「こんにちわッ、テディちゃでス!
もももォ~きましたでス!」
「がるる!ぐるるるがるる~♪」(←訳:虎です!ピンクが華やか~♪)
こんにちは、ネーさです。
スイートピーに続いて、
桃の花がお花屋さんに並びました。
もうすぐ立春――
春来たる!な眺めにほっこりしながら、
さあ、1月を締めくくる読書タイムですよ。
本日は、こちらのノンフィクション作品を、どうぞ~!

―― ストーカーとの七00日戦争 ――
著者は内澤旬子(うちざわ・じゅんこ)さん、
2019年5月に発行されました。
御本の題名からもお分かりのように……
著者・内澤さんと
ストーカーとの闘いを詳述した
“事実の記録”です。
「なッ、なんだかァ、もうゥ~…」
「ぐるるるがるるるぅ!」(←訳:滅茶苦茶こわいよぅ!)
以前に御紹介した内澤さんのエッセイ
『着せる女』(2020年刊)は、
ひたすら楽しく、面白く、
メンズファッション面白さ、
スーツの素晴らしさを
活写した作品でした。
が、この御本では、
冒頭から不穏な空気が充満しています。
《やはり警察に相談しておこうか。》
そう、内澤さんは
或る犯罪に巻き込まれ、
途方もない被害をこうむっていたのです。
大事なことなので、
もういちど書き記しますが、
被害、ですよ。
内澤さんは、被害者なんです。
「それなのにィ~!」
「がるるぐるるる!」(←訳:理不尽すぎるよ!)
事件の引き金となったものは、
別れ話の、もつれ。
もつれが拗れに拗れて、
事態はどんどん悪化してゆきます。
嵐のように送られてくるメール。
威圧的な言動。
ネットへの執拗な書き込みは、
明らかに名誉棄損であり、脅迫。
なのに、
止めさせる方法が、ない……?
「どうしたらァ、いいんだろうゥ?」
「ぐるるるがるるる!」(←訳:専門家に訊こうよ!)
これが、いわゆる
ストーカー犯罪というものなのか……。
ためらいながらも、
ついに意を決し、
警察へと赴いた内澤さん。
担当部局の、生活安全課の方々は、
内澤さんの訴えに耳を傾け、
事件として扱ってくれました。
相手の人物を特定し、
逮捕、拘留。
やった!
良かった!
これで安心!喜びたいところですが。
「ふたたびィ、きょうはくゥ??」
「がるぐるー!」(←訳:もうヤダー!)
身を護るには、
自分の生命や財産、名誉を護るためには、
どうしたらいいのか。
法を味方につけ、
生き延びるために、
何をすべきか。
ことの始まりから、
細部までも包み隠さず公表した内澤さんの
長い闘いの結末は、
はたして……?
「なきねいりィ、しませんッ!」
「ぐるるぅがるる!」(←訳:屈しちゃダメだ!)
読んでいて息苦しささえ覚えてしまう
凄絶なノンフィクション作品は、
同じような境遇に在る方々にとって
ひとつの指標となるものかもしれません。
罪悪とは何であるのか、
あらためて考えさせられる一冊です。
全活字マニアの皆さま、
どうかぜひ、一読を。
もももォ~きましたでス!」
「がるる!ぐるるるがるる~♪」(←訳:虎です!ピンクが華やか~♪)
こんにちは、ネーさです。
スイートピーに続いて、
桃の花がお花屋さんに並びました。
もうすぐ立春――
春来たる!な眺めにほっこりしながら、
さあ、1月を締めくくる読書タイムですよ。
本日は、こちらのノンフィクション作品を、どうぞ~!

―― ストーカーとの七00日戦争 ――
著者は内澤旬子(うちざわ・じゅんこ)さん、
2019年5月に発行されました。
御本の題名からもお分かりのように……
著者・内澤さんと
ストーカーとの闘いを詳述した
“事実の記録”です。
「なッ、なんだかァ、もうゥ~…」
「ぐるるるがるるるぅ!」(←訳:滅茶苦茶こわいよぅ!)
以前に御紹介した内澤さんのエッセイ
『着せる女』(2020年刊)は、
ひたすら楽しく、面白く、
メンズファッション面白さ、
スーツの素晴らしさを
活写した作品でした。
が、この御本では、
冒頭から不穏な空気が充満しています。
《やはり警察に相談しておこうか。》
そう、内澤さんは
或る犯罪に巻き込まれ、
途方もない被害をこうむっていたのです。
大事なことなので、
もういちど書き記しますが、
被害、ですよ。
内澤さんは、被害者なんです。
「それなのにィ~!」
「がるるぐるるる!」(←訳:理不尽すぎるよ!)
事件の引き金となったものは、
別れ話の、もつれ。
もつれが拗れに拗れて、
事態はどんどん悪化してゆきます。
嵐のように送られてくるメール。
威圧的な言動。
ネットへの執拗な書き込みは、
明らかに名誉棄損であり、脅迫。
なのに、
止めさせる方法が、ない……?
「どうしたらァ、いいんだろうゥ?」
「ぐるるるがるるる!」(←訳:専門家に訊こうよ!)
これが、いわゆる
ストーカー犯罪というものなのか……。
ためらいながらも、
ついに意を決し、
警察へと赴いた内澤さん。
担当部局の、生活安全課の方々は、
内澤さんの訴えに耳を傾け、
事件として扱ってくれました。
相手の人物を特定し、
逮捕、拘留。
やった!
良かった!
これで安心!喜びたいところですが。
「ふたたびィ、きょうはくゥ??」
「がるぐるー!」(←訳:もうヤダー!)
身を護るには、
自分の生命や財産、名誉を護るためには、
どうしたらいいのか。
法を味方につけ、
生き延びるために、
何をすべきか。
ことの始まりから、
細部までも包み隠さず公表した内澤さんの
長い闘いの結末は、
はたして……?
「なきねいりィ、しませんッ!」
「ぐるるぅがるる!」(←訳:屈しちゃダメだ!)
読んでいて息苦しささえ覚えてしまう
凄絶なノンフィクション作品は、
同じような境遇に在る方々にとって
ひとつの指標となるものかもしれません。
罪悪とは何であるのか、
あらためて考えさせられる一冊です。
全活字マニアの皆さま、
どうかぜひ、一読を。