テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ 白と赤の椿 ~

2024-09-30 22:03:19 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 こうようゥ、はじまッてまスゥ!」

「がるる!ぐるるがるる~!」(←訳:虎です!まずはサクラ~!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 桜の葉が赤く色付いてきたせいでしょうか、

 黄金色の栗ご飯を炊きたいな~などと夢想しながら、

 さあ、秋の読書タイムですよ。

 本日は、こちらの文庫作品を、どうぞ~♪

  

 

 

          ―― 琴子は着物の夢を見る ――

 

 

 著者は ほしおさなえ さん、2024年8月に発行されました。

 着物をめぐるミステリアスな物語は、

 なんと、ここ八王子市が舞台ですよ。

 

「ひょえッ?」

「ぐるがるるる~!」(←訳:うわホントだ~!)

 

 えーと、少しだけ説明させていただきますと、

 20世紀の半ば頃までの八王子市は

 《織物の町》

 でありました。

 

 そもそも多摩エリアは養蚕業が盛んな土地で、

 蚕の卵や生糸(絹糸)を集積・輸送して

 海外へ輸出するための重要な拠点の一つでした。

 現在、横浜と八王子を結んでいる

 JR横浜線(旧国鉄横浜線)も、

 生糸をできるだけ速く横浜港へ送ることを目的に

 敷設されたものなのだそうです。

 

「ゆしゅつゥ、だけじゃないィのでスゥ!」

「がるるるぐるが~る!」(←訳:織るのも得意で~す!)

 

 ええ、そうなんです。

 国内向けにも、

 蚕を育てて、絹糸を縒って、

 織り上げて反物(たんもの)にする。

 

 ということで、

 桐生市や高崎市など

 上州の都市ともリンクして、

 《織物の町》八王子は発展していった……のですが。

 

「ひゃくねんッ、たちましたでス!」

「ぐるるがるるるるるる……!」(←訳:明治は遠くなりにけり……!)

 

 20世紀後半になると、

 生糸・絹織物産業は徐々に下降線を辿ります。

 八王子のそこここにあった絹工場(きぬこうば)は消え、

 また同時に、

 呉服店さんも減ってゆきました。

 

「じだいのへんかァ、でスゥ~…」

「がるるぐるる~…」(←訳:寂しいけどね~…)

 

 そんな状況の中、

 この御本の主人公さんたちが営む

 『本庄(ほんじょう)呉服店』さんは、

 なかなかの健闘っぷりです。

 

 しっかりした店舗を構え、

 昔馴染みのお客さまと昔ながらの商いをし、

 その一方で、

 オンラインでの販売や、

 古い着物の買い取り・販売も行っているんです。

 

「あはァ、なァるほどォ!」

「ぐるるぅーるるるがるぐる!」(←訳:アンティーク品は人気あり!)

 

 琴子(ことこ)さんのお仕事は、

 リユース着物のお店『本庄の蔵』で、

 着物の査定をすること。

 

 お店に持ち込まれてくる着物の質を見定め、

 値段をつける作業をしたり、

 依頼されれば、

 買い取りのため、出張したり。

 

「こんかいはァ~」

「がるぐ~る!」(←訳:出張で~す!)

 

 国立市にある大きなお家に伺って、

 お祖母さまの遺品だという

 たくさんの着物を査定してみれば、

 どれも質が良く、保存状態も良好でした。

 

 けれど、一枚だけ。

 

 ただならぬ気配が……?

 

「ふむむッ?」

「ぐるがるぐるる?」(←訳:この着物ですか?)

 

 それは『銘仙(めいせん)』と呼ばれる

 大正から昭和にかけて流行したもので、

 特に女学生さんに好まれたと伝えられています。

 

 その『銘仙』に

 琴子さんは不穏な何かを感じました。

 

 白と赤の、椿の文様。

 花の奥から、声がする……。

 

「こッ、こえェッ??」

「がるるぐるー?」(←訳:突然のホラー?)

 

 実は琴子さん、

 ”着物の心がわかる”ひと、なんです。

 

 椿の『銘仙』は、

 彼女の目に、耳に、

 どんな宇宙を見せ、囁いてくれるのか――

 

 世紀を隔ててつながる

 琴子さんと着物の物語は、

 日本の近代史そのもの、でしょうか。

 多摩っ子さんはもちろん、

 アート好き&着物好きな方々、

 歴史好きな活字マニアさんも、

 本屋さんの文庫コーナーで、

 ぜひ、探してみてくださいね~♪ 

 

 

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~ 答えは、6つ? ~

2024-09-29 22:03:56 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 ♪るるゥ~♪さいたァ~さいたァ~♪」

「がるる!ぐるるるがる~♪」(←訳:虎です!銀木犀の花が~♪)

 

 こんにちは、ネーさです。

 今朝方、玄関のドアを開けたら……おお、香りが!

 ええ、今年も銀木犀の花が咲きましたよ。

 秋の香りに包まれて、

 さあ、本日の読書タイムは、こちらの御本を、どうぞ~♪

  

 

 

         ―― アンソロジー 嘘と約束 ――

 

 

 著者はアミの会の皆さん、

 単行本は2019年に、画像の文庫版は2023年10月に発行されました。

 

 各ジャンルで活躍する女性作家さんたちが集う

 『アミの会』から、

 このアンソロジー作品に参加しているのは、

 収録順に、

 松村比呂美さん、

 松尾由美さん、

 近藤史恵さん、

 矢崎存美さん、

 福田和代さん、

 大崎梢さん。

 

「にんきのォさッかさんッ、なのでス!」

「ぐるがーるるぐるる!」(←訳:でもテーマが怖いよ!)

 

 6つの作品をつなぐ糸は、

 御本の題名にもありますように、

 『嘘と約束』です。

 

 『嘘』、そして『約束』。

 どう頑張っても相性が良くなさそうなこのふたつが、

 どんなタッチで、どう描かれるのか――

 

 ここでは、6作品の中から、

 大崎梢(おおさき・こずえ)さん著

 『いつかのみらい』

 をちょっとだけ御紹介いたしましょう。

 

「ぶたいはァ、とうきょうッ?」

「がるるる!」(←訳:季節は春!)

 

 市村晴美(いちむら・はるみ)さんは、

 東京・飯田橋にある

 小さな編集プロダクションで働いています。

 

 そこに、春の或る日、

 市村さんにお会いしたいと

 ひとりの女性がやって来ました。

 

 誰だろう? 見覚えは無いけれど?

 と首を傾げる晴美さんに、

 差し出された名刺には……えっ?

 

 リサーチ会社?

 

「ふむむゥ! それはァ、いわゆるゥ~…」

「ぐるるがるる~!」(←訳:探偵の会社だ~!)

 

 リサーチ会社の調査員・吹雪菜々子(ふぶき・なおこ)さんは、

 晴美さんに説明し、懇願します。

 

 老婦人が一人、

 行方不明になっている。

 依頼主立会いのもと、

 彼女が暮らしていた部屋を調べてみて、

 手掛かりになりそうなのは……

 これ以外になくて。

 

「がようしィ?」

「がるぐるるるるる!」(←訳:絵が描いてあるよ!)

 

 子どもが描いたものと思われる、

 明るい色合いの絵の裏側には、

 『いちむら はるみ』

 の署名がありました。

 

 晴美さん、驚かずにはいられません。

 小学校の頃の、私が描いた絵?

 

 晴美さん自身もすっかり忘れていた絵を、

 ずっと、誰かが大事に持っていた?

 そして、

 その誰かは、行方知れずになっている?

 

 ぼんやり霞む記憶の森へ、

 晴美さんは踏み入ってゆきます。

 小学生の私は、

 あの絵を誰かに渡した?

 その誰かの、名前は? 顔は?

 

「ううゥ、こどもじだいのォ、きおくゥ??」

「ぐるるるるがるるぐる~…」(←訳:思い出せる自信がない~…)

 

 晴美さんの物語のどこに、

 『嘘』と『約束』が隠れているのか。

 

 ほんのり甘かったり、

 薄ら苦かったり、

 光の当て方ひとつで

 表情を変えてゆく6つの作品は、

 短編好きな活字マニアさんにおすすめですよ。

 本屋さんで、図書館で、

 ぜひ、探してみてくださいね~♪

 

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~ ころん、ころんと、だるまさん ~

2024-09-28 22:03:53 | ミュゼ

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 おおたにィさんッ、ゆうしょうゥおめでとうゥ~!」

「がるる!ぐるるがるぐる!」(←訳:虎です!進化はまだ続く!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 祝地区優勝達成!

 と思ったら、今日は盗塁54号本塁打も?

 大谷選手のマンガを超える大活躍に啞然としつつ、

 さあ、本日は読書……をサボって、こちらの展覧会情報を、どうぞ~♪

  

 

 

          ―― かがくいひろしの世界展 ――

 

 

 東京・八王子市の八王子市夢美術館にて、

 会期は2024年9月14日~11月4日

 (月曜休館、月曜が祝日の場合は翌火曜日が休館)、

 『日本の子どもたちを笑顔にした絵本作家』

 と副題が付されています。

 

 先日ご紹介しました、

 八王子市の八王子市夢美術館で開催されている

 『かがくいひろしの世界展』へ、

 私ネーさもお出掛けしてきましたので、

 今回はプチレポをお送りいたしますよ。

 

 絵本作家 かがくいひろし さん(1955~2009)の、

 没後初の大回顧展であり、

 関東地方初の開催となるこの展覧会では、

 かがくいさんの代表作『だるまさんが』などの

 原画作品が、↓こんな感じで! 

  

 会場内は、うれしいことに、

 写真撮影OK!

 (ただし、動画の撮影は禁止、フラッシュの使用も禁止です)

 

 また、作品保護のため、

 照明はやや暗めになっています。

 

「おおォ! ↓こッちのもォ~かわゆいィ!」

「ぐるるるるる!」(←訳:おもちさんだ!)

  

「↓こッちはァ、なつやさいィ!」

「がるるるるぐるる!」(←訳:果物さんもいます!)

  

 原画を拝見していて感じたのは、

 だるまさんや野菜たちの

 《生命力》でしょうか。

 

 躍動感、スピード感……

 呼吸や、心臓の音までも聴こえてきそうな、

 ¨彼ら¨の存在。

 

 そして――

  

 原画とともに、

 制作資料も展示されています。

 ↓かがくいさんが愛用した画材も。

  

 会場内には、

 かがくいさんの絵本を自由に読めるスペースがあって、

 小さなお客さんたちに大人気です。

 受付近くには、

 絵本やグッズの販売コーナーも

 特設されていますよ。

 

 全世代にすこぶる好評!な

 今回の展覧会は、

 土曜日・日曜日は混雑するため、

 来館日時の指定予約をした御方を

 優先入場する方式になっています。

 詳細を夢美術館HPで確認して、

 ぜひ、お出掛けしてみてくださいね~♪

 

 

 

   では、ここでオマケ画像も!

   

   『ローソン』さんの

   《ホボクリム ほぼほぼクリームのシュー(ミルク)》

   でございまする。

   「ひゃほゥ!」

   「ぐるる!」

   クリーム大々好きな私たちはニヤリ♫な

   美味しいお菓子でした。

 

   お天気不安定な9月最後の週末ですが、

   皆さま、しっかり栄養補給して、

   どうか穏やかな休日を♪

 

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~ 古代の旅は、長く、はてなく ~

2024-09-27 22:03:50 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 むむッ? しょうげきのォ、さいしゅうゥかいィ~?」

「がるる!ぐるるがる~!」(←訳:虎です!衝撃で笑撃~!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 朝ドラ『虎に翼』が最終回を迎えましたね。

 役者さんスタッフさん主題歌の米津さんに、

 感謝とお疲れさまの拍手を送り、

 轟太一くんにはもう会えないのかしらと涙しながら、

 さあ、本日の読書タイムは、こちらの御本を、どうぞ~♪

  

 

 

            ―― ギリシア悲劇余話 ――

 

 

 著者は丹下和彦(たんげ・かずひこ)さん、

 2024年6月に発行されました。

 

 前回記事で御紹介しました『映画とポスターのお話』では、

 宮崎駿さんの《風の谷のナウシカ》に触れましたね。

 ならば、《ナウシカ》つながりで!

 という次第で、

 古代ギリシア文学の世界へ

 飛翔してみましょう。

 

「ひめさまッ、とうじょうゥ~!」

「ぐるるるるがるぐる!」(←訳:不審人物も登場だよ!)

 

 古代ギリシアを舞台にしたさまざまな物語に於いて、

 最も劇的な出来事は何だったか、というと、

 それはやはり、

 《トロイア戦争》

 であったと申せましょうか。

 

 ゼウスさんやヘラさん他、

 神さまそれぞれの思惑。

 人間たちの、野心と欲。

 

 黄金のリンゴをきっかけに、

 古代世界を揺るがす大戦争の火蓋が切られ、

 どうにか勝敗はついたものの。

 

 ここに、

 取り残された男が、ひとり。

 

「わううゥ、おぼれちゃうゥでスよゥ!」

「がるるるぐるる~!」(←訳:ただいま難破中~!)

 

 ギリシア軍は、みごとトロイア軍に勝利しました。

 ですが、

 勝者の”戦後”は、予想していなかったことばかり?

 

 帰国の途に就いたギリシア軍の諸将たちは、

 気分良く凱旋どころか、

 災厄と困難に見舞われます。

 

 知将オデュッセウスさんも、

 我が家に帰り着く前に

 観光旅行をちょっとだけ……のつもりだったのに。

 

「じゅうねんッ? いやッ、にじゅううねんッ!」

「がるるるがるる!」(←訳:ふらふら放浪旅!)

 

 戦争に10年を費やし、

 放浪に10年。

 計20年。

 

 トロイアに味方する神さまから呪われたとはいえ、

 どれほどオデュッセウスびいきの人でも、

 いい加減もう帰れよ~!と叱咤したくなる頃、

 オデュッセウスさん、

 スケリエという島に漂着しました。

 

 知将の面影もないボロボロの姿で

 浜辺に倒れ伏すオデュッセウスさんを救ったのは……

 はい、せーの!

 

「ひめさまァ~!」

「ぐるるるる~!」(←訳:ナウシカ姫~!)

 

 アルキノオス王の娘、ナウシカア姫。

 彼女との出会いが、

 オデュッセウスさんの旅を好転させます。

 

 我が家へ。

 妻ペネロペイアが待ってくれている、

 なつかしの家へ。

 

「だめだめッ、まだァあんしんできないィでスよゥ!」

「がるるぐるるがるる!」(←訳:そこに最大の試練が!)

 

 オデュッセウスさんの長~い旅、

 その最後を締めくくる試練が

 意味するものとは。

 

 著者・丹下さんは、

 ナウシカア(ナウシカ)姫に共鳴しつつ、

 放浪者オデュッセウスさんの心理を

 解析してゆきます。

 

 そして、

 アガメムノン一家、

 オイディプス一族など、

 古代ギリシア世界に名を馳せた者たちの、

 波打つこころ模様も。

 

「ふゥ! ふくざつゥ~でス!」

「ぐるるるるがるる!」(←訳:複雑にして普遍的!)

 

 もしもオデュッセウスさんが、

 命の恩人・ナウシカ姫のもとに

 留まっていたら……?

 いやもしも、

 トロイア戦争の結果が違っていたら、

 オデュッセウスさんの旅は……?

 

 古代ギリシアのエピソードが大好き!

 という活字マニアさんに、

 おすすめのエッセイ集ですよ。

 歴史好き、特に古代史好きな方々も、

 ぜひ、本屋さんで探してみてくださいね~♪

 

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~ 語ろう、映画について ~

2024-09-26 22:03:47 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 きょうからァ、かいまくゥ~でスよッ!」

「がるる!ぐーるるがるぐる!」(←訳:虎です!ゲームの祭典です!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 《TOKYO GAME SHOW 2024》が本日開幕しました。

 新作の発表があるのかな?

 グッズや機器の情報は?とワクワクしつつ、

 さあ、本日の読書タイムは、こちらの御本を、どうぞ~♪

  

 

 

          ―― 映画とポスターのお話 ――

 

 

 著者はヒグチユウコさん、大島依提亜(おおしま・いであ)さん、

 2024年7月に発行されました。

 『Talk about Films and Posters』と英語題名が付されています。

 

 月刊誌『MOE』2020年4月号~2022年10月号に

 不定期連載された記事『映画のはなし』を、

 新たに構成したこの御本は、

 大人気画家ヒグチユウコさんの画集ではない、んですが……

 

「いらすとォ、たくさんッありまスゥ~!」

「ぐるるがるるぐるるる……!」(←訳:どれも不気味カワイイ……!)

 

 取り上げられているのは、

 日本でも話題を呼んだヒット作

 『ミッドサマー』(2019)

 を筆頭に、

 『ダウン・バイ・ロー』(1986)

 『JUNK HEAD(ジャンクヘッド)』(2021)

 など、

 古今の名映画20作品。

 

 ヒグチさんと、

 デザイナーの大島さんの対談は、

 映画を観る側、

 映画の広告やデザインにかかわる側、

 映画を作る側、

 と目まぐるしく位置を変えながら、

 止まらぬ勢いで次から次へ。

 

 ことに、

 『サスペリア』(1977)、

 『ミスト』(2007)

 といった

 ホラー映画をテーマとする回では

 大いに盛り上がります。

 

「なぜならァ、だれもがァ~だいすきィ!」

「がるるるぐるるるるがるぐる!」(←訳:怖い話は人類共通の話題だよ!)

 

 ホラー映画の他にも、

 コメディ、ファンタジー、

 ヒッチコックさんの作品……と、

 さまざまな映画を題材に

 お二人が熱く語り合っている中で、

 或る日本映画の存在が際立ちます。

 

 『風の谷のナウシカ』(1984)。

 

「うわァ、これッてェ……!」

「ぐるる!」(←訳:王蟲だ!)

 

 ヒグチさんと大島さんが『ナウシカ』を題材に

 対談しているのは、

 本文34~37ページ

 (89ページには、2作目のポスターも載っています)。

 

 ここにヒグチさんが描いた王蟲のイラストが

 掲載されているんですけれども、

 なんという迫力!

 そして、実存性!

 

 まるで、生きている王蟲をスケッチしてきたかのようで、

 ヒグチさん、どこで王蟲を見たんだろう?と

 思ってしまったほどです。

 

 ヒグチさんの画をもとに

 大島さんがデザインした

 『風の谷のナウシカ』ポスターにも

 陶然とさせられます。

 

 腐海にふりそそぐ陽光と、

 静かに育ってゆく菌たちの森……

 

 『風の谷のナウシカ』は、

 その後に宮崎駿さんが監督したジブリの名作群――

 『天空の城ラピュタ』や

 『千と千尋の神隠し』の陰になりがちで、

 あらためて論じられることは

 あまり多くないように感じますけれど、

 実際には、映画史上でも稀な、

 特別に大きな意味を持つ作品なのかもしれません。

 

「もッとォ、しりたいィ~!」

「がるるぐる!」(←訳:腐海の世界!)

 

 御本の巻末には、

 ヒグチさんと大島さんのスペシャルトーク、

 お二人が話題にした作品の情報なども

 収録されています。

 

 ヒグチさんのファンの方々は必見必読の

 映画愛あふれる対談&ポスター本は、

 アート好きな活字マニアさんにもおすすめです。

 ホラー映画なら任せて!

 我こそ王蟲ファンなり!という方々も、

 ぜひ、一読してみてくださいね♪

 

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~ ”反動”の、城と庭園 ~

2024-09-25 22:03:13 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 きょうはァ~…ふふふッ、ぷりんのひィでスよゥ!」

「がるる!ぐるるがるる!」(←訳:虎です!うふふプリン!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 美味しいプリンに『ニッ(2)コ(5)リ』の語呂合わせから、

 今日9月25日は、《プリンの日》に制定されたのだそうです。

 そんなんアリか!と突っ込みをプチかましつつ、

 さあ、本日の読書タイムは、こちらの雑誌を、どうぞ~♪

  

 

 

         ―― mr partner 2024年10月号 ――

 

 

 現在発売中の隔月刊誌『ミスター・パートナー』は、

 《憧れのロイヤルガーデン》を特集しています。

 

「あはァ! ゆうめいなァ、ていえんッ!」

「ぐるるがる!」(←訳:広さに呆然!)

 

 この特集で紹介されているのは、

 英国中部のヨーク州にある

 『ハワード城』と

 『ミドルソープ・ホール&スパ』。

 

 いずれも、1699年に着工された城館ですが、

 『ミドルソープ』が3年で完成したのに対し、

 宮殿とも見紛う『ハワード城』は

 完成までに100年以上を要しました。

 

 100年以上なんて、

 まるでサグラダファミリア?

 と思ってしまうのも道理で、

 1952年より一般公開されているお城の内部は、

 凝りに凝った美しさです。

 

 当時の売れっ子職人さんが製作した家具、

 壁を飾る数多の肖像画や風景画、

 中国磁器の大コレクション、

 ウィリアム・モリス社製のステンドグラス……

 

 これは、10年や20年では

 造れるものじゃありませんね。

 

「むふふゥ! りゆうがァ、ありまスゥ!」

「がるぐるるぅるがるる!」(←訳:納得できちゃう理由が!)

 

 ハワード城の建築から遡ること、半世紀。

 英国は、清教徒革命の只中にありました。

 

 クロムウェルたち革命派が信奉する

 清教徒(ピューリタン)の思想の特徴のひとつが、

 禁欲。

 

 ということで、国中に命令が出されました。

 

 飲酒、賭け事を禁止。

 競争や格闘技などのスポーツを禁止。

 歌舞音曲、禁止。

 祭礼も、禁止。

 

「えええッ? それェぜんぶゥ、きんしィ~?」

「ぐるがるるるぅ~!」(←訳:息が詰まるよぅ~!)

 

 ええ、当時の英国人さんたちも、

 もう限界!と考えたのでしょう。

 

 1660年、

 陽気なチャールズ2世が王位に就いて、王政復古。

 禁止令を強いられて溜まりに溜まった鬱憤を晴らすべく、

 国全体が《華美》へと向かいました。

 

 リッチな大建築、

 色彩ゆたかな装飾や衣装、

 庭園の池には白鳥を泳がせて、

 数々の娯楽は、もちろん復活!

 

 『ハワード城』も、

 そんな“反動の産物”であると

 特集ページで解説してくださるのは、

 福田剛士さん。

 

「ゆかいなァ~かいせつゥでス!」

「がるるぐるがるる!」(←訳:歴史がよくわかる!)

 

 美しい城館は、なぜ美しいのか。

 そこには、ちゃあんと、理由がある。

 

 福田さんの文章がキラリ☆と光る

 《憧れのロイヤルガーデン》の他に、

 《ケイト・グリ―ナウェイに魅せられて》

 《愛しい手仕事 英国の冬服2024》

 といったページも楽しい『mr partner10月号』は

 英国文化好きな方々に激おすすめですよ。

 本屋さんの雑誌コーナーで見つけたら、

 ぜひ、手に取ってみてくださいね~♪

 

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~ タマゴ泥棒、許すまじ! ~

2024-09-24 22:03:07 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 ふわァ~…ちょうどいいィきおんッ!」

「がるる!ぐるるるるがる~!」(←訳:虎です!エアコンも不要~!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 先週の荒天が嘘のような秋の日ですね。

 どうかこのまま、落ち着いた気候が続いてくれるよう、

 災害が起こらないよう祈りつつ、

 さあ、本日の読書タイムは、こちらの御本を、どうぞ~♪

  

 

 

          ―― ハヤブサを盗んだ男 ――

 

 

 著者はジョシュア・ハマーさん、

 原著は2020年に、

 画像の日本語版は2024年7月に発行されました。

 英語原題は『THE FALCON THIEF』、

 『野鳥闇取引に隠されたドラマ』と日本語副題が付されています。

 

「むぐゥ! やみとりひきィ……!」

「ぐるるがるるぐるる!」(←訳:危険な匂いがするよ!)

 

 2010年5月3日、

 この日、英国はバンクホリデーの祝日でした。

 混み合うバーミンガム空港の、

 ファースト/ビジネス客専用ラウンジで

 清掃のお仕事をしていたジョンさんは、

 小さな異変に気付きます。

 

 シャワーブースのお客さん、

 長居しすぎじゃないか?

 もう20分は経ってるぞ?

 

 ようやくお客さんが出てきて、

 掃除を始めようと

 ブースに入ったジョンさんでしたが。

 

 急ぎ、空港警備員さんに

 連絡する事態になりました。

 

「ななッ、なにごとォでスかッ??」

「がーるるるぐるるがるる?」(←訳:ブース内に異常はないよ?)

 

 ええ、異常は何ら見当たりません。

 

 というか、

 何もないところが

 かえって異常です。

 

 シャワーブースを使った形跡が、ない。

 床は乾いていて、

 タオル類にも手をつけておらず、

 トイレも洗面台も使用した様子はなし。

 

 では、あの客はここで何をしていたんだ?

 

「あやしいィ~!」

「ぐるがるぐる!」(←訳:絶対不審人物!)

 

 よくよく検分すると、

 ひとつだけ、ブース内に”変化”がありました。

 

 ゴミ箱の底に、

 緑色の紙でできた卵容器があって、

 中に、ぽつんとひとつ、

 赤く塗られた卵が。

 

「ふァ??」

「がるるぅ?」(←訳:タマゴぉ?)

 

 ジョンさんが気付いた小さな異変に応じ、

 空港のテロ対策班が動きます。

 捜査の結果、ブース内に危険物はありませんでした。

 しかし、

 問題の客を拘束し、

 衣服を脱ぐよう命じると――

 

「たッ、たまごッ!」

「ぐるがるるる!」(←訳:卵がぞろぞろ!)

 

 警察によるさらなる調査の結果、

 卵は稀少な猛禽類の有精卵であると判明します。

 その卵たちは、まず間違いなく、

 野生の鳥の巣から

 盗み取ってきたもの。

 

 かくして、

 道徳心のかけらもない卑劣なタマゴ泥棒と

 野生生物犯罪部捜査員・マクウィリアムさんの

 闘いの幕が切って落とされた!のですが……。

 

「しょうげきィ、でスゥ!」

「ぐるるがるるぐるるる……」(←訳:こんな犯罪があるんだ……)

 

 ワシントン条約で、或いは国ごとの法律で、

 厳格に禁止されている

 野生動物の違法な取引――

 その法の網の目を、

 どれほど監視してもくぐりぬけていく

 タマゴ泥棒たち。

 

 息を呑むような導入部から展開する

 世界規模の犯罪をめぐるノンフィクション作品は、

 全活字マニアさん必読の快作ですよ。

 最後に笑うのは、

 タマゴ泥棒か、

 警察か――

 皆さまもぜひ、手に汗握ってみてくださいね~!

 

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~ 花の思い出 ~

2024-09-23 22:03:51 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 まァだかなァ~? そろそろォかなァ~?」

「がるる!ぐるるがるぐるる!」(←訳:虎です!今年はまだみたい!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 9月下旬ともなれば、銀木犀の花が咲く時季ですが、

 猛暑の今年は、お花も少々遅れているようです。

 来週あたりは、あの香りに出会えますようにと願いつつ、

 さあ、本日の読書タイムは、こちらの御本を、どうぞ~♪

  

 

 

         ―― ジェーン・バーキンと娘たち ――

 

 

 著者は村上香住子(むらかみ・かすみこ)さん、

 2024年7月に発行されました。

 『Jane Birkin et ses trois filles』と仏語題名が付されています。

 

「ふァ~…すてきなァしゃしんッなのでスゥ!」

「ぐるがるぐるぅるる!」(←訳:4人ともオシャレだ!)

 

 御本の表紙写真の女性たちは、

 ジェーン・バーキンさん(中央)、

 ケイト・バリーさん(向かって左下)、

 シャルロット・ゲインズブールさん(向かって右下)、

 ルー・ドワイヨンさん(中央奥)。

 

 フランスでは、おそらく

 ”知らぬ者はない”レベルの有名人、

 日本でも抜群の知名度を誇る

 ジェーン・バーキンさんと、

 著者・村上さんは、

 お仕事を通じて知り合いました。

 

 1984年、

 出版社のパリ支局長として、

 村上さんはパリに赴任したのです。

 

 その後、

 『フィガロジャポン』誌の編集に携わることになり、

 2005年に帰国するまで、

 また、帰国して以降も

 来日するバーキンさんファミリーと

 公私両面で交流を続けたのでした。

 

「いつもォ、だいにんきィ!」

「がるるぐるがる!」(←訳:世界的にも人気!)

 

 フランスでお仕事をしている当時、

 東京からの取材依頼が最も多かったのが

 ジェーン・バーキンさんだったといいます。

 そして、

 写真家さんを探していた村上さんは

 バーキンさんから

 長女のケイトさんを紹介されました。

 

 ケイトさんと親しくなった村上さんは、

 インタビューでは語られない、

 ケイトさんのプライベートを知ることになります。

 

 ジェーン・バーキンさんという、

 偉大なアーティストを母に持つ喜び。

 また、母が大スターであるがゆえの

 さまざまな苦悩。

 

 残念なことにケイトさんは早くに亡くなってしまい、

 村上さんはひどく打ちのめされます。

 

 その悲しみも癒えぬまま、

 2023年には、ジェーン・バーキンさんも

 旅立ってゆきました。

 

「いまもォ、みみもとにィ~」

「ぐるるがるる……!」(←訳:歌声と笑顔が……!)

 

 パリで、日本で、

 村上さんがジェーンさんやケイトさん、

 シャルロットさんルーさんと過ごした

 濃密な時間、日々。

 

 ジェーン・バーキンさんのファンの方々に、

 写真家ケイト・バリーさんを懐かしむ方々に、

 おすすめのノンフィクション作品です。

 親日家だった御二方を想いつつ、

 ぜひ、一読してみてくださいね。

 

 

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~ ニューイングランドの、ホクホクCOOK ~

2024-09-22 22:03:20 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 わわッ? ゆうぐれェ、はやいィ~!」

「がるる!ぐるるるる!」(←訳:虎です!秋だからね!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 今日9月22日は《秋分の日》とあって、

 夕方5時を過ぎるとグッと暗くなってきました。

 秋だなぁ~と実感しながら、

 さあ、本日の読書タイムは、こちらの御本を、どうぞ~♪

  

 

 

     ―― ボストンから、ニューイングランド地方の旬ごはん ――

 

 

 著者はサリバンよしこ さん、2024年6月に発行されました。

 『RECIPES INSPIRED BY NEW ENGLAND』と英語題名が付されています。

 

「おおッ! ごはんッ!」

「ぐるるるるがるるる!」(←訳:アメリカのごはんだ!)

 

 広~いアメリカ合衆国で、

 ニューイングランドと呼ばれるのは、

 北東部の6つの州――

 メイン州、ニューハンプシャー州、

 バーモント州、マサチューセッツ州、

 ロードアイランド州、コネチカット州です。

 

 メジャーな観光ルートから少し離れているので、

 日本人にはあまり馴染みがない……

 と思われがちなニューイングランド地方ですが、

 いやいやいや、

 実は、活字マニアの皆さまにとっては、

 思い入れたっぷり!な土地ですよね。

 

 ボストンを舞台にした数々のミステリ作品、

 S・キングさんのホラー作品、

 そして何より、

 ラブクラフトさんの《クトゥルー神話》シリーズは、

 ロードアイランド州プロヴィデンスと

 切っても切り離せない存在でしょう。

 

「ぶんがくはァ、もはやァ、めいぶつゥ!」

「がるぐるるがる!」(←訳:州の特産品です!)

 

 そんなニューイングランド地方では、

 どんなお料理が人気なのか。

 どんな食材が、家庭の食卓に並ぶのか。

 

 2000年からボストンで暮らしているという

 著者・サリバンよしこさんにガイドしていただいて、

 いざ、拝見!

 

「かいさんぶつゥ、はッけんでスゥ!」

「ぐるがるぐるぅーる!」(←訳:あの有名メニューも!)

 

 人気のクラムチャウダー、

 えびロールにはどっさりのエビ、

 タラのフライに、

 ほたてのフライ、

 新鮮なオイスターといった

 ”海の恵み”に添えるのは、

 ポテト、芽キャベツ、ホウレン草……

 

 ラブクラフトさんもクラムチャウダーを食べたのかしら?

 なんて想像するのは楽しいですね。

 

 いえ、それはともかく、

 この御本でカルチャーショックだったのは、

 主役のお料理よりも、

 サイドメニューの方でしょうか。

 

 日本のサイダーとは異なる、

 『ホットアップルサイダー』。

 

 コーンミールで作る先住民のパンケーキ

 『ジョニーケーキ』。

 

 いちばん驚かされた

 『ボストンブラウンブレッド缶』。

 

「ほわわッ?」

「がるぐる??」(←訳:缶でパン??)

 

 まず用意するのは、

 スープやビーンズの空き缶。

 そこへ、

 生地を入れて、

 蒸し焼きにする。

 

 生地をこねない、発酵させない、という

 『ボストンブラウンブレッド缶』は、

 蒸しパンのような、

 そうではないような。

 

 お味も食感も、ちょっと想像できなくて、

 アタマの中が【?】だらけになりました。

 

「にほんにはァ、ないィでスねッ!」

「ぐるがるーる!」(←訳:形もユニーク!)

 

 レシピの最終ページを飾るのは、

 『ホリデーエッグノッグ』。

 ホリデーシーズンには欠かせない

 伝統の飲み物です。

 

 レンガの建物が並ぶ街路を歩く私立探偵さんや、

 農業大学の教授さんが、

 ホクホク顔でお腹を満たしてゆく様子が

 自然と浮かび上がってくるレシピブックは、

 お料理好きな方々はもちろん、

 米国文学好きな方々に

 おすすめですよ。

 本屋さんの料理本コーナーで、

 ぜひ、探してみてくださいね~♪

 

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~ ミズバショウの郷 ~

2024-09-21 22:03:50 | ミュゼ

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 れんきゅうゥ、きましたでスゥ!」

「がるる!ぐるるがるるる!」(←訳:虎です!明日は秋分の日!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 猛暑は今日が最後かも?な週末ですね。

 今度こそ!と秋物の準備をしながら、

 さあ、本日は読書……をサボって、

 こちらの展覧会情報を、どうぞ~♪ 

  

 

 

         ―― 心と線の宇宙 佐藤多持 展 ――

 

 

 東京・立川市の たましん美術館にて、

 会期は2024年9月28日~12月22日

 (月曜休館、ただし10月14日と11月4日は開館し、

  10月15日と11月5日~15日は休館)、

 『¨日本の絵画¨を追い求めた画家 没後20年回顧展』

 と副題が付されています。

 

「ふわわァ~…ふしぎなァかたちィ?」

「ぐるるがる??」(←訳:具象で抽象??)

  

 佐藤多持(さとう・たもつ)さん(1919~2004)は、

 東京・国分寺の真言宗豊山派の観音寺に生まれ、

 幼少時より仏教美術に親しみながら、

 東京美術学校(現・東京藝術大学)の

 日本画科を卒業しました。

 

 過酷な戦争体験を経て、

 1949年、尾瀬で水芭蕉に出会ったことにより、

 佐藤さんは、画風を大きく変化させてゆきます。

 それは……

 

 日本画による抽象絵画。

 

「むゥ! ぼうけんッでスねッ!」

「がるぐるがるる!」(←訳:挑戦でもあるよ!)

 

 この展覧会では、

 前期:9月28日~11月4日、

 後期:11月16日~12月22日

 に分けて、

 佐藤さんの作品が展示されます。

 

 戦時中の絵日記から、

 水芭蕉を主題とする作品の展示とともに、

 学芸員さんによるスライドトークなど、

 関連イベントも予定されていますよ

 (詳細については美術館HPをご参照ください)。

 

 たましん美術館は

 立川駅北口から徒歩約6分、

 周辺には人気のカフェや雑貨店、

 ミュージアムもあります。

 お買い物を兼ねて、

 秋のアート散歩へ、

 皆さま、ぜひ♪

 

 

 

   では、ここでオマケ画像も……じゃじゃ~ん!

   

   合格か?不合格か?と

   TV番組で判定されて話題になった

   『ローソン』さんの《どらもっち》。

   スタンダードな《あんこ&ホイップ》と

   GODIVAさんとのコラボ作品を入手しました!

   「きゃほォ! いただきィまス!」

   「ぐるるがるるっ!」(←訳:新作をがぶりっ!)

   

   ……ほほう、なるほど。

   番組内でパティシエさんに、

   チョコチップはいらないんじゃない?

   と評されていましたけれど、

   そうね、チョコチップは無い方が

   一段と美味しく感じられるかな?

   「くりィむゥ、ふやしてェくださいィ!」

   「がるぐるがるるる!」(←訳:この3倍くらいに!)

   美味しいおやつでリラックスして、

   皆さま、どうか穏やかな休日を。

   

   

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