「こんにちわッ、テディちゃでス!
わわッ? あくてんこうゥ??」
「がるる!ぐるるがるる!」(←訳:虎です!寒いし雨だし!)
こんにちは、ネーさです。
英国で行われた自転車競技のロード世界選手権2019、
男子エリートロードレースは、
大雨と最高気温12℃という悪条件のもと、
マッツ・ペデルセンさんが優勝!
ベルギーが初のアルカンシエル(チャンピオンジャージ)獲得!
となりました。
ペデルセンさんに、
そして荒天の中を出走した選手さんたちに拍手を送りながら、
さあ、読書タイムです。
9月ラスト回の本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪
―― ジーヴスの世界 ――
著者は森村たまき さん、2019年8月に発行されました。
『The World of Jeeves』と英語題名が付されています。
「にほんでもォ、すこォしずつゥ~…」
「ぐるるがっるるるる!」(←訳:有名になってきたよ!)
もしも、Webや新聞の求人欄に
“メアリー・ポピンズ求む!”
という載っていたなら、それは
“ナニー(乳母兼家庭教師)募集!”
を意味するものです。
では、
“ジーヴス求む!”
という求人広告があったとしたら……
「しつじさんッ、ぼしゅうちゅうゥでス!」
「がるるぐるるがるる!」(←訳:優秀な執事よ来たれ!)
とびっきりの、
最高級の、
この世にふたりといない
名執事。
それがジーヴスさんです。
ナニーの代名詞がメアリー・ポピンズさんであるように、
デキる執事の代名詞が、ジーヴスさん、であることは
英米の文化では常識となっていて、
たとえば、映画『アイアンマン』には
大富豪トニー・スタークさんの邸宅を管理する
人工知能『J.A.R.V.I.S』が登場します。
「それッてェ、あきらかにィ~!」
「ぐーるるるるるがる!」(←訳:ジーヴスさんの真似!)
一度知ったら、
ああ我が家にもいてほしい!
と、切望せざるを得ない世界最高の執事、
ジーヴスさんとは何者なのか?
その疑問に答えてくれる
著者・森村さんは、
誰よりもジーヴスさんの世界を知り尽くす
《ジーヴス》シリーズの翻訳者さんです。
執事ジーヴスさんのそもそもの創造主である
作家P.G.ウッドハウスさん(1881~1975)の紹介から始まるこの御本は、
第Ⅰ章『ウッドハウス紀行』
第Ⅱ章『おしえて、ジーヴス』
第Ⅲ章『イジーヴス・シリーズで辿るウッドハウスの生涯』
第Ⅳ章『ウッドハウスの世界は拡がる』
と、4つの章から
ジーヴスさんを取り巻く世界を
じわじわ~と炙り出してゆきますよ。
「おおわらいィ、しちゃうゥのはァ~」
「がるるぐる!」(←訳:第Ⅱ章だね!)
第Ⅱ章『おしえて、ジーヴス』は、
執事ジーヴスさんと、
バーティ・ウースターさんの珍問答集、
といったらいいんでしょうか。
バーティさん、あら失礼、
バートラム・ウィルバーフォース・ウースター氏は、
執事ジーヴスさんの雇い主、
つまり御主人様なんですけれど、
頭脳明晰というよりは、
気のいい、オシャレ好きな、
愛すべき“お坊っちゃん”タイプ。
どこか世間とズレているバーティさんと、
博識なジーヴスさんのお喋りには
お腹の皮がよじれそうになります。
特に私ネーさのツボだったのは、
本文136ページの
『フットボール』。
最初のフットボールの試合とは
如何なるものぞ?
執事ジーヴスさんが繰り出す
完璧な答案は――
「ぷふふふッ♪」
「がるるる~♪」
上皇后陛下も愛読なさっている
楽しさ無類の《ジーヴス》シリーズ、
シリーズのどの御本から読もうかな?と迷ったら、
ウッドハウスさんの作品ガイドでもある
この『ジーヴスの世界』を
ぜひ手に取ってみてくださいね。
おすすめですよ~♫
わわッ? あくてんこうゥ??」
「がるる!ぐるるがるる!」(←訳:虎です!寒いし雨だし!)
こんにちは、ネーさです。
英国で行われた自転車競技のロード世界選手権2019、
男子エリートロードレースは、
大雨と最高気温12℃という悪条件のもと、
マッツ・ペデルセンさんが優勝!
ベルギーが初のアルカンシエル(チャンピオンジャージ)獲得!
となりました。
ペデルセンさんに、
そして荒天の中を出走した選手さんたちに拍手を送りながら、
さあ、読書タイムです。
9月ラスト回の本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪
―― ジーヴスの世界 ――
著者は森村たまき さん、2019年8月に発行されました。
『The World of Jeeves』と英語題名が付されています。
「にほんでもォ、すこォしずつゥ~…」
「ぐるるがっるるるる!」(←訳:有名になってきたよ!)
もしも、Webや新聞の求人欄に
“メアリー・ポピンズ求む!”
という載っていたなら、それは
“ナニー(乳母兼家庭教師)募集!”
を意味するものです。
では、
“ジーヴス求む!”
という求人広告があったとしたら……
「しつじさんッ、ぼしゅうちゅうゥでス!」
「がるるぐるるがるる!」(←訳:優秀な執事よ来たれ!)
とびっきりの、
最高級の、
この世にふたりといない
名執事。
それがジーヴスさんです。
ナニーの代名詞がメアリー・ポピンズさんであるように、
デキる執事の代名詞が、ジーヴスさん、であることは
英米の文化では常識となっていて、
たとえば、映画『アイアンマン』には
大富豪トニー・スタークさんの邸宅を管理する
人工知能『J.A.R.V.I.S』が登場します。
「それッてェ、あきらかにィ~!」
「ぐーるるるるるがる!」(←訳:ジーヴスさんの真似!)
一度知ったら、
ああ我が家にもいてほしい!
と、切望せざるを得ない世界最高の執事、
ジーヴスさんとは何者なのか?
その疑問に答えてくれる
著者・森村さんは、
誰よりもジーヴスさんの世界を知り尽くす
《ジーヴス》シリーズの翻訳者さんです。
執事ジーヴスさんのそもそもの創造主である
作家P.G.ウッドハウスさん(1881~1975)の紹介から始まるこの御本は、
第Ⅰ章『ウッドハウス紀行』
第Ⅱ章『おしえて、ジーヴス』
第Ⅲ章『イジーヴス・シリーズで辿るウッドハウスの生涯』
第Ⅳ章『ウッドハウスの世界は拡がる』
と、4つの章から
ジーヴスさんを取り巻く世界を
じわじわ~と炙り出してゆきますよ。
「おおわらいィ、しちゃうゥのはァ~」
「がるるぐる!」(←訳:第Ⅱ章だね!)
第Ⅱ章『おしえて、ジーヴス』は、
執事ジーヴスさんと、
バーティ・ウースターさんの珍問答集、
といったらいいんでしょうか。
バーティさん、あら失礼、
バートラム・ウィルバーフォース・ウースター氏は、
執事ジーヴスさんの雇い主、
つまり御主人様なんですけれど、
頭脳明晰というよりは、
気のいい、オシャレ好きな、
愛すべき“お坊っちゃん”タイプ。
どこか世間とズレているバーティさんと、
博識なジーヴスさんのお喋りには
お腹の皮がよじれそうになります。
特に私ネーさのツボだったのは、
本文136ページの
『フットボール』。
最初のフットボールの試合とは
如何なるものぞ?
執事ジーヴスさんが繰り出す
完璧な答案は――
「ぷふふふッ♪」
「がるるる~♪」
上皇后陛下も愛読なさっている
楽しさ無類の《ジーヴス》シリーズ、
シリーズのどの御本から読もうかな?と迷ったら、
ウッドハウスさんの作品ガイドでもある
この『ジーヴスの世界』を
ぜひ手に取ってみてくださいね。
おすすめですよ~♫