テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ アーサー卿の傑作選(3) ~

2020-04-30 23:24:01 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 すちゃッとォ~きりかえたいィでス!」
「がるる!ぐるるるがる!」(←訳:虎です!明日から5月!)

 こんにちは、ネーさです。
 そうね、明日はもう5月♪
 風薫る新緑の季節……を迎える前に、
 歴史に残る混沌と混乱のこのひと月――4月の読書タイムは、
 世界に名立たる文豪さんに
 きっちり〆ていただきましょう。
 さあ、こちらを、どうぞ~!

  


 
    ―― ドイル傑作集 Ⅲ 恐怖編 ――



 著者はアーサー・コナン・ドイルさん、
 新潮文庫版の傑作集Ⅲは、1960年に初版が発行されました。
 先日ご紹介しました『傑作集Ⅰミステリー編』、
 『傑作集Ⅱ海洋奇談編』に続き
 この『傑作集Ⅲ恐怖編』も、
 “ホームズさんが登場しない”ドイルさんの短編作品集です。

「きょうゥふゥ~…??」
「ぐるーがる?」(←訳:ホラーなの?)

 ドイルさんの時代の『恐怖』は、
 現代のホラーとはちょっと違うようですね。

 御本巻末の解説によると、
 『傑作集Ⅲ』に訳出されている作品群を
 ドイルさんは『The Terror』に
 分類していた、とのことです。
 『terror』という言葉を日本語にするなら、
 恐怖……であり、また、
 戦慄……でもありましょうか。

「せすじィがァ、ひんやりィ~…!」
「がるるぐるっ!」(←訳:鳥肌がゾゾッ!)

 収録されているのは順に、

  『大空の恐怖』
  『革の漏斗』
  『新しい地下墓地』
  『サノクス令夫人』
  『青の洞窟の怪』
  『ブラジル猫』。

 この6編の中で、
 恐怖(戦慄)だけでなく、
 《科学》の要素が感じられる作品として
 注目していただきたいのが
 『大空の恐怖』です。
 
「ひこうきィ、でてきまス!」
「ぐるるがるるるぐる!」(←訳:当時の最新技術だよ!)

 物語の語り手である“私“はこう言います。

 《航空術はすでに20年の歴史をもっている》。

 そう、ライト兄弟が初飛行に成功して後、
 20年で技術はたいそう進歩し、
 未知の領域はなくなった……と思われましたが。

 航空士たちの失踪が次々と起き、
 大きな問題になっていました。
 
  大空で、いったい何事が?
  海に墜落して行方不明になった、のとは違うんだ。
  機関と機体の破片は森で見つかったのに、
  操縦していた航空士の影も形もないなんて、
  おかしいだろう?
  亡骸が発見されたケースもあるんだが、
  それだって……いや、とにかく、
  おかしいんだ!

 かくして“私“は、
 大空の秘密を解き明かすべく、
 単葉機に乗り込んで、
 いざ離陸!

「えッ? たんようきィ!?!」
「がるぐるがるる!」(←訳:それ不安だよう!)

 そうよね、単葉機なんてもう、
 現代ではローテクなんですけど、
 まあ当時はピカピカの最新技術だった訳で。
 その最新技術を駆使した挑戦が行き着くところは……?

 エンタ作品を執筆する文系、と見えて、
 ドクターであるだけに理系志向も強いドイルさん、
 こういったSF色の強い作品を書くのは
 お好きでいらしたようね。
 レトロSF愛好家さんにおすすめの快作ですよ♪

「ほーむずさんがァでてこなくてもォ~」
「ぐっるるがるるぐるるる!」(←訳:やっぱり本物の文豪さん!)

 新潮文庫から刊行されている傑作集Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、
 いずれも簡単に入手できますし、
 値段もとてもお出頃です。
 活字マニアの皆さま、
 気楽に、気軽に、
 ぜひ一読してみてくださいな♫
 
 
 
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~ 大正&昭和の、POPアート ~

2020-04-29 23:15:36 | ミュゼ
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ♪るるゥ~♫もすらァやッ♪もすらァ~♫」
「がるる!ぐぅるるるがるるるる!」(←訳:虎です!ドゥンガンカサクヤン!)
「♪いんどゥむゥ~♫」

 こんにちは、ネーさです。
 《昭和の日》である今日4月29日は、
 『モスラの歌』作曲者・古関裕而(こせき・ゆうじ)さんの
 業績を辿るプチ特番がNHKで放送されました。
 小美人さんたちがモスラに向けて歌ったように、
 私たちも世界の平和を祈りながら、
 さあ、本日は読書……をサボり、
 こちらの展覧会情報を、どうぞ~!

  


 
    ―― 夢二に学ぶ 恋のいろは ――



 東京・文京区の竹久夢二美術館にて、
 会期は2020年4月2日~6月28日の予定でしたが、
 現在は臨時休館しており、
 開館日は未定とのことです。
 『失恋体験から、モテ仕草まで』と副題が付されています。

 そして、竹久夢二美術館の姉妹館である、
 ↓こちらは、

  


 
     ―― 水森亜土 展 ――



 同じく文京区の弥生美術館にて、
 会期は2020年4月2日~6月28日の予定でしたが、
 臨時休館となっています。

「おやすみでもォ、めげないィもんッ!」
「ぐるがるぅるるる!」(←訳:紹介しちゃうんだ!)

 はい、そうです、
 上記2館とも臨時休館中ではありますけれど、
 もうあまり気に病まないというか、
 気にし過ぎないようにして、
 どんどん御紹介しちゃいましょう♪

 特に、竹久夢二さんの展覧会は
 NHKの朝ドラ『エール』ファンの方々には
 おすすめしたいわ!

 ドラマ『エール』のモデルは、
 先述しました『モスラの歌』作曲者・古関さん。
 そして、古関さんが育った時代というのが、
 まさに竹久さんの大人気時代とカブるんです。

 ドラマの中でも、
 竹久さんのイラストが表紙になっている楽譜が
 小道具として使われていましたね。

「たいしょうゥろまんッ!」
「がるぐるがる!」(←訳:今も人気だし!)

 竹久さんの作品が
 大正&昭和初期のポップアートだとしたら、
 昭和の時代の後半、
 キュートでコミカルなアートを表現したのが
 水森亜土さん。

 休館中のため、
 作品を拝見することは(まだ)できませんが、
 展覧会に併せて、
 エッセイ集とグッズの本が刊行されますので、
 ファンの方々はチェックしてみてくださいね。





    では、ここでオマケ画像も、ちょこっと!
   
   『カルビー』さんの
   《ポテトチップクリスプ 
    コンソメ胸キュンパンチ 忘れられないナポリタン》
    って、スゴいネーミングだわ……。
   「はむはむッ!」
   「ぐるるる!」(←訳:ぱくぱく)
   「おいしィでス!」
    はたして、お味はホントに“胸キュン“なのか??
    皆さまも、ぜひ実食を♫


   
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~ 背景に、美の歴史あり ~

2020-04-28 22:54:59 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ♪るるゥ~♪たたかうゥもののォ~うたがァきこえるゥかァ~♪」
「がるる!ぐるがるる~!」(←訳:虎です!我らの味方に~!)

 こんにちは、ネーさです。
 日本ミュージカル界のスターさんたちが結集して歌い上げる
 【Shows at Home】プロジェクトの『民衆の歌』に、
 私ネーさ、今日は朝から泣かされてしまいました……
 音楽好き&ミュージカル好きな方々は、
 どうかYou Tubeで検索して
 歌い手さんたちの熱唱をご覧にになってくださいね。
 では、音楽への愛を胸に抱きつつ、
 本日の読書タイムは、こちらの御本を、どうぞ~♫

  



   ―― ディズニーアニメーション 背景美術集 ――



 著者はウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオの皆さん、
 原著は2011年に、画像の日本語改訂版は
 2019年11月に発行されました。
 英語原題は『WALT DISNEY ANIMATION STUDIOS LAYOUT & BACKGROUND』、
 題名の通り、
 《ディズニーアニメ》の背景に用いられた
 アートワーク作品集です。

「くらしッくゥからァ~!」
「ぐるるがる!」(←訳:最新作まで!)

 古くは1928年に制作された短編映画から、
 最も新しいものは
 2019年11月に公開された『アナと雪の女王2』
 に至るまで、
 セル画の時代も、
 CGの時代も、
 《ディズニーアニメ》の世界には、
 美しい背景画に支えられてきました。

 この御本には、
 実際にアニメの背景画として使われたものや、
 背景画の下書き、
 イメージボード、
 制作前のラフスケッチなども
 収録されています。

「ゆうめいなァ、さくひんッ!」
「がるぐるるるがるるぐるる!」(←訳:全然知らない作品もあるよ!)

 『白雪姫』『ファンタジア』
 『ピーター・パン』といった
 ヒット作、名作の背景画は、
 ええ、どこか見覚えがありますね。

 『ピーター・パン』のこれは、
 ウェンディさんたちの子ども部屋で、
 窓の外に見えるのは夜のロンドンでしょう。

 『不思議の国のアリス』のこれは、
 アリスさんが落下してゆく場面の背景で。

 『ピノキオ』のこれって、
 たぶん、ゼペットおじいさんの作業台、かな?

 けれども――

「うわぁッ! これこれッ!」
「ぐっるるがるる!」(←訳:すっごくいい味!)

 と、息を呑んでしまうのは、
 殆ど聞いたことがない作品の背景画だったりして、
 う~むと唸らされます。

 例えば、108~109ページにかけての
 『メロディ・タイム”りんご作りのジョニー”』(1948年)は、
 どう見ても、
 名作絵本『ちいさなおうち』のタッチ……?

 28~29ページの
 『プルートの化け猫裁判』(1935年)って、
 まったくの初耳なんですけど、
 ディズニーらしからぬユルい画風が
 いい感じに仕上がっていたり。

「ぷふふッ♪」
「がる~♫」

 クラシカルな手描き時代の背景画の方が、
 歪(ひずみ)があり、
 良い意味でクセがあり、
 そして、
 近年の作品の画調には、
 どことなく、
 いえ、確かに、
 『スタジオジブリ』の影響が……?

「そうゥかなァ?」
「ぐるがる?」(←訳:そうかも?)

 歌い踊るキャラクターたちの
 背後をしっかり引き締める
 あでやかな背景画と、
 その歴史。

 ディズニー・アニメーション好きな方々はもちろん、
 映画が好きで映像が好きで、
 映画史も好き!という御方には
 おすすめの大型アートブックです。
 印刷の精度も素晴らしいので、
 1ページごと、
 ゆっくりゆったり、
 堪能してくださいね~♪

 

 
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美味しいものと、そしてシネマと。

2020-04-27 23:22:50 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 うぐいすくんッ、きましたでスゥ~!」
「がるる!ぐるるがるる~!」(←訳:虎です!良い声でした~!)

 こんにちは、ネーさです。
 今朝8時過ぎ、聞こえてきたのは
 ホ~ホケキョ♪というウグイスくんの美声……
 これは瑞兆に違いないわ!
 きっと良いことが起きるんだ!と確信しながら、
 さあ、ここからは読書タイムですよ。
 本日は、ウグイスくんも垂涎の、
 こちらの雑誌を、どうぞ~♫

  



     ―― Leaf 2020年5月号 ――



 株式会社リーフ・パブリケーションから発行されている
 月刊誌『Leaf』5月号の特集は、
 《京都・滋賀 食べたい!スイーツ》。
 
 実は、今日4月27日現在、
 『Leaf』は既に6月号が発行されており
 (特集は《京都・滋賀グルメ案内2020》です)、
 こちらの5月号はバックナンバー扱いになりますが、
 ネット書店さんで簡単に購入できますので、
 ご紹介することにいたしました。

 だって、美味しそうなんですもん♪

「むふふゥ! ごちそうゥでスよゥ!」
「ぐ~るがるるる!」(←訳:甘~いごほうび!)

 京都の出版社さんが制作している
 『Leaf』は、
 関西圏、特に京都府と滋賀県の情報が掲載されていて、
 私ネーさのような
 関西好きな関東居住者には
 嬉しくもありがたい存在です。

 この『Leaf』5月号では、
 2年ぶりのスイーツ特集として、
 《今行くべき最新スイーツスポット》
 《先取!ひんやりスイーツ》
 《持っていきたくなるお土産》や、
 シュークリーム、プリン、パフェ、
 チーズケーキ、タルトなどの
 京都と滋賀の
 “いま美味しいもの”が取り上げられています。

「ふァいッ! ここにもォ、おいしィものッ!」
「がるぐる!」(←訳:発見です!)

 はいはい、そうなのよね、
 72~73ページの
 《大津の名産『百町百福物語』を買いに》
 という記事では
 私たちが知らかなった
 琵琶湖湖畔の歴史ある町・大津のお菓子が
 ずらりと……!

  『三井寺力餅』
  『近江百人一首さぶれ』
  『大津絵煎餅』

 お菓子好きな方々にはもちろん、
 歴史好きな活字マニアさんの好奇心も
 熱く燃え立たせるネーミングとルックスですよ。

「いいなァ、おおつゥ!」
「ぐるるるるるぅ~!」(←訳:旅したくなるぅ~!)

 そして、
 京都と滋賀で話題のお菓子の特集を
 堪能した後、
 眼を留めていただきたいのが、
 90ページの《CINEMA》です。

 3月27日公開の新作映画として
 大きく紹介されていたのは、

   『うたのはじまり』。

 写真家・齋藤陽道さんに密着する
 ドキュメンタリー作品の
 監督・撮影・編集は河合宏樹さん。
 
 ここでは、敢えて
 作品の内容については触れませんが、
 これは……観たい!観てみたいです!
 関東でも公開されるのかしら?
 いえ、そもそも
 自粛期間にぶつかってしまって、
 公開延期となっているものと思われますので、
 今後の予定は……?

「しりたいィでスゥ!」
「がるるるる?」(←訳:どうなるの?)

 美味しいものと、
 映画や、音楽。

 ページごと、
 東西の嗜好の違いにちょっと驚いたり、
 感心したりできる楽しい一冊です。
 
 私たちの日常を彩り、
 光を与えてくれる
 《なにか》を思い出すためにも、
 お気が向いたら、
 ぜひ、一読してみてくださいね♪


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~ 展望の《いつか》 ~

2020-04-26 23:30:11 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ふァいィ! みなさんッ、そのォちょうしィでスッ!」
「がるる!ぐるる~!」(←訳:虎です!いいぞ~!)

 こんにちは、ネーさです。
 都内の感染判明数が13日ぶりに100人を下回ったとの報道に、
 思わず拳を握りしめました。
 ここで気を緩めちゃいけないけど、
 自粛の効果が出ている……!
 と前向きに考えながら、
 さあ、本日の読書タイムは、
 こちらの御本を、どうぞ~♪

  



 ―― 全国 大人になっても行きたい わたしの絵本めぐり ――



 株式会社G.B.から2020年3月に発行されたこの御本は、
 編集者さん、ライターさん、文筆家さん、デザイナーさん、
 作家さん、書店経営者さんたち25人が執筆を担当しています。
 『Ehon Meguri』と副題が付されているように、
 北海道から沖縄までの
 《行ってみたい絵本屋さん》119軒が紹介されているんですよ。

「あうゥ! ほんやさんッ!!」
「ぐるるるがるる~る!」(←訳:恋しいよ本屋さ~ん!)

 活字マニアの私たちにとって
 いっちばんキツいのは、そこね……
 図書館は休館で、
 駅ビルの中にあるお気に入りの本屋さんは
 お休みで……。

 ああ、早く世の中が落ち着いて
 本屋さんがオープンしないものかと、
 私たちだけでなく、
 大勢の活字マニア諸氏が
 切望しておられるでしょう。

 そして、
 絵本の読み聞かせを愛する
 パパさん&ママさん&絵本好きさんたちは、
 新刊の絵本が欲しいわ!
 絵本専門店めぐりをしたいぃ!
 と待ち焦がれていることでしょう。

「とびらをォ、あけてェ~…」
「がるるぐる!」(←訳:書架の国へ!)

 この御本に掲載されている
 書店さんや絵本の専門店さんは、
 県境を越えてでも行く価値のあるお店ばかりです。

 また、近年は、
 ギャラリーやライブラリー機能のあるテーマパークも
 各地に増えていて、
 たとえば、
 本文38ページには――

「あッ! このォおうちィはッ!」
「がーるるぐるーる!」(←訳:ムーミントロール!)

 《ムーミンバレーパーク》(埼玉県飯能市)は、
 皆さま御存知の『ムーミン』をテーマにした
 2019年オープンの施設です。

 パーク内には『ムーミン』の原作者
 トーベ・ヤンソンさんの原画が展示されている
 建物もあるんですよ。

 もう一ヶ所、埼玉県で注目したいのは、
 さいたま市の《鉄道博物館》内の
 キッズライブラリー。

 ライブラリーの閲覧席は、
 特急列車で実際に使用されていた座席シート。
 窓の外には本物の走行車が見え、
 蔵書は『きかんしゃトーマス』
 『しんかんくん』他、鉄道絵本が大充実!

「ふァ~…たのしそうゥ~…」
「ぐるるるる!」(←訳:面白そうだ!)

 長野県の
 『軽井沢 絵本の森美術館』
 『イルフ童画館』。

 お店の内装がファンタジックな
 大阪府四条畷市の
 『ギャラリー&カフェ ズーロジック』。

 島根県の津和野には、
 ええ、『安野光雅美術館』もありますね。

「わァおォ! あんのォさんッ!」
「がるるぐるる!」(←訳:建物がすてき!)

 電子書籍も悪くはない、んですけれど、
 やっぱり絵本は、
 紙の書籍で眺めたい・読みたいものです。

 そうして、出来れば、
 この自粛期間、
 たいへんな思いをしておられるだろう実店舗の書店さん、
 臨時休館になっているギャラリーやミュゼを
 応援したい……!

「しこくゥ、きゅうしゅうゥ!」
「ぐるるがるるる!」(←訳:沖縄のお店もね!)

 いつか、自由に、心ゆくまで、
 本屋さん&絵本屋さんめぐりをする日を夢見て、
 活字マニアの皆さま、
 ぜひ、一読してみてくださいな♪ 
 



  
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……待ちます、しぶとく!

2020-04-25 22:05:46 | ミュゼ
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 おうちでェ、えんじょいィ~!」
「がるる!ぐるるがるるぅる!」(←訳:虎です!感謝でエンジョイ!)

 こんにちは、ネーさです。
 医療従事者の方々に、
 連休であるにもかかわらず
 社会インフラを支えてくださっている沢山の方々に、
 今日も目一杯の拍手を送ります!
 お家に籠もっている方々は、
 読書タイム……をサボって、
 こちらの展覧会情報を、さあ、どうぞ~♪
 
  


 
      ―― るろうに剣心 展 ――



 東京・文京区の東京ドームシティギャラリー アーモにて、
 開催期間は2020年4月24日~6月7日……となっていましたが、
 2021年に延期することが決定しています。
 詳細な日時は現在調整中とのことです。

「またしてもォ、みられないィなんてッ!」
「ぐるっ!」(←訳:もうっ!)

 《るろ剣》シリーズファンの方々は、
 肩を落としておられるでしょうか……
 『Rurouni Kenshin 25th Anniversary Exhibition』と
 英語題名が付されたこの展覧会は、
 作品誕生25周年を記念する
 特別なイベントになる予定でした。
 
  

 『週刊少年ジャンプ』に連載され、
 電子版をも含む全世界でのシリーズ累計発行部数は、
 7200万部超という大ヒット作
 『るろうに剣心―明治剣客浪漫譚―』。

 連載時の直筆原稿やカラー原画が
 200点以上展示され、
 展覧会を記念したオリジナルグッズの販売も
 準備されていたそうですから、
 延期は本当に残念で、無念で……

「このォ、くやしィおもいィをォ!」
「がるるぐるるるる!」(←訳:来年にぶつけよう!)

  

 なお、
 数量限定・前売りのみの
 豆風呂敷+小箱入付箋セット付の入場券(かわいい!)など、
 すべての販売済みの各種チケットは
 昨日(4月24日)から払い戻しの対応を行っています。
 前売りチケットをお持ちの方は、
 展覧会公式HPをご参照の上、
 手続きをしてくださいね。

「らいねんこそォ!」
「ぐる~るる!」(←訳:リベ~ンジ!)

 そうね、皆で1年、待ちましょう!!




   ではここで、美味しいオマケ画像でエネチャージ!
   
   コンビニエンスストアで見つけたのは、
   『チロル』さんの新作、
   《チョコミントもち》!
   
   「ひんやりィ~♫でス!」
   「がるるるぐーっる!」(←訳:ミントがスーっと!)
   ミント系お菓子好きな御方に
   おすすめのちびチョコを頬張って、
   どうか皆さま、穏やかな連休を。


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~ み~んな、読書家! ~

2020-04-24 22:41:42 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ほぼほぼッ、じゃなんとォぱんだァ!」
「がるる!ぐっるぅるるるがる!」(←訳:虎です!ホッキョクグマもね!)

 こんにちは、ネーさです。
 ソーシャルディスタンスの基準は、
 パンダくん1頭かホッキョクグマくん1頭、
 もしくはペンギンくん2羽……って可愛いわぁ♫
 アイリッシュウルフハウンドくん1頭とか、
 セントバーナードくん1頭っていうのもどうかしら?
 なんて妄想しながら、
 さあ、読書タイムですよ。
 本日は、こちらの御本を、どうぞ~!
 
  


 
   ―― THE HOLLYWOOD BOOK CLUB ――
       ハリウッド・ブック・クラブ


 
 著者はスティーヴン・レイさん、
 原著は2019年に、日本語版は2020年2月に発行されました。
 英語原題は『The Hollywood Book Club Reading With the Stars』、
 『スターたちの読書風景』と日本語副題が付されています。

「かァッこォいいィ~!」
「ぐるがるる!」(←訳:美男美女だ!)

 この御本の帯には、
 副題である《スターたちの読書風景》と
 大きく記されていますが、
 いやもうホントのホントに。

 本を読むという
 さして変わったものではないはずのお写真も、
 被写体がハリウッドのスターさんとなると、
 いかにカッコよくて
 ”絵になる”風景となることか……ふぅ。

「じたくゥだしィ!」
「がるぐる!」(←訳:私服だし!)

 ええ、その点も見どころですね。

 登場するのは、
 ハリウッドスターさんたち55人。

 彼&彼女が書物を手にしているその場所は、
 フィルムの中よりも
 プライベートな空間が主流です。

 例外としては、
 撮影所の階段の手すりの上に座っている
 デニス・ホッパーさんや、
 ジュディ・ガーランドさん、
 ハンフリー・ボガードさんたち……

 でも、ボガードさんのこのお写真は、
 《ハリウッドで最も有名な書店のシーン》
 なのだそうよ。

 私立探偵フィリップ・マーロウさんが
 『稀覯本について、きみは何か知っているかな?』と、
 質問しているのは
 映画『大いなる眠り』中のワンシーンです。

「おくさまもォ、いまァ~ス!」
「ぐるるがる!」(←訳:鼻筋がキレイ!)

 ボガードさんのハートを射止めた美女、
 ローレン・バコールさんのお写真も
 本文16ページにありますね。

 スッとした鼻筋、
 額と顎のライン、
 モデル出身らしいアーチを描いたような眉……!

「ちょうこくゥ~みたいィ!」
「がっるるぐるるる!」(←訳:こっちも見て見て!)

 20ページのリタ・ヘイワ―スさん……
 私ネーさ、大ファンなんです♪

 28ページのレスリー・キャロンさん、
 40ページのソフィア・ローレンさん、
 43ページにはオードリー・ヘプバーンさんがいて、
 78ページにはジンジャー・ロジャースさんが、
 ああ、32ページには
 マリリン・モンローさんがいます!
 
「ほんもののォ、かつじィまにあッ!」
「ぐるるがるるるるる!」(←訳:MMは読書家なんだ!)

 ちょっと笑えるのは、
 105ページの
 ヴィンセント・プライスさん。
 『アッシャー家の惨劇』の衣装を着けて、
 読んでいる本の題名は……
 『ポー作品集』。

「ぷふふッ!」
「がるる!」

 V・プライスさんとは
 別の意味で驚かされるのは、
 25ページの白皙の貴公子……
 これがバスター・キートンさんだとは、
 パッと見では分かりませんでした!

「はんさむゥ!」
「ぐるるるがるぐるる!」(←訳:こういう素顔なんだ!)

 いかにも宣伝用スチル!な読書風景も
 いくつか有りますけれど、
 映画マニアさん&映画スター好きな方々に
 おすすめしたいモノクロ写真集です。
 もちろん、美男美女大好き~!という御方も、
 ぜひ、一読を♫
 
  
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~ アーサー卿の傑作選(2) ~

2020-04-23 22:20:54 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 いッぷくのォ~せいりょうざいィ!」
「がるる!ぐるがるるる!」(←訳:虎です!心のオアシス!)

 こんにちは、ネーさです。
 明るい話題がなかなか見出せない毎日の中、
 NHK朝ドラ『エール』で光り輝くのは、
 古川雄大さん演じる“ミュージックティーチャー”こと
 御手洗先生!
 明日も登場してくださるかしら?
 とワクワクしながら、
 さあ、ここからは読書タイムですよ。
 本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪

  



    ―― ドイル傑作集 Ⅱ 海洋奇談編 ――



 著者はアーサー・コナン・ドイルさん、
 日本で独自に編まれた新潮文庫版の傑作集Ⅱは、
 1958年に初版が発行されました。
 先日ご紹介しました『傑作集Ⅰミステリー編』に続いての、
 こちらは『海洋奇談編』です。 

「えいこくゥはァ、しまぐにィ、なのでス!」
「ぐるるがるるる!」(←訳:つまり海洋国家!)

 ヴィクトリア朝の英国は、
 大、いえ、超が付く海洋国家でした。
 
 世界の西と東を、
 北と南をつなぐ大型船が、
 莫大な富を王都ロンドンへ持ち帰ってゆく……
 人も、物も、行き来する……

 そうして幾千幾万の航海が繰り返されれば、
 船乗りさんたち、船客さんたちも、
 不可思議な事件のひとつやふたつに
 遭遇することもあるでしょう。

 御本の冒頭を飾る
 『縞のある衣装箱(The Striped Chest)』は、
 まさにそんな“海上の謎”がテーマです。

「むッ! ぜんぽうゥにィ、みゆるゥはァ~…」
「がるる?」(←訳:難破船?)

 大西洋の荒波の彼方に、
 メアリー・シンクレア号が発見したのは、
 人影がなく、
 今にも沈んでしまいそうな
 二橋帆船(にしょうはんせん)。

 遺棄された漂流船か、とも見えましたが、
 バークレイ船長は
 接舷を命じました。

「たしかめなくちゃッ!」
「ぐるるるがる!」(←訳:生存者の有無!)

 船旗は逆さになっていて、
 それはすなわち、
 遭難、を意味します。

 いったいこの船で何が起こったのか、
 怪しみながら調査を開始した船長さんや航海士さんたちは、
 或る部屋で立ち止まりました。
 そこにあったのは。

 普通の船員用衣装箱よりも
 かなり大きい箱――
 白と赤の縞模様の箱。

 もしや、この奇妙な箱が……?

「そうなんのォ、げんいんッ??」
「がるるぐる!」(←訳:不穏な空気!)

 遭難線からメアリー・シンクレア号へと
 移送された縞模様の箱の中身は、
 はたして……?

 《海のロマン》というよりも、
 《スタートレック》シリーズを想わせるような、
 ミステリアスな海洋譚は
 読み手のハートをぐいっと掴みます♪

 他に、
 『ポールスター号船長』、
 『たる工場の怪』、
 なんと日本が舞台の奇作『ジェランドの航海』、
 『J・ハバクク・ジェフスンの遺書』、
 『あの四角い小箱』と、
 短編6作品で構成されるこの御本、
 海洋小説好きな活字マニアさんには
 熱烈おすすめですよ。

「おおうなばらのォ~」
「ぐるるがる!」(←訳:不思議千万!)

 ホームズさんは出て来ませんけれど、
 ドイルさんのファンの方々は、
 ぜひ、手に取ってみてくださいね♫
 
 
 
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~ 雅楽の美の世界へ ~

2020-04-22 23:16:03 | ミュゼ
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 きょうもォ、えんじょいィほォーむゥ!」
「がるる!ぐるるがるる!」(←訳:虎です!そして拍手も!)

 こんにちは、ネーさです。
 医療従事者の方々、社会インフラを支えて下さっている
 たくさんの方々に心からの拍手を送った後は、
 さあ、免疫力アップのためにスマイル!
 鏡を向かってチーズ!と唱えながら、
 本日は読書をサボり、
 こちらの展覧会情報を、どうぞ~♪

  


 
       ―― 雅楽の美 ――



 東京・上野の東京藝術大学大学美術館にて、
 会期は2020年4月4日~5月31日の予定でしたが、
 現在は臨時休館中です。
 『THE ARTS OF GAGAKU』と
 英語題名が付されています。

「ひゃあァ! これはァ~!」
「ぐるるる!」(←訳:美しいね!)

  

 チラシ(フライヤー)の解説を
 引用させていただきますと――

   雅楽とは、
   舞楽、管絃(かんげん)、歌物(催馬楽・朗詠)、
   国風歌舞(くにぶりのうたまい)の総称です。

   早くは5世紀頃に
   大陸や朝鮮半島から伝来したものが
   日本在来の歌舞(うたまい)と融合し、
   奈良時代には雅楽寮が設置されて
   国家の公式行事に演奏されるようになりました。

   平安時代になると、
   宮中儀式楽としてだけでなく
   貴族たちが楽しむ宮廷音楽としても
   広がりをみせました。

「かれいなァ、しょうぞくゥ!」
「がるるるぐるるる!」(←訳:シルクがきらきら!)

  

 《御即位記念特別展》として
 天皇陛下の御即位を記念するこの展覧会では、
 雅楽の歴史と現在を、
 宮内庁が所蔵する貴重な品々を中心に、
 装束や面、
 狩野永岳さん作『散手・貴徳図衝立』(19世紀)、
 海野勝珉さん作『蘭陵王置物』(明治23年)他、
 雅楽を主題に制作された絵画、
 彫刻、工芸作品など
 約120点が展示されます。

 明治・大正時代に作られた
 “超絶技巧”な名品も
 数多く出展されますよ。

  

「みられるゥかなァ~…?」
「ぐるるがる!」(←訳:観たいよね!)
「かいまくゥ、まッてまスゥ!!」

 一日も早く、
 尊くも平穏な世界、
 何の憂いもなく
 音楽や絵画、
 本屋さん巡りをしたり、
 ふつうのおしゃべり、
 お出掛けが楽しめる日が戻ってきますように、
 と願いつつ……
 



    では、ここで美味しいオマケ画像も、じゃじゃん!
   
   『ハーゲンダッツ』さんの新作、
   《期間限定ロイヤルジャスミンティー~茶葉・銀毫~》で
   おやつタイムもニコニコに!
   「わおおォ!じゃすみんッ!」
   「がるるるぐるるる!」(←訳:ホントにお茶の味!)
   お茶好きな方々は必食です♪


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~ 書物の中で、歩こう!飛ぼう! ~

2020-04-21 22:00:15 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 およげェたいやッ……じゃなくてェ、こいィのぼりィ!」
「がるる!ぐるるるがるる~!」(←訳:虎です!ぐんぐん泳ごう~!)

 こんにちは、ネーさです。
 端午の節句の風物詩、
 鯉のぼりくんたちが天高く泳ぐ季節になりました。
 真鯉&緋鯉&青鯉さんたちが
 世を健やかに変えてくれますようにと祈りつつ、
 さあ、本日の読書タイムは、
 こちらの御本を、どうぞ~♪

  



  ―― いつかは行きたい 一生に一度だけの旅 BEST500 ――



 著者はナショナル ジオグラフィックの皆さん、
 2019年12月に発行されました。
 英語原題は『JOURNEYS of a LIFETIME』、
 外出できない今だからこそ!な
 “ありとあらゆる旅”を集めたビジュアルガイド本は、
 2007年に刊行された同名書籍の第2版になります。

 先日は、
 宮下潤也さん著『東京のかわいい看板建築』を、
 お家から出ないでもOK!
 PCやスマホでストリートビューを使って
 宮下さんが推奨する看板建築作品を拝見しましょう!
 と、御紹介いたしました。

 今回は、ええ、ストビュー機能を、
 東京エリアに収まらず、
 日本国内にも収めることなく、
 ワールドワイドに拡大して
 《いつかは行きたい旅》を探してみましょう~♫

「ゆきたァ~いッ!」
「ぐるるがるる!」(←訳:うんと遠くへ!)

 そうよねえ、
 ここじゃないどこかに行きた~い!っていうのは、
 人間の本能なのだとも言えるかもしれないわ。
 大勢の方々が現在の外出自粛生活を
 息苦しく感じているのも
 そのためなんでしょうね。

 そう、いまのいま、大勢の、
 そりゃもう大勢の善男善女が切望しているのは、
 旅!

 この御本では、
 《水上の旅》
 《ドライブの旅》
 《鉄道の旅》
 《徒歩の旅》
 《文化に親しむ旅》
 《美食の旅》
 《スポーツの旅》
 《空の旅》
 《歴史を味わう旅》
 の9つのパートに分け、
 500の旅案が掲載されています。

「とほッ??」
「がるるる??」(←訳:歩くんだ?)

 歩く旅っていうと、日本では、
 山の旅……というイメージが強いんですけれども、
 海外での歩く旅は、
 想像以上に選択肢が豊富です。

 丘陵のハイキングはもちろん、
 湖畔を歩いて巡ったり、
 NYのブルックリン橋を歩いて渡ったり、
 水路を辿って歩いたり、
 崖っぷちを歩く旅もある……!

「ひゃあァッ! やめてェ~ッ!」
「ぐるるるがる~!」(←訳:高いとこヤダ~!)

 ええ、私ネーさも高い所はパスしたいんですけど、
 『アルプスの少女ハイジ』に出てくるような 
 ヨーロッパアルプスの山の斜面や崖なら、
 えーと、数分くらいは耐えられる……可能性もあるわね。

 でも、同じヨーロッパの田舎なら、
 こっちの旅も魅力的ですよ。

「おおォ! わいんッ!」
「がるるる!」(←訳:葡萄畑だ!)

 フランス、スイス、イタリア、オーストリア……
 さらにはニュージーランド、オーストラリア、
 トルコ、チリ、米国、と
 ワイナリーを訪ねてまわる美食の旅。
 
 地面を歩くの嫌よ!
 もっと豪快に!
 という御方には、
 セスナ機から見渡すナスカの地上絵ツアー、
 カナダで水上飛行機に乗る旅、ってどう?

 あ、そうだわ、
 活字マニアさんには、
 《マーク・トウェインの旅路を歩く》
 《ジェイムズ・ジョイスのダブリン》が
 いいんじゃない?

「おこのみィでェ~」
「ぐるるるがるる!」(←訳:より取り見取り!)

 空間を超え、国境線を超え、
 あっちにも、こっちにも。

 いつか絶対ここに行ってやるぅ!と
 読み手の旅欲をかき立てるこの御本は、
 写真集としても楽しめますよ。
 空想旅行大好きな活字マニアさん、
 地理好きな方々、
 世界史好きな方々にもおすすめです。
 ぜひ、手に取ってみてくださいね~♪

 

 
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