「こんにちわッ、テディちゃでス!
いつのまにかァ、ろくがつゥ??」
「がるる!ぐるがる~??」(←訳:虎です!もう6月~??)
こんにちは、ネーさです。
はい、明日はもう6月!
梅雨入りも間近となりますね。
そこで、5月を締めくくる本日の読書タイムは、
こちらの御本を、さあ、どうぞ~♪
―― 稲妻と雷の図鑑 ――
編著者は吉田智(よしだ・さとる)さん、
2022年3月に発行されました。
『大地に降り注ぐ“光・熱・音”の脅威を美しい写真と科学する。』
と副題が付されています。
「ごろごろごろォ~…!」
「ぐっるぅ~る!」(←訳:がっしゃ~ん!)
闇を照らす一瞬の稲光、
雷鳴と、衝撃音と、突風、豪雨――
近年、大規模な水害が余りにも多く、
少しばかり遠雷を耳にしただけでも
不安になってしまう私たち……
ですが、
この御本の表紙をヒョイッと捲れば、
うっわ! 雷ってこういう現象なんだ!
と、“見直し“しちゃうこと間違いなし、ですよ。
「なんでスかッ、これはッ?」
「がるるぐるるるるぅ!」(←訳:CGを超えてるよぅ!)
分かりやすい例を引くなら、
映画『天空の城ラピュタ』でしょうか。
パズーくんに『龍の巣だ!』と叫ばせた
ラピュタの豪壮な巨大雲、
雲の中で暴れ狂う数十もの稲光は、
とてもフィクショナルな光景に思われましたが。
いやいやいや、
フィクショナルではありませんでした。
この御本に載っている写真の数々は、
むしろ『ラピュタ』より派手!
『ラピュタ』の方がおとなしいくらいです。
「とりはだァ、なのでス!」
「ぐるるがるるぐる!」(←訳:まるで絵画のよう!)
米国の平原で、
ボリビアのウユニ塩湖で、
オーストラリアの海上で、
英国のイーストボーン埠頭で、
天地を揺るがす光の剣。
宇宙ステーションからも、
落雷の発光は確認できますし、
木星や土星の大気中にも
雷が……?
「あわわわッ! そうぞうゥいじょうゥ??」
「がるるる!」(←訳:怖ろしや!)
御本の後半には、
スーパーセル、
落雷が生み出すガラス管『閃電岩』や、
雷から身を守る方法、
雷と日本人、
等々の章もあって、
雷とヒトの係わりの歴史についてもページが割かれています。
精細な落雷の写真は、
科学好きな方々だけでなく、
アート好きな活字マニアさんも
息を呑むことでしょう。
感嘆必至な、
《雷の科学》を凝縮した一冊を、
ぜひ、手に取ってみてくださいな♫