テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

2011!新春特別企画!《白い宝玉》その2!

2010-12-31 23:32:59 | 2011!新春特別企画!
 大晦日に起こったクマリング侯爵家に伝わる《白い宝玉》盗難事件!
 名探偵テディちゃムズが、
 盟友ユキノジョン・H・ワトソン博士、
 友人の虎くんとともに向かったのは――

 

「さあさあ、泣かないでクマリング侯爵夫人!
 テディちゃムズが貴方の力になってくれるのですから、
 もう心配は要りません!」

 ……美人と見れば、ユキノジョン・H・ワトソン博士が大乗り気!
 張り切って被害者さんから事情を訊き出しますよ!

「ああ、ありがたい!
 テディちゃムズ氏が!」

 泣いたり喜んだり忙しい侯爵夫人の説明によれば。

 明日の新年パーティ用衣装を整えておこうかしらと、
 ドレスを衣装トランクから、
 装身具を宝飾品ケースから出そうとして……
 
 あら?
 なんだか軽い?
 まあ!んまああっ!
 ケースの中身が空っぽ!
 《白い宝玉》が失くなっているわー!!

「おまちくださいィッ、こうしゃくふじんッ!」

 

 鋭い声は、テディちゃムズ!

「こうしゃくふじんともォあろうおかたがァ、
 ごじぶんでェ、いしょうのォ、おしたくをッ?」

 ええ、とクマリング侯爵夫人は答えます。

「従僕のポール、小間使いのメリーたちは、
 アルバートホールの『紅白クマ歌合戦』を観に行っておりますわ」

 きらり!
 テディちゃムズの眼光の鋭さ!
 そして、それからの行動の素早さときたら!

 従僕のポール、メイドのメリーらが使っていた部屋を調べます。
 彼らの年齢や容姿をランガムホテル従業員に訊ね、
 侯爵夫人の部屋を厳重に警備するよう依頼いたしました。

「テディちゃムズ!
 どうしたんだいっ?」
「はんにんはァ、そいつらだよッ!
 ユキノジョン・H・ワトソンくんッ!」
「えええッ???」

 テディちゃムズ、いわく――

「あのねッ、こうはくくまうたがッせんはァ、
 かんたんにィ、みにゆけるものじゃないのさッ!」

 人気グループ『くまッぷ』や『くまらし!』が出演する今年の紅白クマ歌合戦は
 例年にも増して観覧券の入手が困難なのです。
 そんなプラチナチケットと、
 盗難事件の発生はどう関わっているのか、というと……?

「ありばいィづくりィ、だよッ!」

 犯罪が実行されていたと思しき時間に、
 アルバートホールで紅白クマ歌合戦を観ていたと言えば
 警察官たちも、ああ、なるほど、と納得するでしょう。
 アリバイは成立!めでたく潔白証明!となる筈です。

 けれど、テディちゃムズは納得いたしません。
 何故と申して。

「あんまりィ、ぐうぜんすぎるゥじゃないかッ!」

 そ、そうかもねッ、と頷くユキノジョン・H・ワトソン博士。
 
「じゃ、じゃあ、これからどうするんだい、テディちゃムズ?」
「こうするのさッ!
 とらくんッ!
 でばんッ、だよゥ!」
「がるっ!」(←訳:おうっ!)

 

「がるがるるるーがる!」(←訳:臭いの追跡、開始だー!)

 従僕ポールとメイドのメリーの部屋を調査する際、
 彼らの臭いをたっぷり嗅ぎ、
 その特徴を記憶してきた虎くん、
 鼻をヒクつかせ、
 先頭に立ちます。

「ぐるるるーがるがる……!」(←訳:ヤツらの臭いがするよ……!)

 真夜中近いロンドンの街、
 新年のカウントダウンが近づき
 鐘の音鳴り響くロンドンの街路を、
 抜き足、さし足、忍び足に速足で、
 てってこてってこ、
 進んでゆく名探偵一行。

 やがて、辿り着いたのは……

「あッ! ここはッ?!?」


  ~ つづく ~ 
 
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2011!新春特別企画!《白い宝玉》その1!

2010-12-30 23:25:52 | 2011!新春特別企画!
 カラ~ン、コロ~ン、カララ~ン♪……

 いずことも知れぬ、ここ、パラレルワールドの英国に響くのは、
 セントポ-ル寺院の鐘の音でしょうか、
 ビッグベンの点鐘でしょうか……。
 ええ、そうです、またしても。
 やってまいりました新春特別企画!
 一年ぶりに目覚めたのは、あの名探偵氏!


 


「しんねんだねッ、とらくんッ!」
「ぐるるるーがるる!」(←訳:もう大晦日も暮れるよ!)

 ベーカー街221Bの下宿の居間で、
 名探偵テディちゃムズ氏と
 友人の虎くんは、
 暖炉に近い安楽椅子でゆったりと、
 新しい年の到来を待っております。

「ことしはァ、おだやかなァ、としのせッ、だねェッ!」
「ぐるぐるがるるる!」(←訳:平和がいちばん!)
「うむッ!
 きょねんはァ、たいへんだッたァ……!」

 思い起こせば、ちょうど一年前のこと。
 あの『バスカビル家の虎』事件で、
 テディちゃムズは虎くんと知り合ったのでした。
 ああ、今年こそは!
 怖ろしい犯罪などとは無縁に、穏やかに、
 新年を迎えたいものです!

 ところが、そこに。

 ドタドタドタタ。
 下宿の階段を駆け上がる足音は、はて?


 


「テディちゃムズ!
 事件だ!!」

 テディちゃムズの盟友にして伝記作家、
 白クマのユキノジョン・H・ワトソン博士が、
 ここぞとばかり叫びまする。

「クマリング侯爵夫人のネックレスが盗まれた!
 《白い宝玉》と呼ばれる
 家伝の名品だそうだよ!」

 嗚呼、《白い宝玉》!

 テディちゃムズが素早く紳士淑女録を書棚から取り出し、
 ページを捲れば……ありました!
 クマリング侯爵家に伝わる《宝玉》の記述が!

「むぽゥ!
 とくだいィのォ、おぱーるッ?!?」
「鳩の卵より大きいって!」
「がるがるぐるぐるる!」(←訳:真珠より美しいって!)

 ユキノジョン・H・ワトソン博士、
 これを、と手紙を差し出します。
 フォートナム&メイスンへ新作ハチミツを買いにゆこうとしたところへ、
 ランガムホテルの少年給仕さんが走ってきて、
 名探偵テディちゃムズさんに!と
 手紙を渡されたのでした。
 侯爵夫人はテディちゃムズさんの出馬を切望しております!
 とも言うのです。

「うゥ~むむゥ……!」

 テディちゃムズ、少しだけ、肩を落とします。
 名探偵の宿命とはいえ、
 どうやら今年も、
 安楽椅子でみかんを食べながら
 紅白クマ歌合戦をラジオで聴きふけるという
 ささやかな願いは叶わぬようでございます……。

 いえ、愚痴は口にしますまい。
 探偵を名乗る者なら、
 受け入れましょう、この運命!
 いざや、出発!
 大晦日だろうと真夜中だろうと、
 犯罪の現場へ、いますぐに!
 コートを羽織って、
 帽子を被り、
 仕込み杖を忘れずに!
 
「さあッ、ゆくぞッ!
 とらくんッ、ゆきのじょんッ!
 あくにんをォ、たおすのだッ!」

 ベーカー街221Bのドアを開け――


 


 名探偵テディちゃムズ、
 霧けぶるロンドンの街に歩き出したのでした……!


   ~ つづく ~ 
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2010年BOOKS総覧!(vol.2)

2010-12-29 23:31:14 | ブックス
 なんだか全国的にお天気大荒れの年末になりそうな……?
 皆さま、お気を付けてくださいね、
 こんにちは、ネーさです。

「こんにちわッ、テディちゃでス~♪」
「がるるる~♪」(←訳:虎ですよ~♪)

 さあ、本日も!
 まだ大掃除が途中だわー!
 お買い物に行かなくちゃ!
 あっ!宅配便が来たっ?ハンコ、ハンコはどこー?
 と、年末ならではの混乱から脱け出せない方々も、
 ほんのひととき、御本をめぐるハッピートークにお付き合いを!

「2010ねんッ、いちばんのォ!」
「がるるるるぐる!」(←訳:BESTな御本を探せ!)

 はい!
 前回記事では小説を、
 そして今回はヴィジュアルブックス――コミック、アートのジャンルから
 おすすめの御本をピックアップいたしましょう。
 一冊目は……こちらです!


  


 『長谷川りん二郎画文集 静かな奇譚』(『りん』は隣をザンズイにした字です)

  
 初の大回顧展が開催された画家・長谷川りん二郎さんの
 展覧会図録を兼ねた画文集です。
 書題のように、静かな、深々と静かな、
 長谷川さんの作品――
 その画業と名は、今後いっそう世に広まってゆくことでしょう!
 多くの方々に見ていただきたい画文集ですわ!
 静物画好きさんには、特に!

「にゃんこォ、きゃわゆいィでスゥ!」
「がるがるぐるるるー!」(←訳:じゃあ次はワンコの御本をー!)


  


 『富士丸と。』
 『またね、富士丸。』 両作品とも、著者は穴澤賢さん!

 『富士丸と。』は写真集ですが、
 『またね、富士丸。』はノンフィクションになります。
 愛する家族・富士丸くんを喪った穴澤さんの、
 慟哭を切々と、涙をありのままに、
 原稿用紙に叩きつけた文章は、
 読み手を一種の狂乱に陥れます。
 これが、夢であったらいいのに――
 《とうちゃん》とともに、祈り、祈り、ただただ祈る……。
 そう、これは書物という形をした『祈り』、でした。

「ふじまるくんにィ、あいたいィでスよゥ!」
「ぐるるるがるがるる~!」(←訳:このお顔、大好きさ~!)

 涸れぬ涙を拭いつつ、
 お次は……コミックス!
 言わずと知れた大ヒット作は、こちらですね!


  


 『ONE PIECE ワンピース』 著者は尾田栄一郎さん!


 現在は60巻までが刊行されている大河海洋ロマンは、
 一週なりと読み逃せない、
 いえ、読み逃すことを読者に許さない魔力を持っています!
 
「よまなきゃァ、そんそんッ!」
「ぐるるるーがるるーぐる!」(←訳:読んでない御方は急いでー!)

 そして、こちらも!


  


 『テルマエ・ロマエ』 著者はヤマザキマリさん!
 『のだめカンタービレ』 著者は二ノ宮知子さん!

 古代ローマと現代日本をつなぐのは……
 お風呂!
 とある浴場技師さんの《有り得ない!》冒険に、
 どうぞ肩まで、どっぷり浸かってくださいな~♪

「はんしんよくでもォ、いいよッ♪」
「がるるるーぐる!」(←訳:湯冷めしないでね!)

 『のだめ』ちゃんについては……言うまでもありませんよね!
 アンコール・オペラ編で幕を下ろした素晴らしい音楽劇に、
 さらなるアンコールを捧げます!

「ゆめのようなァ、ぶたいッ!」
「ぐるるーがるがるー!」(←訳:夢のような楽しき音の国!)

 ふはぁ~、駆け足で振り返りました2010年BOOKS総覧、
 いかがでしたでしょうか?
 全国からの、そりゃないだろっ!というツッコミが聞こえる気がいたしますが、
 テディちゃとネーさ&虎くんの読書雑記、
 2011年も続きます!

「むぽぽッ♪
 みなさまァ、よいおとしをォ!」
「ぐるるるーぐるがるる!」(←訳:すてきな新年を迎えてくださーい!)

 そして……ふっふっふふふ♪
 次回からは、恒例の新年記念企画!が始まります。
 えー、始めちゃう予定、です……う~む、無事に始まればいいんですけれど……。

「みなさまァ、おたのしみにィ!」
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2010年BOOKS総覧!(vol.1)

2010-12-28 23:25:54 | ブックス
 冬至を過ぎ、クリスマスも過ぎて、
 学生さんたちは冬休みに入り、
 2010年も残り数日……
 となれば、やらねばなりますまい!
 2010年に読んだ御本を回顧して、
 BESTな一冊を勝手に表彰しちゃう毎年恒例の私的イベントを!
 こんにちは、ネーさです。

「こんにちわッ、テディちゃでスッ!」
「がるるー!」(←訳:虎ですー!)

 今年もたんまりと、いえ、たくさんの御本を読みました。
 未読の御本も多いので恐縮ではありますが、
 テディちゃとネーさ&虎くん的BESTな作品、
 いざいざ!
 御紹介してまいりましょう!

 先ずは、こちらを、どうぞ~!


 


 BESTにして必須な御本、一冊目は、

 『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』 万城目学さん著!

「わほほほゥ! かのこちゃんッ、だいィすきィ~♪」
「ぐるるるーがるがるがるる!」(←訳:マドレーヌ夫人は虎族の遠い親戚だよ!)

 一度読んだら忘れられない、
 かのこちゃんと、その家族のものがたり。
 熱く!優しく!賢く!愛しく!
 黄金の光が、マドレーヌ夫人の上に、かのこちゃんの上にふりそそぎます。
 ファンタジスタ万城目さん、2010年もやってくださいました♪
 2011年にはどんな新作が??
 
「がるるるーぐる!」(←訳:楽しみだよねー!)
「ではァ、つぎィ、ゆきまスゥ!」


  


 はい、こちらは、

  
  『あんじゅう』 宮部みゆきさん著!

 
 えーと、告白します。
 私ネーさ、泣きました。

「テディちゃもッ!」
「ぐるるるーがるー!」(←訳:ボクも泣いたよー!)

 《三島屋変調百物語》シリーズの第二冊目は、
 前作とはガラリと雰囲気を変えての《百物語》でした。
 ことに、第三話『暗獣』では、
 宮部さんの哲学を凝縮したような、
 怖いけれども、不思議だけれども、
 それ以上に温かな、小さな『妖物(あやかし)』くんの存在が
 読み手の心に残ります……
 そして本当の本当に素晴らしいのが!

「さしえェ、でスッ!」
「ぐるるるぐるがる!」(←訳:南伸坊さんの挿絵!)

 装画・挿絵・装丁を担当された南伸坊さんには
 特別功労賞を差し上げたいわ!
 南さん描く江戸の風物、
 登場人物さんたちの可愛らしさは前代未聞!
 南さんの画筆によって、この物語は
 読むだけに終わらない、
 見ても愉しめる、幸福な御本になりました♪

「なんどォよみかえしてもォ、ないちゃうッ!」
「がるがるるーぐる!」(←訳:何度でも読もうー!)

 この二冊の御本を、まだ読んでいないわ~という活字マニアさんは、
 お正月に、ぜひ!

 他におすすめしたいのは
 『オール・マイ・ラビング』小路幸也さん著!
 『ペンギン・ハイウェイ』森見登美彦さん著!
 『窓の外は向日葵の畑』樋口有介さん著!
 『ロードサイド・クロス』ジェフリー・ディーヴァーさん著!
 いずれも一流のエンタメ作品、
 本屋さんで図書館で、探してみて下さいね! 

「わくわくゥ、どきどきィ、でスよゥ!」
「ぐるぐるがるがるるる♪」(←訳:ハラハラも心ほっこりも♪)

 明日は、アート&コミック部門のBEST☆BOOKを御紹介いたします。
 皆さま、お付き合いのほど、よろしくお願いいたしま~す!
   
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暖かな、冬の家より。

2010-12-27 23:22:20 | ブックス
 世界名作劇場へようこそ~!
 こんにちは、ネーさです。

「こんにちわッ、テディちゃでス!」
「ぐるる~!」(←訳:虎です~!)

 さあ、本日はお久しぶりの名作劇場です!
 それも、折り紙つきの名作!
 このお話を知らぬ者は少なくとも日本にはいないでしょう!というくらいの名作です!
 それは何かと申せば……こちらを、どうぞ~!

  



                 ―― ハイジ ――



 著者はヨハンナ・シュピーリさん、
 原著は上巻が1880年に、下巻が1881年に発行されました。
 原題は『HEIDI』――
 ええ、そうですよ!
 『アルプスの少女ハイジ』として知られる物語が、この御本です!

「よォ~ろッよォ~ろォれッひッひッ♪」
「……がるぐるがるるる?」(←訳:……それヨーデルじゃないよね?)
「ぷんすかッ!」(←怒ったようです)

 えっへん!
 そもそも、なぜいま『ハイジ』なのか?
 答えは簡単!
 ヨーロッパを襲った大寒波のニュース映像を見たネーさ、
 宮崎駿さんたちが製作したアニメーションの、
 ハイジとおじいさんの『冬の家』を連想しちゃったのです。

 リンゴの果樹に囲まれて建つ、
 屋根はないけれど壁は厚くて、
 住人を冬の寒さから守ってくれる『冬の家』。
 大きくて立派なストーブが暖かそうだったなあ……。

 あら? でも?
 原作では、『冬の家』って、どんな風に描かれていたかしら?

 はたと行き詰まった私ネーさ、
 慌てて原作小説にあたってみた次第なのです。

「うむッ??
 げんさくとォ、あにめのォ、ちがいはァ??」
「がるがるるるるぐる?」(←訳:いっぱい違ってる箇所があるのかな?)

 久しぶりに読み返してみて……驚きました!
 原作の御本は、とても濃密に、感情豊かに、少女たち少年たちの心の動きをくみ取った
 重厚な作品です!
 
 19世紀後半は、科学の時代でした。
 蒸気機関車が走り、
 街角にガス燈が灯って夜道を照らし、
 医術は進歩して手術や投薬は当たり前のこととなり、
 フロイトさんというオジさんがもてはやされたり、
 電報が都市と都市を結びます。
 技術革新! 産業革命!
 明るい未来!
 ……こんな、科学の時代に、子どもたちは叫ぶのです。

 石の町より、アルムの山がいい!
 白パンを買うお金はなくても、山の小屋の方がいい!
 峰々を赤く染める夕焼けを見、
 花の野にいられるなら、
 車椅子なんて捨てたっていいさ!

「のぼろうゥッ、やまをォ!」
「ぐるるるがるー!」(←訳:自分の足でー!)

 アニメーションの『ハイジ』しか知らない御方、
 抄訳版の『ハイジ』は読んだけれど……という御方、
 そして原作の素晴らしさを忘れかけてしまっている活字マニアさん、
 もう一度、『ハイジ』の山へお出掛けしてみませんか。
 雪が背より高く降り積もっても、
 冬の家が、
 アルムおんじが、
 氷の風から読み手を護ってくれる、
 暖炉のようなものがたり。
 冬休みに、激おすすめの、一冊です!

「くちぶえふいてェ、おでかけしようッ!」
「がるがるぐるるるーぐる!」(←訳:山頂のケルンが待ってるよ!)

 画像は、福音館古典童話シリーズの御本ですが、
 他にもたくさんの日本語版『ハイジ』が刊行されています。
 お好みで、御自分の『ハイジ』を見つけてくださいね~♪
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《福々》くまニュース♪

2010-12-26 23:08:21 | くま
 こんにちは、年の瀬・緊急くまニュースの時間がやってまいりました。
 レポーターのネーさです。
 くまファンの皆さま、
 くまなんてどーっちゃええわ、という方々も、
 暫し御付き合いを~!

「こんにちわッ、テディちゃでス!」
「ぐるるっ!」(←訳:虎ですっ!)

 くまニュース解説委員のテディちゃさん、虎くん、
 よろしくお願いいたします。
 さっそくですが本日のくまニュースは――

「ふァいッ! こちらァでス!」
「がるる!」(←訳:じゃじゃん!)


  

 おっ? これは!

「むぽぽッ♪
 これはァ、みすどォふくぶくろォ、なのでス!」
「ぐるぐるがるるーる!」(←訳:発売したてホカホカだよ!)

 ドーナツと『ミスド リラックマグッズ』がセットになった
 《ミスド福袋》が発売になった、ということですわね。
 テディちゃ&虎くんがゲットした御品は、
 税込み価格¥2.000の《福箱》!
 リラックマくんたちのイラストが描かれたBOXの中には
 
 『ミスドリラックマ ブランケット』
 『ミスドリラックマ メタルストラップ』
 『ミスドリラックマ 小物入れ』
 『ミスドリラックマ スクイーズ人形』
 『ミスドリラックマ トートバッグ』
 『ミスドカレンダー 2011』
 以上6点のグッズと、
 ドーナツもしくはパイ引換券(20個分)が入っているんです♪

「とッてもォ、おとくゥ!」
「がるがるがるるるーぐる!」(←訳:箱もしっかり使えるよ!)

 ミスド福袋にはほかにも種類があり、
 ¥1.000の《福袋》は
 『ブランケット』『メタルストラップ』『小物入れ』『カレンダー』に
 引換券(10個分)のセット、
 ¥600の《ミスドキッズ福袋》は
 ドーナツもしくはパイ5個におもちゃがセットになっています。

 地域やお店によって、
 福袋の発売日、
 販売する種類が違っていたりしますので、
 ミスドマニアさんは御注意くださいね!

「くわしくはァ、うェぶでッ!」
「がるるーぐるるー!」(←訳:お好きな福袋をどうぞー!)

 さらには!
 明日12月27日(月)発売の新作ドーナツが、こちら!


  


「きゃァー♪」
「がるー♪」

 くま顔の《エンゼルテディパン》は、
 くまキャラメル・くまいちご・くまチョコの3種のお味の
 ふわ系ドーナツ!
 お顔の中にはホイップクリーム入り!

 もう一方は、
 合格めざして『五角(ゴーカク)形』の縁起ものドーナツ♪
 桜風味ホイップクリームをサンドした『さくらさくさく』、
 カフェオレ風味ホイップクリームをサンドした『勝て!オレ』、
 いよかん風味クリームをサンドした『いい予感』という、
 豪華にして分かりやすいダジャレ全開のニューフェイスさんです。

「どこからァ、たべるかッ!」
「がるぐるがるるる!」(←訳:どっちから食べるか!)
「まよッちゃうゥでスよッ!」

 福と笑いを招く、
 見るも楽しいドーナツおやつ、
 リラックマ好きさん&ドーナツ好きさんは、
 楽し~いおやつタイムを!
  
「かわいィすぎてェ、たべられないィッ!」
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フィールドは罠だらけ?

2010-12-25 23:24:07 | ブックス
 ううむ~?
 どうしちゃったのかしら、画像がうまくUP出来ません。
 申し訳ありませんが、↓下のチビ画像で御容赦下さいね、
 こんにちは、あたふた中のネーさです。

「こんにちわッ、テディちゃでス!」
「がるるー!」(←訳:虎ですー!)
「ネーさッ! とらぶるにィまけないでッ!」

 そ、そうね、障壁があってこそ燃え上がる読書意欲!
 本日は、こちらの御本を、どうぞ~!

   


     ―― 11人のトラップミス ――


 
 著者は蒼井上鷹さん、’10年5月に発行されました。
 表紙のこの雰囲気、
 題名に『トラップ』とある点からも、
 はい、分かる御方にはもう分かっちゃってますね。
 この御本の、全編を貫くキーワードは……サッカー!

「あはッ、すぽーつゥのォ、さッかー!」
「がるがるぐるるる!」(←訳:英語で言うフットボールだね!)

 11編の連作ミステリから成るこの御本に登場するのは、
 ジュニアやアマチュアのサッカー選手さんたち、
 選手さんの家族、親戚、コーチ、サポーター、
 チームのマネージャーさんや、
 出版社の編集者さんなど、
 サッカーというスポーツの核&周辺に棲息する人々です。

 スポーツミステリ、と聞いて想起される作品の多くは
 野球を題材にしたものが多いのですが、
 著者・蒼井さんは
 敢えてフットボールのフィールドに立ちました。
 いったい何故……?

「ふァいッ!
 テディちゃ、わきゃりましたッ!
 わるどォーきゃッぷゥ、でス!」
「がるるがるぐる?」(←訳:ワールドカップでしょ?)
「そうともォいいまス!」

 ええ、ホントにそうなんです。
 2010年は、ワールドカップイヤー。

 或る日、
 編集者のウベさんは上司のアオイさんに呼び出されました。
 そこで命ぜられたのは、
 耳を疑うようなひとこと――

  次の本のテーマはサッカーにしよう!

 ええっ??
 アオイさんがサッカー好きだなんて、
 聞いたこともないけど???

 問われて蒼井さん、
 胸を張って答えます。

  W杯に便乗しようと思ってさ。

「……ほんきィ、でスかッ?」
「ぐるるるるがる!」(←訳:本気みたいだよ!)

 アオイさんの一言が、
 怪し~いゲーム?のキックオフとなりました。
 1編ずつ、
 順序を追って読んで行けば、
 次第にぼんやりと輪郭を、
 やがて形を明らかにしてゆく
 アオイさんによる大きな《仕掛け》!
 
「なァるほどッ!」
「ぐるる~がるる!」(←訳:複雑な戦術だ~!)

 トリックの数々、
 ミステリ好きさんは惑わされずに見破れるでしょうか?
 四年に一度のサッカーの年――ワールドカップイヤーに相応しい本格ミステリを、
 ぜひ御一読あれ~♪

「みやぶろうッ、とりッくゥ!」
「……ぐるるるる~がるぐるる~」(←訳:……自信はないけど~頑張ります~)
 

 ☆追記☆

 なんとか写真UPに成功しました♪
 ↓こちらの画像をご参照くださいませ。

   
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響け、歌声!揺るがせ、劇場!

2010-12-24 23:06:59 | ブックス
 デパートの入口や食品フロア、コンビニ、スーパー、ファーストフード店……
 今日は色々な場所でたくさんのサンタさんをお見かけした一日でした。
 あんなに大勢いるんですから、
 中には一人か二人くらい、本物のサンタさんがいるかも~♪
 と想像してしまったネーさです、こんにちは~。

「こんにちわッ、テディちゃでスゥ!」
「がるる!」(←訳:虎です!)

 さあ、いよいよクリスマス月間も最終コーナーにさしかかりました。
 記念すべきトリを飾るのは……
 こちらの御本ですよ~!!


  


     
         ―― のだめカンタービレ #25  アンコール オペラ編 ――



 著者は二ノ宮知子さん、’10年12月に発行されました。
 #23で惜しまれつつ幕を閉じた本編の後を受け、
 颯爽とアンコールに立ち上がったのは
 千秋くん指揮によるオペラ上演の顛末を描く『オペラ編』!

「がんばれッ、ちあきおにィさんッ!」
「がるぐるがるぐるる~!」(←訳:困難何するものぞ~!)

 そうね、困難また困難、さらにまた困難に連打される千秋くん……
 古巣のR☆Sオーケストラによる演奏は、まあいいとして、
 市民歌劇団が、どうにもちょっと……
 オーディションで選ばれちゃったのは、
 個性&奇癖の塊りのような歌い手さんばかり。

 めちゃくちゃ忙しい千秋くん、
 そんな『白い薔薇歌劇団』の皆さんを
 引っ張ってゆけるのでしょうか?
 いえ、無事に開演まで辿りつけるのかしら~?

「うむゥ! むずかしィおぺらァ、でスからねッ!」
「ぐるぐるぐるがる!」(←訳:ハードル高いよ!)

 誰もが知っている有名な楽曲は、
 観客さんもついつい厳しい目で見て聴いてしまうもの。
 上手なのか下手なのか、
 個性以上の何かなのか、
 人を魅了する演出や音楽、新解釈がそこにあるのか否か――

 耳に残るステキな歌曲揃いなんですけど、
 難オペラ『魔笛』開演のブザーは
 容赦なく劇場に鳴り響きます。
 プレッシャーに押し潰されそうな千秋くんを、
 指揮台に置き去りにして……

「ふんばりどころォでスゥ!」
「がるぐるがるるる!」(←訳:闇からの出口はすぐそこに!)

 25巻分の、長い道のり……
 でも、これが終わりではない、
 これからが千秋くんの、のだめちゃんの、峰くん、真澄ちゃん、
 みなの音楽人生の始まりなのだと感じさせてくれる
 花と嵐の『アンコール編』!
 コミック好きさん、
 活字マニアさん、
 ぜひ拍手の輪に加わって下さいな~♪

「ぶらぼォ~!」
「がるる~!」(←訳:ブラヴィ~!)

 併載の番外編も……笑えます!

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Very & Merry!

2010-12-23 23:01:45 | くま

   


    ……believe in Santa?


  

    believe in Santa……


  


    Yes!

    I!(We!) believe  in Santa!!


  


      Merry Christmas!

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はッぴきィ・ほりでィッ♪

2010-12-22 23:16:14 | 美味
 


 冬至です!
 カボチャ、食べましたか? 柚子湯、いただきましたか?
 こんにちは、両方をクリアしたネーさです♪

「こんにちわッ、テディちゃでス!
 かぼちゃッ、たべまくりィ~♪」
「がるる!ぐるがるるる~!」(←訳:虎です!柚子湯いただきました~!)

 ほくほく&ほかほか気分で迎える明日12月23日は、
 天皇陛下のお誕生日!
 陛下、おめでとうございます!
 
「おめでとうございまスゥ!」
「がるがるぐるる~!」(←訳:おめでとうございます~!)

 昔から、御祝い事はちょいっと先走ってもよろしいと申しますので、
 私たちもあやかって、お祝いモード!
 本日は、おやつタイムを超えて、
 パーティタイムにぴったりなお菓子の御紹介です。
 まずは、↑上の画像をどうぞ~!

 おヒゲのキャラクターでも御馴染み、
 『プリングルズ』の《ハッピーウインターアソートメント》♪

 うすしお味・スパイシーチキン味・チーズポテト味の
 小サイズ缶3種類各一個がセットになった
 アソートBOXです。
 パッケージには『旅のおともにプリングルズ』とありますから、
 旅行のおやつにもおすすめ、なんでしょうね。

「ぷりんぐるずゥ~だァ~いィすきィッ♪」
「がるがるぐるる~♪」(←訳:ぱりぱりさっくり~♪)

 続いては、こちらも!


   

 輸入ものチョコレートに詳しい御方は、
 ああ、あれね!と、お分かりですね?
 米国『パルマー』さんの《ペパーミントバークベル》、
 ミントのお味のチョコレートは鐘の形をしています。
 赤や銀色の、クリスマスカラーが可愛らしいでしょ?

「ふァいッ!
 さッそくゥ、じッしょくゥ!
 ぱくッもぐッ! うむッ、んままッ♪」
「がるるる!がるーがるるぐる!」(←訳:ミント味!外国っぽいね!)

 欧米圏ではとても好まれているミント風味のチョコレート、
 ネーさも大好きです!
 ショコラ好きさん、チョコ菓子好きさん、
 ぜひお試しを~!

 他にも、
 ガンダム×ベアブリックのフィギュアがオマケについている『ペプシNEX』、
 アイスクリームなら
 『ハーゲンダッツ』や『PINO』の季節限定味など、
 パーティに使えそうなたくさんの美味しいものが
 お店で私たち食いしん坊を待っています。
 では皆さま、どうか楽しい祝日をお過ごしくださいな♪

「はッぴきィほりでィッ!」
「がるがるぐるぐる~!」(←訳:HAPPY HOLIDAY~!)
  
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