年度末も重なって
 とにかく忙しい三月最終週ですが、
 ちょこっとヒマを見つけたら
 覗いてみてくださいね、この御本を。

「ほんとうにィほしいィものはァ、なにィなのかァ~」
「がるぐるる!」(←訳:思い出そう!)
 


 
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風情の《初》尽くし♪

2014-03-23 21:45:59 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ぷはァ~! おかいものッてェ、つかれまスゥ~!」
「がるる!ぐるるがるるるぅ!」(←訳:虎です!ボクも疲れたぁ!)
「じゃァ、ここでェおやつた~いむッ!」

 こんにちは、ネーさです。
 いーえ、本日は読書タイムの日ですよ!
 ……とはいっても、ええ、大量のお買い物で疲れちゃったのは確かです。
 飲み物などお手元に用意したら、
 はい、こちらの御本を、どうぞ~!

  



           ―― 《完本》初ものがたり ――



 著者は宮部みゆきさん、画像の文庫版は2013年7月に発行されました。
 1997年に刊行された『初ものがたり』旧文庫版に
 新たに短編3作品を加え、
 また三木謙次さんによる描き下ろしイラストも添えられたこの《完本》を、
 著者・宮部さんは『あとがき』で
 《お色直し》と形容しておられますよ。

「おいろなおしィ?」
「ぐぅるがるる!」(←訳:シャレてるね!)

 表紙画でもお分かりのように
 ジャンルとしてはこちらの御本、
 捕物帳、ってことになるのでしょうが、
 現代日本きっての語り手・宮部さんの筆にかかると、
 時代もの、
 という範疇には収まりきれなくなりますね。

 私たち読み手の
 “目”となり、“耳”となって、
 お江戸の町を案内……いえ、
 江戸の町で起こる事件のかずかずを解決するのは
 茂七(もしち)さん。

「おやぶんさんッ、でスかッ♪」
「がるるるぐるる!」(←訳:十手持ちさんだ!)

 岡っ引きの茂七親分が居を構えるのは、
 本所深川の一帯なので、
 茂七さん、
 《回向院の旦那(えこういんのだんな)》
 とも呼ばれています。 

 茂七さんには二人の手下(下っ引き)がいるんですけど、
 彼らはそれぞれ仕事を持っている――
 ここが、重要なところなんですよ。

「ふァ? どうしてェでスかッ?」
「ぐるがるぐる?」(←訳:どう重要なの?)

 二人の下っ引きさんを養うために
 無茶な探索をしたり、
 商店の主人さんたちにお金をたかったり、
 そういう悪どいことをする必要がない――

 これが、茂七親分の強味です。

 公正で公平な目線で、
 汲々とせず、冷静に。

 お金を稼ぐことを目的に十手をふりかざすことを、しない。

「おやぶんッ、かッこいィ!」
「がるるるっ!」(←訳:頼れるねっ!)

 頼り甲斐のある茂七親分さんのもとへ、
 今日もやって来るのは
 厄介事と、
 お江戸の四季。

 鰹だ、柿だ、桜だ、と
 季節の風情ある《初》ものと一緒に、
 謎やら、事件やら、ウワサやら。

「おえどのォ、みなさんもォ~」
「ぐるがるるぐるるる!」(←訳:ボクらみたく忙しそう!)

 お江戸も現代も
 人の暮らしなんてそう変わらないのよ、と言いたげな
 宮部さんの語る物語は、
 えぇ~?捕物帳って読んだことないんだけどぉ~?というお若い活字マニアさんにも
 オールジャンルなんでも読みます!という活字マニアさんにも
 おすすめの逸品です♪

 春の休日に、
 お買い物疲れで一息つきたいとき、
 ぜひ手に取ってみてくださいね!

「りふれッしゅゥ、したらァ~」
「がるぐるるるっ?」(←訳:またお買い物っ?)




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ただもう、美しく!

2014-03-22 21:31:06 | ミュゼ
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 どうろはァ、じゅうたいィ!」
「がるる!ぐるるるるがる!」(←訳:虎です!家電店では行列!)

 こんにちは、ネーさです。
 買い物に大忙し!な連休ド真ん中の今日は、
 読書……じゃなくてアート情報で、
 さあ、皆さまもリラックス~!

  


           ―― ザ・ビューティフル The Beautiful ――


 東京・丸の内の三菱一号館美術館にて、
 会期は2014年1月30日~5月6日(月曜休館、ただし4/28と5/5は18時まで開館)、
 『英国の唯美主義1860-1900』と副題が付されています。

 はい!
 もうムズかしいことは考えなくていいです!
 ポスターやチラシ、Webの公式HPにもありますように、
 『唯、美しく』。

「べッぴんさんッ!」
「ぐるがる!」(←訳:麗人佳人!)

 ただ見る人の目を歓ばせるために。

 先日ご紹介しました『ラファエル前派展』では
 英国テート美術館収蔵の名画が観客さんをうっとりさせましたが、
 こちらの展覧会では、
 同じく英国はロンドンの『ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館』収蔵の
 絵画、工芸品、家具、装身具などが展示されています。

  

「ちらしィのォ、うらがわァをォ、ひらくとォ~…」

  

「がるるっるぐる!」(←訳:こうなってます!)

  

 『ラファエル前派展』は4月6日まで、と
 間もなく終了してしまうのですけれど、
 こちらの『ザ・ビューティフル』展は
 GWまで開催している、というところが嬉しいですね。
 講演会などイベントも行われていますので
 ぜひ公式HPを御確認の上、
 お出掛けを~♪

「はるのォ、まるのうちにはッ!」
「ぐるるるがるる~!」(←訳:サクラも咲くよ~!)



 
  さて、今日もここで恒例のオマケ画像!
  
  「わほゥ!からふるゥおかしィでス!」
  「がーるる!」(←訳:ピーンク!)
  『不二家』さんの《カントリーマアム PEACH ピーチ》で元気を補給したら、
  増税前のお買い物に行かなくちゃ~!

「ではァ、みなさまはッ!」
「がるるぐるるるがるる!」(←訳:どうか穏やかな休日を!)
  



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